二人暮らしでプロパンガスを使用している時、ふと「嘘、私の家のガス代って高すぎない?」と思ったことはありませんか?
実はプロパンガスの料金は都道府県によって大きく違っています。
もし自宅のガス代が高いと思ったら、自分が住んでいる都道府県を調べてどのくらいの使用量なのか、平均料金はどのくらいなのか調べてみてはいかがでしょうか。
それでは、二人暮らしにおけるプロパンガスの使用量や料金、ガス料金を安く抑える方法などをご紹介します。
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二人暮らしのプロパンガス使用量と料金について
二人暮らしにおけるプロパンガスの使用量や料金は、季節や都道府県によって大きく違います。
ガス会社の比較を行っているプロパンガス消費者センターの情報によると、二人暮らしの家庭で使用しているプロパンガスの年間平均使用量は10m3で、ガス料金の年間平均は7120円となっています。
これは全国平均の使用量や料金なので、自分が住んでいる都道府県の平均使用量や平均料金を調べる必要性があるでしょう。
二人暮らしのプロパンガス平均使用量は?
二人暮らしにおけるプロパンガスの平均使用量は、夏場と冬場で大きく違います。
お風呂やキッチンでお湯を沸かす機会の多い冬場はガスの使用量も多くなりますし、それに伴って支払うガス料金も多くなります。
逆に夏場は暑いのでガスを使う量が格段に減り、支払うガス料金も安くなります。
それでは、夏場と冬場でガス代と平均使用量がどれくらい変わるのかご説明しましょう。
夏場の平均使用量とガス代
夏場はガスを使う必要性がないほど暑いため、使用量やガス代を大きく減らせるチャンスでもあります。夏場の平均使用量とガス代は、以下の通りです。
平均ガス使用量 | 平均ガス料金 |
---|---|
7m3 | 5,551円 |
参照元:プロパンガス消費センター
上述したように二人暮らしの年間平均使用量が10m3・ガス代が7120円なのに対し、夏場は3m3平均使用量が減り、約1600円ほどガス代が減っています。
汗を掻いてお風呂やシャワーを利用することが多くなったとしても、そこまで温度を上げたり、長時間使用することがないので自然と使用量やガス代を減らすことができるでしょう。
冬場の平均使用量とガス代
冬場は気温が寒く、ガスを使うことが多くなりやすいです。それが使用量やガス代を上げる要因になると言えるでしょう。平均使用量とガス代は、以下の通りです。
平均ガス使用量 | 平均ガス料金 |
---|---|
15m3 | 9,735円 |
参照元:プロパンガス消費センター
上述したように二人暮らしの年間平均使用量が10m3・ガス代が7120円なのに対し、冬場は5㎥ほど使用量が増え、約2600円ほどガス代が増えています。
やはり気温が下がって寒くなることからガスを使用する頻度が増え、お風呂を貯めたりキッチンでもお湯を使ったりする機会が増えるので、使用量やガス代を増やしていると言えるでしょう。
節約の為とは言え、冬場の寒い日に冷たい水で家事をするのは辛いわよね…。
二人暮らしのプロパンガス平均料金相場は?
