除湿機と言えば最もメジャーなのが「コンプレッサー式」の除湿機ですが、メジャーな分、種類も多く、どれを選んでいいのかわからないなぁと思っていませんか?
そんな方のために、この記事ではコンプレッサー式除湿機のおすすめ商品を、使い方やシーンごとに分けてご紹介していきたいと思います。
ご自分の使い方に合っているのはどんなタイプか、ご自分の生活スタイルと照らし合わせながら、一緒に見ていきましょう!
冒頭には除湿機の方式の簡単な解説もありますので、「そもそもコンプレッサー式とは…?」という方でもわかりやすく読み進めていただけるかと思います。
\各おすすめのコンプレッサー式除湿機は下記からジャンプできます/
コンパクトなコンプレッサー式除湿機おすすめ | 静かで大容量のコンプレッサー式除湿機おすすめ | 冬モード搭載のコンプレッサー式除湿機おすすめ |
安いコンプレッサー式除湿機おすすめ | 【番外編】 デシカント&ハイブリッド式除湿機おすすめ |
除湿方式は大きく分けて3つ!
除湿機はその除湿の仕組み(除湿方式)によって、コンプレッサー式、デシカント式、ハイブリッド式の3つに分けられます。
- 電気代が安くて梅雨~夏向けのコンプレッサー式
- 安定した除湿能力と静音性の高いデシカント式
- 省エネ&年中部屋干し!いいとこ取りのハイブリッド式
ここからは、その仕組みについて、方式ごとのメリット・デメリットも含めて説明していきます。
電気代が安くて梅雨~夏向けのコンプレッサー式
除湿機と言えば最もメジャーなのがこの「コンプレッサー式」になります。
コンプレッサー式は、コンプレッサー(圧縮機)の働きによって内部の冷却部分をキンキンに冷やし、そこに湿った空気を取り込んで水分を結露させて乾いた空気を外へ放出します。
結露して回収された水分は本体の水タンクに溜まっていきます。
身近な例で言うと、真夏に冷たい飲み物を入れたコップを置いておくと表面に空気中の水分が結露してコップの表面が濡れるのと同じ仕組みです。
コンプレッサー式の除湿機のメリットは比較的電気代が安いこと。
デメリットは周囲の温度が低いと除湿能力が落ちてしまうことと、動作音が大きめなことです。
室温が低くならない梅雨の時期~夏には大活躍なのですが、冬も使いたい、なおかつ設置する場所が寒くなる場合には向いていない方式になりますので、その場合はコンプレッサー式以外のものを検討しましょう。
安定した除湿能力と静音性の高いデシカント式
「デシカント式」は別名「ゼオライト式」とも呼ばれる除湿方式になります。
こちらは、本体内部にあるデシカント素子と呼ばれる乾燥剤(吸湿剤)のようなもので吸い込んだ空気中の水分を吸着し、その後ヒーターによって熱されて水分だけ熱交換器に送られ、デシカント素子はまた吸湿できるようになるという仕組みです。
熱交換器に送られた水分は冷やされて水滴になり、水タンクへ溜まります。
デシカント式のメリットは、周囲の温度に左右されずに安定して除湿ができることとコンプレッサー式よりも静音性に優れていること。
デメリットは、ヒーターを使用するため電気代が比較的高いことです。
省エネ&年中部屋干し!いいとこ取りのハイブリッド式
「コンプレッサー式」と「デシカント式」がどちらも搭載されているのが「ハイブリッド式」になります。
室温が高い時期には電気代の安いコンプレッサー式で動作し、室温が低いときには除湿能力優先でデシカント式で動作しますので、寒いときでもしっかり除湿できて、かつ、寒くない時には省エネで運転できるという優れものです。
ただし、能力にもよりますが本体価格はコンプレッサー式やデシカント式と比べて高いことがほとんどです。
コンプレッサー式除湿機の特徴
3つの除湿方式について仕組みが分かったところで、除湿機の中で最も種類が多いコンプレッサー式の除湿機のメリットとデメリットについて、もう少し詳しく見ていきましょう。
- メリット|ランニングコストを抑えられる・パワフル
- デメリット|室温が低くなると能力が落ちる・音が大きい
メリット|ランニングコストを抑えられる・パワフル
コンプレッサー式の除湿機の最大のメリットは、なんといっても他の方式と比べて電気代が安いことです。
デシカント式はヒーターを使用する分、どうしても電気代が高くなってしまいます。
電気ポットやドライヤー、セラミックヒーターのように、電気の力が熱源になる家電は、電気代が高いですよね。
ですので、ヒーターがあるかないかで電気代には随分と差が出てしまうのです。
以下の表はコンプレッサー式とデシカント式で除湿能力の値が近い2機種の消費電力を比較したものです。
※値は全て60Hzで使用した時のものになります。
※電気代は、1kWh単価を27円として計算しています。
コンプレッサー式
コロナ CD-S6321 |
デシカント式
