【2022年最新】宅建の勉強時間の目安は?難易度や最短で何ヶ月必要かも解説!

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不動産関連で就職する場合、宅地建物取引士(宅建士)は非常に有利になる資格と言われています。

しかし、宅建士の取得の難易度はとても難しいという声ばかりです。

宅建士になるにはどれくらいの勉強時間が必要なのでしょうか?

宅建試験合格には勉強のスケジュールがとても大切です。

私自信、宅建士の試験を受け合格しているので、そちらの体験談も踏まえながら、宅建試験の勉強時間の目安、宅建試験の難易度、勉強スケジュールなど詳しく解説していきます。

目次

宅建合格の難易度

宅建士の難易度はどれくら難しいのでしょうか。

2021年度の宅建合格率は17.9%でした。(不動産適正取引推進機構発表)

実際の数字では以下のようになっています。

【2021年度宅建受験者数・合格者数】

  • 受験者数:20万9749人
  • 合格者数:3万7579人
    (男性2万3875人、女性1万3704人)

宅建士は法律の知識なども必要になるため、実務経験者や法律の知識を持った方でないと取り組みにくい部分があります。

宅建士は他の法律系資格の中では取りやすい部類にですが、一般的な資格から比べると国家資格である宅建は難関資格といえるでしょう。

また、宅建士の合格点は毎年変動しています。

実施年度 合格点
2021年度 34点
2020年度(12月) 36点
2020年度(10月) 38点
2019年度 35点
過去の合格点を見たところ近年は34~38点の傾向にあります。
毎年宅建試験の合格点に違いがあるのは、簡単に言えば「不動産業界の質の向上のため」で、建設省から一定の合格率を保つように求められています。

宅建試験の試験範囲は広いので、初心者はもちろん、実務経験者であっても学習スケジュールなどを作成し、計画に沿っての勉強がとても大切です。

試験までの残りの日数を計算し、1日の勉強時間を考えることが宅建士合格への第一歩となります。

宅建士合格までの道のりには、膨大な勉強時間が不可欠です。

【宅建試験受験について】

宅建試験には受験資格はなく、学歴・国籍・年齢などの縛りはない間口の広い国家資格です。

宅建試験は通常年1回、10月の第3日曜日に実施されます。

しかし2020年度はコロナの影響により、一部都道府県では10月の受験可能人員を上回った場合、12月にも宅建試験が実施されました。

2022年度も同様の取り扱いになる可能性もあります。

10月と12月に宅建試験が実施される場合、試験日の指定はできないため、10月の宅建試験に向けて勉強する必要があります。

社会人や独学でも合格か可能?

宅建試験は社会人や独学でも合格することは可能ですが、独学の場合は宅建資格通信講座などで勉強する人よりも勉強時間が必要になるでしょう。

独学の場合、分からないことがあっても教えてくれる人おらず、自分で理解していく必要があります。

社会人の場合、勉強時間の作る事、スケジュール管理ができれば充分合格を狙うことが可能です。

宅建士は有名資格である分、通信講座などのコンテンツが充実しています。

自分の知識レベルや勉強できる時間を踏まえた上で、目標に沿って学習することが出来れば、社会人や独学でも合格が狙えます。

勉強方法やおすすめテキストもあるため、宅建士の独学も確認することをおすすめします。

宅建業法は法律の故、利用するテキストによって法改正反映されていないものがあるため、学習する際は最新の情報・テキストを利用するようにしましょう。
私自信は転職のタイミングで宅建の勉強をしていたので、勉強期間は無職でしたが通信講座を活用して合格しています。
不動産業の経験者でしたが、独学では理解できない部分が多く通信講座を活用して良かったと実感しています。

宅建に合格するための勉強時間の目安

ここからは宅建試験に合格するための平均勉強時間や時間配分、学習スケジュールなどについて解説していきます。

  • 宅建合格の勉強時間は平均で300時間
  • 科目別の勉強時間の配分
  • 最短で何カ月の勉強時間が必要?
  • 最短で勉強するためのスケジュール
  • 実際には3ヶ月で合格は無理?

