エアコンやストーブ、ホットカーペットなど暖房器具にはさまざまな種類がありますが、電気代や本体価格は実際安いのか気になりますよね。
「オイルヒーターの電気代や本体価格は高すぎる」という印象を持っている方もいると思います。
それぞれ特徴があり、使う目的や環境に合わせてうまく使い分けることによって、快適に過ごしつつ、実際はその電気代を大きく抑えることができます。
この記事では近年人気が出ているオイルヒーターにかかる電気代を計算して、他の暖房器具と比べながらオイルヒーターを効率よく、快適に使う方法について解説してますので、ぜひ参考にしてみてください。
オイルヒーターとは
ヨーロッパで人気が出て、近年では日本でも使う人が多くなっているオイルヒーターは電気を使い、本体の中にあるオイルを暖めることでお部屋を暖めていきます。
オイルヒーター内の密閉したオイルを暖めることでパネル部分が暖まり、そのパネルから放熱することでお部屋を暖める仕組みです。
放熱で暖めるため、エアコンのように瞬間的に暖めることはできませんが、じっくりとお部屋を暖め、その効果は長時間持続します。
オイルヒーターにはこのようなメリットが考えられます。
- メリット①:他の暖房器具に比べて安全性が高い
- メリット②:空気が乾燥しない、汚さない
- メリット③:運転音が静か
- メリット④:メンテナンスに手間がかからない
- メリット⑤:小型タイプもあって使いやすい
オイルによる放熱で暖めるため、エアコンと違い、空気を乾燥させず、汚さない特徴が最大の特徴ですね。
冬場は乾燥によって喉の違和感に悩む方、乾燥肌で悩む方やお子様がいる方にとっても大きなメリットになります。
一方でオイルヒーターにはこんなデメリットも存在します。
- デメリット①:本体価格と電気代が少し高い
- デメリット②:部屋が暖まるのに時間がかかる
- デメリット③:喚起すると効果が薄まる
- デメリット④:自治体によってはそのまま廃棄できない場合もある
ここではそれぞれのメリットとデメリットについて詳しく解説していきます。
メリット
ここではオイルヒーターのメリットを詳しく解説していきます。
他の暖房器具に比べて安全性が高い
オイルヒーターは小さいお子様や高齢者が同居している方に向いています。
オイルヒーターの表面温度は60℃くらいです。ストーブと違って1~2秒触る程度であれば、大やけどにつながる可能性はかなり低いと言えます。
さらにチャイルドロック機能も付いている商品も多く、お子様が簡単に操作できないような設計になっていることもその理由に挙げられます。
また、安全装置が付いているため、仮にオイルヒーターを倒してしまったとしても火災になる可能性は低いです。
ただし、長く触れていると低温やけどになる可能性があるので注意が必要です。
実際、小さな子供がたくさんいる幼稚園や保育園ではストーブではなく、オイルヒーターを使うところも増えてきているそうです。
こういった理由からも小さなお子様や高齢者、ペットがいるお部屋にはオイルヒーターがおすすめです。
空気が乾燥しない、汚さない
オイルヒーターは喉や肌の乾燥に悩む方にとって特におすすめです。
オイルヒーターは機内にあるオイルを電気の力で暖めることで放熱させます。基本的に空気の温度差による自然対流でお部屋全体を暖めるため、風を出しません。
つまり喉や肌の乾燥を防ぐことができるのです。
また、一般的によく使われているエアコンでは機内に湿気が溜まりやすく、稼働し始めは特にかび臭いにおいがお部屋に漂ってしまうこともありますが、オイルヒーターでは嫌な臭いを出すことがありません。
さらにホコリやハウスダストをまき散らすこともなく、空気を汚さないため、小さなお子様がいる家庭でも安心して使用できます。
実際に冬の悩みの1つである空気の乾燥を防げることは風邪の予防や美容にも効果的とオイルヒーターが人気の理由の1つになっています。
空気の汚れ、乾燥が気になる方はオイルヒーターがおすすめです。
運転音が静か
寝ている時に暖房器具を使う方にもオイルヒーターはおすすめです。
オイルヒーターは稼働していることを忘れてしまうくらい静かで、運転音を気にすることはほとんどありません。
