ウォーターサーバーのからくりは胡散臭い？無料なのは罠なのか

最近は在宅ワークが広まり、それとともにウォーターサーバーを導入する人が増えています。

しかし、気にはなっているんだけど、「なんとなく胡散臭い気がする」とか「ただの無駄遣いになるともったいない」とついつい考えてしま方も多いのではないでしょうか？

そこで今回は、ウォーターサーバーのからくりをわかりやすく、説明していきます。

また、水購入ノルマなしの、おすすめウォーターサーバー 3選！も紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。

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ウォーターサーバーのレンタルが無料なのは罠？そのからくりとは

ショッピングモールの勧誘やティッシュ配りで騙された人もいる？

ショッピングモールなどに行くと、ウォーターサーバーのキャンペーンをやっていたり、ティッシュ配りをしていることがありますよね。

「お得ですよ！」などと言われても、なんかうさん臭い気がすると思う人もいるのではないでしょうか？

営業マンに声をかけられても、全く興味がない人や、時間のない時は困りますよね。

しかしキャンペーンには、ポジティブな口コミや、ネットではわからない事が経験できるメリットもあります。

 

ウォーターサーバーが気になっている人には、とても良い情報源です。

しかし、キャンペーンの場合、ひとつのメーカーの物しか知ることができません。

また、色々なメーカーの公式サイトを見てみると、WEB限定のキャンペーンをやっていて、もっとお得にスタートできるという場合もあります。

ウォーターサーバー について、あまり調べたことがない場合、一度家に帰って、他社のものと比較してみることをおすすめします。

 

それにしても、「騙された？」となってしまうのは何故なのでしょう。

やはり、契約してみたら予想外の費用がかかったという、費用面でのことが一番の原因だと思います。

それでは、どんなカラクリなのか、もう少し詳しくみていきましょう。

本体のレンタル料金は無料でもサーバーの維持費がかかるから無料ではない！

最近のウォーターサーバーは、レンタル無料というメーカーが多くなっています。

そこで、サーバーをレンタルではなく、自分で購入すると、いくらくらいなのか調べてみました。

実はネットで見てみると、サーバー本体って普通に市販されているのですが、その価格は30,000円位からです。

ウォーターサーバー の会社が、毎月1,000円のレンタル料を取ったとしても、元を取るのに2年半かかる計算です。

それを無料でレンタルしてしまうということですよね。

さらに、初期設置費用やメンテナンス料も無料なんてところもあります。

 

しかし、健全な企業運営をするなら、どこかで儲けが出ないとやっていけません。。

一体どうなっているのでしょうか。

答えは、レンタル費を無料にするのであれば、その他の維持費等に上乗せするということです。

そこで維持費にはどんなものがあるのか、表にまとめてみました。

維持費等	目安金額
初期設置費用	無料〜8,800円のところもあります
サーバーレンタル費	無料〜約1,100円/月
メンテナンス費	無料〜約630円/月
水の購入費(24L)	約2,688〜4,176円/月

しかし、それ以外にもカラクリがあるんですよ。

初期費用

入会金や設置費用などです。

設置費用に関しては、初期費用無料となっていても、自分で設置する場合もあります。

設置を頼む場合、費用がかかるのか確認しましょう。

メンテナンス料

定期的な点検やサーバー丸ごと交換するための費用です。

メンテナンス無料という場合が多いのですが、実はサーバーにセルフクリーン機能があるので、業者のメンテナンスは無いというケースも多いです。

しかし、なかには月々のメンテナンス料は無料で、2年〜3年ごとにサーバー丸ごと交換、といったメーカーもあるので、そのようなメーカーを選ぶと安心です。

また、通常使用していて故障した場合、無料で修理をしてくれるのかもチェックしておきましょう。

水代

水代や配送料があります。

サーバーのレンタルを無料にする代わり、水の料金を高めに設定している場合もあります。

 

もう少し、深く掘り下げてみましょう。

ウォーターサーバー会社はなぜ儲かる？宅配水で利益を得ている仕組みだから

天然水の原価はほぼ0円！

ウォーターサーバー の天然水は、富士やアルプスなどの有名な名水処で採水されていることが多いですよね。

それだけでも美味しそうな気がしてきます。

でも、具体的にどこから取ってくるのでしょう。

 

実は天然水って、地下水なんです。

降った雨や雪が地表に吸い込まれ、長い年月をかけて地層によってろ過され、地下水として蓄えられていきます。

その地下水を、深井戸から汲み上げたり、湧き水となって地表に出てきたものを利用しているのですね。

つまり、天然水の原価は0円ということです。

ウォーターサーバーは高いわけではない！ペットボトルとの料金比較

では、ただの水をボトルにつめて売っていれば、儲かって仕方がないんじゃないか、とも思えてきますよね。

しかし、実際はそんな簡単なものではなく、色々な経営努力をして、コストダウンをしているのです。

 

