栄養士資格の難易度や合格率!管理栄養士は栄養士資格必須で社会人や主婦には厳しい?

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食関係の国家資格の中でも有名な栄養士や管理栄養士は、栄養や食事の知識が保有できる上、自分のスキルアップにもつながるということで人気の資格です。

日常生活の中でも食事は身近な問題のため、より興味を持たれる人が多いでしょう。

国家資格でもある栄養士資格というのは、実際取得しようとしたときどのくらいの難易度なのでしょうか?

 

実は栄養士の資格取得は”ある意味”かなり難関。

さらに上位資格である管理栄養士に関しては、栄養士資格取得が受験資格の絶対条件になるため、社会人や主婦にはかなり難易度の高い資格なのです。

 

今回は、栄養士および管理栄養士の難易度や合格率をわかりやすくご紹介いたします。

目次

栄養士資格国家試験の難易度と合格率

冒頭でもお話した通り、実はかなり難易度が高い栄養士資格。

その理由として、栄養士資格は特定の養成施設(学校)を卒業することで取得できる資格という特性があります。

さらに管理栄養士は、その栄養士資格を取得した上で、難易度の高い国家資格を合格しなければなりません。

 

そこで、まず最初に実際の栄養士資格難易度についてご紹介したいと思います。

  • 栄養士の資格が取れる養成施設の必要偏差値
  • 栄養士および管理栄養士が他の国家資格と比べてどのくらいの難易度なのか
  • 管理栄養士国家試験の過去5年間の合格率推移

などの点から栄養士&管理栄養士の難易度についてご紹介していきます。

栄養士の資格が取れる学校の偏差値とは

栄養士の資格が取れる学校の偏差値を見ていきましょう。

偏差値
管理栄養士養成施設
(4年制大学)
国立:58~68
公立:52~62
私立:40~65 程度
栄養士養成施設
(4年制大学・公立)
公立:51~53
私立:42~61 程度
栄養士養成施設
(短期大学)
公立:47~54
私立:42~54 程度

※専門学校に関しては入試などの学力テストがないため、偏差値という形では出ておりません。

学校を卒業することで資格が取れるため、偏差値40程度以上あれば栄養士になれる可能性は高まります。

ただし、管理栄養士に関しては国家試験の合格が必要になり、その試験の難易度は偏差値62程度と言われています。

栄養士養成施設を卒業した場合、実務をこなしながら管理栄養士の国家試験勉強をしなければならないため、かなり難易度が高いようです。

管理栄養士資格の国家試験難易度と合格率の推移

管理栄養士資格の国家試験の難易度としては、高い方の資格です。

以下は、国家試験に必要とされる偏差値でカテゴライズした一部の国家資格一覧です。

資格名(偏差値・受験資格の有無)
※資格は一部です
偏差値70以上(難易度かなり高め) 司法試験(77・あり )
公認会計士(77・なし )
司法書士(76・なし )
税理士(75・あり )
弁理士(75・なし )
医師(74・あり )
不動産鑑定士(74・なし )など
偏差値60以上(難易度高め) 獣医師(67・あり )
中小企業診断士(67・なし )
知的財産管理技能士 1級(66・あり )
一級建築士(66・あり )
航空管制官(65・あり )
社労士(社会保険労務士)(65・あり )
歯科医師(63・あり )
小学校教員資格認定試験(62・あり )
薬剤師(62・あり )
管理栄養士(62・あり )
マンション管理士(62・なし )
行政書士(62・なし )など
偏差値50以上(難易度普通) 幼稚園教諭普通免許状(59・あり )
測量士/測量士補 測量士(59・なし )
ファイナンシャル・プランニング技能士(FP技能士) 1級(58・あり )
保育士(58・あり )
社会福祉士(57・あり )
宅建(宅地建物取引士)(57・なし )
二級建築士(56・あり )
学芸員(52・あり )など
偏差値40以上(難易度やや低め) ファイナンシャル・プランニング技能士(FP技能士) 2級(48・あり )
測量士/測量士補 測量士補(47・なし )
歯科衛生士(44・あり )
理学療法士(43・あり )
救急救命士(43・あり )
専門調理師・調理技能士(42・あり )
理容師(42・あり )
美容師(42・あり )
調理師(42・なし )
作業療法士(41・あり )
看護師(41・あり )
司書(40・あり )
助産師(40・あり )など
偏差値38以下(難易度低め) ファイナンシャル・プランニング技能士(FP技能士) 3級(37・なし )
自動車運転免許(35・あり )
フォークリフト運転者(35・なし )など

