社労士こと、社会労務士は士業8つの内の1つです。
社労士は従業員の労働や社会保険に関する法律などのエキスパートです。
近年の働き方改革により需要も高まっていますが、社労士は独学でも合格は目指せるのでしょうか。
そこで今回は、社労士は独学で合格できるのか、独学におすすめのテキスト本などを紹介していきます。
社労士試験の合格を目指すなら、合格に必要なカリキュラムやサポートが整っている社労士試験の通信講座がおすすめです。
社労士試験は独学で取れる?
社労士試験は一般的に「通信講座」や「予備校」で勉強する人が大多数です。
なぜなら、社労士試験は試験科目も多く、勉強時間も長期間、また法改正なども強く影響する資格のため、通信講座などを選択する方が効率が良いからです。
また、通信講座や予備校のテキストは、勉強しやすい工夫がされており、社労士試験に合格するために必要な内容にまとめられています。
反対に市販のテキストでの独学はかなり難しいためおすすめしません。
まずは、社労士試験の流れや社労士試験は独学での合格が難しいとされる理由について解説していきます。
- 社労士試験の合格までの流れ
- 合格率は6〜7%台の難易度
- 完全独学の合格率は1%台
- 独学では効率的に勉強するための分析力が必要
- 勉強時間は平均1000時間!スケジュール管理が難しい
社労士試験の合格までの流れ
社労士試験の流れは以下の通りです。
社労士試験には受験資格あり、「学歴」「実務経験」「厚生労働大臣の認めた国家試験合格」の3つに分けられており、この中のいずれか1つを満たしている必要があります。
筆記試験は「選択式試験」と「択一式試験」があり、マークシート式の試験となっています。
出題数も多く、「選択式」は8科目・8問・80分・合計40点、「択一式」は7科目・210分・70問・合計70点となっています。
そして、「選択式試験」の総得点及び科目点、「択一式試験」の総得点及び各科目点が基準点を超えていると合格になります。
【社労士の合格基準点】
- 選択式試験
総得点40点中28点以上、かつ各科目5点中3点以上 - 択一式試験
総得点70点中49点以上、かつ各科目10点中4点以上
ただし、「合格基準点」はその年の平均点や得点分布の状況によって補正が行われるため、毎年変動します。
例年、総得点は60%〜70%が基準点になっています。
1科目でも合格基準点に満たない場合、総得点が合格ラインを超えていたとしても不合格になってしまいます。
そのため、社労士試験はとても難しい試験と言われています。
合格率は6〜7%台の難易度
過去3年間の社労士試験の合格率や受験者数を表にまとめました。
申込者数 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 | |
令和3年度 | 50,433名 | 37,306名 | 2,937名 | 7.9% |
令和2年度 | 49,250名 | 34,845名 | 2,237名 | 6.4% |
令和1年度 | 49,570名 | 38,428名 | 2,525名 | 6.6% |
社労士の合格率は毎年変動していますが約6%~7%で推移しています。
社労士試験は試験範囲が広く、また科目毎に基準点が定められています。
そのため、総得点が満点近いのもかかわらず、科目の合格基準点を満たしていないため、不合格になってしまう受験生が毎年います。
完全独学の合格率は1%台
社労士試験を完全独学で合格する人はどれくらいいるのでしょうか。
社労士試験の合格率は毎年6~7%と言われていますが、そのうち独学者は2割程度だと言われています。
令和3年度の合格者と合格率で試算してみましょう。
0.079(合格確率)×0.2(独学の割合)=0.0158(独学の合格確率)
2,937名(合格者数)×0.0158=約46名
ただし、この合格者2,937名の中には科目免除講習を受けた方・公務員特例の科目免除者106名が含まれています。
そのため純粋に初学者で、完全独学で合格する人は1%満たない程度かもしれません。
