Amazonなどの大手通販サイトやメルカリなどフリマアプリの利用者増加に伴い、軽貨物事業の需要が高まってきています。
長距離運転や大きな荷物の配送が少ないので、新たに事業として始めたい方も増えているようですね。
軽貨物事業をするためには、黒ナンバーの車が必須。
しかし、車を用意するためにはまとまった資金の準備や様々な手続きが必要で悩んでいる方もいるかもしれません。
そんな方におすすめなのが、黒ナンバー車両のカーリースサービスです。
この記事では、黒ナンバー車両がリースできるおすすめ業者はもちろん、中古車対応の会社や審査なし業者について徹底的にリサーチしました。
- 黒ナンバーがリースできるおすすめ業者
- 中古車の黒ナンバーをリースできる業者
- 黒ナンバーを審査なしでリースできるのか?
- 黒ナンバーをリースするメリット・デメリット
黒ナンバーのカーリース情報をとことん詰め込みました。
特にこれから軽貨物事業を始めたいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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黒ナンバーをリースできるおすすめ業者|安い中古車対応の会社も調査
黒ナンバー車両をリースできるカーリースおすすめ業者を徹底的に調査しました。
業者によっては、新車のみの取り扱いであったり、中古車をリースできる場合もあります。
それぞれ業社によって特徴があるので、事業資金の予算や事業計画、走行距離などで相性が良さそうな業者を選びましょう。
- GMSリース
- TBカーズ(東京ビジネスカーズ)
- 定額ニコノリパック
- ガッツのBIZCAR
- 箱バン.com
- 定額カルモくん
各カーリース業者の情報は、2023年1月27日現在の公式サイトから調べています。
条件などは更新される可能性があるため、詳細については各業者へ直接お問い合わせください。
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項目/カーリース業者 | GMSリース | TBカーズ (東京ビジネスカーズ) |
定額ニコノリパック | ガッツのBIZCAR | 箱バン.com | 定額カルモくん |
---|---|---|---|---|---|---|
対応車種タイプ | 新車・中古車 | 中古車 | 新車・中古車 | 新車・中古車 | 新車 | 詳細は要確認 |
月額料金 | 30,580円(税込)〜 | 31,350円(税込)〜 | 22,000円(税込)〜※2 | 33,300円(税込)〜 | 23,000円(税込)〜※3 | 詳細は要確認 |
頭金(初期費用) | あり | あり | なし | なし | なし | 詳細は要確認 |
契約期間 | 1ヶ月〜5年 | 6ヶ月〜12ヶ月 | 5年推奨 (5年以外も相談可) |
2年〜 (延長可能) |
4年・5年・7年 (延長可能) |
詳細は要確認 |
走行距離制限(月間) | 無制限(3,000kmプランもあり) | 1,000〜3,000km (1,000kmごと) |
1,000~2,500km (500kmごと) |
3,000km | 任意 | 詳細は要確認 |
黒ナンバー取得代行 | 対応 | 対応 | 対応 | 対応 | 対応 | 詳細は要確認 |
メンテナンスプラン | あり | 基本なし (条件クリアの場合は可能※1) |
あり | あり | あり | 詳細は要確認 |
任意保険 | 対応 | 対応 | 対応 | 対応 | 対応 | 詳細は要確認 |
リース契約後の買取 | 可能(条件あり/不可のプランもあり) | 可能 | 可能 (契約時のプランによる) |
可能 | 可能 | 詳細は要確認 |
※1 月間走行距離2,000km未満・登録地1都3県・来店必須など(詳細は要確認)
※2 スズキエブリィ5年契約の場合の目安
※3 走行距離制限1,000km/月・4年契約・日産NV100クリッパーの場合
では、各カーリース業者の特徴について紹介していきます。
GMSリース
(画像引用元:GMSリースより)
GMSリースは、事業専用のカーリース業者です。
魅力はなんと言っても審査通過率の高さ。
公式サイトにも、審査通過率98%が明記されていて自信が感じられます。
月間の走行距離制限は無制限か3,000kmなので、しっかり働きたい方でも気にせずにバリバリ運転できるのもうれしいポイントでしょう。
また、2022年には1ヶ月から利用できるプラン「おためしリースル」が新設されました。
