介護福祉士資格の難易度ランキング!簡単すぎな国家試験と噂の合格率実態とは!

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常に人員が不足している介護業界。

これからさらに需要が高まる中、注目されている国家資格が介護福祉士です。

 

国家資格というと非常に難しそうなイメージがありますが、実際介護福祉士の難易度はどのくらいなのでしょうか?

 

介護福祉士資格の難易度や合格率、さらに注意が必要な受験資格についてご紹介いたします。

目次

簡単すぎて誰でも受かる?介護福祉士資格の難易度と合格率

介護福祉士の試験は、国家資格にも関わらず「誰でも受かる」などという噂が流れています。

実際に介護福祉士試験の難易度はどの程度なのでしょうか?

 

  • 介護福祉士試験の問題形式&合格ライン
  • 介護福祉士の合格率
  • 偏差値で見る国家試験の難易度ランキング
  • 介護福祉系国家試験の難易度ランキング

などから、実際の介護福祉士試験難易度をご紹介します。

介護福祉士試験の問題形式と合格ライン

まず、介護福祉士試験の問題形式についておさえておきましょう。

 

筆記試験に関しては、5択から選ぶ選択問題125問が出題されます。

試験時間は220分で、試験範囲は13項目で構成されています。

 

以下は令和2年に行われた第33回の介護福祉試験の問題数配分をリストにしたものです。

項目 問題数
①人間の尊厳と自立 2
②人間関係とコミュニケーション 2
③社会の理解 12
④介護の基本 10
⑤コミュニケーション技術 8
⑥生活支援技術 26
⑦介護過程 8
⑧発達と老化の理解 8
⑨認知症の理解 10
⑩障害の理解 10
⑪こころとからだのしくみ 12
⑫医療的ケア 5
⑬総合問題 12

筆記試験は、総得点の約60%をベースとしその年の問題の難易度で調整した基準点以上が合格ラインになります。

さらに、上記にあげた13項目すべてに置いて点数を取っていることが条件です。

そのため、勉強はすべての項目をまんべんなくすること、さらに本番は全項目に置いて解答を必ずしていることが重要になってきます。

 

次に実技試験は、介護等に関する専門的技能を問われる出題項目(以下の15項目)の中から1つが出題され、5分程度の実技試験が行われます。

介護福祉士 実技試験の項目
介護の原則
  • 安全・安楽
  • 自立支援
  • 個人の尊厳
健康状況の把握
  • 利用者の健康状況の把握
  • 介護者の健康管理
環境整備
  • 室内環境
  • ベッド
身体介護
  • 体位と体位変換
  • 移乗動作
  • 移動・歩行介助
  • 食事の介助
  • 排泄の介助
  • 保清の介助
  • 衣服の着脱
  • 整容の介助

ただし介護福祉士の実技試験に関しては、実務者研修もしくは介護技術講習を修了(養成施設卒業含む)していれば免除になります。
※詳しくはこの後に記載される受験資格でご紹介しています。

実技試験も、総得点の約60%をベースとしその年の問題の難易度で調整した基準点以上が合格ラインになります。

介護福祉士試験は誰でも受かる?偏差値と合格率推移

介護福祉士試験は難易度に関してGoogleで調べてみると「介護福祉士 誰でも受かる」などの検索ワードが出てきます。

本当に誰でも受かるほどの難易度なのでしょうか?

 

介護福祉士の国家試験に必要と言われている偏差値は45程度と言われています。

国家資格の試験の中で考えると、介護福祉士は難易度が低いと言えるでしょう。

 

介護福祉士の合格率は、2021年までの5年間の合格率平均は71.5%です。

合格率
第33回介護福祉士国家試験
(2021/3合格発表)
71.0%
第32回介護福祉士国家試験
(2020/3合格発表)
69.9%
第31回介護福祉士国家試験
(2019/3合格発表)
73.7%
第30回介護福祉士国家試験
(2018/3合格発表)
70.8%
第29回介護福祉士国家試験
(2017/3合格発表)
72.1%
5年間の平均 71.5%

国家試験の中で合格率が70%を超えてくるのであれば、かなり受かりやすい試験と呼べるのではないでしょうか。

[介護福祉士は何位]国家試験難易度ランキング2022

前の章で偏差値や合格率で介護福祉士の難易度を紹介しましたが、実際に他の国家資格と比べるとどうなのでしょうか?