宅建合格の勉強時間は平均で300時間

宅建合格の勉強時間は、現状の知識や経験によって大きく左右します。

独学で初めて宅建士について勉強する人の勉強時間は、約500時間と言われています。

不動産関係の仕事経験や法律の勉強をしていた事がある人であれば勉強時間200時間で合格する場合もあります。

宅建試験の勉強時間は平均すると300時間ほどとなり、1日2時間程度勉強する場合、5ヶ月程度必要です。

宅建初心者が独学する場合は、勉強時間は6か月~1年を見ておいた方がいいでしょう。

私が試験を受けた時は、通信講座のテキストや動画講義で勉強し、約6ヶ月トータルで480時間程勉強して合格しました。

スケージュールを組んでも予定がズレる事はあるので、一日でも早く勉強を始めるに越したことはありません。

試験までにテキストを一通り学習し、すべての科目の総復習・過去問に取り組むことで合格率を上げることができます。

科目別の勉強時間の配分

宅建試験は5つの科目の中から出題されます。

総勉強時間を300時間とした場合の科目別の目安勉強時間は以下の通りです。

科目 勉強時間目安
権利関係 90時間
宅建業法 90時間
法律上の制限 80時間
税その他 20時間
免除科目 20時間

それぞれの勉強方法についてもう少し詳しく紹介するので、1つずつ確認していきましょう!

①権利関係(民法など):90時間

権利関係は、例年試験問題の約25%(14問程度)を占めています。

権利関係では、以下の法律についての事例問題が多い傾向があります。

  • 民法
    物の売り買いやアパートなどの賃貸といった契約の話に関するルールを定めた法律。
  • 借地借家法
    土地や家などの貸し借りに関するルールを定めた法律。
  • 区分所有法
    建物の区分所有、マンションの移住関係等に関するルールを定めた法律。
  • 不動産登記法
    土地や建物の登記制度に関するルールを定めた法律

初心者で宅建試験の勉強をしている方、法律の知識が全くない方にとっては理解するのに苦労する科目といえます。

出題形式もバリエーションがとても広いのも特徴です。

法律の規定がそのまま出てきたり、登場人物がたくさん出てきたり、裁判の判決文が出てきたりします。

問題文が長いことも多々あるため、問題を正確に素早く読み取り、回答する必要があります。

正確に回答していくには出題形式に慣れる必要があります。

色んな過去問などを何度も勉強時間をかけながら、地道に解いていく必要があります。

様々なパターンの出題に触れることで、経験値を高めておきましょう。

②宅建業法:90時間

宅建業法は、例年試験問題の約40%(20問程)を占めるため、宅建試験において「合格を握るカギ」ともいえる科目です。

宅建業法は出題範囲が狭いため、「①権利関係」に比べて勉強量はそれほど多くありませんが、範囲が狭いが故、正確な暗記が求められる科目です。

過去の宅建試験で出題されたものが、少し形を変えて改めて出題される傾向が高いです。

過去問の量も膨大なため、勉強時間も多めにとる必要があります。

テキストを一巡した後に、過去問を沢山解いて正確にミスなく回答できるように努めましょう。

③法律上の制限:80時間

法律上の制限は、例年試験問題の約15%(8問程度)を占めるため、こちらも重要な科目です。

出題範囲は以下の通りです。

  • 都市計画法
    住みやすい街づくりを行うために定められた法律。
  • 建築基準法
    国民の生命・健康・財産を脅かすような建物の建築を防ぐための法律。
  • 宅地造成等規制法
    がけ崩れ等の災害が生じやすいであろう市街地を「規制区域」とする法律。
  • 土地区画整理法
    道路や公園等を整備し、街を住みやすく綺麗に作り変えるようにする法律。
  • 農地法
    農地を守るための法律。
    農地以外の土地にする際のルールが定められている法律。
  • 国土利用計画法
    適正に土地を利用することや地価の上昇を抑制することが目的の法律。

