中小企業診断士合格までの実際の勉強時間は?最短合格を目指す勉強法も解説!

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中小企業診断士は国家資格であり、難易度が高いと言われています。

勉強範囲が広いことから長い勉強時間が必要ですが、おすすめの勉強法を取り入れると、最短合格を目指すことも可能となります。

今回は、中小企業診断士の実際の勉強時間や最短合格を目指す勉強法などを解説していきます。

中小企業診断士を独学で勉強しようと考える人も多いですが、中小企業診断の合格を目指すなら、中小企業診断の通信講座がおすすめです。

目次

中小企業診断士合格に必要な実際の勉強時間

まずは中小企業診断士に合格するために、実際にどれくらいの勉強時間が必要なのか解説していきます。

  • 中小企業診断士の勉強時間は1000時間が目安
  • 科目別の難易度と勉強時間
  • 一次試験は勉強時間と順番が重要
  • 二次試験は人によって勉強時間が異なる
  • 勉強開始時期

中小企業診断士の勉強時間は1000時間が目安

中小企業診断士合格に必要な勉強時間は、一般的に1,000時間と言われています。

各参考書や通信講座でも1,000時間前後の勉強時間を掲げています。

中小企業診断士の勉強時間が多い理由は、一次試験が7科目で構成されており、勉強範囲が広いからです。

【中小企業診断士一次試験科目】

  1. 経済学・経済政策
  2. 財務・会計
  3. 企業経営理論
  4. 運営管理(オペレーション・マネジメント)
  5. 経営法務
  6. 経営情報システム
  7. 中小企業経営・中小企業政策

科目別の難易度と勉強時間

中小企業診断士の一次試験の勉強時間と科目別難易度、二次試験との関連性を表にまとめました。

※表は横スクロールできます。

勉強時間 配点 難易度 二次試験との
関連性
企業経営理論 120時間 100点 B
財務・会計 200時間 100点 A
運営管理 200時間 100点 C
経済学・経済政策 200時間 100点 A
経営情報システム 100時間 100点 B
経営法務 120時間 100点 B
中小企業経営・中小企業政策 80時間 100点 C

中小企業診断士の一次試験は全てマークシート方式で、合格基準は各科目、満点の60%以上が必要となります。

各科目の難易度や勉強時間はそれぞれの知識量などと異なる為、勉強時間は目安となります。

簿記の資格を持っている人は財務・会計科目、ITに精通している人は経営情報システムの勉強時間を減らすことができるでしょう。

中小企業診断士の難易度も確認することをおすすめします。

一次試験は勉強時間と順番が重要

中小企業診断士の一次試験は勉強時間はもちろん、勉強する順番も重要です。

全部で7科目ありますが、主に「理解重視の科目」と「暗記重視の科目」の2つ分かれます。

暗記重視の科目は先に勉強しても忘れてしまうため、理解が求められる科目を先に勉強するのがおすすめです。

また、二次試験との関連性が高い科目から進めると、何度も繰り返し復習する時間が取れるので良いでしょう。

勉強すべき科目の順番は以下の通りです。

【勉強すべき科目の順番】

  1. 企業経営理論
  2. 財務・会計
  3. 運営管理
  4. 経済学・経済政策
  5. 経営情報システム
  6. 経営法務
  7. 中小企業経営・中小企業政策

1.企業経営理論は中小企業診断士の基本になる科目で、他の科目の土台にもなるため一番に勉強するのがおすすめです。

その後、2.財務・会計も習得するのに時間がかかる科目なので、序盤から始めると良いでしょう。

3.運用管理も中小企業診断士の中核を占める科目であり、二次試験の事例Ⅲにも直結する内容であるため、早めに勉強を始めて何度も復習できるような調整を取っていきましょう。

