税理士に独学で合格は無理?2022年最新の勉強時間とおすすめのテキストを徹底解説!

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税理士は非常に難易度が高く、合格率も10%前後と独学で合格を目指すのはハードルが高い資格と言われています。

しかし、科目毎に税理士試験を受けることができるため、費用が安く抑えられる独学を選択する人もいます。

独学で税理士試験合格を狙うのであれば、情報収集を行ったうえで準備する必要があります。

そこで今回は、税理に独学で合格する勉強法や勉強時間、社会人・初学者におすすめのテキストなどを紹介していきます。

また、税理士試験の概要や受験資格もあわせて紹介します。

税理士は難しい国家資格ですので、合格率を上げたいならサポート体制も整った税理士の通信講座がおすすめです。

目次

税理士になるには独学では無理なのか?

税理士になるには独学でも無理ということはありませんが、合格するのは大変険しい道のりになると言えるでしょう。

税理士になるための試験の概要や合格率について詳しく解説いたします。

  • 税理士試験の難易度と合格率
  • 受験資格
  • 合格に必要な科目数

税理士試験の難易度と合格率

税理士は国家資格で難易度はとても高く、偏差値換算すると68と言われています。

弁護士が偏差値70と言われているので、とても難しい資格であることが分かります。

令和3年度税理士試験の合格者数と合格率は以下の通りです。

人数
受験者数 27,299人
合格者数 5,139人
5科目合格:585人
1科目合格:4,554人
合格率 18.8%

合格者数は5,139人、合格率は18.8%となっており、官報合格者(5科目合格)はとても少なく585人しかしません。

多くの方が何年もかけて試験を受け続けているのかが、ご理解いただける数字になっています。

税理士は試験範囲も膨大に広く、勉強量も勉強時間もかなりボリュームがあるため、学習スケジュールも数年単位で組んでいく必要があります。

そのため、税理士の独学はとても難しく、おすすめできない理由となります。

税理士資格の科目別の難易度や合格率も確認してみましょう。

受験資格

受験資格は大きく分けて「学識」「資格」「職歴」「認定」の4つに分かれており、1つに該当する必要があります。

  受験資格 提出書類
学識

 

  • 大学・短大または高等専門学校を卒業し、法律学または経済学を1科目以上履修した者
  • 大学3年次以上で、法律学または経済学を1科目以上含む62単位以上を取得した者
  • 専修学校の専門課程を修了し、法律学または経済学を1科目以上履修した者
成績証明書
  • 司法試験合格者
  • 公認会計士試験の短答式試験に合格した者
  • 公認会計士試験短答式試験全科目免除者
合格をしたことが分かる証明書
資格

 

 

  • 日商簿記検定1級合格者
  • 全経簿記検定上級合格者
協会発行の合格証明書
(合格証書は不可)
  • 会計士補
協会発行の登録証明書
  • 会計士補となる資格を有する者
旧公認会計士二次試験合格証明書または同試験の免除科目が全科目に及ぶことを証する書面
職歴
  • 法人または事業を行う個人の会計に関する事務に2年以上従事した者
  • 銀行・信託銀行・保険会社において、資金の貸付け・運用に関する事務に2年以上従事した者
  • 税理士・弁護士・公認会計士等の業務の補助事務に2年以上従事した者
有資格者は登録証明書及び当該業務に2年以上従事したことを証する書面

有資格者ではない方は職歴証明書

認定
  • 国税審議会より受験資格に関して個別認定を受けた者
国税審議会会長発行の受験資格認定通知書のコピー

官報合格(5科目合格)で税理士試験合格です。

しかし、税理士試験に合格すれば、すぐに税理士と名乗れるわけではありません。

日本税理士会連合会に備える税理士名簿に登録されて、はじめて「税理士」と名乗ることが許可されます。

税理士名簿に登録するためには、官報合格者であることはもちろん、2年以上の実務経験とであることが必要です。

官報合格者以外にも、税理士法の規定により、税理士試験を免除された方や弁護士資格を有する人も2年間の実務経験があれば登録が可能です。

合格に必要な科目数

税理士試験には全部で11科目あり、合格に必要な科目数は全部で5科目です。

また、必須科目が2科目、選択必須科目が1科目あるため、簡単に表にまとめました。

科目 必須科目数
会計科目
  • 簿記論
  • 財務諸表論
全て
税法科目
  • 法人税法
  • 所得税法
いずれか1科目
  • 相続税法
  • 消費税法または酒税法
  • 国税徴収法
  • 住民税または事業税
  • 固定資産税
いずれか2科目