パナソニック F-YZUX60 |
|
除湿能力:1日あたりの最大除湿量 | 6.3L | 5.6L |
1時間あたりの電気代目安 | 衣類乾燥 5.8円
除湿 自動 3.2円 |
衣類乾燥 速乾 12.6円
除湿 おまかせ 7.7円 |
コンプレッサー式の方が除湿能力がわずかに大きいにも関わらず、電気代が安いことがわかります。
そしてもう1つのメリットは、パワフルで除湿能力の大きい機種が豊富なことです。
大手家電メーカーのコンプレッサー式除湿機で除湿能力が最大のものはなんと1日あたりの除湿能力が24.5Lというパワフルさです。
そのワンランク下でも除湿能力18Lという機種がたくさんあります。
それに対してデシカント式の据え置きタイプの除湿機で最も除湿能力の高い機種は9.2Lですので、コンプレッサー式除湿機はパワフルなものが多いということがわかります。
デメリット|室温が低くなると能力が落ちる・音が大きい
コンプレッサー式除湿機の最大のデメリットは室温が低くなると能力が落ちてしまうことです。
コンプレッサー式が冬に向かない、夏に向いていると言われるのはこのためです。
ただし、単純に夏・冬というよりは周囲の温度が重要なので、たとえ冬に使う場合でも、除湿機を使用する部屋の室温が5℃未満(メーカーによっては7℃未満)にならなければ、除湿することができます。
そして一部機種には「冬モード」という機能が搭載されており、低めの室温でも使用できるコンプレッサー式除湿機も販売されていますので、一年中使いたいけど、電気代はなるべく安い方が良い!という方はこちら(通年使える|冬モード搭載のコンプレッサー式除湿機おすすめ4選)を参照してみてください。
もう1つのデメリットは音が大きいことです。
コンプレッサー(圧縮機)が搭載されているものは家電製品の中にも色々ありますが(冷蔵庫、エアコンなど)、どうしてもその過程で振動音が発生してしまいます。
ただし、こちらに関しても機種によっては「静音モード」や「夜干しモード」があり、音を抑えて運転することが可能になっている機種もありますので、運転音が気になる方は運転音を抑えられるモードがあるかどうかもチェックして選ぶことをおすすめします。
コンプレッサー式除湿機の選び方のポイント
コンプレッサー式除湿機のメリット・デメリットがわかったところで、実際に機種を選ぶ際に重要と思われるポイントを以下にまとめてみました。
- 除湿能力
- タンクの容量
- 静音性
- 便利機能
- 価格
購入する時にはこのようなところを比較してみると良いでしょう。
除湿能力
最も大事なポイントは除湿能力です。
この除湿能力は1日あたり約何リットルの水を除湿することができるかという数値で表されます。
また、カタログや店頭の説明には、木造○畳~鉄筋○畳というように、適しているお部屋の広さも表示されていることが多いので、設置するお部屋の広さに合った能力のものを選ぶようにしましょう。
設置したお部屋の広さに対して能力が足りないと、「せっかく買ったのにあまり湿度が下がらない」ということにもなりかねません。
同じ製品でも50Hzの地域で使用する時と60Hzの地域で使用する時で除湿量が違うので、注意しましょう。
タンクの容量
除湿能力とも関わりますが、タンクの容量も大事なポイントになります。
例えば、除湿能力が1日あたり6.3Lで、タンク容量が3.0Lの機種であれば、1日中運転させた場合には約2回の水捨てが必要ということになります。
仮に、除湿能力が高くてもタンクの容量が少ないと、水捨ての回数が多くなり少し不便です。
タンクが満水になったときには自動で除湿を停止するので勝手に水が溢れてしまうということはないですが、不在時に運転させる場合には満水になった時点で除湿が停止してしまいますので、外出時にも運転させたい場合にはタンク容量と除湿能力のどちらも確認して選ぶようにしましょう。
静音性
先ほどの項目でもあったように、コンプレッサー式の除湿機は音が大きめなのがデメリットの1つでもあります。
使用するシーンによっては静音性が重要になる場合もあるかと思いますので、そこも注意して選びたいポイントになります。
日中しか使用しない場合や一軒家の場合には、さほど気にする必要はないかもしれませんが、夜間に使用したい場合や集合住宅で使う場合には、音の大きさも見て選んだ方が良いでしょう。
パワフルなものは比較的音も大きめなことが多いので、そういった機種の場合には使用シーンによって「静音モード」や「夜干しモード」に変更できるかどうかも確認することをおすすめします。
便利機能
最新の除湿機にはさまざまな便利機能が搭載されているものがあります。
例えば、冬にも使いたい方向けの「冬モード」や、衣類乾燥時に洗濯物が乾いたら自動で運転を停止する「オートストップ機能」などです。