二次試験は人によって勉強時間が異なる

中小企業診断士試験二次試験は記述式であり、一次試験のようにマークシート式ではありません。

時間制限がある中、2000~3000字の与件文を読んで、解答を200文字前後で書いていかなければなりません。

これまで身に付けた知識を応用して解答を作成する必要があり、与件文の読み方をマスターする必要があります。

二次試験の勉強では単に知識を詰め込むのではなく、如何に知識を応用して解答するかになります。

「問題解決力」「文章のセンス」「出題者の意図を汲み取る能力」「経営課題」を見つけ、設問と与件を探し出すという能力は勉強する人の技量により、勉強時間が変わってしまいます。

勉強開始時期

中小企業診断士の勉強開始時期は、「中小企業診断士になりたい」と思った時が一番モチベーションが高く、最適な開始時期といえます。

個人差はありますが、中小企業診断士合格には1,000時間以上もの勉強時間が必要と言われています。

1日に取れる勉強時間から逆算して、勉強開始時期を設定する方法もあります。

2~4月であれば比較的緩くスケジュールを立てて、次年度の試験に向けて勉強をすることもできます。

また、早い段階で一次試験を経験して、試験の雰囲気に慣らすことができるというメリットもあります。

5月以降であれば本年度の試験問題を分析しながら、翌年度の試験勉強を開始することができます。

勉強時間と勉強期間を他資格と比較!

中小企業診断士は難易度の高い資格と言われています。

実際に他資格の「勉強時間」と「勉強期間」を比較して、中小企業診断士がどれほど難しいのか、難易度を確認してみましょう。

  • 他資格と勉強時間を比較
  • 他資格と勉強期間を比較

他資格と勉強時間を比較

中小企業診断士と他国家資格の勉強時間を簡単に表で比較してみましょう。

※表は横スクロールできます。

勉強時間(目安)
司法試験 3000時間以上
公認会計士 3000時間
税理士 3000時間
司法書士 3000時間
中小企業診断士 1000時間
社会保険労務士 1000時間
行政書士 500時間

他資格と勉強時間を比較してみると、中小企業診断士は難関資格ではありますが、司法試験や税理士等の国家資格に比べると易しい部類であることが分かります。

他資格と勉強期間を比較

続いて、中小企業診断士と他国家資格の勉強期間と、令和3年度の合格率を簡単に表で比較してみましょう。

※表は横スクロールできます。

勉強期間(目安) 令和3年合格率
司法試験 5年 41.5%
公認会計士 3年 9.6%
税理士 5年 18.8%
司法書士 3年 5.14%
中小企業診断士 3年 6.7%
社会保険労務士 2年 7.9%
行政書士 1年 11.18%

各資格により受験資格や科目合格制度、年齢、職業が異なり、合格率に影響しています。

中小企業診断士の勉強期間は3年となっています。

5年の勉強期間が必要になる司法試験は、超難関資格であり、国家資格ではトップレベルの難易度です。

ということは、中小企業診断士の難易度の位置づけとしては、「司法書士よりも簡単だが、難易度は高い」ということになります。

勉強期間5年の国家資格に比べ、中小企業診断士の勉強期間は確かに短いですが、合格率を見ると難易度は簡単ではないことが分かります。

中小企業診断士に最短合格するためのおすすめ勉強法

中小企業診断士に最短で合格するためのおすすめ勉強法を紹介していきます。

どれも大切な勉強法となるため1つずつ確認していきましょう。

  • 科目別の勉強時間とスケジュールを徹底する!
  • 勉強する順番を間違えない!
  • 二次試験を見据えて一次試験の勉強をする!
  • テキストと問題集どちらも効率的に使う!
  • 過去問を徹底的に勉強!
  • 40点は捨てる覚悟で60点分に勉強時間を使う!
  • 科目合格・科目免除を狙うのもアリ!

科目別の勉強時間とスケジュールを徹底する!

