行政書士の資格の勉強時間ってどのくらい必要?
合格した人はどのくらいの期間勉強したの?
行政書士試験の合格率は例年10~15%程度と低く難易度は高めです。そのため、どれくらいの勉強時間が必要なのか気になる人は多いのではないでしょうか。
この記事では、実際の行政書士試験の合格者者にアンケートを実施し、合格までの勉強時間の目安をまとめました。合格までの総勉強時間や、1日の勉強時間、勉強開始時期の目安など細かく聞いているので、先輩の実際の声を参考にしてください。
効率的に合格を目指すコツも紹介しているので、行政書士試験合格を目指している人は参考にしてください。
行政書士試験の難易度・合格率
行政書士の資格は国家資格であり、毎年11月に行われる行政書士試験に合格すると行政書士の資格が得られます。
年齢、性別、事前に必要な実績や経験に関係なく誰でも受験することができる資格です。
この行政書士試験はどれくらいの難易度なのでしょうか?
実施年度 | 合格率 | 受験者数 | 合格者数 |
---|---|---|---|
令和3年 | 11.18% | 47,870人 | 5,353人 |
令和2年 | 10.72% | 41,681人 | 4,470人 |
令和元年 | 11.48% | 39,821人 | 4,571人 |
平成30年 | 12.7% | 39.105人 | 4,571人 |
平成29年 | 15.72% | 40.449人 | 6,360人 |
過去5年間の合格率を見てみると、例年およそ10~15%の合格率です。
この合格率からわかるとおり、行政書士試験は難易度が高いと言えるでしょう。
行政書士試験は法令科目と一般知識等科目に分かれており、法令科目の配点が高く244点中122点以上が必要です。
一般知識等科目は、56点中24点が必要で、合計180点以上とる必要があります。
なお、問題の難易度によっては合格の基準点が補正されることもあります。
上記のように、行政書士試験では足切り点があるので、試験に頻出する問題を中心に合格点が取れるように効率的に勉強する必要があります。
このように行政書士試験で合格点をとるには、勉強方法にもコツがいることも難易度が高いと言われている1つの理由です。
行政書士試験の難易度が高い理由
行政書士の試験は毎年40,000人前後の人が受験する人気の資格です。
多くの人が受験している国家試験ですが、合格率がおよそ10%程度で一度目の受験で合格できる人は多くはありません。
行政書士の試験は、弁護士や司法書士のように研修や実務経験の必要がなく、登録・開業できることが人気の理由の1つとなっています。
そして、試験は性別や年齢関係なく誰でも受験できます。
行政書士の仕事は、多くの会社での行政への許認可の届け出や書類の作成などがあり、ほかにも相談業務などもできるため、業務の範囲が広く、長く続けられる仕事です。
このように安定した収入が見込めることや誰でも受験できることから、勉強が十分でない場合でも受験する人がいることも、合格率が下がり難易度が高くなる原因となっています。
また、行政書士の試験は、法令科目が5科目と一般知識等科目が3科目の計8科目あり、試験範囲が広いという特徴があります。そのため、出題傾向を分析しながら効率的に勉強をしないと合格点を取ることが難しくなります。
そして、各科目には足切り点があり、足切り点以上の点を取れないと合格できないことも、この資格試験の難易度が高い1つの理由だと考えられます。
行政書士に合格するために必要な勉強時間の目安
ここでは行政書士試験に合格するための平均勉強時間や時間配分、スケジュールについて詳しく解説します。
2022年2月下旬に弊社が行ったオリジナルアンケートで、行政書士試験を受けるときにどれくらいの時間勉強したかを調査しました。アンケート結果を見ながら勉強時間の目安を見てみましょう。
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実際に合格した先輩の勉強時間は約878時間
行政書士の試験は、法令科目の憲法、行政法、民法、商法、基礎法学があり、一般知識等科目の政治や経済、社会、情報通信、文章理解など広範囲に及びます。
これらの科目を勉強するにはどれくらいの時間が必要なのでしょうか。
弊社が2022年2月下旬に行ったアンケートでは、多い人は2,000時間以上、少ない人でも300時間以上の勉強時間を確保しています。
そして、行政書士試験合格までの平均の勉強時間は878時間となりました。