お部屋の除湿だけではなく、衣類乾燥の機能をメインに使いたい方は、衣類乾燥に適したモードの中でも、使いたいシーンに合ったモードがついているかどうかも見て選ぶようにしましょう。
オートストップ以外にも、運転音が静かな「夜干しモード」や、電気代を節約して乾かす「ecoモード」、厚手のものを乾きやすくする「厚物モード」などがある機種もあります。
また、衣類乾燥をする際に大事な、洗濯物に風を当てるときの風向きも、横に広く干すのに適した左右にワイドな風が出るものや、上下2段干しに適した上下にスイングするものなど、機種によってさまざまです。
ご家庭ごとの使いたいシーンに合わせて、それに適したモードや便利機能があるかどうかも見て選ぶようにしましょう。
価格
家庭用コンプレッサー式除湿機の価格は約15000円~80000円とかなりの幅がありますが、基本的には除湿能力が高いものは価格も高めになります。
一方お安いものは、除湿の働きはしますがモードが限られていて少なかったり、湿度を感知して自動停止する機能が無かったりするようです。
売れ筋は、コンパクトで比較的安い価格帯のものでは20000円前後、能力の高めなものでは30000円~45000円程の価格帯のようです。
除湿機のモデルチェンジの時期はだいたい春~梅雨前頃で、もし旧モデルの在庫が残っていれば、新モデルと比べて5000円~10000円程安い可能性がありますので、ご購入を検討される際には旧モデルの在庫が残っていないかチェックしてみるといいかもしれません。
一人暮らし向け|コンパクトなコンプレッサー式除湿機おすすめ5選
そもそも一人暮らしで除湿機って必要?と思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。
それぞれの生活スタイルや住宅性能によるとは思いますが、衣類乾燥の一助として使いたい方にはあった方が良い家電だと思います。
一人暮らしは家事の負担がすべて自分です。
洗濯物を干して、仕事や学校に行っている間にきちんと乾かしてくれる除湿機があれば、帰ってきて「乾いてない…」などと落胆することも無くなります。
一人暮らしだからこそ、便利な家電をフル活用して、快適な生活を送れたらいいですよね!
そして当たり前のことですが、光熱費は安い方が良いに決まっていますし、一人暮らしではあまりコストをかけたくないのが本音だと思います。
そのために、さまざまな機能が搭載された除湿機がありますので、何を重視したいか、目的に合っているかなどよく吟味して選びたいところです。
ここでは、一人暮らし向けということで、場所を取らずにいろんな使い道があることをポイントとし、「コンパクトさ」と「多機能」という観点でメリットがある5機種を選びました。
この後の項目で価格重視のモデルも紹介しているので、一人暮らしで使用するけど「多機能」よりも「安さ」を重視されたいという方は、そちら(安いコンプレッサー式除湿機おすすめ)の項目も参考にしてみてください。
一人暮らし向け除湿機おすすめ5選・比較一覧表 | ||||
商品型式 | メーカー | サイズ
(幅×奥行×高さ) |
除湿能力
(1日あたり) |
特徴 |
CV-N71 | シャープ | 303×203×524mm | 7.1L | プラズマクラスター |
CD-S6321 | コロナ | 170×365×533mm | 6.3L | 衣類乾燥機能充実
タンク大きめ クリアフィンコート搭載 |
IJC-H65 | アイリスオーヤマ | 319×204×535mm | 6.5L | シンプル |
CDM-F1021/CDM-1021 | コロナ | 250×386×600mm | 10L | 冷風機能
排熱ダクト同梱 クリアフィンコート搭載 |
CM-N100 | シャープ | 315×235×575mm | 10L | プラズマクラスター
冷風機能 |
コンパクト&多機能で一人暮らしのお部屋でもスッキリ置ける
他の除湿機と比べてとにかくコンパクトなこのモデルですが、除湿・衣類乾燥・衣類消臭と多機能で、1台あればとても便利な除湿機です。
除湿と衣類乾燥はもちろんですが、シャープだけのプラズマクラスター機能で約45°の下向き送風もできるので、バスマットや床の付着菌の増殖を抑制する効果もあります。
軽量&コンパクトデザイン&ハンドル付きなので、使いたいシーンによって、お部屋・洗面所・クローゼットなど使いたい場所に手軽に持ち運ぶことが可能です。
一人暮らしのアパートでは、鉄筋コンクリート造りで結露が酷く、カビに悩まされることもありますので、湿気対策と一緒にカビ対策をされたい方にもおすすめです。
コンパクトでもしっかり衣類乾燥機能が充実
除湿能力:1日あたりの最大除湿量 | 6.3L |
除湿可能面積の目安
(木造住宅~コンクリート住宅) |