他の国家資格と比べてみても、管理栄養士は薬剤師や行政書士などと同等の偏差値を求められる難易度の高い国家資格ということがわかります。

また、同じ食品を扱う国家資格の中では管理栄養士は難易度が一番高い資格ということが知られています。

食品系国家資格の難易度TOP5
  1. 管理栄養士(62)
  2. レストランサービス技能検定 1級(55)
  3. レストランサービス技能検定 2級(52)
  4. レストランサービス技能検定 3級(48)
  5. 専門調理師・調理技能士(42)

病気を患っている人に対しても栄養指導をすることがある管理栄養士は、それだけ幅広い知識を求められるため、偏差値や難易度も高くなっているようです。

続いて、管理栄養士資格の国家試験の合格率の推移を見ていきましょう。

合格率
2021年第35回 64.2%
2020年第34回 61.9%
2019年第33回 60.4%
2018年第32回 60.8%
2017年第31回 54.6%

合格率は半数を超えているものの、この内訳としては4年制の管理栄養士養成施設に通っている方が多くを占めます。

  • 4年制の管理栄養士養成施設:合格率8割~9割
  • その他、栄養士養成施設→実務経験:合格率1割~2割

管理栄養士養成施設の場合は、国家試験対策も授業に組み込まれ、すぐに試験に挑むことができます。

それに比べ栄養士養成施設では、卒業後に個人で実務経験をしながら勉強をするためなかなか合格するのが難しくなる傾向があるようです。

栄養士資格の取り方!社会人や主婦の独学ではかなり厳しい

数字的に難易度が高いということはご理解いただけたかと思いますが、改めて栄養士資格の取り方についてご紹介します。

栄養士資格には、栄養士とその上位資格である管理栄養士の2種類が存在し、それぞれに取得方法が異なります。

 

そして残念なことに、社会人や主婦の方が一念発起して独学で取得を目指すには、栄養士資格はかなり厳しい一面を持っています。

栄養士資格・管理栄養士資格の取得は、レベルだけではなく、物理的にも難易度が高い資格なのです。

 

次で詳しくご説明いたします。

栄養士は学校卒業が必須

まず、栄養士資格を取得するには、栄養士養成施設および管理栄養士養成施設に認定された学校の卒業が必須条件になります。

そのため社会人や主婦の人が空いている時間を活用して独学で目指すということは、栄養士に関しては不可能と言えます。

 

学校卒業以外に試験などはなく、この養成施設を卒業と同時に栄養士の資格が取得できるという仕組みです。

一見すれば、学校に通って卒業できれば栄養士になれるのだから簡単そうと考えるかもしれませんが、問題は2022年3月の段階でも昼間帯の学校しかないということです。

現在仕事をしている社会人や、家事や育児をこなしている主婦の方がチャレンジするためには、昼の時間を確保する必要性がでてきます。

もちろん本気で挑む人や状況によって可能な人も多いかと思いますが、多くの人がこの点で諦めることになってしまうようです。

管理栄養士資格の取り方!受験資格に要注意

栄養士資格は昼間の学校を卒業することが必須とお伝えしましたが、その上位資格である管理栄養士の取り方はどうなのでしょうか?