井戸から汲み上げた水は、衛生管理の行き届いた工場内で、雑菌などをしっかり取り除き、水質検査を経てボトリング、その後配送されていきます。

新規の時には、サーバー本体の配送費や設置にかかるコストもあります。

月々のレンタル料を無料にしたり、そのうえ、定期的にサーバー丸ごと交換まで無料のサーバー会社もあることを考えれば、契約初期の頃は、「赤字覚悟」のサービスをしているのではないかと思います。

1例ですが、業界最安値級のアルピナウォーター はこんな経営努力をしているそうです。

• ・アルピナは日本最大級を誇る大町工場で一貫生産されています。しかも、極力、人の手を介さないオールロボットの最新鋭工場です。
• 小さな工場を点在させるより、一つの大きな工場で生産するスケールメリットで、工場の設備費用や人件費を大幅に削減しています。
• ・サービススタッフやコールセンターも自社の既存インフラを活用しています。また、WEBや、電話自動応答などのITも活用することで、人件費を削減しコストダウンを可能にしています。
• 輸送は、自社の大型トレーラーによる大量輸送ネットワークを活用。LPガス事業で培ってきた物流のノウハウを最大限に活用し、他社には真似のできない独自の配送システムにより輸送コストも大幅に削減しています。
  参考元：アルピナウォーター 

各社の水の値段は、このような努力の末に決定されていきます。

しかし、いったい高いのか安いのか、市販されているペットボトルの水と比較してみることにしました。

市販されているペットボトル(天然水)の価格

 

そのほかの目安として、ペットボトルのRO水とモンドセレクション受賞歴のある水の価格も調べてみました。

※RO水はRO膜で不純物を徹底的に取り除いた、ピュアウォーターのことです。
赤ちゃんのミルク作りにおすすめ。

代表的なウォーターサーバー会社8社の水の価格（24L）

メーカー名	価　格
フレシャス	約4,157円(天然水)
コスモウォーター　　　　　　　※モンドセレクション受賞歴あり	4,104円(天然水)
プレミアムウォーター　　　　　※モンドセレクション受賞歴あり	3,974円(天然水)
ワンウェイウォーター	2,700円(RO水)
アルピナウォーター	2,268円(RO水)
クリク　　　　　　　　　　　　※モンドセレクション受賞歴あり	2,920円(RO水)
サントリー天然水ウォーターサーバー	約4,154円(天然水)
アクアクララ　　　　　　　　　※モンドセレクション受賞歴あり	2,808円(RO水)
平均	約3,386円

平均価格は、圧倒的にペットボトルの方が安いです。

しかし、RO水、または、モンドセレクション受賞歴のある水に限って比べてみると、ウォーターサーバーの方が安くなっているのがわかります。

つまり、ウォーターサーバーの水は、必ずしも高いとは言えないということです。

 

「RO水ならお手頃かも」「サーバー使ってみようかな」と感じた人も多いのではないでしょうか？

しかし、その前に知っておいて欲しい注意点がいくつかあるので、これから説明していきますね。

知らないと後悔する！ウォーターサーバーをレンタルするときの注意点

契約期間は２年が一般的！解約金・違約金がかかる可能性も

契約期間はメーカーや、契約したコースによって違いがあります。

契約期間は1年から3年が多く、その期間内にやめると、解約金がかかるケースが多いです。

違約金とかサーバー回収手数料と呼ばれる場合もありますが、その相場は約6,000円から20,000円くらいです。

 

急な引越しになることが多い職種の方もいますよね。

そんな人は、より契約期間が短いところや、全国展開しているメーカーを選ぶと安心です。

初期費用がかかる機種もあるので注意

最近は、水素水が飲める機種や、省エネタイプの機種など、高機能を持ったウォーターサーバーを展開しているメーカーも多いです。

そういった機種の場合、初期設置費用が別途かかる場合もあるので、確認が必要です。

維持費の費用を計算しよう

ウォーターサーバー を使うと、毎月どのくらい費用がかかるのか気になりますよね。

表にまとめてみました。

バシッと平均値が出せないのですが、サーバーレンタル費と水代で、毎月の維持費はかなり違ってきます。

維持費の種類	1ヶ月の目安料金
サーバーレンタル費	無料〜約1,100円
メンテナンス費	無料〜約630円
電気代平均	約580円　※人気メーカーの10機種平均
水の購入費(24L)平均	約3,386円
合計	約3,966円〜5,696円

 

ウォーターサーバーを後悔してやめた理由についての詳しい記事はこちらです。

一人暮らしで水を飲みきれないと無駄遣いで意味ない可能性も

ウォーターサーバー があれば、自宅の冷蔵庫が小さかったり、ガスコンロの口数が少ない場合でもかなり便利に使えます。

しかし、外出が多い、水をあまり飲まないといった人は、水を飲みきれず、無駄使いになってしまう可能性もあります。

 

もし、1日、500mlの水を消費するとしたら、1ヶ月で約15Lになります。

水購入ノルマがある場合、多くのメーカーでは、1ヶ月24Lが一般的な最低量です。

呑みきれない時はスキップできるようになっているので、ハードルはそれほど高くないとは思います。

しかし、2ヶ月連続スキップになると、手数料などがかかるケースが多いので、水購入ノルマのないメーカーを選べば一番安心です。

 