国家試験の難易度を偏差値順に並べたとき、介護福祉士に必要な偏差値45は32位に位置していました。

偏差値 資格名
1位 77 公認会計士
2位 76 司法書士
3位 75 税理士
弁理士
司法試験予備試験
省略
31位 46 電気工事施工管理技士 2級
歯科技工士
無線従事者試験 特殊無線技士 海上1級
無線従事者試験 特殊無線技士 航空
クレーン・デリック運転士 限定なし
警備員 各種2級
危険物取扱者 乙種6類
火薬類保安責任者 製造丙種
液化石油ガス設備士
32位 45 自動車整備士 特殊
衛生管理者(第1種・第2種) 第2種
高等学校卒業程度認定試験
介護福祉士
解体工事施工技士
ITパスポート試験〈iパス〉(IP)
無線従事者試験 アマチュア無線技士 1級
工事担任者(ネットワーク接続技術者) DD第3種
林業架線作業主任者
エックス線作業主任者
ボイラー整備士

 

 

 

上記でもわかるとおり、介護福祉士の難易度は国家試験の中ではそこまで高くないというのがわかるかと思います。

[介護福祉士は何位]介護福祉系資格難易度ランキング

次に介護系・福祉系の国家資格の中での難易度ランキングをご紹介します。

介護福祉系資格難易度ランキングTOP5
  1. 社会福祉士(57)
  2. 言語聴覚士(50)
  3. 精神保健福祉士(50)
  4. 介護福祉士(45)
  5. 理学療法士(43)

※()内は偏差値

介護福祉系の国家資格に絞ってみると、介護福祉士の難易度は4位でした。

介護に限って言えば、介護福祉士の難易度は一番高く、かつ介護系で唯一の国家資格なのです。

介護福祉士資格の試験には受験資格が必要!

介護福祉士資格の国家試験が、そこまで難易度が高くないことがわかりましたが、一つだけ注意が必要です。

 

それは介護福祉士試験の受験資格です。

介護福祉士の受験資格は、様々なルートによって異なるため、詳しくご説明していきます。

受験資格:実務経験や実務者研修が必要

※引用:公益財団法人社会福祉振興・試験センター公式HPより

介護福祉士の国家試験を受けるためには、画像のように大きく分けて4つのルートのいずれかをクリアしていなければなりません。

  • 養成施設
  • 実務経験
  • 福祉系高校
  • EPA

それぞれのルートごとに、詳細をご紹介します。

養成施設のルート

高校を卒業したのち、介護や福祉に関わる養成施設に進学するルートです。

 

  • 文部科学大臣及び厚生労働大臣の指定した学校
  • 都道府県知事の指定した養成施設

いずれかにおいて、必要な年数だけ介護福祉士になるための勉強をし卒業することで試験を受けることができます。

 

この場合、実技試験は免除され、筆記試験さえ合格すれば晴れて介護福祉士の資格を取得することができます。

実務経験のルート

実務経験のルートは、試験実施日までの従業期間と従事日数を問われるルートです。

実務経験の対象となる施設(事業)及び職種での実務が必要になります。

  • 従業期間3年以上
  • 従事日数540日以上
  • 実務者研修 or 介護職員基礎研修&喀痰吸引等研修 受講済み

この3つをクリアしていることで受験資格が得られます。

 