いずれも街づくりに関する法律になっています。

「権利関係」よりは少ないけど、「宅建業法」よりはちょっと多いくらい学習量です。

「法令上の制限」は日常生活では聞くことのない専門用語が多く、宅建初心者には取り組みにくい科目といえるでしょう。

専門用語が分からないことには、テキストも進められない、問題も解けないため、専門用語を覚えて記憶する必要があります。

また数字などの暗記も多い科目となっています。

専門用語と数字に加え「以上」「以内」「超」「未満」などの数値用語もたくさん出てきますので、ケアレスミスも命取りになる科目です。

専門用語や数値用語などもきちんと調べて理解をしたうえで、沢山過去問を解いていきましょう。

④税その他:20時間

税その他については、例年3問出題される科目です。

出題範囲は以下の通りです。

  • 固定資産税
  • 不動産取得税
  • 所得税
  • 印紙税
  • 登録免許税
  • 贈与税

その他に不動産鑑定評価基準や地価公示法等に関する問題が出題されます。

その他税でも普段聞いたことのない専門用語が用いられます。

1つの専門用語をさらに専門用語で説明しているものも多いため、専門用語の理解がカギとなります。

専門用語を理解しないことには、宅建試験の勉強は進めることができないため、まずは専門用語を理解し、記憶する必要があります。

⑤免除科目:20時間

免除科目では、「宅地建物取引業法施行規則第8条の第1号」と「第5号」に記載されている内容から5問出題されます。

  • 宅地建物取引業法施行規則第8条第1号
    土地の形質、地積、地目及び種別並びに建物の形質、構造及び種別に関すること
  • 宅地建物取引業法施行規則第8条第5号
    宅地及び建物の需給に関する法令及び実務に関すること

出題内容は次のとおりです。

  • 住宅金融支援機構法
  • 景品表示法(不当景品類及び不当表示防止法)
  • 不動産に関する統計
  • 土地
  • 建物

1年に一度発表される統計資料に関しても1問出題されるため、最新のものを確認しておきましょう。

そしてこの免除科目の5問は事前に「登録講習」を受講し、合格することで免除されます。

宅建試験の問題数は50問から45問となり、試験時間は10分短縮されることとなります。

しかし、登録講習は誰でも受講できるわけではなく、宅地建物取引業に従事している者(宅建業従業者証明書をお持ちの方)が受講できる講習です。

登録講習には約2万円かかりますので、受講しない人は勉強する必要があります。

最短で何ヶ月の勉強時間が必要?

ある程度の知識や経験がある場合であれば、勉強時間は最短で3ヶ月あれば合格できるでしょう。

宅建合格の勉強時間は平均300時間と言われており、3ヶ月で合格を目指すとなると、1日約3時間の勉強が必要となります。

しかし全く知識がない人が、3ヶ月の勉強時間で合格を目指すというのはとても厳しいでしょう。

初めて独学で勉強する場合、やはり6ヶ月~1年は見ておいた方が良いといえるでしょう。

繰り返しになりますが、不動産業を経験していても私は勉強時間に6ヶ月かかりました。
さらには独学ではなく通信講座を利用したので、勉強に慣れていない人はそれなりに時間がかかる事を踏まえて勉強方法を考えるのがベストです!

最短で勉強するためのスケジュール

最短3ヶ月の勉強期間で宅建合格するための、勉強スケジュールについて解説します。

宅建試験は毎年10月の第3日曜日に実施されています。

7〜9月:基礎力や暗記

最初の1ヶ月半~2か月弱はテキストを読んだり、テキスト内で出てくる専門用語などを調べ、宅建で問われる内容を勉強します。

インプット期と呼ばれることもあります。

テキストを読み込み基礎知識をつけ、専門用語や法律の暗記をして理解することが肝心です。

分からないところを無くすように、何度もテキストを読み込み、わからないところは調べて理解度を深めるよう心がけましょう。

テキストを一巡して、理解度が多少出たところで、過去問等を使った学習もしましょう。

最初は解ける問題は少なくとも、間違えた問題はテキストを読み返して理解を深めることで解ける問題数が増えていきます。

9〜10月:過去問や模試

残りの1ヶ月半で、宅建試験の全科目の総復習をしていきます。

過去問や全国で行われている宅建模試を受けてみるのも良いと思います。

宅建模試は実際の会場に出向いて、試験を受けるため本番同様の環境で試験を体験することができ、最新の予想問題を解くことができます。

手元にある過去問では見たことないような問題に触れることができます。

試験の点数も出るため、現時点での実力が可視化されます。

本番さながらな勉強に向けて、舵を切っていきましょう。

それと同時に、過去問などで間違ってしまったところや理解度が低いところを重点的に繰り返し学習して、試験本番に臨みましょう。

実際には3ヶ月で合格は無理?

