危険物取扱者乙4はどんな資格?難易度や勉強方法おすすめのテキストまで徹底解説!

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危険物取扱者と聞くと、この言葉だけで凄く難易度の高い資格なのではないか?と感じますよね。

危険物取扱者とは消防法で定められている危険物を取り扱ったり、危険物の取り扱いの時に立ち会ったりするために必要な国家資格になります。自分たちが思い浮かべる危険物とはどのような物でしょうか?

危険物取扱者は受験者の2人に1人が合格できる国家資格になりますので、自分自身の頑張りしだいで一発合格も夢じゃないですね!

こちらの記事では危険物取扱者とはどんな資格なのか、危険物取扱者の資格取得を考えた時の難易度などについて徹底解説していきます。受験を考えている方や少しでも興味のある方はご覧ください!

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目次

危険物取扱者とは?

危険物取扱者とは、消防法で指定された危険物を取り扱うことが出来る人です。

危険物とは、主にガソリンなど可燃性物質、高圧ガス、高圧電流など一般的に扱うことの出来ない危険な物を指します。

石油、ガソリン、灯油などの可燃性物質は、誤って取り扱いを間違えてしまうと大規模な火災になりかねません。これらの危険物を扱う場所では危険物取扱の知識を持った資格取得者の配置が義務付けられています。

危険物取扱作業に従事している資格取得者は、3年に1回保安講習の受講が必要になります。実務に就いていない場合受講の義務はありませんが、受講することが可能です。

実務に就いていなかったものが従事する場合、その開始日から1年以内に保安講習の受講が必要になりますので注意が必要です。

では、危険物取扱者について、難易度など様々なことより詳しく徹底解説していきますのでチェックしていきましょう!

危険物取扱者について

危険物取扱者は消防法で定められている危険物の取扱及び、危険物を取り扱う際に立ち合うために必要な国家資格になります。

危険物取扱者は火災や爆発などのリスクがある可燃性の物質を扱う仕事です。そのような物質を一定量以上貯蔵する、もしくは扱うことのあるガソリンスタンドや科学物質工場などの施設は、危険物取扱者を必ず置かなければいけません。

危険物取扱者には危険物を取り扱うために、それぞれ3種類に分かれています。各3種類とも取り扱える内容が異なりますので注意が必要です!下記で確認しましょう。

種類 内容
甲種 消防法の第1類から第6類まで、全ての危険物の取り扱い可能です。また、甲種の有資格者が立ち合いがあれば、無資格者も危険物の取り扱いが可能になります。
乙種 第1類から第6類のうち取得した資格の危険物のみ取り扱い可能になります。資格があれば、甲種同様に無資格者の立ち合い業務も可能になります。
丙種 第4類のうちガソリンや灯油など特定の危険物のみ取り扱い可能です。ただし、無資格者の立ち合い業務は出来ません。

いかがですか?上記のように危険物取扱者と一言で言っても、3種類各種取り扱うことの出来る危険物や立ち合いの条件や難易度も異なってきます。

その中でも4は、危険物取扱者試験の中で特に人気があります。乙4は例年受験者が多いため、テキストの種類なども多くあるようです。

乙4は危険物取扱者の試験の中で、人気な試験だけに他と比べると難易度も高いようです。ですが、試験開催も他の試験と比べ日程が多いため受験しやすい資格になります。

更に他の危険物取扱者の資格よりも、受験から合格後の交付手続きにかかる費用も1万円かからないので、とてもコストパフォーマンスがいい資格と言えます。

乙種は取り扱う危険物に消防法で細かく分類があり、危険度別に1類から6類に分類されています。

危険物取扱者であれば1類から6類の全ての危険物が取り扱えるのではなく、各分類の危険物取扱資格が必要になりそれぞれ難易度も異なります。では、危険物取扱者の1類から6類にはどのような可燃性物質があるのでしょうか?種類別に見ていきましょう!