会計科目の簿記論・財務諸表論の2科目は必ず合格することが必要です。

また、法人税法または所得税法はいずれか少なくとも1科目は合格することが必要です。

その他に、消費税法と酒税法、住民税と事業税はどちらか一方しか受験することができないというルールもあります。

税理士に独学で合格するための勉強時間

ここからは、税理士試験に合格するために必要な勉強期間を紹介していきます。

  • 実際の勉強時間は?
  • 試験科目別の勉強時間の目安
  • 1日平均の勉強時間は?

実際の勉強時間は?1800〜1950時間が必要

どの試験科目を選択するかにもよりますが、一番勉強時間が少ない科目を選択した場合1800~1950時間ほど必要になります。

勉強時間は個人差が出ますので、目安として考えましょう。

試験科目別の勉強時間目安

試験科目別の勉強時間目安を表にしました。

  勉強時間目安
簿記論 500時間
財務諸表論 500時間
法人税法 700時間
所得税法 600時間
相続税法 500時間
消費税法 300時間
固定資産税 250時間
事業税 250時間
住民税 200時間
酒税法 200時間
国税徴収法 150時間

必修科目と人気科目の勉強時間についてもう少し詳しく解説してきます。

簿記論・財務諸表論の勉強時間

必須科目である簿記論と財務諸表論は、どちらも500時間ほどの勉強時間が必要とされています。

簿記論では、財務諸表の記録方法や関連する計算方法を学びます。

財務諸表論では会計に関する規定や考え方、財務諸表の作成手順や理論を学びます。

いずれも必修項目なので、勉強が必要になる科目です。

2021年の簿記論の合格率は16.5%、財務諸表論の合格率は23.9%と税理士試験のでは高めです。

消費税法の勉強時間

消費税法で税理士試験に合格するためには、300時間ほどの勉強時間が必要とされています。

消費税法は消費税に関して、課税の対象、納税義務者、税額の計算方法、申告・納付など各種の事項について定められた法律です。

馴染みのある税ということと、実務に活かせるため人気の科目です。

2021年の消費税法の合格率は11.9%と難易度が高めな科目です。

法人税法の勉強時間

法人税法で税理士試験に合格するためには、700時間ほどの勉強時間が必要とされています。

法人税法では、法人の所得等に課される法人税について定めた法人税法の解釈や考え方を学びます。

範囲が広く勉強時間も多く取る必要のある科目ですが、実務に活かせるため人気の科目です。

2021年の消費税法の合格率は12.8%です。

相続税法の勉強時間

税理士試験の相続税法でに合格するためには500時間ほどの勉強時間が必要とされています。

相続税法では、相続税と贈与税の二つの税金の算出・申告・納付などについて定められた法律を学びます

少子高齢化の関係で相続関連業務も増えているため、実務での必要性が高く人気の科目です。

2021年の消費税法の合格率は12.8%です。

1日平均の勉強時間は?

一般的に税理士試験合格に必要な勉強時間は、3000時間前後と言われています。

選択する科目によっては、2000時間弱ともいわれていますが、あくまでも目安になります。

初年度に簿記論と財務諸表論をダブル受験する場合だけでも、1000時間÷365日=1日平均3時間は必要です。

しかし、知識の習得にかかる時間は人それぞれですし、集中して取り組んだ方が習得にかかる時間も短くなります。

税理士に独学合格するための勉強法と対策

続いて、税理士に独学で合格するための勉強法や対策について紹介していきます。

①試験までのスケジュール管理
②自分に合った教材選び
③受験科目の選択
④何からすればいい?社会人や初心者の勉強法

①試験までのスケジュール管理

税理士に独学で合格するための第一歩は、試験までのスケジュール管理を徹底することです。

【勉強スケジュールの作り方】

  1. 何年で官報合格(5科目合格)するのかを決める
  2. 1年毎にいつ、何の科目を勉強するのか決める
  3. 上記の所要時間を参考に1日に何時間勉強するのか割り振る