小さなお子様がいるご家庭ではもちろん、就寝時に聞こえる音が気になって眠れないという方にも優しいのがオイルヒーターです。
メンテナンスに手間がかからない
メンテナンスや燃料の補給が面倒という方にもオイルヒーターはおすすめです。
これに関して理由は3つあります。
①オイルヒーターのお手入れは基本的に乾いた布でホコリを軽くふき取るだけで完了です。水拭きすら必要なく寒い冬ではありがたいですね。
万が一、汚れが落ちにくい時は薄めた台所用中性洗剤を含ませた布で拭いた後、洗剤分が残らないように、よく絞った布などで水拭きしてあげましょう。
②オイルヒーター本体内部には油が入っていますが、こちらは交換する必要がありません。ストーブのように灯油を追加で購入して給油しなくても使用できます。
③エアコンのようなフィルターの交換も一切不要です。本体表面を軽くふき取るだけで快適に使うことができます。
これだけメンテナンスに手間がかからないにも関わらず、寿命が長いのがオイルヒーターのいいところです。
使い方にもよりますが、実際に10年ほど使えたという報告もあります。
年末年始は特に忙しくて給油や大掃除をしている時間が取れないという方にはとてもおすすめです。
小型タイプもあって使いやすい
トイレや脱衣所のような暖房の風が届かない場所や大きな暖房器具が置けないような狭いスペースを暖かくしたいという方にもおすすめです。
オイルヒーターには様々なサイズの商品が販売されており、勉強机の足元に置けるくらい小型のタイプもあります。
事前にトイレや脱衣所を暖めておくことでヒートショックを防ぐこともできます。
狭いスペースのような大きな暖房器具が置けない場所や足元のような暖房が届かない場所を暖めたい方にも使えるタイプがあることもオイルヒーターのメリットです。
デメリット
ここまではメリットをいくつか紹介しましたが、もちろんデメリットも存在します。
ここではオイルヒーターのデメリットを詳しく解説していきます。
本体価格と電気代が少し高い
オイルヒーターは高性能だけあって本体価格と電気代が他の暖房器具に比べてやや高い傾向にあります。
8~10畳タイプの場合、1時間あたり「強」で使用した場合の1500Wで最大40.5円ほどかかります。「弱」で使用すると1時間あたり16.5円ほどです。
本体価格も25,000円~60,000円のものが多く、従来のストーブなどに比べたら、やや高すぎる印象。
ただ、実際最近は従来のオイルヒーターより本体価格が低下してきている傾向にあります。
また、日本の住居も気密性や断熱性の向上によって、暖房効率も上がってきているため、電気代も減少傾向にあるため、今までほど高すぎるような印象を受ける人は少なくなっていると思われます。
気になる実際の本体価格や電気代について詳しい解説はこの後解説します。
部屋が暖まるのに時間がかかる
オイルヒーターの機能性において最も気になる方が多いことは部屋全体が暖まるまで時間がかかるということです。
お部屋が暖まるまで平均すると約30分ほどかかると言われています。
しかし、オイルヒーターの中にタイマー機能付きのものもあるので、事前にセットしておけば帰宅時に寒くなることがなくなります。
お部屋の空気ではなくお部屋自体を暖める性質があるため、風通しのよい場所で使用するのは不向きと言えます。
喚起すると効果が薄まる
オイルヒーターは一回温度が下がると暖めるのに時間がかかります。
換気を頻繁に行うとなかなか暖まりきらないことになります。
もちろん、冬場はウイルス対策もあるので、室内をずっと閉めっぱなしにしておくことはおすすめできませんが、換気は極力控えた方が効果的に使用できます。
自治体によってはそのまま廃棄できない場合もある
家電製品は粗大ごみで廃棄することが多いですが、自治体によっては自分で中のオイルを処分してから粗大ごみとして出さなければならない場合があります。
メーカーによっては自社製品のオイルヒーターを回収してくれるケースも実際はあるので、購入前に調べておくことをおすすめします。
ほとんどの自治体では粗大ごみとして扱ってくれるようですが、捨てる場合は必ず確認するようにしましょう。
オイルヒーターの電気代は高すぎる?