中小企業診断士最短合格を目指す勉強法1つ目は、勉強時間とスケジュールを徹底することです。

中小企業診断士の勉強は広範囲に渉るため、効率的に勉強スケジュールを組む必要があります。

中小企業診断士は7科目ありますが、1日にすべての科目の勉強をしてもなかなか身になりません。

また、闇雲に学習を進めても理解に繋がらず、知識として落とし込むことができなくなってしまいます。

1日に2科目程度1時間ずつを目安に学習計画を立てることがおすすめです。

勉強している科目が捗らなくなった時に、別科目の勉強をすることで集中しやすくなり、勉強の効率も上がります。

勉強する順番を間違えない!

中小企業診断士最短合格を目指す勉強法2つ目は、勉強する時間を間違えないことです。

中小企業診断士は勉強する科目の順番も重要です。

先に理解度が求められる科目を勉強し、その次に暗記科目を勉強するのがおすすめです。

勉強すべき科目の順番は以下の通りです。

【勉強すべき科目の順番】

  1. 企業経営理論
  2. 財務・会計
  3. 運営管理
  4. 経済学・経済政策
  5. 経営情報システム
  6. 経営法務
  7. 中小企業経営・中小企業政策

企業経営理論は中小企業診断士の土台になる科目、財務・会計経済学・経済政策は勉強時間を多く取らなくてはならないため、この3各科目は早い段階で勉強することをおすすめします。

経営法務経営情報システム中小企業経営・政策は、比較的時間がかからない暗記系の科目です。

暗記系の科目は最初に勉強してしまうと、時間の経過とともに覚えたことを忘れてしまう心配もあるため、後に勉強するのがおすすめです。

暗記科目はただ単に詰め込めば良いということではなく、要点をチェックしながら効率的に学習を進めることが大切です。

二次試験を見据えて一次試験の勉強をする!

中小企業診断士最短合格を目指す勉強法3つ目は、一次試験の勉強中に二次試験を見据えた勉強をすることです。

中小企業診断士の一次試験は知識があるかどうかを確認する試験に対して、二次試験は持っている知識を活用できるかどうかを確認する試験です。

「知っている」と「使える」の間には大きな溝があり、知識を使いこなせるようになるまでには一定の時間がかかります。

だからこそ、一次試験の知識が二次試験でどのように使われるのかを一次試験勉強中から理解しておくことが中小企業診断士の最短合格には重要です。

テキストと問題集どちらも効率的に使う!

中小企業診断士最短合格を目指す勉強法4つ目は、テキストと問題集どちらも効率的に使うことです。

テキストだけで勉強してもなかなか知識として定着しません。

テキストで勉強した範囲を問題集で解くことにより、きちんと知識が定着しているか確認する事ができます。

テキストでインプット、問題集でアウトプットを繰り返すことにより効率的に知識の定着を促すことができます。

間違えてしまったところは、テキストを見返して繰り返し学習することで問題を解くコツや感覚を身に着けることができます。

過去問を徹底的に勉強!

中小企業診断士最短合格を目指す勉強法5つ目は、過去問を徹底的にやりこむことです。

試験の7割は過去に出題された問題と類似しているので、過去問題集で徹底的に勉強していれば、合格点である60点は取れるようになるでしょう。

どういう形で質問してくるのか、頻繁に出題されている論点は、確実に回答できるまでやりこみましょう。

また、中小企業診断士は独特の言い回しなどがあるため、問題に慣れる為にも過去問を繰り返し解くことをおすすめします。

テキスト・問題集・過去問でしっかり対策ができる中小企業診断士の通信講座もチェックしてみて下さい!

40点は捨てる覚悟で60点分に勉強時間を使う!