1つ注意が必要で、勉強スケジュールを作っている時が一番モチベーションが高くなり、詰め込んで作ってしまいがちになります。

出来ればスケジュールは緩やかに作っておくことをおすすめします。

1週間に1日くらいは空欄の日を作っておくと、万が一スケジュール通りに勉強できなくても、その空欄の時間を使って追いつくことができます。

その他にどんな参考書を使うかなどについても、細かく学習戦略を練っていくことが大切です。

1年間の勉強スケジュールを終えたら、次年度の勉強スケジュールにもテコ入れをしましょう。

改善点や時間が足りなかった場合は、次年度も足りなくなる可能性がありますので、時折見直しをしましょう。

②自分に合った教材選び

税理士に独学で合格するには、自分に合った教材選びも大切です。

利用するテキスト等はわかりやすく、図やイラストなどが多いものがおすすめです。

簿記などの基礎知識がない方であれば、種類が豊富にある簿記2級のテキストから入ると解りやすいです。

古いテキストだと最新情報が反映されていないこともありますので、試験を受ける年度の情報が反映しているものを選びましょう。

税理士の勉強は、法改正等・昨年度との相違点なども解説がある税理士の通信講座を選択するのがおすすめです。

③受験科目の選択

税理士試験は11科目の中から5科目を選択する試験です。

しかし、勉強する順番によって学習時間に大きく差が出る場合があります。

基本的には簿記論と財務諸表論から勉強して合格するのが、現実的な順番といえるでしょう。

この2科目は税理士資格の基本となる部分になるため、会計の土台ができたところに他の科目を勉強する人が多いです。

他の選択科目は1年間に1〜2科目こなす方が多いです。

1年間でいきなり5科目合格というのは現実的ではありません。

科目別の所要勉強時間を参考にしながら、1科目ずつ着実に取り組んでいきましょう。

また、学習内容が重複している科目を取ると、学習時間短縮になるためおすすめです。

大学生や時間の融通が聞く人は、勉強時間を増やして1年に3科目以上の合格を狙ってみてもよいでしょう。

税理士の勉強を始める前に基礎となる、簿記2級を勉強される方もいます。

④何からすればいい?社会人や初心者の勉強法

社会人や初心者が税理士の勉強をするのであれば、独学ではなく通信講座がおすすめです。

時間が限られている社会人や税理士初心者が独学で税理士を目指すのはとても厳しいでしょう。

また、税理士を独学で勉強する場合、テキスト選びは自分で行わなければなりませんが、通信講座を利用すれば税理士に合格するためのテキストや教材が揃っています。

通信講座ではWeb講義があり、講師が例題などを用いて動画で分かりやすく解説してくれるため、初心者でも勉強しやすい工夫がされています。

また、社会人の方であれば通勤中や通学時間にスマホで講義を受講・聞くことができるので、税理士の通信講座がおすすめです。

独学におすすめのテキスト・教材

ここからは、税理士を独学で勉強をしたい初心者や主婦、社会人にもおすすめの税理士テキストなどを紹介します。

税理士に独学で挑戦したいとう方は、これから紹介するテキストを参考にしてみてくださいね。

  • 簿記論におすすめテキスト
  • 独学テキストを選ぶポイント

簿記論のおすすめテキスト【TAC税理士講座】

税理士を独学で勉強するなら、通信講座を提供している資格の学校TACが出版している「TAC税理士講座・税理士の教科書」がおすすめです。

テキストは解りやすく、重要ポイントには「ひとことコメント」があり、抑えておくポイントが一目でわかるようになっています。

例題に基づいて説明されているため、具体的に試験でどのような問題を解けば良いのかが解りやすく、勉強を進めることができます。

TACの多くの受講生がつまずきがちな疑問や論点について、「ひとことコメント」と会話形式の「スタディ」として解説されているので事前につまづき防止が見込めます。

TAC式の税理士試験完全合格メソッドが詰まっており、教科書と問題集が1冊にまとまっているため、「教科書」編には「問題集」編へのリンクが貼ってあるので、インプットとアウトプット学習をスムーズに進めることができます。