宅建試験の合格は知識量、理解度が非常に重要となるため、宅地建物取引業に従事していたり、知識がある人は3ヶ月で合格する人もいます。

しかし、全く知識がない初心者が独学で勉強する場合、3ヶ月の勉強時間で合格するのは厳しいでしょう。

ただし、すでにある程度法律などの知識があり、通信講座などを利用してスケジュール通りに勉強できる人は、3ヶ月でも宅建合格も狙える範囲です。

宅建に合格するための勉強方法は?

宅建に合格するための勉強方法の各メリットとデメリットについて解説していきます。

【宅建に合格するための勉強方法】

①独学でテキストを購入して勉強
②スマホアプリを活用して勉強
③通信講座で動画講義なども活用して勉強


  • 独学と通信講座どちらが多い?

①独学でテキストを購入して勉強

独学でテキストを購入しての勉強方法のメリットは2つ。

【独学のメリット】
①自分のペースで進められる
②費用が少なくて済む

少しの空き時間で勉強できたりと、自由に勉強時間を使えるため、仕事や家事、育児を行っている人も自分のペースで宅建試験の勉強を進めることができます。

テキスト代も数千円ほどとなっており、通信講座などに比べ費用も安く、出費を抑えることも可能です。

反対に、独学でテキストを購入しての勉強方法のデメリットは5つ。

【独学のデメリット】
①モチベーションを保つのが難しい
②わからないところを質問することができない
③最新情報は自分で探さないといけない
④最短・効率的な学習方法を探さなくてはいけない
⑤学習スケジュールを自分で建てなくてはいけない