第一種:酸化個体

おもな性質) 単独では燃焼しませんが、反応する相手を酸化させる性質の個体になります。

(おもな物質) 塩素酸塩類、過塩素酸塩類、無機過酸化物など

第二種:可燃性個体

(おもな性質) 火災によって着火しやすいもの、または40℃未満で引火しやすい性質の個体。

(おもな物質) 硫化りん、赤りん、硫黄など

第三種:自然発火性物質

(おもな性質) 自然発火性物質は空気にさらされることで、自然発火しやすい個体や液体です。禁水性物質は水に触れると発火や可燃性ガスの発生をおこす性質の個体や液体です。

(おもな物質) カリウム、ナトリウム、アルキルアルミニュウム

第四種:引火性液体

(おもな性質) 引火しやすい液体です。燃性の蒸気を発生させ、点火源(火気、火花、静電気)があると火災の爆発の恐れがある性質です。

(おもな物質) ガソリン、アルコール類、灯油

第五種:自己反応性物質

(おもな性質) 自己燃焼しやすい個体や液体です。燃焼に必要な3つの要素のうち、可燃物と酸素供給体の2つの性質を持ちます。

(おもな物質) 過塩素酸、硝酸、ハロゲン間化合物など

第六種:酸化性液体

(おもな性質)  反応する相手を酸化させる性質をもつ液体です。不燃性なので、火源があっても燃焼しません。

(おもな物質)  過塩素酸、過酸化水素、硝酸、発煙硝酸、三ふっ化臭素、五ふっ化臭素、五ふっ化よう素

1類から6類の危険物には色々な物質があり、それぞれ性質も取り扱いの難易度も異なります。可燃物質になりますので、万が一取り扱いを誤った場合大事故になりかねません。

それぞれの危険物を扱うためには危険物取扱者の資格取得をしなければいけませんので注意が必要です。

危険物取扱者乙4種

危険物取扱者乙4は、危険物取扱者の中でとても人気のある資格試験になります。

危険物取扱者乙4はさまざまな方面で役立つ仕事な上、難易度はそこまで高くないことが特徴になります。自分自身の時間を十分に有効活用し、しっかりと資格試験の勉強に取り組むことにより十分合格を目指すことが出来ます。

【危険物取扱者乙4とはどんな資格なのか?】

危険物取扱者乙4が対象となる危険物ですが、引火性液体になります。取り扱いを間違えると大事故に繋がりかねない物質もありますので、しっかりと学ぶことが重要です。

危険物取扱者乙4には多種多様な物が当てはまります。

生活に欠かすことの出来ない物質が多くありますので、下記の表で細かく把握して行きましょう。

品名 当てはまる物質
特殊引火物 ジエチルエテール、アセトアルデヒドなど
第一石油類 ガソリン、ベンゼン、トルエンなど
アルコール類 メチルアルコール、エチルアルコールなど
第二石油類 灯油、軽油、酢酸など
第三石油類 重油、ニトロベンゼン、グリセリンなど
第四石油類 ギヤー油、シリンダー油、タービン油など
動植物油類 ヤシ油、パーム油、ヒマシ油など
  • 冬場に使用するストーブ「灯油」
  • 自動車の運転に欠かすことの出来ない「ガソリン」
  • 物流の配送で使用するトラックで必要な「軽油」
  • ボイラーや船舶で使用される「重油」

特殊な場所で扱う危険物もあれば、私たちの生活の一部となっている物に使用されていることが分かります。身近に感じれば感じるほど危険という意識が薄れますし、取り扱いの難易度も低く感じます。

危険物取扱者乙種4種は火災につながる成分が多く含まれる上に、危険性がかなり高い特殊な仕事になりますが需要の高さも注目です。だからこそ危険物取扱者乙4は、危険物取扱者の資格の中で人気があり、注目度も高いようです。