オイルヒーターの購入を迷っている方の理由の1つに電気代が高すぎることが挙げられます。
ここでは実際にかかる電気代をデータをもとに計算して、他の暖房器具と比較していこうと思います。
- 実際の電気代相場
- エアコンの電気代と比較
- 電気ストーブの電気代と比較
- ホットカーペットの電気代と比較
- 石油ファンヒーターの電気代と比較
実際の電気代相場
オイルヒーターは「強」モードで使用した場合と「弱」モードで使用した場合とで、電気代が大きく変わりますが、1時間あたり約16.2円~40.5円かかると考えられます。
電気代の計算方法は以下の通りです。
「消費電力(W)÷1,000×1日の使用時間(時間)×1kWhあたりの電力料金(円/kWh)=電気代」
1kWhあたりの電力料金は電力会社や料金プランによって変わりますが、この記事では主要電力会社10社の平均価格である27円とします。
また、設定温度は最も一般的な20℃、運転時間は使用確率の高い13時~22時として計算しております。
人気のオイルヒーターであるデロンギで販売されているもので計算すると強1500W、中900W、弱600Wになるため、1時間あたりの電気代は
弱で使用した場合「600W÷1,000×1時間×27円/kWh=16.2円」
強で使用した場合「1,500÷1,000×1時間×27円/kWh=40.5円」
となるため、安いもので16.2~40.5円となります。
また、1日あたりの電気代としては
弱で使用した場合「600W÷1,000×9時間×27円/kWh=145.8円」
強で使用した場合「1500W÷1,000×9時間×27円/kWh=364.5円」
となるため、安いもので145.8円~364.5円となります。
エアコンや他の暖房器具の電気代との比較
それでは他の暖房器具と比較すると実際どうなるでしょうか。
ここでは最も使われることが多いエアコンの電気代を計算して比較してみたいと思います。
資源エネルギー庁が発表する「省エネ性能カタログ2019年冬版」によると、リビング用エアコン(7~10畳)の冬季暖房時の平均消費電力は577Wとなっています。
これをもとに1時間あたりの電気代を計算すると「577W÷1,000×1時間×27円=15.57円」
また、1日あたりの電気代にすると「577W÷1,000×9時間×27円=140.2円」
オイルヒーターの1時間あたりの電気代16.2円と比較するとエアコンの方が安いですが、大差はないと言えます。
電気ストーブの電気代と比較
電気ストーブはPanasonicウェブサイトによると消費電力が「弱」~「強」まで640W~1170Wになります。
これをもとに1時間あたりの電気代を計算すると
「弱」で使用した場合「640W÷1,000×1時間×27円/kWh=17.28円」
「強」で使用した場合「1170W÷1,000×1時間×27円/kWh=31.59円」
安いもので17.28~31.59円となり、1日あたりとして計算すると
「弱」で使用した場合「640W÷1,000×9時間×27円/kWh=155.52円」
「強」で使用した場合「1170W÷1,000×9時間×27円/kWh=284.31円」
安いもので155.52円~284.31円となります。
「弱」モードで使った場合はオイルヒーターの方が安くなりますが、リビングのような広い空間を「強モード」で温め続ける場合は、電気ストーブの方が高すぎる電気代が低く抑えられます。
ホットカーペットの電気代と比較
大きめサイズの3畳タイプではアイリスオーヤマWebサイトによるとホットカーペットの消費電力は244~424Wとなります。