自分のペースで進められる反面、独学で勉強する場合、勉強の仕方が分からず挫折してしまう人がとても多いです。

また独学の場合、わからないところを誰かに相談したり、聞くということができないため、自分で何度も繰り返しテキストなどを読み込み、理解する必要があります。

不動産の知識や専門用語になじみがないと、3ヶ月での合格は強靭な精神力がないとなかなか難しいでしょう。

そして独学の一番のネックだと言われているのが、法改正情報が得られにくい点です。

法改正が行われた箇所は、過去問題での対策ができず、自ら情報を探すのにも手間と時間が多くかかってしまいます。

周りに相談ができる人がいて、学習モチベーションを保てる人であれば、独学はおすすめです。

②スマホアプリを活用して勉強

スマホアプリを活用しての宅建試験の勉強方法のメリットは2つ。

【スマホアプリのメリット】
①隙間時間で過去問を解くことができる
②費用が少なくて済む

独学で勉強する場合と同じように、スマホアプリを活用する場合も自分のペースで勉強時間を確保することが可能です。

スマホは肌身離さず持っており、通勤時間や移動時間、昼休み、待ち時間、就寝前後などちょっとしたスキマ時間で勉強することができます。

スマホアプリには無料版・有料版があるため、無料であれば費用は0円、有料でも通信講座より安く利用することができます。

次に、スマホアプリを活用しての宅建試験の勉強方法のデメリットを2つ紹介します。

【スマホアプリのデメリット】
①無料アプリは質の悪いものも含まれている
②スマホアプリのみでは情報量が少なく合格は難しい

スキマ時間に勉強できるスマホアプリですが、そのほとんどが宅建試験の過去問集や用語集など、一部の学習にしか活用できないアプリがほとんどです。

肝心なインプットする内容のアプリがないため、テキストなどで事前に知識を取り入れる必要があります。

従って、スマホアプリのみで合格を目指すのは難しいといえるでしょう。

さらに、無料で出ているアプリの中には誤字・脱字が多かったり、質問が古かったり、質が悪いものがあるので注意しましょう。

しかし、過去問を繰り返すだけの段階まで勉強が進められている人にとってはスマホアプリを活用しての勉強もおすすめです。

③通信講座で動画講義なども活用して勉強

通信講座で動画講義なども活用しての勉強方法のメリットが5つ、デメリットは1つです。

【通信講座のメリット】
①自由に自分のペースで学習を進めることができる
②学習スケジュールや勉強の進め方の指針を建ててもらえる
③隙間時間でも講義を見たり、学習を進めることができる
④不明点があれば、質問することができる
⑤最短で合格できるテキストや講座がそろえられている

【通信講座のデメリット】
①費用が掛かる

通信講座のメリット「①自分のペースで学習を進めることができる」は、独学・スマホアプリと共通したメリットとなっています。

通信講座を利用する場合、独学やスマホアプリの利用と比べ費用が掛かりますが、学習スケジュールの組み立て、わかりやすいテキスト、ストリーミング授業、質問制度などがあります。

授業などで初心者が躓くポイントなどの解説も丁寧にしてくれます。

分からないところは質問するも可能で、回答は早ければ当日、遅くとも3日以内にくるため、安心して勉強を進めることができます。

悩んで挫折してしまう前に救済してくれるシステムがあるため、「勉強したい」という意思のある人には通学しているのと同様に、質の高い授業を受けることが可能です。

学校に通うよりも自由度が高く、独学やスマホアプリとは違い分からない所は質問できるなど、通信講座はとてもおすすめです。

私が通信講座を利用して良かった点は、スケジュール管理と動画講義です。
やはり法律などテキストだけでは理解できない部分も多く、動画講義で理解できた事が合格に繋がったと思います。
スケジュール管理も合格には必須なのですが、通信講座は予めスケジュールが組まれていて、それ通りに勉強すれば合格できたので勉強時間の効率化が出来て大変助かりました!

独学と通信講座どちらが多い?