黒ナンバー取得の代行も無料と、これから軽貨物事業を始めたいと考えている人にとってはうれしいポイントが盛りだくさん。
2023年1月現在は申込みを停止していますが、今後サービスの再開に期待したいですね。
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TBカーズ(東京ビジネスカーズ)
(画像引用元:TBカーズより)
TBカーズも、法人・個人事業主向けのカーリース業者。
中古車のみの取り扱いのため、価格がリーズナブルであることと納期が最短5日というスピードが売りです。
走行距離制限は1,000kmから3,000kmまで選ぶことができるので、幅広いニーズに対応していることがわかります。
また、リース期間が、6ヶ月から12ヶ月(延長もOK)となっているので、なるべく初期投資や運用コストを抑えたいと考えている方にとっては嬉しいポイントだと言えるでしょう。
▽納期が短い!最短5日で届く▽
定額ニコノリパック
(画像引用元:ニコニコカーリースより)
ニコニコカーリースの定額ニコノリパックは、対応車種の豊富さや走行距離制限の幅が広く、たくさんの選択肢があるのが特徴。
頭金不要なため、なるべく初期費用を安く済ませたい場合は、決め手のひとつになりそうです。
プランによっては、税金や車検代はもちろん、消耗品やメンテナンス費用についても月額料金に加えられます。
そのため、事業用の車をより安心して走行したい方にとっては嬉しいですね。
また、全国各地に支店を構えているため地方在住者であっても、黒ナンバーをリースしやすいのもポイント。
ただし、すべての店舗で黒ナンバーリースを扱っているわけではないので、事前に問い合わせしておきましょう。
▽資金調達を心配せずにリースできる▽
ガッツのBIZCAR(ガッツレンタカー)
(画像引用元:ガッツのBIZCARより)
ガッツのBIZCARは、株式会社ガッツ・ジャパンのカーリース事業です。
もしかしたら、ガッツレンタカーの方がガッツのBIZCARよりも知名度が大きいため、耳にする機会も多いかもしれません。
ただ、ガッツレンタカーとは事業が異なり、黒ナンバーをカーリースすることはできないので注意してくださいね。
ガッツのBIZCARの特徴は、審査通過率の高さと中途解約違約金がゼロ円の特約があるという点!
審査通過率は、GMSリースと同じく98%であることが公式サイトで明記されています。
また、条件があるものの中途解約違約金がゼロ円であるのは、最終判断の材料になりそうです。
条件の内容は以下のとおり。
- 最低1年以上の利用
- メンテナンス契約+自動車保険契約が必須
- 軽普通自動車・軽貨物自動車に限る
あくまで特約という位置づけであるため、制約を設けているのも仕方ありませんね。
ただ、それに見合うリスク回避ができるため価値を感じる人も多いでしょう。
中途解約ゼロ円の特約を付ける場合は、月額予算が高くなるため予算に余裕がある方におすすめです。
▽審査通過率98%!中途解約ゼロ円のプランあり▽
箱バン.com
(画像引用元:箱バン.comより)
箱バン.com(箱バンドットコム)は、新車の箱バンのみを取り扱っているカーリース業者です。
新車と聞くとどうしても月額費用が高くなりそうですよね。
しかし、箱バン.comなら23,000円(税込)前後の月額料金で黒ナンバーをリースできます。
さらに、新車だと納期が遅くなるイメージがありますが、最短3週間ほどで手配できることもあるとのこと。
中古車でも1ヶ月以上かかる業者が多いことを考えると、新車カーリースの大きなデメリットから逆にメリットへ変わる印象を持ちます。
また、関東圏のみ短期リースもあるようです。
その場合は、新車ではなく中古車手配になる可能性もあるとのことでした。
新車リースでありながらとてもリーズナブルであるため、軽貨物事業を長期的に取り組みたい方にとっては要チェックではないでしょうか。
▽新車なのに料金が安い!▽
定額カルモくん
(画像引用元:定額カルモくんより)
定額カルモくんは、個人利用から法人契約、新車と中古車など選択肢が多いことで人気のカーリース業者です。
黒ナンバー車両のリースについて調べたところ、公式サイトでは詳細な情報があまりなかったため、直接問い合わせしてみました。
その結果、定額カルモくんとしては2023年1月現在、黒ナンバーのリースをしていないとのことでした。
ただ、黒ナンバーリースについても無料相談窓口を設けており、問い合わせすることで相談に乗ってもらえるようです。
黒ナンバーを取得する方法についてわからない点や、困っている点があれば一度問い合わせてみてはいかがでしょうか?