また、独学者は最新情報を入手しにくいことも、ハードルを上げる一因となっています。
【主な免除資格について】
- 国か地方公共団体の公務員として労働社会保険法令に関する施行事務に従事した期間が通算して10年以上
- 厚生労働大臣が指定する団体の役員/従業者として労働社会保険法令事務に従事した期間が通算して15年以上
- 社会保険労務士/社会保険労務士法人の補助者として労働社会保険法令事務に従事した期間が通算して15年以上かつ全国社会保険労務士会連合会が行う免除指定講習を修了 等
社労士の難易度や偏差値を知っておくこともとても大切です。
独学では効率的に勉強するための分析力が必要
社労士を独学で勉強するためには、分析力が必要です。
この分析力が独学者にとって、一番難しいといえるでしょう。
分析するには技術や経験則がものをいうため、一朝一夕で習得することはできません。
独学者は自分でテキストを見て、重要レベルなどを分析して効率的に勉強を進めていく必要があります。
社労士試験は科目も多く勉強範囲が広いため、闇雲に勉強をしてしまうと途中で挫折してしまう確率が高くなってしまいます。
独学で合格を目指すのであれば、こまめに振り返りをする必要があります。
「うまくいったこと」と「うまくいかなかったこと」を鑑みて、自分に合った学習法を分析する必要があります。
勉強時間は平均1000時間!スケジュール管理が難しい
社労士の勉強時間は1000時間以上とされています。
そのため独学で勉強するのであれば、科目別の勉強時間とスケジュール管理を徹底する事が非常に重要となってきます。
科目別の勉強時間を把握し、スケジュール管理をしなければ、全科目満遍なく勉強するのは非常に難しいでしょう。
勉強の進捗や過去問の正解数などを見て、その都度、勉強スケジュールを組みなおすことも大切です。
自分で分析・学習スケジュールを徹底できないと、社労士試験を独学で合格するのはとても難しいです。
完全独学で社労士合格を目指すメリットデメリット
社労士を完全独学で目指す前に、独学で勉強するメリットとデメリットについて理解しておきましょう。
メリット |
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デメリット |
|
上記は一例ですが、パッと見ただけでも独学で勉強するデメリットの方が多いことが分かります。
独学のメリット・デメリットをもう少し詳しく解説していきます。
独学のメリット
社労士を独学で勉強するメリットは3つです。
独学で勉強する大きなメリットは気軽に始められるところといえます。
また、思い立った時にすぐテキストを買って、勉強を始めることができます。
テキスト購入すれば勉強することができるので、通信講座や予備校を受講をするよりも費用が安く済む場合があります。
何かに縛られることなく、自由に勉強することができるという点はメリットといえるでしょう。
独学のデメリット
社労士を独学で勉強する独学のデメリットは6つです。
気軽に都合の良い時に勉強を始められるのは独学のメリットですが、プレッシャー(&費用)もあまりかかっていないので、独学は挫折しやすいです。
テキスト選び・購入からスケジュール管理、情報収集など全て自分でやらなくてはならないため、自己管理能力が必要です。
独学の場合、質問や相談をすることが難しいため、自分で調べて解決しなければいけません。
勉強スケジュールを立てたとしても、急用が入ったり、残業になったりとその通りに行かない方が多いのが実情です。
独学は自分の好きなように勉強できますが、手探りで自分の勉強方法を確立する必要があります。
また、独学者は学習ノウハウがないため、通信講座や予備校をを受講している人より勉強時間が長くなり、合格率も低くなる傾向があります。
勉強スケジュール管理など、勉強以外の事にも時間が割かれてしまうため、社労士を独学で勉強することはあまり効率的とは言えません。
【2022年版】社労士の独学におすすめのテキスト本