先ほど都道府県によって二人暮らしにおけるプロパンガスの平均料金が違うことをご説明しましたが、住む場所によってどのくらいの違いがあるのか気になりますよね。
それではプロパンガスの平均料金(相場価格)をまとめましたので確認しましょう。
平均料金のデータは、偶数月で全国のLPガスの料金を調査し、都道府県別にまとめている石油情報センターの情報を参照しています。
石油情報センターはコチラをご参照ください。
都道府県別の平均料金相場データ
都道府県名 | 5m3 | 10m3 | 20m3 |
---|---|---|---|
北海道 | 6,069円 | 9,850円(最高値) | 16,892円 |
青森県 | 5,579円 | 9,241円 | 16,330円 |
岩手県 | 5,526円 | 9,024円 | 15,592円 |
宮城県 | 4,818円 | 7,843円 | 13,557円 |
秋田県 | 5,308円 | 8,713円 | 15,097円 |
山形県 | 5,403円 | 8,915円 | 15,620円 |
福島県 | 4,989円 | 8,131円 | 14,119円 |
茨城県 | 4,522円 | 7,252円 | 12,454円 |
栃木県 | 4,434円 | 7,190円 | 12,317円 |
群馬県 | 4,501円 | 7,200円 | 12,340円 |
埼玉県 | 4,356円 | 6,961円(最安値) | 12,057円 |
千葉県 | 4,389円 | 7,011円 | 12,021円 |
東京都 | 4,352円 | 6,986円 | 12,150円 |
神奈川県 | 4,371円 | 7,013円 | 12,176円 |
新潟県 | 5,155円 | 8,287円 | 14,303円 |
長野県 | 4,880円 | 7,830円 | 13,387円 |
山梨県 | 4,503円 | 7,246円 | 12,529円 |
静岡県 | 4,731円 | 7,518円 | 12,888円 |
愛知県 | 4,598円 | 7,217円 | 12,187円 |
岐阜県 | 4,636円 | 7,326円 | 12,506円 |
三重県 | 4,624円 | 7,227円 | 12,149円 |
富山県 | 5,384円 | 8,585円 | 14,501円 |
石川県 | 5,149円 | 8,277円 | 14,119円 |
福井県 | 5,022円 | 8,098円 | 13,848円 |
滋賀県 | 4,723円 | 7,496円 | 12,698円 |
京都府 | 4,865円 | 7,744円 | 13,210円 |
奈良県 | 4,604円 | 7,288円 | 12,494円 |
大阪府 | 4,414円 | 7,124円 | 12,326円 |
兵庫県 | 5,004円 | 7,927円 | 13,304円 |
和歌山県 | 4,730円 | 7,394円 | 12,457円 |
鳥取県 | 5,269円 | 8,539円 | 14,744円 |
島根県 | 5,278円 | 8,418円 | 14,327円 |
岡山県 | 5,159円 | 8,149円 | 13,725円 |
広島県 | 5,064円 | 7,778円 | 12,892円 |
山口県 | 5,270円 | 8,417円 | 14,324円 |
徳島県 | 4,682円 | 7,476円 | 12,795円 |
愛媛県 | 4,855円 | 7,784円 | 13,264円 |
香川県 | 4,829円 | 7,785円 | 13,356円 |
高知県 | 4,690円 | 7,477円 | 12,656円 |
福岡県 | 4,939円 | 7,753円 | 12,791円 |
佐賀県 | 5,024円 | 7,895円 | 13,092円 |
長崎県 | 4,967円 | 7,971円 | 13,386円 |
熊本県 | 4,840円 | 7,725円 | 12,858円 |
大分県 | 4,694円 | 7,522円 | 12,573円 |
宮崎県 | 4,935円 | 8,144円 | 13,988円 |
鹿児島県 | 4,846円 | 7,772円 | 13,115円 |
沖縄県 | 4,924円 | 8,044円 | 13,948円 |
全国平均 | 4,860円 | 7,792円 | 13,319円 |
※引用元:石油情報センター(2019年2月データ)
以上のデータを見てみると、二人暮らしの平均使用量である10m3の場合、最安値が埼玉県の6,961円なのに対し、最高値が北海道の9,850円となっています。
つまり、同じ使用量でも1カ月あたり約2,889円もの開きがあることが分かります。
これは年間で34,668円も料金に差があるということになるので、とても大きな差に感じますよね。
これはガス料金が安い場所に引越す選択肢が出てくる可能性があるかもしれませんね。
まぁ仕事や学校の関係もあるので、なかなか引っ越しまでは出来ないですけどね…。
二人暮らしのプロパンガス料金の節約について
上述した都道府県別のデータを見ると、ここまで料金の違いがあるとなると他の都道府県に引越したくなりますよね。
しかし、ガス料金の節約のためだけでに他の都道府県に引越すことは簡単にできることではありません。
しかし、引越さなくてもガス料金を節約できる方法は多くあります。
そもそも、同じ都道府県であってもガス会社によってガス料金が違うことをご存知でしょうか?