▽黒ナンバーのリースも無料相談OK▽
黒ナンバーは審査なしでリースできる?
残念ながら、黒ナンバー車両をリースするためには、審査を受ける必要があります。
黒ナンバーは軽貨物車両など業務で使われるため、一般車両に比べて走行距離が長い傾向にあります。
つまり、事故に遭遇してしまう確率が高いということですね。
そのため、黒ナンバーを審査なしでリースできる業者はありません。
しかし、審査通過率がとても高かったり、銀行審査がないパターンもあるようです。
そこで、審査に通過しやすいカーリース業者についてリサーチしました。
【ほぼ審査なし】GMSリース
(画像引用元:GMSリースより)
GMSカーリースは公式サイトにて「審査通過率98%」を明記しています。
これはもう、ほぼ審査通過できると言っても過言ではなさそうです。
なお、審査通過率が高い理由は、「エンジンの遠隔起動制御」と「位置情報の把握」によって与信の補強が可能になるから。
リース業者にとっては、車を盗難されたり勝手に売却されることが一番のリスク。
そういった業界のリスクを、最先端技術によって防止することができているため、審査通過率が100%に近い数字を出せているのではないでしょうか?
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【ほぼ審査なし】ガッツのBIZCAR
(画像引用元:ガッツのBIZCARより)
ガッツのBIZCARは、GMSリースと同じく公式サイトに「審査通過率98%」との表記があります。
そして、これまた同じく、審査通過率が高い理由は「エンジンの遠隔起動制御」と「位置情報の把握」によって与信の補強が可能となるからとのこと。
この2社は、同一かまではわかりませんが、同じような仕組みを使っていると言えそうですね。
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【銀行審査なし】リースナブルは黒ナンバーをリースできる?
(画像引用元:リースナブルより)
リースナブルで黒ナンバー車両をリースできるという情報があったため調査してみました。
公式サイトには詳しい情報がなかったため、直接問い合わせたところ、2023年1月現在は黒ナンバーのリースをしていないという回答をもらいました。
過去には、黒ナンバーをリースしていた時期もあったため、現在もリースできるという情報が独り歩きしているのかもしれません。
リースナブルは黒ナンバーをリースすることはできませんが、個人事業主・法人向けのカーリースは行っています。
今後、黒ナンバーのリースが再開した場合は、あらためて紹介しますね。
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黒ナンバーを1ヶ月から短期リースはできる?
黒ナンバー車両を1ヶ月など短期でリースできる業者はあるのでしょうか?
結論としては、黒ナンバーを短期でリースできる業者はあるものの、長期リースと比較するとかなり価格が割高でした。
そのため、お試しで利用したい人がいても、あまりおすすめはできません。
1ヶ月の短期リースは割高
1ヶ月の短期リースは、長期リースに比べて割高です。
そして、そもそも正式に1ヶ月のリースを対応しているカーリース業者はほぼありません。
GMSリースが、「おためしリースル」という1ヶ月から利用できる短期リースに対応していましたが、2022年12月で一旦申し込みを締め切っています。
そのときの目安で考えると月額料金目安は以下のとおりです。
- 頭金:55,000円(税込)
- 月額料金:33,550円(税込)
初期費用を含めると総額は約90,000円となり、頭金なしの業者と比較した場合、長期リースの2倍以上の価格です。
この価格差を考えると、1ヶ月をお試しで短期リースするにはあまりメリットがないと言えるでしょう。
どちらかと言うと、緊急時の代車として利用する人が多いようです。
黒ナンバーの短期リース対応業者
黒ナンバーを1ヶ月未満で短期リースできる業者を紹介します。
項目/カーリース業者 | ロジゾー | 日本軽バンレンタリース |
---|---|---|
プラン名称 | 緊急代車プラン | 緊急代車〜30日プラン |
月額料金 | 4,950円(税込) | 応相談 |
備考 | 初取引は要デポジット 個人事業主:10万円 法人:5万円 |
別途、初期費用44,000円(税込) エリア・日数・在庫状況などにより料金が変動 |
どちらの業者も、緊急時の代車としての利用を推奨しています。
カーリース業者としても車両の盗難などのリスクもあるため、デポジットとして一定額の預り金を条件としている場合があるようです。
お試しでリースするというよりは、普段利用している車が事故やトラブルでどうしても使えないタイミングで利用するのが適切だといえるでしょう。
黒ナンバーをリースするメリットとデメリットとは?