定期的に講習受講と更新が必要

危険物取扱者の資格試験に合格をした後は、危険物の取り扱い作業に従事することが可能ですが、その為には免状が必要になります。

危険物取扱者の資格試験の合格は一生有効になりますが、免状については新規の申請後、運転免許証のように定期的に更新の手続きが必要になります。

危険物取扱者乙4は、扱いを誤ると大事故につながる危険な物質を取り扱うため、定期的に各都道府県で行われています保安講習の受講が必要になります。

基本的には3年に1回のサイクルでの受講が必要になりますので、管理の難易度はそこまで負担は低そうですね。

ですが危険物取扱者乙4の資格試験を取得後新たに従事した方で、今までに1度も保安講習を受講したことのない方や、2年を超えて講習会の受講をしていない方は、危険物取扱者乙4の仕事に従事してから1年以内に受講が必要になりますので注意が必要です。

なぜ1度合格をしている資格の保安講習を受講しなければいけないの?と思う方も多いと思います。

危険物取扱者乙4は危険と隣り合わせですし、取り扱いにも難易度が高い仕事になります。そのためには常に最新の知識や技能を新たにアップデートする必要があるからです。大きく取り扱い方が変わる可能性は低いですが、分かる知識でも確認がとても大切になります。

危険物取扱者乙4が役立つ仕事

危険物取扱者乙4の資格を取得した際に、どのような仕事に役立てることが出来るのでしょうか?

危険物取扱者乙4の資格ですが限られた分野、施設で活用されているイメージを持つ方が多いのではないでしょうか?しかし意外に多くの分野で役立ち必要とされているようです。

石油貯蔵タンクを持つ企業

石油の貯蔵タンクを管理する企業では、引火性液体を取り扱うことが出来る危険物取扱者乙4は重要な役割と言えます。

扱いを間違えると、大規模な事故を引き起こす可能性があるため、危険物取扱者乙種4種の専門知識を持っている担当者が、責任を持ち管理を行わなければいけません。

化学工場

総合化学メーカー、電子材料メーカー、誘導品メーカーなど、化学工場で危険物取扱者乙4の資格は役立ちます。日本は化学産業が盛んな国ですし、その中には大手メーカーなども含まれます。

メーカーで取り扱うものが異なるため貯蔵、保管している物質を管理する仕事上難易度もありますので、危険物取扱者乙4の資格が必要になります。

ガソリンスタンド

危険物取扱者乙4の需要が高い業種と言えば、ガソリンスタンドが私たちの生活の中で代表的ですね。軽油や重油、灯油などを貯蔵管理する施設なので、危険物取扱者乙4の資格を取得していると優遇される可能性があります。

ガソリンスタンドと言っても業務内容は様々です。案内、洗車、給油など幅広く仕事を行いますので、危険物取扱だけの仕事だけではありません。

しかし危険物取扱者乙4の資格を取得しておくことで、職場での信頼度が高まり昇進、昇格などと役職に就くチャンスにも広げることが可能です。

タンクローリー

目にすることは少ないですが、円筒状のタンクが備え付けられている移動車の運転手さんは、丙種危険物取扱者を取得していれば運搬のみ可能になります。

ですが運搬だけではなくだいたいの運転手さんが、危険物取扱者乙4の資格も取得しており、立ち合い、取扱まで可能な方が多いようです。

ビル管理

ビル施設には、非常用発電機やボイラーが設置されていることが多く、非常用発電機には軽油などの燃料、ボイラーには重油などの燃料が使用されています。これらを要するビル管理には、危険物取扱者乙4の資格取得者が必要になります。

ビルにはオフィスが数多く入る所がほとんどになります。多くの方もいますので、ビル内で安全に過ごすことが出来るように、ビル管理には危険物取扱者乙4の資格取得者が必要になります。

危険物取扱者乙4と一言で言っても、色々な分野に携わることの出来る資格になります。

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危険物取扱者乙4を取得するメリット

危険物取扱者乙4の資格を取得することにより、どのようなメリットがあるのでしょうか?