ここからは、社労士を独学で勉強する場合のおすすめのテキスト本を紹介します。
紹介するテキスト本はWeb上で試し読みができるので、一度確認することをおすすめします。
※表は横スクロールできます。
テキスト名 | 価格 | 出版社 |
みんなが欲しかった! 社労士シリーズ |
教科書:4,290円 問題集:3,520円 はじめの一歩:1,650円 合格のツボ・選択/択一:3,080円 全科目横断:2,200円 年度別過去問:3,300円 直前予想模試:1,980円 |
TAC出版 |
ユーキャンの社労士シリーズ |
速習レッスン:3,960円 一問一答集:2,090円 はじめてレッスン:2,200円 過去問&予想問題集:3,630円 |
ユーキャン社労士試験研究会 |
よくわかる社労士シリーズ |
合格テキスト①~⑪:1,760円~ 過去問10①~④:1,540円 |
TAC出版 |
うかる!社労士シリーズ |
テキスト&問題集:3,850円 入門ゼミ:1,650円 |
日経BP |
出る順社労士シリーズ |
必修基本書:3,960円 選択式徹底対策問題集:2,640円 必修過去問集①~②:1,980円 一問一答過去問10年問題集①~④:1,430円
|
東京リーガルマインド |
※全て税抜き
それでは各テキスト本の特徴について紹介していきます。
みんなが欲しかった!社労士シリーズ(TAC)
初心者や独学者でもわかりやすさに定評がある「みんなが欲しかった社労士シリーズ」。
独学者・初学者専用のテキストを謳っているだけあり、わかりやすく、使いやすいポイントが満載です。
TACでは、「はじめの一歩」→「教科書」・「過去問」の順に学習をしていき、「合格のツボ」で選択・択一試験対策を行い、「全科目横断」で総まとめの順に進めるのがおすすめです。
試験前になったら、「年度別過去問」「直前予想模試」で試験に向けての総仕上げをしましょう。
【はじめの一歩】
社会保険労務士になるまでの道のり・社労士の仕事内容、社労士試験の学習内容の概要がわかるようになっています。
【教科書】
各科目の冒頭にはイラスト満載の「オリエンテーション」があるため、科目の大まかなイメージをつかんでから学習に入ることができます。
単元の最後にミニテストがあり、きちんと理解できているか確認しながら進めることができます。
労働関係と社会保険関係の2分冊に分けることができるので、持ち歩きしやすくなっています。
【問題集】
問題ごとに難易度がついており、「教科書」の参照項目番号も記載されており、効率よく学習をすることが可能です。
択一式はすべて本試験と同じ実践形式のため、効率的に演習をすることが可能です。
【合格のツボ・選択対策/択一対策】
良く出る論点をピックアップしており、しっかり解けば解答スピードも上がり、基本事項から本試験レベルの知識を身に着けることが可能です。
【全科目横断総まとめ】
「教科書」で学んだ知識の要点整理本です。
社労士本試験でも論点になりやすい、類似事項・共通事項をまとめて整理することができます。
【年度別過去問】
5年分の過去問にTAC社会保険労務士講座の「本試験解答分析サービス」からはじき出した正解率が掲載されており、メリハリが図りながら学習できる過去問集になっています。
【直前予想模試】
基本事項+頻出事項をガッチリ固める予想問題集で、切り取り式マークシート解答用紙つきです。
ユーキャンの社労士シリーズ
資格のユーキャンで出している「ユーキャンの社労士シリーズ」です。
充実した情報量と解りやすい解説で、独学者でもわかりやすく学習できる工夫がされています。
ユーキャンでは「はじめてレッスン」→「速習レッスン」でインプットをし、「過去&予想問題集」と「これだけ!一問一答集」を繰り返し勉強することを推奨してます。
【はじめてレッスン】
社会保険労務士についての概要のほかに、社労士試験の科目毎の難易度・学習比重度・概要などが解るようになっています。
【速習レッスン】
各科目の冒頭にある「体系樹」で試験科目の全体像があるため、大まかなイメージをつかんでから学習に入ることができます。