ここからは黒ナンバー車両をリースするメリットとデメリットについて解説します。
結論からお伝えすると、黒ナンバーはローンで購入するよりもリースの方がお得です!
しかし、デメリットもあるため、あとから後悔しないためにもしっかりと情報収集したうえで契約に臨みましょう。
黒ナンバーをリースするメリットとデメリット一覧 | |
メリット |
|
デメリット |
|
メリットとデメリットについてそれぞれ解説していきます。
黒ナンバーをリースするメリット
黒ナンバー車両で事業を始める場合、リースで車を利用するメリットがかなり多いと言えます。
法人・個人事業主ならではの利点が多いため、これから事業を開始する方はぜひ一度目をとおしてくださいね。
それぞれの項目について解説していきます。
事業をすぐに始められる
軽貨物自動車とはいえ、購入するとなると資金を準備する必要があります。
カーローンを検討している方もいると思いますが、ローンには頭金が必要となり相場は20〜30%が目安。
仮に、100万円の車体を購入する場合、20〜30万円の頭金を用意しなくてはいけません。
さらに、税金や保険などの資金を調達しておく必要があるため、もっと初期投資額が上がります。
なんとか初期費用が用意できても、運転資金を圧迫してしまい現金がショートしてしまうことも考えられるため、なるべくお金を使いたくありませんよね。
その点、カーリースであれば、頭金不要な業社もあり資金を温存しながら事業をスタートできます。
事業計画を立てる上でも、とても大きなメリットだと言えるでしょう。
会計処理が簡単
事業を続けるうえで避けられないのが、会計処理の手続き。
カーリースは、会計処理が簡単であることも大きなメリットです。
ローンを組んだ場合、車は固定資産として計上する必要があるため、減価償却という考えをもとに手続きをします。
耐用年数(新車は6年)があらかじめ決められており、一括で計上することができません。
一方で、カーリースであれば、税金や保険など月額費用をまとめて経費として計上できます。
メンテナンスプランに加入した場合、消耗品費や点検の費用もすべて経費にできます。
特に個人事業主であれば、自身で会計処理をすることもざらですし、慣れるまで苦戦する方も多いでしょう。
カーリースであれば、勘定科目を分ける必要もなく定額で処理できるので楽ですね。
つまり、人件費の削減にも繋がるため、法人が積極的にカーリースを活用する傾向にあるのも納得です。
管理やメンテナンスの手間がかからない
車の管理やメンテナンスの手間がいらないのもカーリースのメリットです。
カーリースでメンテナンスつきのプランを契約しておけば、点検の案内もカーリース業社から届くため、スケジュールを組み忘れることもなくなるでしょう。
また、カーローンの場合は、税金やメンテナンスのためにまとまった資金を用意しておく必要があります。
その点カーリースは、基本的に追加費用がかからないのでお金の管理も簡単。
不要なストレスがなく、事業に集中できるのは嬉しいですよね!