危険物取扱者乙4は、最も幅広く危険物を取り扱うことの出来る資格であり、危険物を取り扱う職業に就こうと考えている方は特に、就職、転職に有利になります。

危険物に指定されている物を扱う仕事では、必要不可欠な存在です。危険物を取り扱う業種では就職の際に必須条件としている企業が多く存在し、昇給につながる可能性がかなり高くなります。

おすすめする理由

危険物取扱者は取り扱うことの出来る危険物によって、資格の種類が分かれています。

その中で乙種はさらに取り扱うことの出来る危険物が、第1類から第6類までと、他の資格よりも多くなります。その中でガソリン、アルコール類、灯油、軽油、重油などの引火性液体など、多く需要のある物質を扱うことが出来ます。

危険物取扱者乙4は受験資格もないため、誰でも資格受験をすることが出来、取得するチャンスが多くなるのでおすすめです。

  • 危険物取扱者乙4は人気のある資格です。毎年受験者数も多くいますので、危険物取扱者の資格取得のための参考書や、試験対策講座も数多くあるので勉強がしやすいです。
  • 危険物取扱者乙4は特殊な資格になります。この資格を取得していることで、就職、転職などに優遇される企業、職場が多く存在します。資格を有効に使用出来ます。
  • 危険物取扱者乙4取得していれば、他の乙種の試験「法令」と「基礎的な物理化学」が免除となりますので、合格がしやすくなります。
  • 危険物取扱者乙4だけでなく甲種の受験も考えている方は、一定の条件が必要になります。その条件の中には、危険物取扱者乙4の資格取得が必要となります。

危険物取扱者乙4を取得することにより、様々な仕事内容に関わることが出来ます。

せっかく危険物取扱者として職に就くのであれば、色々な仕事内容に就くことが出来るよう、自分自身の仕事の幅が広がるように資格取得を目指したいですね!

乙4は仕事でもメリットがある

乙4は危険物取扱者の中で、最も幅広く役立つ資格になります。危険物を取り扱う業種では有利になる場合が多くなります。

可燃性物質を扱う職場で必要不可欠な人材になりますので、難易度が高くても取得することでかなりメリットがあるようです。

  • 危険物取扱者乙4は、ガソリンスタンドなど生活の需要が多くある場所でも有利になります。その他難易度のある危険物を取り扱う職種への就職、転職に重宝される場合が多くあるため、有利になります。
  • 危険物取扱者乙4を取得することによって、資格手当でお給料の昇給に繋がる場合があります。
  • かなり需要のある職種のため必要としている企業、メーカーなどが多く存在します。資格取得のために多少難易度はありますが、安定して働くことが出来ます。

危険物取扱者乙4は国家資格になります。取得することにより就職、転職の際に履歴書にも記入することが出来ます。

また難易度がある分、需要が多くありますので有効に使用できる資格試験になります。

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危険物取扱者の難易度は?

危険物取扱者の資格を取るためには、まず資格試験の難易度を知ることが大切です。

危険物取扱者の資格試験にはいくつかの種類に分かれていまので、資格取得を目指す方に向けて試験の難易度などについて詳しく解説していきます。

危険物取扱者資格試験の難易度を知ることにより、自分自身に合った取得の仕方を見つけましょう!

甲種・乙種・丙種の受験資格

危険物取扱者の資格は、危険物を取り扱うためのに必須な国家資格になります。この資格が必要な危険物は消防法で定められており、危険物取扱者資格試験は国家試験に分類されます。

危険物取扱者は大きく分けて、甲種、乙種、丙種の3つに分類が分かれます。それぞれ分類により取り扱うことの出来る危険物や難易度が、異なりますので注意が必要です。

下記で甲種、乙種、丙種それぞれの受験資格について紹介します!

甲種

危険物は第1類から第6類に分けられています。
甲種は第1類から第6類まで全ての危険物を取り扱うことが可能で、定期点検保安の監督を行うことが出来ます。

受験には条件があり、下記のいずれかを満たしていれば受験が可能となります。

  • 大学などで科学に関する学科などを修めて卒業をした人
  • 大学などで15単位以上、科学に関する科目を習得している人
  • 危険物取扱者乙種の資格免除を有している一部の人
  • 修士、博士の学位を有し、科学に関する事項を専攻していた人

 

乙種

危険物の第1類から第6類のうち、試験に合格した分類だけを扱うことが出来ます。また定期点検、保安の監督も可能になり、自分自身の職種に必要な物だけを取得することが可能です。

仕事で特定の危険物のみ扱うという場合におすすめです。乙種は甲種と違い受験資格がありませんので、誰でも受験可能です。

丙種

丙種はさらに限定され、第4種のうち、特定の危険物についてのみ取り扱いが可能になります。

甲種、乙種との大きな違いは、取り扱いと定期点検だけが認められており、保安の監督は行うことが出来ません。

丙種も乙種と同様に受験資格がありませんので、年齢や資格問わずに誰でも受験可能になります。

難易度は?