8~16畳 |
消費電力
(1時間あたりの電気代目安) |
衣類乾燥:215W
(5.8円) 除湿:215W (5.8円) |
運転音 | 衣類乾燥 速乾:36dB
除湿:34dB |
排水タンク容量 | 約3.0L |
使用可能温度 | 5~40℃ |
外形寸法(幅×奥行×高さ) | 170×365×533mm |
重量 | 8.3kg |
コンパクトでシンプル機能かと思いきや、衣類乾燥の機能が意外に充実しているこのモデル。
湿度センサーがついているので、お部屋の湿度を見て衣類が乾いたら自動停止してくれます。
コンパクトタイプの中では排水タンクも大きめなので、水捨て回数が少なくて済むところもポイントです。
さらに今年のモデルからは、熱交換器アルミフィンに「クリアフィンコート」を採用しており、熱交換器に汚れがつきにくく、汚れが付着しても結露水で流れ落ちやすくなりました。
内部を、長く清潔に使用できるのも魅力的です。
パワフルで低価格なシンプルモデル
アイリスオーヤマの家電の魅力は何といってもコスパ最強の低価格ではないでしょうか。
このモデルも、とてもコンパクトですがパワーはしっかり、でもお値段は安心の低価格、というコスパ最強な除湿機です。
操作もシンプルで、除湿設定の項目の中に「衣類乾燥・自動・標準・弱」とあるので、衣類乾燥の中でモードが分かれているということも無いので、かなりシンプルなつくりになっています。
複雑なものは苦手な方や機械が苦手という方でも大変使いやすい機種なのではないでしょうか。
見た目も少し丸みを帯びたフォルムがかわいらしく、一人暮らしのお部屋にも馴染むデザインになっています。
排熱ダクト同梱で冷風機能を有効に使える!
こちらのコロナの機種は冷風機能付きで、夏はスポットクーラーとしても使うことができます。
その際、前面からは冷風が出ますが、構造上どうしても背面からは排熱が出てしまいます。
このモデルはそれを逃がすための排熱ダクトというホースのようなものがついてくるので、排熱を室外に放出することができ、効率よく冷風機能を使うことができます。
さらに、排熱ダクトを押し入れなどに向けて置けば、押し入れ乾燥にも使うことができます。
除湿機としての使用はもちろん、夏にエアコンのない部屋で自分の周りだけを局所的に冷やす、という目的でも使用できる製品です。
(エアコンと違い部屋全体を冷房することはできません。閉めきった場所で使われた場合はむしろ室温が上昇しますのでご注意ください。)
こちらにも熱交換器アルミフィンに「クリアフィンコート」を採用しており、内部を、より長く清潔に使用できます。
「冷風・衣類乾燥・除湿・消臭」の1台4役
こちらもなんとスポット冷風機能付きの除湿機。
室温差約-10℃の快適な冷風を送ることができます。
(こちらもエアコンと違い背面から温風が出るため、部屋全体を冷房することはできません。閉めきった場所で使われた場合は室温が上昇しますのでご注意ください。)
そしてさらにこちらのシャープの機種はプラズマクラスターで消臭効果も期待できるという1台4役の優れもの。
このコンパクトさで、除湿能力は1日あたり10Lとパワフルなのも魅力的です。
一人暮らしで除湿機を置く場合でこのくらいの機能が揃っていれば文句なし!というモデルです。
リビングにも|静かで大容量のコンプレッサー式除湿機おすすめ5選
リビングなどの広いお部屋で使用したい方向けの大容量の除湿機をピックアップしてみました。
大容量となれば運転音も大きくなってしまいますが、使用するシーンに合わせて静音のモードがついているものもありますので、選ぶ際にはぜひこちらを参考にしてみてください。
リビング向け除湿機おすすめ5選・比較一覧表 | |||||
商品型式 | メーカー | 除湿能力
(1日あたり) |
運転音
(最小~最大) |
サイズ
(幅×奥行×高さ) |
特徴 |
MJ-PV250SX | 三菱 | 24.5L | 36~49dB | 410×299×630mm | 除湿能力業界No.1 |
MJ-P180SX | 三菱 | 18L | 36~46dB | 372×281×594mm | 1℃から除湿可能 |
CV-N180 | シャープ | 18L | 36~52dB | 359×248×665mm | プラズマクラスター |
CV-N120 | シャープ | 12L | 35~50dB | 359×248×665mm | プラズマクラスター |
CD-H1821 | コロナ | 18L | 39~50dB | 365×202×570mm | 衣類乾燥モードが充実 |
インバーター搭載で業界No.1のハイパワーなのに静音性もピカイチ
除湿能力:1日あたりの最大除湿量 | 24.5L |
除湿可能面積の目安
(木造住宅~コンクリート住宅) |