契約期間が選べる
黒ナンバーをリースすることによって契約期間が選べるのも重要なポイント。
カーローンで車を購入した場合、万が一、事業を撤退する際には車の処理や手続きが必要です。
その点カーリースであれば、短期なら半年、長期なら7年など事業計画に沿って契約を結ぶことができますね。
そのため、最初は短期で契約をしておき事業が軌道に乗りそうなら、契約を延長するというステップが組めます。
自分にあった契約内容にカスタマイズできるのは嬉しいポイントでしょう。
黒ナンバーをリースするデメリット
黒ナンバー車両をリースする場合のデメリットについても知っておきましょう。
特に初めて事業にチャレンジする方にとっては、リスクを学ぶことが無駄な赤字を減らすコツ。
カーリースのデメリットは、後から気づいてもどうにもならないことばかりです。
契約をする前に、あらためて見直しましょう。
走行距離制限がある
黒ナンバー車両をリースする場合、走行距離制限を設定するケースがあります。
走行距離制限を超えてしまうと、1kmあたり10円前後の違約金が請求されるため要注意。
一般的には走行距離制限を短く設定するほど月額料金は安くなり、長く設定すればするほど高くなる傾向にあります。
そのため、毎月のコストを抑えるために走行距離を短く設定してしまうと、予想外の追加料金が発生してしまう可能性も。
軽貨物事業者の1日の走行距離は、50km〜100kmと働き方によってかなり差が出ます。
初めての事業で走行距離を決めるのは難しいですが、働くペースを担当者に相談するなど、できるだけ適切な走行距離を算出したいですね。
しっかりとフルタイムで働く方は、走行距離制限がないカーリース業社を選ぶのもひとつの手段だと言えるでしょう。
途中解約ができない
黒ナンバー車両に限ったことではありませんが、カーリースは基本的に途中解約ができません。
厳密に言うと途中解約をすることはできても、違約金として契約満了時までの月額料金を一括で請求される可能性が高いです。
月額料金は、一般的に長期契約になればなるほど安くなります。
なるべく月額料金を抑えるために長期契約にしたくなるかもしれません。
しかし、長期契約することによって途中で事業を撤退するときのリスクを背負っているとも言えます。
そのため、軽貨物事業をトライヤルとして取り組んでみたいと考えている方は、6ヶ月など短期でのリースを検討してみてはいかがでしょうか?
また、ガッツのBIZCARでは、中途解約違約金がゼロ円となるプランがあります。
最低1年以上の利用など条件はありますが、これから事業を立ち上げる方にとっては嬉しいポイントだと言えますね。
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残価精算するリスクがある
カーリース業社は、あらかじめ残価設定をしていますが、その想定残価を下回ってしまった場合に、差額を請求される可能性があります。
残価とは「残存価格」の略称で、リース契約が終わるタイミングで車両にどれくらいの価値が残っているかを予想した想定価格のこと。
カーリースは、残価設定をするからこそ月額料金を安く利用できるというメリットがあります。
しかし、契約満了時に多額の残価精算が発生したら元も子もありません。
また、車両にキズやヘコミがあると修理が発生することもあるので、なるべく車両は丁寧に扱うことを心がけましょう。
中には、残価精算を必要としない契約方式もありますが、一般的に月額料金は高くなりがち。
カーリース業社によって契約方式を選べる場合もあるため、月額料金とのバランスを考えて契約を結びましょう。
黒ナンバーには取得条件がある
黒ナンバーを取得するためには一定の条件があります。
その条件を満たしていない場合には、黒ナンバーを取得することができません。
当然、事業をスタートすることもできないので、事前にしっかりと確認しておきましょう。
カーリース業社へ審査申請する前に、自分で分かる範囲で情報を集めておくことをおすすめします。
- 軽貨物車を1台以上持っていること
- 営業所・休憩施設・車庫があること
- 運送約款があること
- 管理体制を整えていること
- 損害賠償能力があること
それぞれについて解説していきます。
軽貨物車を1台以上持っていること
黒ナンバーを取得するためには、軽貨物自動車が必要です。
普段生活しているうえではあまり気にすることがないかもしれませんが、軽自動車には乗用車と軽貨物自動車の2種類があります。
黒ナンバーを取得できるのは、もちろん軽貨物自動車。
代表的な車種は、スズキのエブリイ・ダイハツのハイゼットトーゴ・ホンダのアクティバンなどが有名です。
これから軽貨物事業を始めようとしている方が、最初に取り掛かる項目だと言えますね。
営業所・休憩施設・車庫があること
黒ナンバーの事業を営むためには、営業所・休憩施設・車庫がそれぞれ必要です。
営業所と休憩施設は自宅内に設置してもOK。
車庫は、基本的には営業所と併設していることが条件です。