中小企業診断士最短合格を目指す勉強法6つ目は、40点は捨てる覚悟で60点分に勉強時間を使うことです。

中小企業診断士の合格基準は全体の平均点が60点以上で、なおかつ40点未満の科目がないことです。

中小企業診断士に合格するには、満点を取る必要はありません。

あまり出題されない範囲の40点分を捨てれば、多く出題される残りの60点分に多くの勉強時間を充てることができます。

頻出問題に勉強時間を使い、徹底的に問題集や過去問を解く時間、費やすことが中小企業診断士合格の近道です。

捻くれた難しい問題まで正解しようと、勉強範囲を広げてしまうと、確実に正解できる問題を落としてしまい、結果的に合格できないこともあります。

科目合格・科目免除を狙うのもアリ!

中小企業診断士最短合格を目指す勉強法7つ目は、科目合格・科目免除を狙うことです。

中小企業診断士一次試験では科目合格制度があります。

仮に一発で7科目全てに合格できなかったとしても、点数が60%以上の取れた科目に関しては3年間合格を引き継げることになります。

科目合格した科目は申請することにより、3年目の試験まで免除することが可能です。

中小企業診断士は、2年~3年かけて試験に挑むことも視野に入れておくと、より落ち着いた気持ちで試験に臨めます。

また、特定の資格を保有していたり、条件を満たすことにより科目免除も可能です。

※表は横スクロールできます。

科目免除対象者
経済学・経済政策
  • 大学などの経済学の教授、準教授・旧助教授(通算3年以上)
  • 経済学博士
  • 公認会計士試験または旧公認会計士試験第2次試験において
    経済学を受験して合格した者
  • 不動産鑑定士、不動産鑑定士試験合格者、不動産鑑定士補、
    旧不動産鑑定士試験第2次試験合格者
財務・会計
  • 公認会計士、公認会計士試験合格者、会計士補、会計士補となる有資格者
  • 税理士、税理士法第3条第1項第1号に規定する者(税理士試
    験合格者)、税理士法第3条第1項第2号に規定する者(税理
    士試験免除者)、税理士法第3条第1項第3号に規定する者(弁
    護士または弁護士となる資格を有する者)
経営法務
  • 弁護士、司法試験合格者、旧司法試験第2次試験合格者
経営情報
システム
  • 技術士(情報工学部門登録者に限る)、情報工学部門に係る技
    術士となる資格を有する者
  • 次の区分の情報処理技術者試験合格者
    (ITストラテジスト、システムアーキテクト、応用情報技術
    者、システムアナリスト、アプリケーションエンジニア、シス
    テム監査、プロジェクトマネージャ、ソフトウェア開発、第1
    種、情報処理システム監査、特種)

合格率アップ!科目別の勉強法

ここからは、中小企業診断士の合格率をアップさせるために、特に重要な科目の勉強法を紹介していきます。

  • 企業経営理論の勉強法
  • 財務・会計の勉強法
  • 経済学・経済政策の勉強法
  • 経営情報システムの勉強法
  • 中小企業経営・政策の勉強法

企業経営理論の勉強法

中小企業診断士の土台となる科目です。

二次試験の「事例Ⅱ(マーケティング・流通)」と「事例Ⅲ(生産・技術)」に関連しています。

企業経営理論はテキストの読み込みと同時に、必ず過去問演習を合わせて勉強を進め、丸暗記ではなく一定の理解が必要です。

出題の多くは「最も適切なものはどれか」です。

出題範囲が広いため、頻出論点の過去問の演習対策で知識を深めることが重要です。

また問題を素早く正確に読み込んで、解答を選択する「文章読解力」が重要になります。

選択肢のうち、明らかに誤っている記述を発見して排除していく能力を高めるのが合理的です。

【企業経営理論の試験形式】

  • 解答形式:四肢または五肢択一マークシート形式
  • 試験時間:90分で38問(2021年度試験)