TACの税理士の教科書では、もっとも人気の高い3科目「簿記論」「財務諸表論」「消費税」の取り扱いがあります。

【TAC税理士・簿記論のテキスト】

簿記論の全範囲が全4巻発行されており、約2ヵ月で税理士簿記論の全範囲の基礎学習ができるカリキュラムになっています。

  • 2022年度版 みんなが欲しかった! 税理士 簿記論の教科書&問題集 (1) 損益会計編
  • 2022年度版 みんなが欲しかった! 税理士 簿記論の教科書&問題集 (2) 資産会計編
  • 2022年度版 みんなが欲しかった! 税理士 簿記論の教科書&問題集 (3) 資産・負債・純資産会計編
  • 2022年度版 みんなが欲しかった! 税理士 簿記論の教科書&問題集 (4) 構造論点・その他編

【TAC税理士・財務諸表論のテキスト】

財務諸表論は全範囲が全5巻発行されており、約2ヵ月で税理士財務諸表論の全範囲の基礎学習ができるカリキュラムになっています。

  • 2022年度版 みんなが欲しかった! 税理士 財務諸表論の教科書&問題集 (1) 損益会計編
  • 2022年度版 みんなが欲しかった! 税理士 財務諸表論の教科書&問題集 (2) 資産会計編
  • 2022年度版 みんなが欲しかった! 税理士 財務諸表論の教科書&問題集 (3) 資産・負債・純資産会計編
  • 2022年度版 みんなが欲しかった! 税理士 財務諸表論の教科書&問題集 (4) 構造論点・その他編
  • 2022年度版 みんなが欲しかった! 税理士 財務諸表論の教科書&問題集 (5) 理論編

【TAC税理士・消費税法のテキスト】

消費税法は全範囲が全3巻発行されており、消費税法の全範囲の基礎学習ができるカリキュラムになっています

  • 2022年度版 みんなが欲しかった! 税理士 消費税法の教科書&問題集 (1) 取引分類・課税標準編
  • 2022年度版 みんなが欲しかった! 税理士 消費税法の教科書&問題集 (2) 仕入税額控除編
  • 2022年度版 みんなが欲しかった! 税理士 消費税法の教科書&問題集 (3) 納税義務・その他論点編

税理士独学者にはうれしい「学習タイムマネジメント」が付いているところもおすすめポイントです。

「チャプターの目安所要時間」や「 1日の勉強範囲」などが各チャプターの最初に記載されており、勉強スケジュールの管理にも役立ちます。

また、押さえておきたいポイントもチェックリストとして乗っているので、まだ理解が浅いところがどこなのかが分かりやすくなっています。

答案用紙ダウンロードサービスがあるため、繰り返し何度でも勉強することが可能なのも魅力です。

独学テキストを選ぶポイント

独学テキストを選ぶポイントは2つ。

【独学テキストを選ぶポイント】

  • 読みやすく理解しやすい
  • 同じシリーズのものを購入する

テキストは解りやすくなければなかなか進みません。

「内容が解りやすいか」「解りやすい言葉で解説がされているか」「図や例題が利用され、理解度が増す工夫がされているか」などを確認しましょう。

読みやすく理解しやすいテキストで勉強することが大前提なので、必ずテキストの中を見て決めることをおすすめします。

また、同じシリーズの書籍であれば、問題集と参考書がリンクされており、問題集を解いて間違えたところもすぐに確認することできます。

別々の参考書と問題集を購入した場合、参考書のどのページに解説があるのか探すのに時間がかかり、効率も悪いためおすすめできません。

税理士試験用の市販テキストはそもそも流通量が少ないです。

簿記論・財務諸表論のテキストは比較的多く出回っていますが、その他の科目は参考書を置いてないことが多いです。

特に酒税法や住民税、事業税などは市販のテキスト等がほとんど存在しないため、選択肢はほぼありません。

唯一市販で流通しているのが資格の大原のテキストとTACのテキストです。

独学で税理士合格を目指すメリットデメリット

税理士を独学で合格するのはとても難しいです。

税理士を独学で勉強するメリットとデメリットなどを解説していきます。

  • 独学で合格できる人の特徴
  • 独学のメリット
  • 独学のデメリット
  • 独学と通信講座どちらがおすすめ?