併設していない場合は、営業所から2kmの範囲内に準備していれば問題ありません。
黒ナンバーの取得は、車を運転する事業の認可を受けるために必要な手続きです。
そのため、睡眠を始め休める場所を用意することで、交通事故を低減させるという目的もありそうですね。
実際、黒ナンバー車両の交通事故は一般車両に比べて多いため、無理なく休憩できるスペースを確保することはとても大切です。
運送約款があること
運送約款(うんそうやっかん)とは、運送事業を営むうえで必要な取り決めのこと。
その中には、運賃や事業者の責任などが含まれます。
もう少し簡単に言うと、運送事業を営む際に国土交通省と交わす約束ごとやルールブックのようなもの。
運送約款は国土交通省が用意した「標準貨物自動車利用運送約款」があり、それを使うのが一般的です。
届け出時にその記載をしていれば、運送約款の提出は不要です。
管理体制を整えていること
軽貨物運送事業を正しく運営するためには、管理体制を整える必要があります。
具体的には、過積載はもちろん、無理な労働体制になっていないかなどのチェックは必須。
チェックと言っても書類だけではなく、運送業務前の各種点検・点呼、乗務員の健康状態の確認など具体的な管理体制を示すことが大切です。
個人事業主の場合は、事業者本人が管理者を務めても問題ありません。
手続きだから仕方なく行うのではなく、万が一の事故などを防止できるように、しっかりと体制づくりをしておきましょう。
損害賠償能力があること
自動車損害賠償保障法に基づく責任保険として、自賠責保険はもちろん、任意保険へ加入などにより損害賠償能力を十分に備えておくことが必要です。
こちらも運送事業を営むうえでは、とても重要なこと。
軽貨物運送に限ったことではありませんが事業として取り組む以上は、様々な責任がついて回ります。
もしものときの、社会的な責任を果たせるように備えておくことは大切ですね。
よくある質問
ここからは、黒ナンバー車両をリースする際によくある質問について答えていきます。
- 黒ナンバーをリースするにはどのような手順を踏めばいいですか?
- 審査に落ちた場合はどうすればいいですか?
- 黒ナンバーのレンタカーは違法なのですか?
- リース終了後に車をもらったり購入することはできますか?
では、それぞれの質問について順番に解説していきます。
黒ナンバーをリースするにはどのような手順を踏めばいいですか?
黒ナンバーの車両をリースするために、手順を知っておきましょう。
大まかな手順は以下のとおりです。
- 営業所・休憩施設・車庫を用意する
- カーリースの審査と契約の手続きをする
- 管轄の運輸支局へ必要書類を提出する
- 事業用自動車等連絡書を管轄の軽自動車検査協会へ提出する
- 黒ナンバー車両納車
カーリース業社によっては一部の手続きを代行してもらえる場合もあります。
そのため、契約する予定のカーリース業社に相談する方がスムーズかもしれません。
自身でも調べつつ、わからない点や不安な箇所については気軽に問い合わせてみてはいかがでしょうか?
書類関連は自身で用意する必要があるものも多いので、事前に準備できるものは早めに用意しておきましょう。
審査に落ちた場合はどうすればいいですか?
黒ナンバー車両をリースしようとしても、審査で落ちてしまう場合もあります。
でも、まだ諦める必要はありません。
審査に落ちた後にできる対処法を以下にまとめました。
- 連帯保証人をつける
- 契約者の名義を変更する
- 車種を中古車など安価なものに変更する
- 遅延している支払いがないか確認する
- 他社のサービスで審査を申し込む
- 借金返済を優先しあらためて申し込む
審査が通過しにくい主な理由は、借入金額の大きさや支払いの遅延です。
ですが、借入金があったとしても審査にとおるケースは往々にしてあるため、できることから取り組んでみましょう。
不安がある方は、審査通過率98%を誇る「GMSリース」や「ガッツのBIZCAR」に申し込んでみてはいかがでしょうか?
黒ナンバーのレンタカーは違法なのですか?
黒ナンバーのレンタカーで配送したとしても違法ではありません。
ただし、一般的に黒ナンバーをレンタカーとして貸し出している業社がいないのには理由があります。
レンタカーは車検証の使用者がレンタカー会社になっているため、アマゾンフレックスなどの配送委託業者は業務を委託できません。
あくまで、委託会社が依頼するのは事業者(配送者)です。
カーリースであれば、車検証の使用者の欄に個人事業主の氏名や法人名が入れられるため事業活動が可能です。
リース終了後に車をもらったり購入することはできますか?
リース契約終了後に車をもらったり、購入することは可能です。
ただし、カーリース業社によっては対応していない場合もあり、対応してる業社でも契約プランによっては対応してもらえない場合があります。
そのため、契約を結ぶ前にリース契約終了後についても、しっかりと確認しておきましょう。
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