財務・会計の勉強法

財務・会計は簿記の知識が重要になる科目で、習得までに時間がかかります。

基礎を押さえなければ解くことが難しいので、理論・理屈をしっかりと理解しましょう。

日商簿記検定3級のテキストを使うのもおすすめです。

一次試験の財務会計科目は、二次試験の「事例Ⅳ」に直接的に関係しています。

簿記の基礎を叩き込んだら、沢山の過去問や問題集を中心に取り組みましょう。

試験では電卓を使うことができないため、解くスピードも意識して、問題集などに取り組みましょう。

【財務・会計の試験形式】

  • 解答形式:四肢または五肢択一マークシート形式
  • 試験時間:60分で23問(2021年度試験)

経済学・経済政策の勉強法

経済学・経済政策は、主要理論をきちんと理解をすれば科目合格を狙えますが、習得までに時間がかかります。

主要な経済理論をグラフや数式を使った演算問題や、グラフの読み取りが多いため、数式やグラフなどの数学的な理解が必要です。

経済学・経済政策の勉強法は、出題率の高い論点をテキストと過去問を繰り返し解いて、理解を定着させていきましょう。

また、主要なニュースを新聞やWeb記事などでチェックする習慣もつけておきましょう。

【経済学・経済政策の試験形式】

  • 解答形式:四肢または五肢択一マークシート形式
  • 試験時間:60分で23問(2021年度試験)

経営情報システムの勉強法

経営情報システムは、ITに精通をしていないと取り付きにくい科目です。

暗記が重要になる科目のため、「聞く」「書く」「図で覚える」等を繰り返して、しっかりと定着させましょう。

経営情報システムの勉強法として、ITパスポートのテキストを使うのもおすすめです。

テキストと過去問を使って、各分野の用語をひたすら暗記していきましょう。

【経営情報システムの試験形式】

  • 解答形式:四肢または五肢択一マークシート形式
  • 試験時間:60分で25問(2021年度試験)

中小企業経営・政策の勉強法

中小企業経営・政策は暗記することが多い科目で、やや難しめですがきちんと対策をすれば十分合格が狙える科目です。

中小企業政策は頻出テーマが絞られているため、出題傾向の高い論点を重点的に暗記すればよいでしょう。

問題集や模試利用して、演習時間を確保することで、記憶の定着が期待できます。

中小企業経営の勉強法の注意点は、年度ごとに出題内容が変わるため、過去問よりも問題集や模試を利用するのがおすすめです。

あまり早く学習を始めてしまうと忘れてしまうため、試験の2-3ヶ月前からの開始で十分間に合います。

【経済学・経済政策の試験形式】

  • 解答形式:四肢または五肢択一マークシート形式
  • 試験時間:90分で29問(2021年度試験)

中小企業診断士試験の特徴と概要

中小企業診断士試験は一次試験と二次試験(筆記・口述)で構成されています。

一次試験と二次試験の特徴や日程、合格率について解説していきます。

  • 一次試験の特徴と概要
  • 二次試験の特徴と概要

一次試験の特徴と概要

中小企業診断士一次試験の受験資格はありません。

一次試験は毎年5月に試験案内が配布され、6月上旬まで申込受付期間となっています。

8月の2日間にわたって一次試験は行われ、9月末頃に合格発表があります。

一次試験は7科目となっており、マークシート形式で行われ、科目によって時間が60分~90分となっています。

試験の合格基準は2つあります。

  • 総点数による合格基準
    免除科目を除く全科目を受験し、総点数の60%以上であって、かつ1科目でも満点の40%未満のないことを基準とし、試験委員会が相当と認めた得点比率。
  • 科目ごとによる合格基準
    科目合格基準は、満点の60%を基準として、試験委員会が相当と認めた得点比率。