危険物取扱者乙4の難易度についてお伝えしていきます。あらかじめ資格試験の難易度を知っておくことにより、受験前の心構えやしっかりと勉強の対策なを行うことが出来ます。

危険物取扱者乙4は身近な石油類の取り扱いが中心となり、実用性があり非常に人気の高い資格試験です。他の試験に比べてテキストや講座などの学習環境も豊富です。

また他の試験よりも試験自体も多く実施されており、例年ほぼ毎週試験が実施されているようなので忙しい方でも受験しやすいようです。

ですが危険物取扱者乙4の合格率は、例年30%前後と低いことが分かります。他の乙種試験の合格率は70%前後と高い合格率なのに対して、危険物取扱者乙4は難しいことが分かります。それぞれの種別で、更に難易度を確認していきましょう!

甲種の難易度

取り扱うことの出来る危険物の範囲が広い分、難易度が高くなります。甲種の合格率は例年30~40%程度になります。大学などで化学の知識を身につけた方、乙種の免除をされ受験したとしても難易度が高めになります。

乙種の難易度

危険物取扱者乙種の合格率は、乙4とその他の分類で異なります。乙4のみの合格率は例年を比較すると、30~40%前後です。その他の分類では、60~70%程度となります。乙4の分の難易度の高さが見て分かります。

危険物取扱者乙4は、私たちの身近であるガソリンスタンドや、それらの危険物を取り扱う大手化学企業やメーカーでの需要があります。入社するのに難易度のある会社に勤務が出来る可能性があるので、人気の傾向にあると言えます。

丙種の難易度

丙種の合格率は例年約50%前後と2人に1人が合格が可能な試験になります。危険物取扱者試験の中で比較すると、最も難易度が低いことが分かります。

理由としては物理や化学の試験科目がなく、燃焼、消火についての問題が中心となっているようです。

上記3種を比較すると危険物取扱者乙4は特に難易度が高いようです。受験を考えている方は、計画的に学習方法を組み立てる必要があります。

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危険物取扱者乙4試験内容

危険物取扱者乙種4種の試験内容は「危険物に関する法令」、「基礎的な物理学及び基礎的な化学」、「危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法」の3科目になります。

ここでは危険物取扱者乙4の資格試験の概要を詳しく解説していきます。受験を考えている方は内容、難易度などしっかり見ていきましょう!

合格基準

合格基準が3つの科目ごとに60%以上の正答率で合格になります。1科目でも60%に達さない場合、不合格となりますので全科目をしっかり理解することが大切です。

「危険物に関する法令」15問、「基礎的な物理学及び基礎的な化学」10問、「危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法」10問が出題されます。

危険物取扱者乙4の合格率は例年およそ30~40%です。危険物取扱者の中でも甲種も難易度が高めですが、それと同等ぐらいの難易度になります。

危険物取扱者乙4以外の分類の合格率は、例年60%前後なのに対し、乙4は合格率が低くなりますが取得することによって、取り扱うことの出来る危険物が変わってくるのが特徴になります。

試験内容

危険物取扱者乙4は引火性液体を扱うことができます。その代表的な物質がガソリン、アルコール類、灯油、軽油、重油、動植物油類などです。

試験方式は、五肢択一式のでマークシート方式になります。また実技試験はなく、筆記試験のみの試験になります。

受験資格もなく年齢、性別、学歴など関係なく、どなたでも受験できる資格試験です。難易度はある程度高いようですが、過去の受験で小学生が合格した実績もあるようです。

試験日程

危険物取扱者乙4の資格試験は、例年各地で年2回以上開催されています。

試験は自治体により異なり、開催場所も全国様々な場所での開催になります。

危険物取扱者乙種4種の資格試験の受験を考えている方は、事前に試験日程などの確認が必要になりますので注意しましょう。下記に2023年度(令和5年)の試験日程を(東京開催のみ)記載しますので確認しましょう!