従業期間とは:実務経験の対象となるような職種で在職扱いになっている日数

従事日数とは:雇用契約のもと、実際に介護などに従事した日数

在職扱いになっているのであれば、産休や病休などの長期休職期間も従業期間に含んでOKです。

その代わり、従事日数は実際に従事した日数なので、有給休暇などは含んではいけません。

 

この受験資格さえクリアしていれば、実技試験は免除されます。

福祉系高校のルート

福祉系高校卒業のルートは2種類あります。

高等学校もしくは中等教育学校で、福祉に関する所定の教科目・単位を修めて卒業した場合。
→実技試験は免除されます。

特例高等学校で、福祉に関する所定の教科目・単位を修めて卒業し、その後介護などの業務に在職期間9ヶ月・従事日数135日以上従事した場合。
→事前に研修を受け実技試験をパスするか、当日実技試験を受けるかを申込時に選択します。

通っている学校により条件が異なるので、しっかりとチェックが必要です。

EPA(経済連携協定)のルート

経済連携協定(幅広い経済関係の強化を目的とする協定=EPA)のもと、日本の介護福祉士資格取得を目指しているEPA介護福祉士候補者のルートです。

EPA介護福祉士候補者とは

公益社団法人国際厚生事業団が紹介した受入機関と締結した雇用契約に明示された受入施設において、研修責任者の監督の下で日本の介護福祉士資格を取得することを目的とした研修を受けながら就労するインドネシア人、フィリピン人及びベトナム人をいいます。

※引用:公益財団法人社会福祉振興・試験センター公式HPより

EPA介護福祉士候補者であり、かつ実務経験が3年以上あることが受験資格の条件です。

事前に研修を受け実技試験をパスするか、当日実技試験を受けるかを申込時に選択します。

介護福祉士受験資格の注意点

介護福祉士の受験資格に関して、実務経験のルートで進む場合には注意が必要です。

 

まずポイントとして、実務経験を積む施設が【実務経験の対象となる施設(事業)及び職種】に該当していなければ、どれだけ実務を積んでいたとしても受験資格を得ることができません。

また、平成28年度の試験から実務経験以外に実務者研修もしくは介護職員基礎研修&喀痰吸引等研修(3号研修を除く)を修了しなければならなくなりました。

もしまだ実務者研修を修了していないのであれば、早めに修了しておくことをおすすめします。

 

▶実務者研修+国家試験対策がある通信講座はコチラ

介護福祉士になるには勉強方法が鍵!

さて、ここまで介護福祉士の難易度や受験資格について触れてきました。

無事受験資格を取得し、いざ介護福祉士国家試験を受ける場合どの勉強方法が一番合格に近いのでしょうか?

独学・通信講座・通学学校の特徴を比較しながら、おすすめをご紹介していきます。

 

まずは、介護福祉士の国家試験スケジュールを確認していきましょう。

いつから準備が必要?介護福祉士国家試験と申込日程を確認

介護福祉士試験に向けた勉強を始めるにあたり、介護福祉士国家試験の日程などをしっかり抑えておきましょう。

2021年度 第34回介護福祉士国家試験スケジュール

申込期日:令和3年8月18日(水曜日)から9月17日(金曜日)

試験日:筆記試験・令和4年1月30日(日曜日) / 実技試験・令和4年3月6日(日曜日)

合格発表:令和4年3月25日(金曜日)

2022年度 第35回介護福祉士国家試験スケジュール

申込期日:令和4年8月上旬から9月上旬を予定

試験日:筆記試験・令和5年1月下旬を予定 / 実技試験・令和5年3月上旬を予定

介護福祉士勉強法:学校・独学・通信講座徹底比較

それでは実際に介護福祉士の国家試験対策の勉強方法として、どんな方法がいいのでしょうか。

独学・通信講座・通学系の学校でそれぞれ徹底比較をしてみましょう。

費用 教材(テキスト等) サポート メリット・デメリット
独学 教材費のみ 自分で選択して購入 なし
  • 価格が安い
  • モチベーション維持が大変
通信講座 26,400~50,000円程度 最新情報に適したテキスト・問題集・添削問題・過去問・模擬試験など WEBサポートなど
  • 価格はそこそこ
  • サポートが充実
  • 自分の時間に合わせて勉強できる
通学学校 40,000~187,000円程度 最新情報に適したテキスト・問題集・添削問題・過去問・模擬試験など 講師陣によるサポート
  • 費用が高い
  • サポートが充実
  • その場で質問できる
  • 教室に通う必要あり