これをもとに1時間あたりの電気代を計算すると
「弱」で使用した場合「244W÷1,000×1時間×27円/kWh=6.588円」
「強」で使用した場合「424W÷1,000×1時間×27円/kWh=11.448円」
安いもので6.588円~11.448円。これを1日あたりで計算すると
「弱」で使用した場合「244W÷1,000×9時間×27円/kWh=59.292円」
「強」で使用した場合「424W÷1,000×9時間×27円/kWh=103.032円」
安いもので59.292円~103.032円となり、電気代だけで言えばホットカーペットの方が高すぎる電気代が安く済みます。
しかし、実際は広いリビング全体を暖めることはできないので、目的に応じて使い分ける必要がありそうです。
石油ファンヒーターの電気代と比較
人気のメーカー『ダイニチ』の石油ファンヒーターは消費電力が62W〜370Wです。
これをもとに1時間あたりの電気代を計算すると
「弱」で使用した場合「62W÷1,000×1時×27円/kWh=1.674円」
「強」で使用した場合「370W÷1,000×1時×27円/kWh=9.990円」
安いもので1.674円~9.990円。これを1日あたりで計算すると
「弱」で使用した場合「62W÷1,000×9時×27円/kWh=15.07円」
「強」で使用した場合「370W÷1,000×9時×27円/kWh=89.91円」
安いもので15.07円~89.91円。電気代だけ見ると石油ファンヒーターの方が高すぎる電気代が安く済みます。
しかし、石油ファンヒーターを動かすのに必要な燃料費はほとんど灯油代です。
灯油代も考慮に入れながら計算する必要があります。
ここでは『ダイニチ』の「FW-3720SGX」を見てみると、燃料消費量が最小時で0.072ℓ/時、燃焼時の最大時で0.360ℓ/時となっています。
灯油18ℓの価格を1,544円(※資源エネルギー庁の石油製品価格調査の結果 令和3年2月25日公表分より参照)とすると、1ℓあたり85.778円かかることになるため、
最小燃焼時は0.072ℓ/時×85.78円/ℓ=6.176円/時ほど
最大燃焼時は0.360ℓ/時×85.78円/ℓ=30.880円/時ほど
この結果を踏まえて電気代と灯油代を合計すると
1時間あたりの燃料費は
「弱」で使用した最小燃焼時は「62Wで1.674円+6.176円=7.850円」
「強」で使用した最大燃焼時は「62Wで1.674円+30.88円=32.554円」
「弱」で使用した最小燃焼時は「370Wで9.990円+6.176円=16.166円」
「強」で使用した最大燃焼時は「370Wで9.990円+30.880円=40.87円」
となるため、安いもので7.850円~40.87円となることが分かります。
これを1日あたりの燃料費にして計算すると
「弱」で使用した最小燃焼時は「62Wで15.07円+6.176円×9時間=70.65円」
「強」で使用した最大燃焼時は「62Wで15.07円+30.88円×9時間=293.0円」
「弱」で使用した最小燃焼時は「370Wで89.91円+6.176円×9時間=145.5円」
「強」で使用した最大燃焼時は「370Wで89.91円+30.88円×9時間=367.8円」
となり、安いもので70.65円~367.8円で推移します。
狭い空間を暖めるような「弱」で使用する場合は石油ファンヒータの方が安くなりますが、「強」で使用する場合はオイルヒーターと大差がないことが分かります。
北海道で使うオイルヒーターの実際の電気代はどのくらい?