試験日 電子申請の受付期間 書面信施の受付期間 受験地 合格発表予定日
令和5年1月7日(土) 11月8日~11月18日 11月11日~11月21日 中央試験 令和5年1月19日
令和5年1月14日(土) 11月15日~11月25日 11月18日~11月28日 同上 令和5年1月25日
令和5年1月21日(土) 11月22日~12月2日 11月25日~12月5日 同上 令和5年2月1日
令和5年1月28日(土) 11月29日~12月9日 12月2日~12月12日 同上 令和5年2月8日
令和5年2月7日(火) 12月6日~12月16日 12月9日~12月19日 同上 令和5年2月17日
令和5年2月12日(日) 12月13日~12月23日 12月16日~12月26日 同上 令和5年2月22日
令和5年2月23日(木) 1月3日~1月13日 1月6日~1月16日 同上 令和5年3月7日
令和5年2月26日(日) 1月3日~1月13日 1月6日~1月16日 同上 令和5年3月8日
令和5年3月12日(日) 1月17日~1月27日 1月20日~1月30日 同上 令和5年4月6日
令和5年3月16日(木) 1月17日~1月27日 1月20日~1月30日 同上 令和5年4月7日
令和5年3月26日(日) 1月31日~2月10日 2月3日~2月13日 同上 令和5年4月12日

引用元:消防試験研究センター(2022年11月30日現在)

受験料

危険物取扱者資格試験での電子申請は、令和3年(2021年)2月までは試験申請振込手数料がかからなかったようですが、令和3年(2021年)3月から変更となっていますので確認が必要になります。受験料、その他振込手数料などは下記のようになります。

危険物取扱者乙種の受験料は4,600円です。(資格試験手数料は非課税です)その他申請などに別途金額がかかります。

・申請の際の払込手数料(申込申請の手段として、電子申請と書面申請があります。
どちらの申請も振込手数料が230円(消費税込))かかります。
*2022年12月(2022年11月30日現在)

・書面申請の場合、願書送付費用は自己負担となりますので注意が必要です。

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危険物取扱者乙4の勉強時間や勉強方法

危険物取扱者乙4は合格率が低く、難易度が他分野よりも高いのが特徴です。

ですが自分自身の生活環境を理解した上で、勉強の仕方を考えることによって、効率的に合格を目指すことが可能です。では危険物取扱者乙4を取得するには、どのぐらいの勉強時間が必要になるのでしょうか?

必要な勉強時間の目安は50時間

危険物取扱者乙4の取得のために必要な勉強時間は、平均50時間程と言われています。

引火性物質を取り扱うことの出来る特殊な資格になりますので、それなりの勉強時間が必要になります。

資格試験までに勉強できる時間数はそれぞれ異なると思いますが、1日に1~2時間勉強時間を取ることが出来れば、1~2カ月の勉強期間で資格合格を目指すことが可能です。

危険物取扱者乙4は3つの科目があり、その科目全て60%以上の得点が必要になります。どれか1つでも合格基準を満たなければ、合格することが出来ませんので注意が必要です。

偏った勉強方法ではなく、3科目均等に勉強が出来るよう自分自身の環境を見直し、資格取得までのスケジュールを組み立てましょう!

おすすめの勉強方法

危険物取扱者乙種4種は多くの方が受験します。そのため、テキストや試験対策アプリなど種類が豊富にあります。なので自分自身の時間を上手く有効活用しながら、独学でも合格を目指すことが可能です。

独学で資格試験合格を目指すためには、自分自身にあったテキストや参考書を選ぶことが大切になります。自分自身に合いそうなテキストや参考書を何種類か目を通し、見比べてみるといいですね!