法律用語、よく出てくる専門用語なども解りやすく表になっているため、すぐに調べることが可能です。
また躓きやすい点はコラムで丁寧に解説されており、また紛らわしい論年の比較や重要な数値などは表でまとめられているなど覚えやすい工夫がされています。
労働科目と社会保険科目と一般常識科目の3分冊に分けることができるので、持ち歩きしやすい工夫が施されています。
【過去&予想問題集】
論点別問題350問と、オリジナル予想模擬試験2回分が含まれている問題集です。
全肢に解説がついているため、テキストに戻らなくても「なぜ正解なのか・なぜ不正解なのか」がその場でわかります。
科目毎に出題傾向の分析と対策・主な法改正内容が解るため、試験に向けて重点事項を効率的に学習することができます。
【これだけ!一問一答集】
新書サイズで手軽に学習することができます。
777問すべてに出典と重要度が記載されており、「速習レッスン」とのリンクつきなので効率的に学習を進めることができます。
またよくある質問コーナーでは、ユーキャン通信講座によせられた受講生からの質問と回答を丁寧に解説されているため、つまずきやすいポイントも解消することが可能です。
よくわかる社労士シリーズ
こちらもTACで出している、「よくわかる社労士シリーズ」。
合格テキストは科目毎に出題頻度が高い条文をベースに通達などを豊富に盛り込んだ、本格学習用のテキストです。
【合格テキスト】
合格テキストは「労働基準法」「労働安全衛生法」「労働者災害補償保険法」「雇用保険法」「労働保険の保険料の徴収等に関する法律」「労働に関する一般常識」「健康保険法」「国民年金法」「厚生年金保険法」「社会保険に関する一般常識」「直前対策 一般常識・統計/白書/労務管理」の全11冊となっております。
中でも独学者が苦戦する「一般常識科目」・「白書・統計」はその年度の4月末に販売されるため、ありがたい一冊といえるでしょう。
科目毎のテキストも良く問われる条文などは理解が深まるよう「概要」「趣旨」「沿革」や試験での問われかたなど情報が豊富に盛りこまれています。
また本試験10年分の出題傾向が一覧になっているため、どこが重要な論点なのかが一目瞭然で分かるようになっています。
【過去問10】
科目別・項目別に一問一答形式で、サクサク解けるような仕組みがされている過去問集です。
問題には「キホンマーク」「難問マーク」の問題のレベル表示がされています。
過去問の番号と「合格テキスト」がリンクされているため、効率よく勉強することができます。
うかる!社労士シリーズ
必要な情報がぎゅっと1冊にまとまっている「うかる!社労士シリーズ」。
1冊だけでなんとか済ませたいという方にはおすすめです。
【入門ゼミ】
社会保険労務士試験の概要や合格のコツなど、試験に出る全10科目の基礎がマンガと要点解説で解りやすく解説されています。
【テキスト&問題集】
「最新の法改正に対応したテキスト」+「過去5年分の過去問」が一冊になっており、沢山買っても回し切らないという方でもこなせる量のテキストです。
各科目の全体像がわかるよう、冒頭に試験傾向と対策がまとめられているため効率よく学習が進められます。
法律用語なども解りやすく解説されており、条文や制度の背景や意味を「制度趣旨」としてわかりやすく説明されています。
出る順社労士シリーズ
東京リーガルマインドで出している「出る順社労士シリーズ」。
見た目はかっちりしていますが「2022年社労士試験で適用される法令基準日まで」の法改正が生じた場合、LEC社労士サイトでフォローの一環で最新情報を確認することができます。
東京リーガルマインドでは「必修基本書」でインプットが終わったら「必修過去問題集・労働編/社会保険編」「一問一答過去10年問題集」の順にすすめることをおすすめしています。
【必修基本書】コンセプトは「受験生を最も楽に合格へ導く基本書」と謳っているように、最短かつ短期合格のための必要十分な内容に絞られています。各科目では内容の前に「学び方」が紹介されており、また過去の出題や重要箇所が明確に表記されているため、重要個所に絞った学習をすることができます。