31~62畳 |
消費電力
(1時間あたりの電気代目安) |
衣類乾燥:415W
(11.2円) 除湿 弱:125W (3.4円) |
運転音 | 衣類乾燥 夜干し:36dB
除湿 冬モード:49dB |
排水タンク容量 | 約5.5L |
使用可能温度 | 1~40℃ |
外形寸法(幅×奥行×高さ) | 410×299×630mm |
重量 | 17.9kg |
とにかくしっかり除湿したい方におすすめなのが三菱のこのモデルです。
除湿機ではなかなかないインバーター搭載モデルで、除湿能力が業界No.1なうえに、音も静かという最強モデル。
インバーター制御は、湿度に応じてパワーを自動でコントロールするため、ほかの機種以上にムダのないない省エネ除湿が可能です。
冬モードも搭載しているので、周囲の温度が低くなっても、ほかの除湿機よりも除湿量が落ちにくいのも特徴。
他の機種と比べると価格は高めですが、1年中しっかり除湿したい、なおかつ電気代が安いコンプレッサー式が良いという方にぜひおすすめしたい機種です。
1℃から除湿可能なパワフルモデル
除湿能力:1日あたりの最大除湿量 | 18L |
除湿可能面積の目安
(木造住宅~コンクリート住宅) |
23~45畳 |
消費電力
(1時間あたりの電気代目安) |
衣類乾燥:390W
(10.5円) 除湿:390W (10.5円) |
運転音 | 衣類乾燥 夜干し:36dB
除湿 強:46dB |
排水タンク容量 | 4.7L |
使用可能温度 | 1~40℃ |
外形寸法(幅×奥行×高さ) | 372×281×594mm |
重量 | 14.9kg |
ハイパワーなのはもちろんですが、この除湿機にも冬モードが搭載されています。
コンプレッサー式は寒いところでは運転できなくなることもありますが、この除湿機は室温1℃から除湿が可能です。
(室温1℃、70%時の除湿能力は2L/日以下になります)
除湿機を使ううえで特に電気代が気になる方、冬でも室温1℃以上の環境で使用できる方に特におすすめなモデルです
ニオイ対策と除湿を一気に実現
除湿機としての性能はもちろん、洗濯物の部屋干しとなると生乾き臭に悩まされることも少なくないと思います。
こちらには「臭い戻り対策モード」という機能があり、設定しておくと、洗濯物が乾いた後にもプラズマクラスターイオンの放出を継続して臭い戻りを抑制してくれます。
さらに、プラズマクラスターの効果で、生乾き臭、汗臭、タバコの付着臭まで消臭してくれるので、リビングへの設置にも向いています。
衣類乾燥やお部屋の除湿と一緒に、臭い対策やカビ対策をされたい方におすすめです。
コンパクトでも機能充実
除湿能力:1日あたりの最大除湿量 | 12L |
除湿可能面積の目安
(木造住宅~コンクリート住宅) |
15~30畳 |
消費電力
(1時間あたりの電気代目安) |
衣類乾燥 強:305W
(8.2円) 除湿 強:290W (7.8円) |
運転音 | 衣類乾燥 強:50dB
除湿 弱:35dB |
排水タンク容量 | 約4.5L |
使用可能温度 | 4~38℃ |
外形寸法(幅×奥行×高さ) | 359×248×665mm |
重量 | 15.5kg |
CV-N180の機能はそのままに、少しコンパクトにしたのがこのモデル。
コンパクトながらも上下のスイングは広角なので、洗濯物の量が多くても上下2段干しにすることで、しっかり風を当てることが可能です。
(左右スイングは手動)
あまり置き場所を取りたくない方、お部屋や衣類のニオイ対策も一緒にしたいという方におすすめです。
衣類乾燥モードが充実のハイパワーモデル
除湿能力:1日あたりの最大除湿量 | 18L |
除湿可能面積の目安
(木造住宅~コンクリート住宅) |
23~45畳 |
消費電力
(1時間あたりの電気代目安) |
衣類乾燥:610W
(16.5円) 除湿:310W (8.4円) |
運転音 | 衣類乾燥 標準:50dB
除湿 弱:39dB |
排水タンク容量 | 約4.5L |
使用可能温度 | 5~40℃ |
外形寸法(幅×奥行×高さ) | 365×202×570mm |
重量 | 12.5kg |
どんなリビングにも馴染むシンプルデザインのこのモデルは、衣類乾燥のモードが【標準、eco、夜干し、厚物】の4種類もあることです。
さらに、風の向きも【左右スイング、上下スイング、スポット、後方スイング】など自在に変えることができ、さまざまな設置の状況や洗濯物の干し方に対応することができます。
さらに、冬モード搭載で、室温が低いときにはヒーターを併用し、パワフルに除湿運転してくれます。
こちらにも熱交換器アルミフィンに「クリアフィンコート」を採用しており、内部を、より長く清潔に使用できます。