北海道や東北、北陸地方のような寒冷地で使用する場合、オイルヒーターの電気代は高すぎる印象があると思います。
気温が低いため、オイルヒーターを「強」モードで使用する頻度が多くなることが予想されるためです。
この場合の電気代は人気メーカーのデロンギで販売されているオイルヒーターで1500Wになります。
この場合は、1時間あたりの電気代が「1,500÷1,000×1時間×27円/kWh=40.5円」
これをもとに1日あたりの電気代を計算すると「1500W÷1,000×9時間×27円/kWh=364.5円」
となることが予想できます。
(※電気代の計算方法は上で詳しく解説しているため、詳細情報が知りたい方はそちらをチェックしてみてください)
寒冷地や20畳以上の部屋でも電気代を気にせず使うには
寒冷地では外気との温度差が大きくなり、大広間では暖める空間が増えるため消費電力も大きくなりがちです。
そんな場合はさまざまな暖房器具をうまく併用することで広い空間でも効率的にお部屋を暖めることができます。
広い部屋全体を暖めたい場合はエアコンを使用しましょう。電気代もコスパがよく早くお部屋を暖めることができます。
しかし、実際の寒冷地ではそのパワーは劣るようです。そのため寒い地域で確実にお部屋を暖めるたい場合は灯油燃料の暖房器具が活躍します。
なるべくお部屋の中心に置いてあげることでしっかり暖めることができますし、天板部にやかんをなど水を入れたものを置くことで、空気の乾燥も防げます。
また、10~13畳ほどの空間であれば、オイルヒーターでも快適に過ごすことができます。安全性やメンテナンスの手間を考えるとこちらの方がお手軽に使用できます。
大人気!?デロンギ&アイリスオーヤマのオイルヒーターを解説!
近年注目が高まってきているオイルヒーターの中ではデロンギとアイリスオーヤマが人気メーカーとして挙げられます。
ここからはデロンギとアイリスオーヤマのオイルヒーターに関する情報を比較しながらまとめていきたいと思います。
- 【デロンギ オイルヒーター】実際の電気代はどのくらい?
- 【デロンギ オイルヒーター】他の暖房器具の電気代と比較
- 【デロンギ オイルヒーター】メリット
- 【デロンギ オイルヒーター】本体価格をチェック!
- 【アイリスオーヤマ オイルヒーター】実際の電気代はどのくらい?
- 【アイリスオーヤマ オイルヒーター】他の暖房器具の電気代と比較
- 【アイリスオーヤマ オイルヒーター】メリット
- 【アイリスオーヤマ オイルヒーター】本体価格をチェック!
これから購入を考えている方はぜひ参考にしてみてください。
【デロンギ オイルヒーター】実際の電気代はどのくらい?
デロンギのオイルヒーターは消費電力が弱600W、中900W、強1,500Wのものが多く、1時間あたりの電気代は16.2円~40.5円となります。
この時、設定温度は20℃、運転時間を13時~22時、1kWhの電気代は27円で計算しております。
計算方法や環境設定は上で詳しく解説しているので、そちらのチェックしてみてください。
具体的な計算をすると1時間あたりの電気代は
弱で使用した場合「600W÷1,000×1時間×27円/kWh=16.2円」
強で使用した場合「1,500÷1,000×1時間×27円/kWh=40.5円」
安いもので16.2円~40.5円。これを1日分で計算すると
弱で使用した場合「600W÷1,000×9時間×27円/kWh=145.8円」
強で使用した場合「1500W÷1,000×9時間×27円/kWh=364.5円」
となることが予想できるため、1時間あたりの電気代は安いもので16.2円~40.5円と計算できます。
【デロンギ オイルヒーター】他の暖房器具の電気代と比較
最も使用する方が多いエアコンの場合、資源エネルギー庁が発表する「省エネ性能カタログ2019年冬版」によると、リビング用エアコン(7~10畳)の冬季暖房時の平均消費電力は577Wとなっています
1時間あたりの電気代は「577W÷1,000×1時間×27円=15.57円」
これをもとに1日あたりの電気代を計算すると「577W÷1,000×9時間×27円=140.2円」