またLEC講師陣による科目別導入講義動画が利用できるので、大まかなイメージをつかんでから勉強を進めることができます。
労働編と社会保険編の2分冊に分けることができるので、持ち歩きしやすいような工夫が施されています。
【選択式徹底対策問題集】
社労士試験験と同様の形式で収録された、LECオリジナル問題で本試験のシミュレーションが体験をすることができます。
また、重要度をA・B・Cでランク付けされているため、メリハリのある学習ができます。
問題毎に「必修基本書」の該当ページを掲載されているため、見直しや復習の際に便利です。
【必修過去問集】
労働編と社会保険編の2冊に分けて発行されています。
る、必修過去問集には学習の目安とするため、A・B・C学習の目安とするために重要度がふられています。
見直しや復習も楽にできるよう「必修基本書」とリンクされています。
また問題集にはキリトリ線がついているので、完璧に記憶した問題を切り取ってしまえば、苦手問題だけを何度もチェックすることができます。
【一問一答過去問10年問題集】
出る順の10年問題集は分野別に「労働基準法・労働安全衛生法・労働者災害補償保険法」「雇用保険法・労働保険の保険料の徴収等に関する法律・労務管理その他の労働に関する一般常識」「健康保険法・国民年金法」「厚生年金保険法・社会保険に関する一般常識」と4分割に分けて細かくカバーしています。
「必修基本書」とリンクされているため、細かく見直しがしたい時に便利です。
社労士の独学におすすめの勉強方法
ここからは、社労士の独学におすすめの勉強方法は以下の通りです。
- 勉強スケジュールをしっかり立てる
- 頻出問題を何度も解く
- 調べるよりも人に聞く
それぞれもう少し解説していきます。
勉強スケジュールをしっかり立てる
社労士試験に独学で合格するためには、勉強スケジュールをしっかり立てることが重要です。
社労士に必要な勉強時間は、約1,000時間と言われています。
まずは1日どれくらいの時間を、勉強時間を充てることができるか計算してみましょう。
1週間の勉強スケジュールをたてたら1~2週間に1度は振り返って、学習進捗や改善点を書き出し、それを基に再度スケジュールを練り直しを行いましょう。
勉強スケジュールはあくまで勉強の目安なので、時折振り返って現状を把握、反映しないと役に立ちません。
思ったよりも勉強時間がかかってしまったところ、理解度が足りないと感じるところは追加で勉強できるよう組み立て直しましょう。
社労士試験は科目毎の基準点があるため、科目を落としてしまうことは許されません。
勉強スケジュールをたてる際は、後で調整が利くように、詰め込んでスケジュールを立てないように注意しましょう。
頻出問題を何度も解く
社労士試験にはよく出てくる「頻出問題」というものがあります。
合格するための得点源となるため、何度も解いて頭に叩き込みましょう。
また社労士試験では、限られた時間で沢山の問題を解く必要があるため、沢山解いて問題に慣れておくことも大切です。
「頻出問題」のマークがついている問題集もありますので、そういったテキストや問題集を選ぶことも重要です。
調べるよりも人に聞く
調べるよりも人に聞くのが、学習の第一歩となります。
不明点を自力で調べても、本当にその答えで正しいのか、また調べるのに時間もかかるため、疑問点は詳しい人に聞くのがおすすめです。
社労士業務を行っている会社に勤めているのであれば、先輩に聞くこともできます。
周りに人事や労務を行っている人がいれば、聞くこともできるでしょう。
しかし、詳しい人が周りにいないという人がほとんどでしょう。
そのような場合、わからない部分をしっかり解決せずに勉強が進むため、基礎から理解できておらず、最悪挫折へと繋がってしまいます。
社労士の勉強方法をしっかり理解してから勉強方法を決めるのがおすすめです。
独学と通信講座どっちがおすすめ?