もし独学は向いてないと感じたら、プロから教わることの出来る通信講座を利用すると、効率的に勉強が可能になります。

物理・化学に要注意

物理化学は、複雑な公式や計算式が出てくるイメージがありますよね。そうすると難しい問題が出てくるのでは?と思う方がほとんどだと思います。

学生時代に理系を専攻していた方には有利ですが、文系を専攻していた方は、苦手意識が強い方も多いと思います。ですが、物理化学の問題は、基礎的な計算式と知識の理解を深めることがポイントです。

試験科目は全科目60%以上の得点が必要なため、得意な科目問題でカバーすることが出来ません。そのため、苦手科目を作らないことが大切になります。

余裕を持って勉強し、危険物取扱者乙4の試験合格を目指しましょう。

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おすすめのテキスト

危険物取扱者の勉強をするためには、テキスト選びがとても大切になります。危険物取扱者は特殊な資格試験になります。特殊な勉強だけに分かりやすく、理解が出来るテキストを選びたいですよね。

どんなにおすすめのテキストを準備しても、勉強しにくかったら意味がありません。勉強するのは自分自身ですので、勉強が快適にすることの出来るテキストを選びたいですね。

テキストの選び方

資格取得に向けて勉強をするのは自分自身です。どのようにしたら、勉強が効率的に出来るのでしょうか?

自分にあったテキストを選ぶために、イラストやカラーを使って分かりやすく説明してあるかどうかなどを参考に、好みのテキストを探してみましょう。
また掲載問題数が多く、何度も繰り返し問題を解くことが出来るテキストがおすすめです。

何度も解くことが出来ると理解度が深まるので、問題数も多いテキストが効率的に勉強を進めることができ、難易度もつかむことが可能です。

おすすめのテキストを紹介

危険物取扱者のテキストには、大きく分けて2通り見受けられます。イラストや図を多く使い要点を絞って解説しているものと、説明分が細かく記載され、文章が多く丁寧に解説されているものと2通り見受けられます。

自分自身どちらの方が勉強がしやすいでしょうか?また説明だけでなく、問題を何度も解くことも合格のため勉強法として、大切なポイントになりますので、問題数が多いテキストもおすすめになります。

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おすすめの通信講座を紹介

勉強方法で独学が向いていない方や、普段生活環境が忙しく勉強時間が確保できない方などには、通信講座もおすすめになります。

通信講座をおすすめする理由は、プロから的確な知識を教えてもらうことが出来るからです。もちろん独学でも資格試験の知識を得ることは出来ますが、自分自身で勉強時間を設けることは思っている以上に難易度があると思います。

忙しい生活環境の中に自分自身で勉強時間を組み込むことは、かなりのストレスに感じることがあるかもしれません。

ですが通信講座を利用することにより、わざわざ机に向かって勉強する必要がなくなります。

スマートフォンやタブレットで、通勤時間、移動時間、昼休み、就寝前後など少しのスキマ時間を有効活用しながら学習環境を設けることが可能です。

毎日まとまった時間でなくても、スキマ時間でコツコツと勉強することにより、知識を得ることが可能になります。

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まとめ

危険物取扱者は甲種、乙種、丙種の3種類からなり、それぞれ習得する種類で扱うことの出来る危険物が異なります。

さらに、取り扱い範囲や、現場の立ち合いなど責任範囲なども違ってきます。意外に私たちの生活の身近で危険物を扱っている施設も多くあり、遠い存在でないことが分かりました。

危険物取扱者は国家試験になり、取得することにより就職や転職など様々なことに生かすことが出来る資格になります。

また現在働いている職場でも危険物を扱っている場合、責任者や重要な仕事に就くことが出来る可能性もあります。

危険物取扱者の中で特に人気な乙4の資格試験は、引火性物質を取り扱うことも出来るので、さらに仕事の幅も広げることが可能と言えます。

乙4は他の危険物取扱者の資格試験よりも、試験日の日数が多くありますのでチャンスが比較的多くなります。難易度は多少上がりますが、自分自身の生活環境に合わせた勉強法を行い、効率的に合格へと繋ぐことが可能です!

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