宅建試験を受けた人は独学と通信講座どちらが多かったのか、クラウドワークスにて宅建試験を受けた100人にアンケートを取りました。

そのほか、勉強方法と宅建試験の結果、勉強方法のメリットデメリットについても回答いただきました。

【アンケート項目】

  • 性別
  • 年齢
  • 勉強方法
  • 宅建試験結果
  • 勉強方法のメリットデメリット

まずはアンケート結果からそれぞれの勉強方法の人数、合格人数、合格率を簡単に表にまとめました。

人数
(20人中)
合格人数 合格率
独学 48人 25人 52.0%
通信講座 39人 26人 66.6%
学校 13人 10人 76.9%

勉強方法は独学で行ったという人が一番多いですが、合格率で見ると学校に通って勉強した人の合格率が高くなっています。

宅建試験のために学校に通う大きなメリットとしては、「スケジュール通りに勉強ができる」「わからないところは質問してすぐに回答がある」が挙げられます。

しかし学校に通うとなると、「通信講座よりも費用が高い」「時間に融通が効かない」だったりと仕事との両立が難しいというデメリットがあります。

通信講座は費用を抑えながらも効率良く勉強ができるといった印象です。

もちろんおすすめの宅建の学校もあるため、費用と相談しながら検討しましょう。

ここからは、実際に独学または通信講座で勉強をし、宅建試験を受けた人が感じたメリットデメリットを紹介していきます。

独学

まずは独学で宅建試験を受けた人が実際に感じたメリットデメリットを紹介します。

30代/女性
勉強方法:独学
宅建試験結果:不合格
コストを抑えるために独学で挑みましたが覚える量が半端なく、ポイントを抑え切ることができませんでした。
スクールに通っていた友達は一発合格したのでやはりそのほうが効率的で短期で合格できるのだなと思いました。
40代/女性
宅建試験勉強方法:独学
宅建試験結果:合格
独学のメリットは、費用がかからないこと。
また、通学時間が不要なのでその時間も勉強時間にあてることができる。
デメリットは、意思が強くないとまた明日勉強したらいいかとズルズル甘い方にいってしまうこと。
解説を見ても内容が理解できないことがあっても教えてもらえないこと。
20代/男性
宅建試験勉強方法:独学
宅建試験結果:不合格
独学では参考書を書店で買って勉強するがなかなかわかっているかがなかなか理解できない。
しかし通信口座なら対人であり人が教えてくれているので頭に入りやすいと思います。
独学のメリットとして多かったのが「費用が安い」という声でした。
しかし、宅建は試験問題数のわりに出題範囲が広く、専門用語が多いため独学では厳しいという感想が目立ちました。
「質問できる人がいない」というのも大きなデメリットですね。
また独学の場合、強い意志が必要だったり、モチベーションを保つのが大変だったという声もありました。

通信講座

次に、通信講座で宅建試験を受けた人が実際に感じたメリットデメリットを紹介します。

40代/男性
宅建試験勉強方法:通信講座
宅建試験結果:不合格
通信講座のメリットは仕事をしながらでも自分の空いてる時間に勉強出来る事だと思います。
デメリットとしてはやはり講座料はかかります。
また独学よりは身になると思いますが学校に通って分からない箇所を先生にその場で質問、出来て解決出来る方が理想だと思います。
20代/女性
宅建試験勉強方法:通信講座
宅建試験結果:合格
通信講座のメリットは、試験を始めて受ける場合でも頻出される問題に特化して、すき間でも勉強時間をとりやすい教材で毎日確実に合格に必要な部分を中心に効率的に勉強を進められるところです。

独学でも空いている時間に宅建の勉強をすることができますが、通信講座の方が分かりやすく、初心者でも進めやすいというメリットがあります。

また、わからないところは質問ができるというのも大きなメリットですね。(通信講座による)

通信講座のデメリットとして挙げられたのが「独学よりも費用がかかる」という点でした。

通信講座も独学どちらも、自宅や空き時間に勉強することになるので、「自主的にしっかり学習できるかどうか」がとても大切と言えます。

社会人が最短で合格するなら通信講座がおすすめ!

今回はクラウドワークスで集めた口コミや評判を基に、おすすめの通信講座ランキングを作成しました。

「宅建の勉強をしたいけど、どの通信講座が良いのか分からない」…という方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

アガルート

引用元:アガルート公式サイト

項目 評価 詳細
価格 ★★★★★ 54,780円~76,780円
合格率 ★★★★ 43.7%
教材の特徴 ★★★★★ テキスト・ストリーミング・模試試験・補足教材
動画授業 ★★★★★ 有:DL・倍速・進捗管理
サポート ★★★★★ 有:質問無制限・月1ホームルーム・
割引制度 ★★★★★
合計評価 ★★★★★ 価格は安いのに合格特典が魅力的

アガルートの宅建講座2022年度の合格率は7.3%と、全国平均の2.47倍です。

アガルートは高い合格率を誇りながらも講座価格は、5万円台からと費用も安いことが特徴です。

アガルートの宅建講座のカリキュラムは2つなので、価格などもとても分かりやすいです。

【2022年合格目標】ゼロから合格カリキュラム

初学者向けだが、時間をかけて原理原則から丁寧にインプットしたい人などにもおすすめのカリキュラム

【2022年合格目標】スピード合格カリキュラム(旧演習総合カリキュラム)