洗濯物の量が日によって変わるご家庭や、クローゼットや押入れの乾燥もしたいという方におすすめです。
通年使える|冬モード搭載のコンプレッサー式除湿機おすすめ4選
コンプレッサー式除湿機の現行モデルで「冬モード」が搭載されているものは、実はそんなに多くありません。
今から紹介する4機種の中で3機種はすでに前の項目でご紹介してしまったモデルになります。
ここで注意しておきたいのがメーカーによる「冬モード」の違いです。
現行モデルで冬モードが搭載されているのは三菱とコロナの一部機種なのですが、2つのメーカーの冬モードは全く違う機能なのです。
まず三菱の冬モードは、室温が15℃以下の時に設定すると、強運転よりも風量を強くし、通常は低温時に減ってしまう除湿量をアップさせる機能です。
さらに熱交換器の自動霜取りの機能により、コンプレッサー式でありながら室温1℃からの除湿を可能にしています。
(ただし低温時は除湿量が減ります。)
一方、コロナの冬モードは、室温が10℃を下回ると、ヒーターを併用してパワフルに除湿するという機能を指しています。
室温が低下した時に除湿量も低下してしまうデメリットの克服する機能ですが、あくまでも除湿可能温度帯は室温5℃からになりますので、注意が必要です。
使いたいお部屋が冬は5℃未満になってしまうお家には三菱の冬モード、5℃以下にはならないが室温が下がってもパワフルにしっかり除湿してほしいというお家にはコロナの冬モード搭載機種がおすすめです。
ここから具体的に機種を紹介していくのですが、先ほど書いたとおり、3機種はすでに前の項目でご紹介したものになりますので、そちらの詳細は前の項目をご覧ください。
冬モード搭載除湿機おすすめ4選・比較一覧表 | |||||
商品型式 | メーカー | 除湿能力
(1日あたり) |
除湿可能温度帯 | サイズ
(幅×奥行×高さ) |
特徴 |
MJ-PV250SX | 三菱 | 24.5L | 1~40℃ | 410×299×630mm | 除湿能力業界No.1
1℃から除湿可能 インバーター搭載で電気代が安い |
MJ-P180SX | 三菱 | 18L | 1~40℃ | 372×281×594mm | 1℃から除湿可能 |
CD-H1821 | コロナ | 18L | 約5~40℃ | 365×202×570mm | 室温が低いときはヒーター併用 |
CD-H1021 | コロナ | 10L | 約5~40℃ | 365×202×570mm | 最もコンパクトな冬モード搭載 |
冬モード搭載かつ除湿能力No.1の最強モデル
詳細は前項目へジャンプ:三菱 MJ-PV250SX
1℃から除湿可能なパワフルモデル
詳細は前項目へジャンプ:三菱 MJ-P180SX
室温が低いときはヒーター併用でパワフルに除湿
詳細は前項目へジャンプ:コロナ CD-H1821
最もコンパクトな冬モード搭載モデル
除湿能力:1日あたりの最大除湿量 | 10L |
除湿可能面積の目安
(木造住宅~コンクリート住宅) |
13~25畳 |
消費電力
(1時間あたりの電気代目安) |
衣類乾燥:530W
(14.3円) 除湿:230W (6.2円) |
運転音 | 衣類乾燥 標準:41dB
除湿 弱:36dB |
排水タンク容量 | 約4.5L |
使用可能温度 | 5~40℃ |
外形寸法(幅×奥行×高さ) | 365×202×570mm |
重量 | 12.0kg |
冬モード搭載機種の中で最もコンパクトなのがこちらの機種です。
室温が10℃以下になると、ヒーターを併用することによって除湿量の低下を軽減します。
さらに、こちらにも熱交換器アルミフィンに「クリアフィンコート」を採用しており、内部を、より長く清潔に使用できるのも魅力的です。
お部屋が多少寒くなる冬でもしっかり除湿してくれるものがいい方、その中でもコンパクトなものをご希望の方におすすめです。
お手頃価格|安いコンプレッサー式除湿機おすすめ5選
種類も多く、価格もお安いものから高いものまでさまざまな除湿機ですが、この項目では、お手頃価格帯のコンプレッサー式除湿機を5機種ピックアップしてみました。
「設置したい場所が狭い場所なのでそんなにハイパワーなものはいらない」という方や「初めて除湿機を買うのでシンプルでお安いものから始めたい」という方におすすめの機種になります。
本日時点での価格も掲載していますので、購入の際の参考にしてみてください。
お手頃価格除湿機おすすめ5選・比較一覧表 | |||||
商品型式 | メーカー | 除湿能力
(1日あたり) |
価格(税込、Amazon調べ)
※2021年8月10日現在 |
サイズ
(幅×奥行×高さ) |
特徴 |
IJC-J56 | アイリスオーヤマ | 5.6L | 10800円 | 250×230×383mm | 衣類乾燥なし |