先程と同じく、石油情報センターのデータを引用し、2019年2月の東京都の最高値と最安値の違いをご紹介します。
基本料金 | 5m3使用時 | 10m3使用時 | 20m3使用時 | |
---|---|---|---|---|
東京都最高値 | 2,160円 | 6,345円 | 9,612円 | 17,000円 |
東京都最低値 | 1,296円(差額864円) | 3,618円(差額2,727円) | 5,616円(差額3,996円) | 9,396円(差額7,604円) |
※引用元:石油情報センター(2019年2月データ)
例えば東京都の最高値と最安値で比較してみると、二人暮らしの平均使用量が10m3の場合、最高値が9612円となり、最安値が5616円となります。
つまり、同じ東京都でもガス会社によって約4000円もの違いがあるということになります。
4000円の差を1年間払い続けると、48000円もの違いになってしまいます。
ここまでガス料金が違うとなれば、ガス会社の見直しをするだけで大幅にガス料金を節約することができるでしょう。
ガスの請求書(検針票)にある情報を入力するとあなたのご自宅のプロパンガスの適正価格が見られるので、ぜひご参照ください。
最も簡単に料金を節約するならガス会社の変更
毎日頑張ってガス料金を節約しようとするのも効果的ですが、最も簡単にガス料金を節約するなら、ガス会社を変更するのがおすすめです。
どんなにガスを節約したとしても元々のガス料金が高いのでは意味がないので、ガス会社を変更した上で節約すれば請求額が下がったと実感しやすくなるでしょう。
風呂場の節約で約70%の節約が可能
ガス会社を変更した後は、日々の生活の中で節約を行う必要性があります。
特にお風呂場はガスを使いやすいので、上手に節約すれば約70%もガス料金を節約することができます。
追い炊きは使わない
沸かしたお風呂に入った後、時間が経ってから追い炊きをしてお風呂に入る家庭もあるでしょう。
しかし追い炊き機能はガスをたくさん使用するので、なるべく追い炊き機能を使わないのが得策です。
追い炊きしないようにするには、なるべく続けてお風呂に入ることが理想的です。
どうしても続けて入ることができないなら保温機能を活用したり、お風呂に蓋をして熱を逃がさないようにしましょう。
シャワーの時間を決める
シャワーを浴びるのは確かに気持ちいいですが、あまり長時間浴びているとガスを消費し続けてしまいます。
水道代もかかってしまうので、なるべく素早く浴びる工夫が必要です。
シャワーを浴びる時間を決める中で、いかに効率良く身体を温めることができるかが大きなポイントになるでしょう。
キッチンの節約
風呂場以外にもガスを多く使っているのが、キッチンです。
キッチンはガスコンロや食洗器などガスを使う場面が多くあるので、ここを工夫するだけで効率良くガス料金を安くすることができるでしょう。
レンジを使って調理する
ガスコンロだけで調理するよりも、電子レンジを活用するのも大きく節約する方法です。
特にガスコンロでは温めるのに長く時間をかけてしまう固い野菜などのようなものでも、電子レンジであらかじめ下処理を済ませておけば早く熱を通すことができます。
他にも電子レンジだけで調理できてしまう料理もあるので、電子レンジを活用するだけで節約の幅が広げられるでしょう。
お湯沸かしはケトルを使う
皆さんはお湯を沸かすときに何を使っていますか?
ガスコンロを使ってお湯を沸かしているという人は、電気ケトルに変えて沸かすのがおすすめです。
電気ケトルはガスではなく電気を使ってお湯を沸かすので、ガスを一切使わずに済みます。
電気代はかかりますが、コーヒー1杯分であればわずか1分程度で沸くので、使うお湯を調整するだけで電気代も抑えられるでしょう。
その他ガス代が高い時にチェックするポイント
もっとガス代を節約したいなら、二つのチェックポイントを確認しましょう。
細かくチェックすれば、効率良くガス代を抑えることができますよ。
ガス漏れの確認
急にガスの使用量が増えた時には、ガス漏れや計測器のエラーなどの理由も考えられます。
ガス漏れはガス代を高くしてしまうだけでなく、事故などの原因にもなるので非常に危険です。
ガス漏れしていないか確認してからガスを使うのはもちろん、ガス漏れが確認できたらガス会社などに相談しましょう。
契約中のガス会社の料金相場を確認
最後に、契約中のガス会社の料金相場を確認しましょう。
都道府県別の平均料金のデータはあくまで都道府県別のデータであり、戸建てか集合住宅であるかどうかなど料金が違う要因は多くあります。
もしガス料金が標準料金よりも高かったら、なぜこんなにガス料金が高いのかガス会社に交渉することができます。
もしかしたら値下げしてくれるかもしれないので、料金相場を調べる価値は十分すぎるほどにあると言えます。
まとめ
二人暮らしになると、一人暮らしのおよそ1.5倍のガス料金がかかります。
この中でいかにガス料金を節約できるかが重要になりますが、日々の節約を始める前にガス会社の見直しを行うことも大切です。
契約しているガス会社が標準料金よりもガス料金を高くしている可能性がありますし、確認することでガス会社の変更を行うきっかけになるでしょう。
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