令和3年度の一次試験合格者は5,839名で、合格率は36.4%です。

受験料は13,000円、試験地は札幌・仙台・東京・名古屋・大阪・広島・福岡・那覇の8地区です。

二次試験の特徴と概要

中小企業診断士二次試験の受験資格は「一次試験を合格している」ことです。

二次試験の筆記試験は毎年10月下旬にあり、一次試験のマークシート方式とは異なり、記述式です。

4科目あり、試験時間はそれぞれ80分です。

口述試験は筆記試験の合格者が対象で、毎年12月に行われます。

口述試験は試験管3人と対面で、4つの事例からランダムに計4題出題され、試験時間は約10分です。

合格基準は筆記試験と口述試験により異なります。

  • 筆記試験の合格基準
    合格基準は、筆記試験における総点数の 60% 以上でかつ 1科目でも40%未満のものがない者。
  • 口述試験の合格基準
    評定が60%以上の者。

令和3年度の二次試験合格者は1,600名で、合格率は18.3%です。

受験料は17,200円、試験地は札幌・仙台・東京・名古屋・大阪・広島・福岡の7地区です。

独学は無理?中小企業診断士が難しい理由

中小企業診断士合格は独学では無理という事ことはないですが、かなり難しいです。

ここからは具体的に、なぜ中小企業診断士は独学で合格を狙うのが難しいのかを解説してきます。

  • 独学だと勉強時間が長くなる
  • 必要なテキストを揃えるのが大変
  • 勉強時間の確保やスケジュール管理が難しい

独学の勉強法については、中小企業診断士の独学でおすすめのテイストなどを詳しく解説しています。

独学だと勉強時間が長くなる

中小企業診断士を独学で勉強する場合、勉強時間が長くなる理由は大きく2つ。

【独学の勉強時間が長くなる理由】
①勉強法が分からない
②不明点をすぐ解消できない

特に二次試験では、毎年ほぼ確実に出題される論点や出題頻度の高い論点が出ますが、独学の場合はどれが重要論点なのかというのが明確にわからないことがあります。

勉強法が分からないために、重要論点も掴めず、勉強する範囲を絞り込めないために、勉強時間が長くなってしまいます。

また不明点があっても、全て自分で調べて解決するしかないため、時間を消費してしまいます。

効率的に勉強できなければスケジュール通りに勉強が進まず、勉強時間はさらに必要となるでしょう。

必要なテキストを揃えるのが大変

中小企業診断士は勉強する科目が多く、広範囲であることからテキストを揃えるの大変です。

中小企業診断士の一次試験は7科目あり、全て買い揃えなければいけません。

また二次試験は筆記試験となり、数多くの事例に触れ、解答例を分析する必要があるため、よりテキストが必要となります。

万が一、購入したテキストが難しい場合はさらにテキストを購入することになるでしょう。

受験する年度が替わったり、法改正による変更がある場合もテキストを再購入する必要があります。

勉強時間の確保やスケジュール管理が難しい

普段仕事や学校がある人は、ただでさえ勉強時間の確保が大変です。

さらに独学の場合、勉強を進める他、スケジュール作成も自身でする必要があります。

時間が限られている人にとって大きな負担となり、中小企業診断士の勉強に集中するのが難しくなるしょう。

勉強時間の確保やスケジュール管理が難しい人は、効率的な勉強法が整っている中小企業診断士の通信講座をおすすめします。

中小企業診断士の最短合格を目指すなら通信講座がおすすめ!

中小企業診断士の最短合格を目指すのであれば、通信講座がおすすめです。

中小企業診断士に合格するために必要なテキストや勉強法が揃っており、初心者や社会人でも安心して勉強に専念することが可能だからです。

また、独学にはない「不明点を質問することができる」という点も大きなメリットです。

おすすめの中小企業診断士の通信講座を紹介していきます。

スタディング

引用元:スタディング中小企業診断士講座公式サイト

※表は横スクロールできます。

内容
価格 48,400~80,300円
合格率 非公開
教材の特徴
  • 初心者でもわかりやすいビデオ講義
  • どこでも勉強ができるWEBテキスト
動画授業
  • 講義動画は音声だけ
  • 倍速機能も有
サポート
  • 質疑応答(有料)
  • 学習マップ
  • AIによる学習補助機能
割引制度
  • スキルアップ割引や更新割引有
  • 教育訓練給付制度
  • 合格で1万円のお祝い金