となるため、
オイルヒーターの電気代16.2円と比較するとエアコンの方が安いですが、大差はないと言えます。
また、電気ストーブの場合、Panasonicウェブサイトによると消費電力が640W~1170Wとなるため
1時間あたりの電気代は
「弱」で使用した場合「640W÷1,000×1時間×27円/kWh=17.28円」
「強」で使用した場合「1170W÷1,000×1時間×27円/kWh=31.59円」
安いもので17.28円~31.59円。これを1日あたりの電気代として計算すると
「弱」で使用した場合「640W÷1,000×9時間×27円/kWh=155.52円」
「強」で使用した場合「1170W÷1,000×9時間×27円/kWh=284.31円」
となり、
リビングのような広い空間を「強モード」で温め続ける場合は、オイルヒーターより電気代は高くなる傾向があるようです。
【デロンギ オイルヒーター】メリット
デロンギのオイルヒーターでは2つのメリットがあります。
1つ目は、温度のキープ力です。
①お部屋が早く暖まるようになった点です。
従来のオイルヒーターではお部屋が暖まるまでに少し時間がかかること実際のデメリットとして挙げられていましたが、デロンギの最新機種では従来の約2倍のスピードでお部屋全体を暖めることができるようになっております。
②高精度な制御機能が備わったことも大きな違いの1つです。これにより快適な温度が長くキープできるようになっております。
秒単位で室温を感知して、設定温度に対して±0.1℃の範囲で室温をキープすることができるようになっているため、高すぎる電気代の無駄も少なく済みます。
【デロンギ オイルヒーター】本体価格をチェック!
実際にオイルヒーターを買うならデロンギにしようと考えている方もいると思いますので、ここではデロンギから販売されているオイルヒーター商品の詳細情報をまとめています。
購入を考えている方はぜひチェックしてみてください。
「オイルヒーター最上位モデル」ベルカルドオイルヒーターRHJ75V0915-GY(デロンギ)
電源OFFにしても暖かさが続く、高い持続力とリモコン操作可能なデザインです。
やけどしにくい表面温度や指を挟まない隙間、チャイルドロック機能が付いた安全設計も特徴。
「24時間デジタルタイマーモデル」ユニカルドオイルヒーターRHJ65L0915(デロンギ)
ベルカルドの基本的な機能や特徴を備えながら、消費電力の小さくし、より狭いスペースにも対応したのが、ユニカルドモデルです。
「そこまで大きな部屋で使う予定はないけど、トイレほど狭い場所ではない」そんな場所で使う方にはおすすめなオイルヒーターです。
「シンプル&使いやすいモデル」アミカルドオイルヒーターRHJ35M1015(デロンギ)
ディスプレイノブで温度調整が可能になり、デロンギのオイルヒーターの中ではトップクラスに操作性が向上しているモデルです。
起床時間や帰宅時間に合わせた細かい時間設定もできるため、快適に使用できます。
【アイリスオーヤマ オイルヒーター】実際の電気代はどのくらい?
アイリスオーヤマではデロンギに比べると消費電力がやや抑えられた設計になっています。
実際の消費電力は強1,200W、中700W、弱500Wとなっており、デロンギの強1,500W、中900W、弱600Wに比べると小さな値になっている商品が多いです。
これをもとに1時間あたりの電気代を計算すると
「弱」で使用した場合「500W÷1000×27円/kWh=13.5円」
「強」で使用した場合「1,200W÷1000×27円/kWh=32.4円」
安いもので13.5円~32.4円となり、1日当たりの電気代は
「弱」で使用した場合「500W÷1000×9時間×27円/kWh=121.5円」
「強」で使用すた場合「1,200W÷1000×9時間×27円/kWh=291.6円」
安いもので121.5円~291.6円となっており、デロンギより電気代が安く済む傾向があります。
【アイリスオーヤマ オイルヒーター】他の暖房器具の電気代と比較
最も使用する方が多いエアコンの場合、