独学で合格できる人の特徴

税理士に独学で合格するには以下の要素が必要です。

【独学で税理士に合格できる人の特徴】

  • モチベーションを保ち続けることができる人
  • 税理士法人や会計事務所に勤務している人
  • 自分なりの勉強法が確立されていて勉強が得意な人

税理士は勉強範囲が広く、長期的に勉強をし続けなければいけません。

官報合格を狙うまでに数年かかることはごく普通のことですが、その間モチベーションを持ち続けるのはとても難しいことです。

社会人であれば、勉強時間との両立、学習スケジュールの管理や練り直し等も、全て自分でこなさなければいけません。

もし、会計事務所などで仕事しているのであれば、バックアップ制度等を利用して勉強する道を選ぶこともできますが、ごく一握りです。

自分のペースで根気よく、長期間勉強をし続けることが苦にならない人は独学が向いていると言えるでしょう。

またこちらもごく一握りですが、税理士試験が免除されるほどの学位と勉強が効率的にできる方であれば、税理士に独学合格を狙えるでしょう。

独学のメリット

独学で税理士試験を学習するメリットは2つです。

【独学のメリット】
①費用が安い
②自分のペースで勉強できる

独学の一番のメリットは費用が安いことです。

テキスト代しかかからないため、税理士学校に行くよりも費用を抑えることができます。

自分のペースで勉強できることは確かにメリットではありますが、自分のペースで勉強できるが故に、スケジュール通りに進まないこともあるでしょう。

独学のデメリット

独学で税理士試験を学習するデメリットは5つ。

①モチベーションの維持が難しい
②不明点などを相談できる人がいない
③テキストや教材が少ない
④勉強スケジュールの管理が難しい
⑤法改正など自分で情報収集する必要がある

独学は自分で勉強できる一方で、モチベーションの維持がとても難しいです。

特に税理士初心者は理解するにも、不明点を解消するにもにも時間もかかります。

時間がかかれば、勉強スケジュール通りに進めることが難しく、モチベーションの低下にも繋がります。

また、テキストや教材があまり流通していないため、選択肢が狭く、自分に合ったものを探すのも困難です。

税理士は税法が変わると内容が変わるため、新たに買いなおしをしなくてはならない科目も出てきてしまいます。

独学と通信講座どちらがおすすめ?

税理士を合格を目指すなら税理士通信講座がおすすめです。

元々税理士試験はとても難しい資格試験のため、独学だと合格率はさらに低くなってしまいます。

通信講座の方が合格率が高く、初心者には分かりやすく、社会人には限られた時間の中でも勉強が進めやすくなっています。

少しでも合格率を上げたいのなら税理士の通信講座を受講することをおすすめします。

通信講座での勉強時間の目安

税理士を独学で勉強をした場合と通信講座で勉強する場合、どれくらいの時間差があるのでしょうか。

おすすめの税理士通信講座や予備校の勉強時間目安を紹介していきます。

  • クレアール
  • 資格の大原
  • TAC

簿記論・財務書表論・法人税・相続税・消費税の5科目を選んだ場合で比較

クレアール(勉強時間:1830時間)

引用元:クレアール税理士通信講座

クレアール税理士通信講座5科目の総勉強時間は1830時間となっており、5科目の勉強時間は以下の通りです。

  勉強時間
簿記論 360時間
財務諸表論 360時間
法人税 480時間
相続税 370時間
消費税 260時間

※クレアールHPで提示している標準学習時間

クレアールの税理士講座は「非常識合格法」という長年の受験指導からあみ出した勉強法が特徴です。

学習範囲を厳選し、合格のために必要十分な論点だけを科目ごとに徹底習得することで学習時間を大幅に短縮できます。

また、クレアールでは合格サポート体制も充実しています。

講義内容については担当講師に直接質問することができるので、講義や解説のブレなく安心して疑問をぶつけることができます。

質問回数には制限がないため、解らないことはすぐ解消できます。

解答はすべて紙ベースになるため、苦手分野の資料としても活用することができます。

学習サポートも充実しており、通信講座にもかかわらず学習進捗の相談も受けることができます。

資格の大原(勉強時間:2220時間)