スタディングは中小企業診断士以外にも多数の通信講座を多数提供しており、価格は比較的安いのが特徴です。

スタディングの勉強方法は「机に座らなくても勉強できる」として、スマホ1台あれば勉強を進められるようなカリキュラムが用意されています。

テキスト確認はもちろん、講義動画も視聴でき、隙間時間に簡単に勉強を始めることが可能です。

初心者の方でも解りやすい動画講義でインプット、講座後半のチェックテストでアウトプットし、知識の定着を図ります。

また、覚えるべき内容を体系的に整理し、ビジュアル的に家訓にできる学習マップがあることにより、2次試験にも対応できる能力を早い段階から養成することができます。

スタディングでは問題を解く度に「スタディングマイページ」に成績が記録され、科目ごとの進捗や平均点なども一目でわかるようになっているため、モチベーションの維持にも役立ちます。

さらに、間違った問題だけ後でまとめて出題される機能もあるため、効率的に得点アップを行えます。

ただし、スタディングは質問サポート制度がありますが、回数制限があり、それ以上はチケット購入が必要になるため注意が必要です。

クレアール

引用元:クレアール中小企業診断士講座公式サイト

※表は横スクロールできます。

価格 16,280〜175,000円(割引適用)
合格率
教材の特徴 ▪合格するための教材
▪Vラーニングシステムの活用
▪スマホ学習で隙間時間で学べる
動画授業
サポート ▪質疑応答
▪添削指導
割引制度 ▪1次試験
▪2次試験
返金制度 ▪1次試験合格時5千~2万円
▪2次試験合格時5万円
▪再受講割引あり
▪2次試験受験料負担

クレアールでは、非常識合格法で「合格必要得点範囲」に絞って、短期間で習得するカリキュラムになっています。

勉強する時間があまりとれない人におすすめです。

クレアールでは、答練習ができるため、中小企業診断士の2次試験対策もしっかりできます。

1次試験合格した生徒には2次試験の受講料をクレアールが負担するというオリジナルのサポート体制があり、費用面でも支えになってくれるのが特徴です。

アガルート

引用元:アガルート中小企業診断士講座公式サイト

※表は横スクロールできます。

価格 65,780~142,780円
合格率
教材の特徴 ▪テキストは過去問で出た情報を網羅
▪必要な知識を集中的に学べる
動画授業
サポート ▪質疑応答
▪添削指導
割引制度 ▪1次試験
▪2次試験
返金制度 ▪合格時支払金全額返金&3万円

アガルートの通信講座は、実力に合わせて強化ポイントを説明してくれるので、初学者でも安心して勉強を進めることができます。

プロの講師による添削サポートは、本試験で確実に加点できる方法が身に付くと評判です。

電話やZOOM、メールでいつでも相談でき、問題をすぐに解決できることはもちろん、孤独になりがちな試験勉強の心の支えになります。

まとめ

今回は、中小企業診断士の勉強時間や、最短合格を目指す勉強法などを解説しました。

一般的に中小企業診断士の勉強時間は1,000時間必要となり、勉強範囲も広いため非常に難易度の高い資格です。

独学であれば、勉強スケジュールの作成・管理、不明点を自分で解決するしかないため、さらに勉強時間は必要です。

通信講座であれば、予め中小企業診断士合格に必要なテキストやカリキュラムが揃っており、最短で合格を目指すことが可能です。

勉強スケジュールの作成・管理、質問サポートなども充実しており、講義動画もあるため、初心者には解りやすく、忙しい人には隙間時間でも勉強することが可能です。

通信講座によってお祝い金が貰えたり、受講期間が延長できるものもあります。

最短で合格を目指すのであれば、合格するための勉強法やカリキュラムが揃っている中小企業診断士の通信講座がおすすめです。

コツコツ確実に中小企業診断士の
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