管理栄養士資格の取り方は、卒業した学校によって受験資格が異なります。

 

以下、栄養士から管理栄養士になるまでのルートをまとめました。

 

最短ルートとしては、管理栄養士養成学校に入学して4年間大学に通い、卒業前の管理栄養士国家試験に合格するのが最短ルートです。

栄養士養成学校に通った場合は、在学期間と実務経験期間を合わせると、最短でも5年経過してからでないと受験資格を得られないため注意が必要です。

【難易度高】管理栄養士資格におすすめの勉強方法

これまでにご紹介したように、管理栄養士資格取得のための国家試験はかなり難易度が高いということがおわかりいただけたかと思います。

しかし、管理栄養士になれれば行える業務も広がり、就職先も一気に増えます。

そこでここでは、実際に合格するための勉強方法についてご紹介していきたいと思います。

いつから準備が必要?管理栄養士国家試験と申込日程を確認

まずは、管理栄養士国家試験の日程などをしっかり抑えておきましょう。

2022年第36回管理栄養士国家試験スケジュール
申込期日 2021年11月15日(月)~12月3日(金)
試験日 2022年2月27日(日)
合格発表 2022年3月25日(金)

 

上記のスケジュールは厚生労働省にて2021年8月5日に公開されました。

2023年第37回の管理栄養士国家試験スケジュールは、また8月頃に公表されるものと思われます。

 

試験はだいたい2月から3月に実施されるため、管理栄養士国家試験の準備・対策勉強のスケジュールはそこを起点に考える必要があります。

管理栄養士試験の勉強時間!難易度攻略には長時間必要

管理栄養士試験の難易度が高いことはわかりましたが、実際どのくらいの勉強時間が必要なのでしょうか?

管理栄養士の通信教育を行なっているSGS総合栄養学院では、以下のように記載がありました。

SGSでは平均2時間を推奨しています。

ただし、勉強時間以上に意識していただきたいことは、「勉強しない日をつくらない」ことです。
※引用:SGS総合栄養学院公式HPより

 

国試対策は1日でも早く開始した方が良いことは明白ですが、具体的な日程を示すとなると、理想は6月、最低ラインは10月であるとSGSは考えます。
※引用:SGS総合栄養学院公式HPより

最低でも半年くらいは確保した上で、毎日平均2時間の勉強時間が必要ということなので、最低でも360時間程度は勉強時間として確保が必要ということです。

 

独自に管理栄養士資格保有者50名に取ったアンケートでは、平均で17.8ヶ月(780時間)という解答でした。

 

管理栄養士養成施設に通えるのであれば通常の授業で国家試験対策の授業が行われますが、栄養士養成施設を卒業し実務経験を積みながら目指すのであれば、上記の時間を自分で確保することが必要です。

さらに自分に合ったテキストを選んだり、学校とは異なりわからない時に質問ができないなどの問題もあるため、独学での勉強方法はハードルが高くなりがちです。

【難易度高】管理栄養士の合格率を上げる勉強方法は通信講座

難易度の高い管理栄養士の国家資格ですが、合格率を少しでもあげるにはどうしたらいいのでしょうか?

一番は管理栄養士養成施設に4年間通うことが、最短合格ルートですし合格率も高いです。

すでに栄養士養成施設を卒業して管理栄養士試験に挑むのであれば、通信教育を使う勉強方法が合格率を上げてくれます。

 

そもそも、勉強時間の確保をする上で重要になってくるのは、SGSでも言っていますが毎日継続することです。

それには自身のモチベーション維持が大切になってきます。

仕事をしながら試験に挑む場合は、疲れた身体に鞭打って勉強時間を捻出しなければなりません。

試験合格まではプライベートの時間を削ることも増えるでしょう。

さらにわからないことがあったときに解決方法が見つからない、解決するのに相当の時間がかかってしまうなどの壁にぶつかるとモチベーションが低下につながってしまいます。

 