1時間あたりの電気代は「577W÷1,000×1時間×27円=15.57円」
これをもとに1日あたりの電気代を計算すると「577W÷1,000×9時間×27円=140.2円」
となるため、
オイルヒーターの電気代13.5円と比較するとアイリスオーヤマのオイルヒーターの方がお得に使うことができます。
また、電気ストーブの場合、Panasonicウェブサイトによると消費電力が640W~1170Wとなるため
1時間あたりの電気代は
「弱」で使用した場合「640W÷1,000×1時間×27円/kWh=17.28円」
「強」で使用した場合「1170W÷1,000×1時間×27円/kWh=31.59円」
安いもので17.28円~31.59円。これを1日あたりの電気代として計算すると
「弱」で使用した場合「640W÷1,000×9時間×27円/kWh=155.52円」
「強」で使用した場合「1170W÷1,000×9時間×27円/kWh=284.31円」
となり、こちらも大差はありませんが、
アイリスオーヤマのオイルヒーターの方が電気代を安く利用することができることが分かります。
【アイリスオーヤマ オイルヒーター】メリット
アイリスオーヤマのオイルヒーターは消費電力が少し抑えられていることが特徴です。
実は独自の形状のフィンで便利な機能が搭載されています。
独自形状のウェーブフィンでお部屋をムラなく暖めるほか、温度調整も自動で行い、エコでお得な稼働を実現しています。
【アイリスオーヤマ オイルヒーター】本体価格をチェック!
実際にオイルヒーターを買うならアイリスオーヤマにしようと考えている方もいると思いますので、ここではアイリスオーヤマから販売されているオイルヒーター商品の詳細情報をまとめています。
購入を考えている方はぜひチェックしてみてください。
「お部屋と衣類を暖める」ウェーブ型オイルヒーター式 タオルハンガー付IWHH-1212D-W ホワイト(アイリスオーヤマ)
タオルなどの衣類がかけられるハンガーが付いたタイプです。衣類を乾かしながらお部屋を暖めることができます。
ハンガーは両サイドに付いており、ハンドタオルほどのサイズであれば2枚乾かすことができます。
「ペットやお子様にも安心」ウェーブ型オイルヒーター 24h入切タイマー付 IWHD-1208M-B(アイリスオーヤマ)
お出かけ前にセットしてお部屋を暖められる入タイマーと、切り忘れの心配がいらない切タイマー付です。
また、温度を検知して自動で出力を切り替えることができるエコモードを搭載しているため、電気代も効率よく抑えることができます。
「オイルヒーター定番モデル」ウェーブ型オイルヒーター IWH2-1208M-W ホワイト(アイリスオーヤマ)
ウェーブ型のデザインのモデルです。
強運転10分と弱運転30分を繰り返すエコモードを搭載しており、お部屋の温度を保ったまま電気代は節約できます。
また、温度は5~35℃の範囲で1℃刻みで設定可能です。
オイルヒーターの電気代を節約するには
他の暖房器具に比べて本体価格や電気代がやや高すぎる印象を持つ傾向が強いオイルヒーターですが、その使い方を工夫することで大差なく使用することができます。
ここではそんな効率よくオイルヒーターを使う方法についてご紹介します。
窓際や入り口に設置する
オイルヒーターを窓際や出入口付近に設置すると効率よく暖房できます。
オイルヒーターは強い熱気ではなく、緩やかな空気の循環によってお部屋を暖めるため、冷えている場所があるといつまで経っても暖かくなりません。
そのため、窓際や出入口付近に設置して、冷たい空気が入ってくる場所をなくしておくと暖房がより早く長くキープできます。
もし、窓がない場合や出入口付近に置けない場合は、壁際に置くことをおすすめします。
その際、カーテンなどの火災には十分注意しましょう。
タイマーを活用する
オイルヒーターはタイマーをうまく活用することで高すぎる電気代を大幅に抑えつつ、快適な環境を作ることができます。
オイルヒーターは暖まるのに時間がかかりますが、お部屋自体が暖まっているため、電源を切ってから暖かさが持続します。