一人暮らしの方向けの記事はこちらです。

置き場所も確保する必要がある事も考えよう

ウォーターサーバーを設置する場所がない場合は、スリムタイプや卓上タイプがおすすめです。

ウォーターサーバーのタイプ別の大きさ目安

タイプ別	サイズ
一般的なウォーターサーバー	30〜34cm(W)× 32〜40(D) ×110〜130(H)
スリムタイプのサーバー	24.5〜27cm(W)×36〜38(D)×970〜120(H)
卓上タイプのサーバー	25〜27cm(W)×30〜45(D)×47〜55(H)

※ボトル上置型の場合、ボトル装着時は30cmほど高くなります。

ウォーターサーバーのメリットとは？

引用元：公式サイト

美味しい水を手軽に飲める

多くのウォーターサーバー の水は、富士や京都、北アルプスなどの日本の名水どころの湧水や地下水を源泉としています。

長い年月をかけて自然に濾過され、ミネラルを含んだ天然水は「やっぱり美味しい！」と評する人も多いです。

それだけでなく、いくつかの天然水から好きな水を選べるメーカーもあるので、より楽しみ方が広がりますよね。

そんな天然水を、いつでも手軽に飲めるのは、ウォーターサーバーの最大の魅力です。

宅配してくれるから水を毎回購入しないでいい

宅配型ウォーターサーバーは、スーパーやネット通販などで、毎回水を購入する必要がありません。

市販のペットボトルを、自分で購入する場合に比べて、労力や時間を大幅に減らせます。

 

また、災害時の備えとしてウォーターサーバーを検討する場合、災害時に水の配達がストップしやすいメーカーかどうかをチェックした方が良いでしょう。

ポイントは、

水の製造工場が各地に分散している⇨被害のなかった工場で、生産をカバーできます。

リターナブルボトルのメーカーを選ぶ⇨ワンウェイ方式の場合、宅配業者を使って配送することが多いのですが、災害時に規制がかかり配達ができなくなることも。

リターナブルボトルのメーカーは、自社でボトルを回収しているので、独自の流通経路を持っています。そのため、災害時に強い傾向があります。

ペットボトルのゴミの量が減る

市販のペットボトルのゴミは、どの様に処分していますか？

ラベルを剥がして、乾かし、つぶして、地域のリサイクルゴミの回収で捨てたり、あるいは、スーパーの回収ボックスに持っていくなど、意外と手間がかかるものです。

しかし、宅配型ウォターサーバーのボトルにすると、その手間が大幅に省けます。

ウォーターサーバー用のボトルの容量は、12Lのものが主流ですので、単純に考えても、その作業が6分の1に減ります。

また、リターナルボトルを選べばプラスチックゴミは出ません。

お湯が一瞬で出る

「ガスコンロで毎回お湯を沸かすのは、案外時間がかかる」とか「電気ポットのお湯がもう少なくなってしまった」なんて思う人は、案外多いのではないでしょうか。

ウォーターサーバーがあると、そんな悩みも軽減できます。

また赤ちゃんのミルク作りや夜食のカップラーメン、急な来客にもお湯がすぐ使えて、とっても便利です。

一度使うと、手放せなくなるかもしれません！

インテリアにもなる

スタンド型のサーバーは、それなりの大きさがあるので、部屋のイメージを左右します。

また、来客の時も目に着きやすいので、デザインは気になるところですよね。

最近のウォーターサーバーは、白や黒・赤などのカラーや、木目調のデザインなど、インテリアとしても優れているものが増えているので、きっとサーバー選びが楽しくなりますよ。

 

デザイン性が良いウォーターサーバーについての記事はこちらです。

ノルマなし・縛りなしのおすすめのウォーターサーバー3選！

水ノルマがないと、自分のペースで利用できて、一人暮らしでも導入しやすいですよね。

現在、水ノルマなしのメーカーは3社のみです。

その中から、おすすめのウォーターサーバー3つをご紹介していきます。

 

安いウォーターサーバーなら「アルピナウォーター」がおすすめ！

アルピナウォーターの口コミ

おしゃれなウォーターサーバーなら「アクアクララ」がおすすめ！

アクアクララの口コミ

アクアクララの良くない口コミ

たくさん飲みたい場合は水道水直結型の「ウォータースタンド」がおすすめ！

ウォータースタンドの口コミ

ウォータースタンドの良くない口コミ

 

ノルマなしのウォーターサーバーについてのより詳しい記事はこちらです。

まとめ

いかがでしたか？

ウォターサーバーの価格のカラクリと、水の購入ノルマのないサーバーから、おすすめ3選！をご紹介しました。

サーバーのレンタルが無料と聞くと、「そのぶん、どこかで費用が発生するんだろうな」「でもどんなところで？」と思っていた人も多いのではないでしょうか。

ウォーターサーバー のある生活はいいけれど、水が飲みきれなかったり、経費が思っていたよりかかってしまうということは避けたいですよね。

納得のいくウォーターサーバー を見つけるために、この記事のチェックポイントをぜひ参考にしてみてください。