YDC-C60 | 山善 | 6L | 13000円 | 276×185×480mm | 低価格、多機能 |
DEC-6515 | アイリスオーヤマ | 6.5L | 14800円 | 290×190×477mm | 価格と機能のバランスがとれている |
CD-P6321 | コロナ | 6.3L | 17753円 | 220×330×515mm | シンプル操作 |
IJC-H140 | アイリスオーヤマ | 14L | 19800円 | 346×250×590mm | ハイパワーなのに低価格 |
衣類乾燥なしのシンプル除湿機
真っ白で四角いシンプルボディですが、除湿能力はしっかり1日あたり5.6L。
40%、50%、60%の湿度設定だけで設定に合わせて自動で除湿運転してくれるという便利でシンプルな操作で簡単に除湿ができます。
現時点での価格はなんと10800円と今回ご紹介している除湿機の中でもダントツでお安い機種になっております。
衣類乾燥のモードや、吹き出しのスイングなどは無いので、衣類乾燥よりも空間の除湿がメインの方、一人暮らしなどであまり広くないお部屋で使用したい方におすすめの機種です。
この価格でこの高機能さはコスパ最強
お手頃価格なのに高機能なのがこのモデル。
湿度を40~70%の間で5%刻みで細かく設定できるので、お部屋をより快適な環境に保つことができます。
その他、衣類乾燥モード、1~8時間の入切タイマー、送風方向の調整も3段階できるという至れり尽くせりでコスパ最強なモデルです。
タイマーが細かく設定できるので、一人暮らしの外出時などにも活躍するモデルになっています。
この能力でこの価格はアイリスオーヤマだからこそ
この除湿能力でこの価格はアイリスオーヤマだからこそのものだと思います。
除湿能力もさることながら、衣類乾燥のモードもちゃんとついているので、シンプルでお安い衣類乾燥除湿機をお求めの方に特におすすめです。
ただし、運転音などのデータが少ないので、音が気になる方は、口コミや評価を参考にしてから選ぶと良いでしょう。
操作ボタンが3つだけの簡単シンプルモデル
除湿能力:1日あたりの最大除湿量 | 6.3L |
除湿可能面積の目安
(木造住宅~コンクリート住宅) |
8~16畳 |
消費電力
(1時間あたりの電気代目安) |
衣類乾燥:180W
(4.9円) 除湿:180W (4.9円) |
運転音 | 衣類乾燥:36dB |
排水タンク容量 | 約3.5L |
使用可能温度 | 1~40℃ |
外形寸法(幅×奥行×高さ) | 220×330×515mm |
重量 | 7.9kg |
こちらは家電量販店では販売されていないモデルで、ホームセンターなどで購入できるモデルです。
操作ボタンは「電源、運転切替、切タイマー」の3つだけで、誰でも簡単に操作できるのも魅力的。
衣類乾燥用のルーバーは「プチルーバー」で小さめなので、どちらかというとお部屋の除湿向きの機種です。
さらにこちらにも熱交換器アルミフィンに「クリアフィンコート」を採用しており、内部を、より長く清潔に使用できます。
1万円台(Amazon調べ)で買えるハイパワーモデル
1日あたり14Lというハイパワーな除湿能力で衣類から飛ばした湿気をパワフルに除湿してくれます。
角度調整できるスイングフラップで狙ったところへ乾燥風を送れるので、効率よく衣類乾燥ができます。
イオン発生装置搭載でマイナスイオンがお部屋の空気を快適にしてくれる機能付き。
なるべくハイパワーでお安い機種をお求めの方におすすめです。
【番外編】デシカント&ハイブリッド式除湿機おすすめ4選
ここまではコンプレッサー式の機種をさまざまご紹介させていただきましたが、ここで【番外編】として、デシカント式とハイブリッド式の機種から4機種ご紹介します。
電気代を安くすることよりも、1年中除湿能力を落とさずに使うことを重視したい方はぜひこちらを参考にしてみてください。
デシカント&ハイブリッド式除湿機おすすめ5選・比較一覧表 | |||||
商品型式 | メーカー | 除湿方式 | 除湿能力
(1日あたり) |
サイズ
(幅×奥行×高さ) |
特徴 |
F-YZUX60 | パナソニック | デシカント式 | 5.6L | 178×357×459mm | ナノイーX
コンパクト |
IJDC-K80 | アイリスオーヤマ | デシカント式 | 8.0L | 334×285×739mm | サーキュレーター一体型 |
F-YC120HUX | パナソニック | ハイブリッド式 | 12L | 370×225×583mm | ナノイーX
ワイド送風 |
F-YHUX90 | パナソニック | ハイブリッド式 | 8.5L | 470×250×335mm | 低背コンパクト |
ニオイ対策と冬の除湿はこれにおまかせ!