 

実務ルートで働きながら資格取得を目指すのであれば、独学か通信講座がおすすめです。

 

実務経験ルートで介護福祉士の合格率を上げる勉強方法は通信講座

前述したように、介護福祉士の難易度はそこまで高くないため、独学でも十分に合格を狙うことができます。

独学におすすめのテキストはこちら

 

しかし、実務ルートで介護福祉士の国家試験に挑む場合、ハードな業務に従事しながら勉強の時間を作るのはなかなか難しいところがあります。

独学が一番安くていいのですが、合格率をあげるために重要なモチベーション管理ができずに挫折する人が多いことが問題点として挙げられているのも事実です。

 

少しでもそうした点に不安がある人におすすめなのが、通信講座です。

テキストや過去問などの教材は充実していますし、動画教材も多く空き時間に勉強することもできます。

さらにWEBサポートなどで質問を受け付けてくれたり、モチベーション管理もしてくれるので、最後まで挫折することなく試験に挑むことができます。

 

また、実務者研修の修了と国家試験対策をパックで教えてくれる通信講座も存在します(実務者研修に関しては、通学が必要になります)

どちらにしても受講が必要な実務者研修を合わせて受けることで、バラバラで対策するよりも効率よく費用も抑えることができ、さらにWEBサポートによってモチベーション管理もしやすくなります。

 

以下の通信講座は実務者研修と国家試験対策がパックになっているので、ぜひ参考にしてみてください。

 

引用元:資格の大原
<資格の大原>
料金やプラン
  • 介護福祉士講座実務者研修 69,800円~
  • 2023年1月試験対策 実務者研修+受験対策コース受講料 93,800円~

※上記2コースは受講地域により金額が異なります

  • 2023年1月受験対策介護福祉士合格コース先行学習プラン 36,000円
  • 2023年1月受験対策介護福祉士合格コース 40,000円
  • 2023年1月受験対策模擬試験パック 12,500円
  • 2023年1月受験対策基礎模擬試験 4,200円
  • 2023年1月受験対策全国統一公開模擬試験 6,300円
  • 2023年1月受験対策直前予想模擬試験 6,300円
サポート 欠席フォローや振替出席制度あり、電話・メールによる質問対応
教材 テキスト5冊、オリジナル添削課題、オリジナルドリルあり
教育訓練給付金制度対象講座 あり
映像授業の機能 WebまたはDVDによる受講が可能
割引サービス なし
お祝い金制度 なし
おすすめポイント 教室授業だけでなく、Web授業やDVD授業などライフスタイルに合わせた受講が可能。また、4月24日までの申込みで割引がある。
公式サイト

資格系の学校で非常に有名な大原の介護福祉士コースには、実務者研修と試験対策がパックになったものがあります。

他の通信講座にも実務者研修のみ・試験対策のみのコースは存在しますが、パックになっているものは非常に珍しいです。

実務経験者のコースで介護福祉士試験を受験する予定の人には、非常に魅力的な通信講座ですのでぜひチェックしてみてください。

まとめ

それでは最後にこの記事のまとめです。

まとめ
  1. 介護福祉士試験の難易度は偏差値45程度とそこまで高くない
  2. 国家試験の合格率は約70%
  3. 受験資格は4つのルートがある
  4. 実務経験ルートの受験資格には注意が必要
  5. 合格率をUPするなら通信講座がおすすめ
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