不動産業界で働いている人や、試験まで残り3ヶ月を迎えた人におすすめのカリキュラム

アガルートの勉強方法は、必要な知識をインプットした後、すぐに過去問を解くため、しっかり理解して知識を定着させていきます。

テキストはフルカラーでオリジナルテキストとなっており、図なども多く視覚的に理解しやすいいため、宅建初心者にもおすすめです。

過去問では需要度ごとにランク付けされているため、優先順位をつけて勉強することができます。

アガルートの講義動画では、1回10分程度の講義になっているため、隙間時間も活用しやすい工夫がされています。

進捗管理までしてくれ、モチベーション維持にも繋がります。

他にもアガルートでは、サポートも充実しています。

【アガルートのサポート】

  • 学習導入オリエンテーション
  • Facebook質問制度(質問回数無制限&無料)
  • 月1回のホームルーム

アガルートでは、宅建初心者でも安心して勉強することができる環境が揃っています。

また、アガルートは合格特典がとても魅力的で、お祝い金1万円または、全額返金を選択することができます。

講座の価格自体も安く、サポートも充実しているアガルートですが、この合格特典はとても魅力的です。

講義動画やテキストは、アガルート公式サイトでサンプルが公開されているため、確認してみることをおすすめします。

合格特典には条件があるので、アガルート公式サイトでしっかり確認しましょう。

フォーサイト

引用元:フォーサイト公式サイト

項目 評価 詳細
価格 ★★★★ 59,000円~139,000円
合格率 ★★★★★ 65.9%
教材の特徴 ★★★★★ テキスト・ストリーミング・模試試験・補足教材
動画授業 ★★★★ 有:ストリーミング・DL可
サポート ★★★★ 有:メール質問(セットにより回数変動有)
割引制度 ★★★★★
合計評価 ★★★★★ 宅建の合格を狙うならおすすめ

フォーサイトは、2020年度の宅建試験受験者1469人中968人(65.9%)が合格している通信講座です。

全国の平均的な合格率16.8%と比べると驚異的な数字です。

それだけフォーサイトはおすすめの通信講座と言えるでしょう。

フォーサイトの特徴は大きく3つ。

【フォーサイトの特徴】

  • フルカラーテキストで読みやすい!
  • 講義動画が分かりやすい!
  • eラーニング「ManaBun」でスキマ時間に学習できる!

フォーサイトはフルカラーテキストで読みやすく、講義動画のダウンロードができるなど受講サポートが充実しています。

また、テキストはすべての項目が乗っているものとは違い、合格するために必要な知識のみ書かれている「合格点主義」のテキストとなっています。

イラストや図表、フローチャートなどが多いので初心者にも理解しやすくなっています。

スキマ勉強時間に重宝するeラーニング「ManaBun」という機能にも注目です。

【ManaBunの特徴】

  • 生活スタイルから最適な学習スケジュールを作成してくれる。
  • スマホなどで好きなタイミングで抗議が受けられる。
  • スキマ勉強時間で効率よく学習できるように1講義5~15分。
  • 分からない部分を質問することができる。(3日以内に返信)

ManaBunはテキストで学習した後に、ゲーム感覚でチャレンジできる確認テストもありますので、きちんと知識が定着しているのか確認することもできます。

またフォーサイトでは、YouTubeで定期的にライブ配信講義「eライブスタディ」を行っており、誰でも視聴することができます。

eラーニングの専用のURLでチャットやテスト解答などの機能を利用することも可能です。

フォーサイトには「バリューセット1・2・3」と3つのセットがあり、数字が大きいほど講座が充実しており、その分費用も高くなります。

しかし「バリューセット3」のみ、フォーサイトの規定を満たしたにもかかわらず宅建試験不合格になった場合、受講料が全額返金されます。

頑張って勉強してきても、万が一の時は返金されるため、また来年の受講費用に充てることができますね。

全額返金保証適応には一定の規定があるので、フォーサイト公式サイトでしっかり確認しましょう。

TAC

引用元:資格の学校TAC公式サイト

項目 評価 詳細
価格 ★★★ 94,000円~206,000円
合格率
教材の特徴 ★★★★★ テキスト・ミニテスト・模試試験・WEB受講
動画授業 ★★★★★ 有:ストリーミング・DL有
サポート ★★★★★ 有:質問は無制限・自習室の利用可
割引制度 ★★★★
合計評価 ★★★★ 毎年900人以上の合格者を出しており、サポート体制が充実しています

「TAC」は宅建講座の専任講師だけでも40名を抱えている大手の資格学校です。

2020年度の宅建試験合格者は911人となっており、2011年度から2020年度の宅建試験合格者合計で10,972人という実績があります。

TAC宅建講座の受講形態は4つあり、受講する人のレベルや学習開始時期によって細かくコースが分かれています。

【TACの受講形態】

  • 教室講座
    日程表にしたがってTAC校舎に通学する学習スタイル。
  • ビデオブース講座
    都合の良い日を予約し、TAC校舎内のビデオブースで受講するスタイル。
  • Web通信講座
    オンラインで講義動画を視聴する学習スタイル。
  • DVD通信講座
    講義を収録したDVDが届くのでテレビで見ながら受講するスタイル。