そのため、寝る前にタイマーをセットし、起床時間の1時間前に切れるように設定しておけば暖かい状態で起床することができますし、外出時は1時間前にスイッチをOFFにしても暖かさを持続したままになるため、電気代を抑えることができます。
実際にこれから購入する方はタイマー付きのオイルヒーターがおすすめです。
設定温度を低くする
オイルヒーターはエアコンより設定温度を低くしても同じ暖かさを感じることができます。
設定温度を低くすることでその分高すぎる電気代も抑えることができますね。
エアコンは空気だけを暖めているため、設定温度を上げないと寒いと感じてしまいます。
一方でオイルヒーターはお部屋全体を暖めているので、設定温度を低く設定しても体感温度は高く感じるのです。
エアコンで設定する温度からマイナス1℃~3℃低くしても同じ暖かさを感じられます。
そのためオイルヒーターは設定温度をやや低めに設定できるため、その分の高すぎる電気代が抑えられます。
気密性・密閉性を高くする
オイルヒーターは他の暖房器具に比べて気密性が高い環境で使用するとより効率よく利用できます。
オイルヒーターはお部屋自体をじっくり暖めていくため、暖まりきるまで時間がかかります。
換気などで空気の出入りする状況を作ってしまうと、暖かい空気が逃げてしまうため、いつまで経っても暖まりません。
オイルヒーターは気密性・密閉性を高くして使用することがおすすめです。
エコモード・省エネモードを使う
製品によってエコモードや省エネモードが搭載されています。このモードを使うことで高すぎる電気代は確実に安くなります
多くの省エネモードでは自動で温度を検知し、調整してくれるのでこまめな温度設定が不要です。
価格はやや高くなりますが、実際に長期利用することを考えれば検討するのはおすすめですね。
断熱グッズを活用する
気密性を高めたり、暖房効率を高めるため、窓に断熱シートや断熱カーテンを取り付けるのもおすすめです。
冷気をシャットアウトた状態でオイルヒーターを使用できれば、部屋を暖めているしばらくの間、熱を逃さず暖かさをキープできます。
他の暖房器具をうまく使用したり、断熱グッズを活用することで効率よくお部屋を快適にすることができます。
他の暖房器具と一緒に使う
オイルヒーターだけでなく、エアコンやファンヒーターを一時的に使用しながらお部屋を暖めるとさらに効率が上がります。
オイルヒーターだけでお部屋を暖めようとすると、他の暖房器具よりも電気代が高くなりやすい傾向があります。
広いお部屋では特に、最初はエアコンやファンヒーターなどで部屋を暖めてからオイルヒーターに切り替えれば効率よく部屋の温度が上がり、電気代を節約することができます。
まとめ
この記事では
- オイルヒーターのメリットとデメリット
- オイルヒーターの電気代相場と他の暖房器具との比較
- 人気メーカーのおすすめオイルヒーター
- オイルヒーターの効率のいい使い方
についてまとめました。
オイルヒーターの電気代相場は16.2~40.5円と本体価格と合わせて高すぎる印象を持つ方が多いすですが、省エネモードや使い方を工夫することで実際は他の暖房器具とは大差ない傾向にあります。
オイルヒーターを効率よく使うためにこの5つを工夫してみてください。
- 窓際や入り口に設置する
- タイマーを活用する
- 設定温度を低くする
- 気密性・密閉性を高くする
- エコモード・省エネモードを使う
- 断熱グッズを活用する
- 他の暖房器具と一緒に使う
この記事で紹介した方法を使ってラクラクお得に快適な冬を過ごしましょう。
全て1時間当たりの電気代がいくらかで決まって中でご説明をしてきましたが、一番に見直すのは電力会社です。
昔と違い今では電力会社も自由に選べる時代。電気代の基本になる1kWh消費コスト以前に、現在さまざまな電力会社があって、電力会社を見直すことで根本から電気代を安くすることも可能です。
本当はここが一番効果があるかもしれませんので電力比較をして見直す対象になるか確認してみてくださいね。
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