デシカント式は電気代が高くなりがちですが、この機種は「カラッとセンサー」によって衣類乾燥の仕上がりを検知し自動で停止してくれるので無駄を省いて運転することができます。
さらに、ナノイーX搭載で気になる部屋干し臭をしっかり抑制してくれます。
コンパクトで移動も簡単にできるので、家中いろんな場所で使うことができるのもうれしいポイント。
サーキュレーターと除湿機が一体になった画期的な除湿機
衣類を速く乾燥させるのに重要なのは洗濯物にしっかり風を当てながら除湿することだと言われています。
その際、サーキュレーターの風を当てるとより効果的と言われていますが、こちらの機種は除湿機とサーキュレーターを1台にまとめてしまったという画期的な商品です。
除湿機とサーキュレーターの場合だと電源も場所も2台分必要ですが、これなら1台で済んでしまいます。
高さは結構ありますが、スリムな形状で場所を取らないので、一人暮らしで使いたい方や、衣類乾燥のために除湿機の購入をお考えの方におすすめの機種です。
1年中しっかり衣類乾燥したいならこれ!
除湿能力:1日あたりの最大除湿量 | 12L |
除湿可能面積の目安
(木造住宅~コンクリート住宅) |
13~25畳 |
消費電力
(1時間あたりの電気代目安) |
衣類乾燥 速乾:715W (19.4円)除湿 自動:235W(6.4円) |
運転音 | 衣類乾燥 速乾:49dB
除湿 自動:39dB |
排水タンク容量 | 3.2L |
使用可能温度 | – |
外形寸法(幅×奥行×高さ) | 370×225×583mm |
重量 | 13.9kg |
約2kgの洗濯物を75分という驚異的な速さで乾燥させるこの除湿機ですが、速乾の秘密は横幅165cmのワイド送風。
また、こちらもナノイーXの効果で、部屋干し臭のもととなる菌を除菌しながら衣類を乾燥させてくれます。
衣類乾燥も衣類除菌もお部屋の除湿もこれ1台!
1年中しっかり衣類乾燥させたい方、冬も使いたいけどデシカント式はコストが心配という方は、これを選んでおけば間違いなしの機種です。
衣類を真下から乾燥させる低背コンパクト
この除湿機の特徴は何といっても他の除湿機にはないこの形状です。
高さが低いので、洗濯物の下に設置して「真下」から乾かすことができます。
コンパクトでもナノイーX搭載、ワイド送風は幅約100cmと、性能は文句なし。
コンパクトなものがいいけど性能も妥協したくない方や、一人暮らしで少しでも省スペースなものをお求めの方におすすめのモデルです。
まとめ
今回の記事では、
- 3つの除湿方式の簡単な特徴
- コンプレッサー式除湿機のメリットとデメリット
- コンプレッサー式除湿機の選び方のポイント
についてまとめてみました。
除湿機はその除湿の仕組み(除湿方式)によって、コンプレッサー式、デシカント式、ハイブリッド式の3つに分けられます。
コンプレッサー式…比較的電気代が安いが、動作音が大きめで、周囲の温度が低いと除湿能力が落ちてしまう
デシカント式…周囲の温度に左右されずに除湿でき、静音性に優れているが、ヒーターを使用するため電気代が比較的高い
ハイブリッド式…寒いときでもしっかり除湿できて、寒くない時には省エネで運転できるが、本体価格比較的高め
コンプレッサー式除湿機の特徴は以下のとおりです。
- メリット|ランニングコストを抑えられる・パワフル
- デメリット|室温が低くなると能力が落ちる・音が大きい
コンプレッサー式除湿機を選ぶ際にポイントになるところは以下のとおりです。
- 除湿能力
- タンクの容量
- 静音性
- 便利機能
- 価格
今回の記事では、除湿機の中でも特にコンプレッサー式について詳しく解説しました。
使用状況ごとのおすすめ機種もピックアップしておりますので、自分の使い方にぴったりのものを見つけてみてくださいね。
この記事が少しでも皆さんの除湿機選びのお役にたてれば幸いです。
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