引用元:大原税理士講座

資格の大原税理士講座5科目の総勉強時間は2220時間となっており、各科目の勉強時間は以下の通りです。

  勉強時間
簿記論 400時間
財務諸表論 400時間
所得税法 600時間
法人税 600時間
相続税 520時間
消費税 300時間
酒税法 170時間
国税徴収法 170時間
住民税 190時間
事業税 190時間
固定資産税 190時間

※学習目安時間は大原パンフレットより

【資格の大原のおすすめ5科目】

資格の大原でおすすめしている最短ルートでの官報合格は「簿記論+財務諸表論+所得税+住民税+固定資産税」です。

  • 簿記論と財務諸表論を同時学習する事で、学習時間を600時間程度に短縮することが可能。
  • 所得税法と住民税は学習範囲が重複しているため、大幅に勉強ボリュームを削減できる。
  • 固定資産税は計算の割合が高い科目のため、理論と計算の勉強バランスが丁度良くなる。

資格学校で有名な資格の大原の税理士講座では、通学と通信で5つの学習スタイルを展開しています。

資格の大原の一番の特徴は「官報合格率が高い」ことです。

毎年官報合格者全体の半数以上が、資格の大原を受講している生徒という圧倒的な数の合格者を輩出しています。

資格の大原の合格カリキュラムは、徹底的に復習をさせで知識を叩き込むことです。

資格の大原の講師・スタッフのサポートも手厚く、定期的にマンツーマンで指導や相談を行ってくれます。

仕事等の事情でなかなか勉強が進まなかったり、勉強に不安を抱いている受講生が気軽に相談できる場を設けています。

個人状況に対して適切なアドバイスや、メンタルフォローをしてくれるので安心して学習に取り組めます。

また、通信講座を選択した場合であっても、実際の教室で自習をすることができるため、集中して勉強することが可能です。

TAC(勉強時間:2250時間)

引用元:TAC税理士通学講座

TAC税理士講座講座5科目の総勉強時間は2250時間となっており、各科目の勉強時間は以下の通りです。

  勉強時間
簿記論 450時間
財務諸表論 450時間
所得税法 600時間
法人税 600時間
相続税 450時間
消費税 300時間
酒税法 150時間
国税徴収法 150時間
住民税 200時間
事業税 200時間
固定資産税 250時間

※学習目安時間はTACのHPより

TACも資格の大原と並ぶ大手税理士学校で、通学講座と通学講座が設けられています。

合格率こそ提示はしていませんが、大原に次いで合格者数を輩出しているTACは学習教材や講義に定評があります。

TAC講師陣が科目ごとに本試験を徹底分析し、最適なプランを提供し、テキストや講義へ反映しています。

TACは税理士全科目のテキストを出版しており、多くの税理士独学者が愛用してしているため、税理士テキストはベストセラーとなっています。

このテキストは解りやすく、図なども多用され初心者でも読みやすくなっていますが、さらに解りやすいのがTACで展開している税理士講座です。

TAC税理士講座は最小の努力で、税理士合格を目指すことが可能です。

繰り返しWebでも講義が視聴でき、フォローサービスや質問・相談サービスなども手厚いです。

本試験後や合格発表後は、今後の科目選択や学習応報の相談会も実施しています。

まとめ

今回は、税理士に独学で合格するための勉強時間や、おすすめテキストなどを紹介しました。

税理士はとても難しい資格試験です。

税理士を独学で勉強する場合、合格率はさらに下がり、5科目合格までに時間がかかっていまいます

そのため、初心者や社会人の場合は特に、税理士を独学で合格するのは非常に難しいです。

しかし、通信講座であれば初心者でも理解しやすくなっており、隙間時間でも勉強を進められる工夫がされています。

効率良く勉強し、合格率を上げたいなら税理士の通信講座を受講することをおすすめします。

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