仕事や家庭の事情で通学できない人でも、通信でも通学同様のカリキュラムを学ぶことが可能です。

宅建試験を知り尽くした講師陣が行う講義は、何度でもストリーミングなどで受講することができます。

講義は黒板の前に立ち、板書しながら進めるスタイルです。

Web通信講座やDVD通信講座の収録講義は、教室講義を収録したものが使用されます。

また、TACはサポート面でも充実されています。

質問も無制限で受付や個人成績表のWeb閲覧など、モチベーションを保つためのサポート体制が充実しています。

試験前の最後の追い込みの際、自宅で勉強時間が確保できない状況があれば、通信講座でもTACの自習室を無料で利用することができます。

TACの費用は少し高めですが、質問が無制限などのサポート面の充実度を考えると、初心者におすすめの通信講座でしょう。

私が宅建合格まで利用していたのはTACの通信講座です!

ユーキャン

引用元:ユーキャン公式サイト

項目 評価 詳細
価格 ★★★★ 63,680円
合格率
教材の特徴 ★★★★★ テキスト・デジタルテキスト・ストリーミング
動画授業 ★★★★ 有:ストリーミング・DL可
サポート ★★★★ 有:メール・質問添削指導
割引制度 ★★★★
合計評価 ★★★★★ 隙間時間で勉強をするなら、大手で安心のユーキャンで

通信学習の大手「ユーキャン」の宅建合格者は10年間で15,551人となっており、2019年には924人が合格した実績があります。

そして、ユーキャンで受講する人の80%以上が仕事と学習を両立しています。

その背景から、2020年にテキスト、スマホ・タブレット学習も大幅リニューアルされました。

ユーキャンの宅建通信講座の大きな特徴は3つ。

【ユーキャンの宅建通信講座の特徴】

  • 合格に必要な知識だけを厳選したテキスト。
  • 講義動画は5~10分と空いた時間で勉強時間が確保できる
  • 添削制度があったりサポートが充実している。

ユーキャンの宅建口座のテキスト内容は、合格に必要な知識だけを厳選し、学習量をできるだけ減らして、満点ではなく効率よく合格点が狙えるような工夫がされています。

どこでも持ち運べるようにと、メインテキストのサイズもハンドバックでも入るA5サイズが採用されています。

また、ユーキャンの講義動画はほとんどが5分~10分と短くなっており、忙しい人でも隙間の時間を有効活用して勉強時間がとる事が可能となっています。

効率よく内容の要点や重要なポイントだけを視聴して、少しの時間でも復習や確認ができるのが嬉しいですね。

添削制度やほかの宅建通信講座受講者の進捗平均を確認できるなど、勉強するモチベーションを保ちやすい工夫がされています。

ユーキャンは講座費用も宅建通信講座では比較的安い価格となっており、隙間時間にコツコツ勉強したいという人におすすめの通信講座です。

まとめ

今回は、宅建の勉強時間についてや宅建試験の難易度、宅建に合格するための勉強方法などを紹介しました。

宅建試験は受験資格がないため、だれでも努力次第で宅建士になることができますが、難易度が高めの国家資格です。

宅建の勉強時間は不動産業界で働いた経験があるか、初心者であるかなど、現在の知識量・理解力によって大きく違います。

宅建試験に必要な勉強時間の平均は300時間、独学で初心者であれば勉強時間は500時間必要と言われています。

初心者の方が確実に合格したいのであれば、学習スケジュールや動画講義、サポートが充実している通信講座がおすすめです。

通信講座では合格する為に必要な知識が凝縮されたテキストやカリキュラム、サポートで宅建試験合格に必要な知識を着実に付けることができます。

どの通信講座も無料で資料請求することができるため、どの通信講座が自分に合っているのか比較するのもおすすめです。

お読みいただきありがとうございました。

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