社労士合格を目指すのであれば、独学よりも通信講座がおすすめです。
社労士試験は勉強範囲も広く、難易度も高いことから合格率が6~7%となってますが、独学だと合格率はさらに低くなってしまいます。
合格率を上げたいなら、通信講座を受講することをおすすめします。
それではなぜ独学よりも通信講座がおすすめなのか、具体的に解説していきます。
- 独学と通信講座の費用を比較
- 通信講座のメリットデメリット
独学と通信講座の費用を比較
独学のメリットとしてよく言われるのが「費用が安い」ですが、実際に通信講座と比較して、どれほど費用差があるのか確認してみましょう。
独学 | 備考 | |
独学 | 31,460円 | TAC「よくわかる社労士シリーズ」購入 |
スタディング | 46,800円 | 社労士合格コース |
フォーサイト | 118,800円 | バリューセット3 2023年試験対策(キャンペーン価格) |
※全て税込み
表で比較すると独学と通信講座の費用差は15,340~87,340円となり、独学の方が費用が安いことが分かります。
しかし、独学の費用に数万円プラスし、通信講座を受講することで、独学にはないメリットが多数あります。
通信講座には質問ができたり、講義動画が含まれているので、初心者にも分かりやすく、独学よりも躓きが少ないといえるでしょう。
勉強スケジュールが自動的に作成されたり、解いた問題によってフィードバックしてくれたりと至れり尽くせりです。
通信講座は法改正にも対応してくれるため、自分で情報を集める必要もなく、テキストの再購入費用も必要もありません。
不合格時に返金保証がある通信講座もあるため、独学よりも費用を抑えることができ、合格のモチベーションも上がります。
通信講座のメリットデメリット
独学と比較した通信講座のメリットは7つ、デメリット1つです。
通信講座は独学よりも多少費用がかかるものの、メリットが非常に多いためコストパフォーマンスが良いといえます。
通信講座によっては不合格時の返金保証制度もあるため、独学よりも金銭的なリスクは少ないです。
社労士合格に必要なカリキュラムが揃っており、初心者でも解りやすい講義動画も充実しています。
スマホやタブレットがあれば、通勤や隙間時間にも勉強することができるため、社会人や忙しい人にもおすすめです。
進捗状況などを管理してくれるため、スケジュール管理もしやすくなり、モチベーションの維持にも繋がります。
中には質問回数無制限の通信講座や、勉強内容以外の相談にも乗ってくれる通信講座もあるため、長期間の勉強でも続けやすい工夫がされています。
少しでも費用を抑えたいがために独学を選ぶ人もいますが、社労士に合格できなければ意味がありません。
社労士合格を確実に狙うのであれば、通信講座を選ぶことをおすすめします。
社労士合格ならフォーサイトがおすすめ
フォーサイトをおすすめする理由は、圧倒的な合格実績にあります。
フォーサイトは2021年度の社労士試験で242人の合格者を輩出しており、合格率は29.4%となっています。
2021年の社労士試験の合格率は7.9%なので、フォーサイトの合格率は全国平均合格率の3.72倍です。
その高い合格実績を支えるのが、フォーサイトこだわりのフルカラーテキスト。
合格するために必要な知識だけが記載されている、「合格点主義」のテキストです。
絶対落とせないような重要度の高い論点は、重点的に解りやすく掲載されているため、合格へ最短距離で勉強することができます。
進捗管理・講座動画・質問受付などすべてスマホ一つでできる、eラーニングシステム「Manabun」の評価もとても高いです。
また学習データを基に、受講者に合わせて勉強スケジュールや問題演習を組んでくれるのも優れもの。
そして、万一の不合格に備えた全額返金保証制度もありますし、2年度分の教材が支給されるためじっくり腰を据えて合格を狙うことができます。
機能面・サポート面ともに充実している通信講座です。
フォーサイト社労士通信講座
社労士の通信講座は他にも多数あり、費用はもちろんカリキュラムやサポートなども異なるため、比較して自分に合った通信講座を選ぶのがおすすめです。
まとめ
今回は、社労士は独学で合格できるのか、おすすめ独学テキストなどを紹介しました。
もちろん独学でも社労士に合格することは可能ですが、科目数の多さや難易度の高さから、独学はおすすめしません。
少しでも合格率を上げたいなら、合格するために必要なカリキュラムが揃っている社労士の通信講座をおすすめします。
通信講座は質問や相談ができたり、隙間時間も活用できるなど、サポート内容充実しているため、最短で社労士合格を目指すことが可能です。
社労士合格を目指すなら、一般的に合格者が利用してる社労士の通信講座がおすすめです。
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