そんなとき、通信教育であれば質問することができますし、周りには同じように勉強する同士や、サポートしてくれるスタッフがいます。

それだけでも勉強を継続するのには非常に重要なポイントになるのです。

また教材に関しても、動画教材や音声教材が用意されているので、隙間時間を有効に使うことができるため毎日勉強を継続するハードルをぐっと下げてくれます。

テキストを開いて机に向かう時間は取れなくても、移動中に動画を見ることは可能なので勉強を着実に積み重ねることができます。

通信学校によっては模試などを用意してくれているところもあるので、実際に受ける試験を体験してから本番に挑めるのもメリットのひとつです。

 

仕事をしながら家事をしながらなどの状況であるならば、より時間を効率的に使え、サポートによってモチベーション管理をしてもらえる通信教育は、管理栄養士国家試験合格への近道になりえます。

難易度低めで社会人や主婦でも通信で取れる!おすすめの栄養士に近い資格

国家資格である管理栄養士の難易度について様々ご紹介してきましたが、これだけの高難易度だと挑戦が難しいと感じている方も少なくないと思います。

しかし現在は食や栄養に関する資格があり、中には難易度が低いものも多くあります。

 

仕事の内容や見せ方によっては十分権威性をもたせることもできますし、実生活にも役立つ内容が色濃く見られます。

そこでここでは、社会人や主婦にもおすすめできる通信で取れる難易度が低めな栄養士に近い資格をご紹介したいと思います。

【服部幸應先生が監修・指導】食育インストラクター養成講座


※引用:がくぶん公式HPより

調理学校なども運営している有名な服部幸應(はっとりゆきお)先生が監修&指導をする食育の通信講座です。

平野レミさんの義娘である和田明日香さんも取得されている資格ですね。

<得られる知識>

  • 安心安全な食材の選び方
  • 食の正しいマナー
  • 食にまつわる環境問題など
  • 健康な心&身体を得るために必要な食育の知識全般

【服部幸應先生が監修・指導】食育インストラクター養成講座の詳細を見る

食生活アドバイザー


※引用:ユーキャン公式HPより

食生活アドバイザーは食生活全般に対するスペシャリストで、食に関する大手企業やスーパーなどで注目されている資格です。

<得られる知識>

  • 栄養と健康:栄養素、生活習慣病など
  • 衛生管理:食中毒、食品の保存方法など
  • 食文化と食習慣:行事食、食材の旬、盛り付けなど
  • 食マーケット:ミールソリューションなど
  • 食品学:食品表示など
  • 社会生活:暮らしと税金など

食生活アドバイザーの詳細を見る

ユーキャンに関する詳細情報や評判はこちら▶ユーキャンの評判は?受講者の口コミから分かるメリット・デメリットを徹底解説

オンライン食育栄養士資格


※引用:Smart資格公式HPより

WEBやSNSを通じ、食育・栄養についてアドバイスをすることを目的とした資格で、通信講座の中ではSNSの活用方法なども教えてくれます。

<得られる知識>

  • 栄養素について
  • 年齢に合わせた食事方法
  • 季節に合わせた料理スキル
  • SNSの活用方法
  • 個人サロンの開設方法

オンライン食育栄養士資格の詳細を見る

幼児食プランナー資格


※引用:ラーキャリ公式HPより

少しずつ食べられるものが増えてくる幼児食にフォーカスし、体作りやアレルギーの知識を習得すると共に、お子さんの年齢に合わせた料理方法を取得することができます。

<得られる知識>

  • 幼児食の基本
  • 食物アレルギーについて
  • 好き嫌いの克服方法
  • 脳と体を育てる方法
  • 体調不良のときや、イベント&お弁当などのシーン別幼児食

幼児食プランナー資格の詳細を見る

まとめ

最後に今回の記事のまとめです。

まとめ
  1. 管理栄養士試験は受験資格を得るだけでも大変
  2. 栄養士養成施設は最低偏差値40程度が必要
  3. 管理栄養士国家試験は偏差値62程度と難易度が高い
  4. 管理栄養士を目指すなら通信教育がおすすめ
  5. 通信講座で取れる栄養士に近い資格が多くある
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