ただ、すべての人にこれだけの勉強時間が必要というわけではなく、法令に関するの勉強経験がある人や実務経験がある人ならこれよりも短い時間ですむでしょう。
また、独学で勉強するのか、通信講座や予備校を利用して勉強するのかでも必要な勉強時間は変わります。
そのため、上記のアンケート結果のように300時間の勉強時間で合格できる人もいれば、2000時間以上必要な場合もあります。
仕事をしながら合格を目指すのか、十分に勉強時間が確保できる状態で勉強するかでも必要な勉強時間は大きく異なります。
日々どれくらいの時間を勉強時間として確保できるかによって、合格するまで何か月程度かかるかも変わります。
次に、1日の勉強時間についても見ていきましょう。
アンケート結果を見てみると、1日の勉強時間は3~5時間がもっとも多く、次に1~2時間となっています。
アンケートを行った25人中21人が1~5時間程度の勉強時間を確保しています。
中には1時間未満や16時間以上勉強時間を確保している人もいました。
- 必要な平均勉強時間は約878時間
- 1日の勉強時間は1時間〜5時間/1日必要
そして、行政書士試験は科目も多く、出題範囲も広いため、過去問題を分析して効率よく学習することが合格への早道です。
そのため、初学者が独学で勉強する場合には、試験に頻出する問題を見分けたり、重点ポイントを効率よく学習することが難しいため、短期間での合格を目指すことは難しいでしょう。
試験勉強の開始時期の目安
アンケート結果より、合格までに約878時間の勉強時間が必要であれば、遅くとも11カ月前からの勉強が必要だとわかります。
そのように考えると受験する年の1月には勉強を始める必要があります。
弊社の合格者アンケートによると、最短で合格している人は、6ヶ月未満の勉強時間で合格しています。一方で、3年以上かかった人もいます。
行政書士の試験は、年齢制限がなく誰でも受験できるので学生でも定年退職後の人でも主婦でも受験できます。
仕事を持つ人だと、夜や休日にしか勉強時間を確保できないという人も多いでしょう。専業主婦や学生ならより多くの勉強時間を確保できるかもしれません。
毎日3時間の勉強時間を確保できるのなら、週に21時間、1ヶ月で84時間、平均の勉強時間878時間を必要とするならばおよそ10カ月で勉強できることになります。
ただ、サラリーマンのように平日は1時間、週末に5時間のように週に10時間程度しか勉強時間を確保できない場合には、2年弱の勉強時間が必要となることがわかります。
このことからもわかるとおり、自分が日々どれくらいの勉強時間を確保できるかを考えて計画的に勉強を進める必要があります。
行政書士試験のための勉強には多くの勉強時間が必要です。
行政書士の試験は、毎年11月の第2日曜日に行われており、試験日までにすべての科目の勉強を終わらせる必要があります。
そのため、行政書士試験の合格を目指すのであれば、自分が毎日どれくらい勉強できる時間があるのかを確認して、この試験に間に合うように勉強を始める必要があります。
例えば、日中仕事をしている人なら平日2時間、週末土日にそれぞれ5時間勉強できるとします。
すると、週に20時間、1ヶ月に約80時間勉強できます。
878時間必要であれば約11カ月の勉強が必要だとわかりますので、遅くとも受験する年の1月には勉強を始める必要があります。
体調を崩すこともありますし、息抜きも必要です。そのため、余裕を持って学習計画を立てるとよいでしょう。
また、試験まで時間がない場合や勉強が予定通りに進まなかった場合には、翌年の受験を目指す選択もおすすめです。
合格者直伝!勉強時間捻出と学習のポイント
ここでは実際に合格した人がどのようにして勉強時間を確保したかを見てみましょう。
弊社オリジナルアンケート結果から、多くの人は「普段の生活リズムは大幅に変えなかったが工夫して学習時間を確保した」と答えています。
次に多かったのが「利用できる時間は全て学習時間に当てて時間確保できるように工夫した」となっており、多くの人が隙間時間などがあると学習時間に当てていることがわかります。
中には睡眠時間を減らして学習時間を確保している人もいるようです。
仕事をしている人なら、普段の生活リズムを崩さないようにしながら、通勤時間や昼休み、帰宅後の寝るまでの時間などを勉強時間に当てながら合格を目指していることがわかります。
他の資格と勉強時間を比較
法律系の資格には、行政書士のほかにも司法書士や弁理士などがあります。
これらの勉強時間を比較すると、司法書士や弁理士は約3,000時間の勉強時間が必要で難易度が高い資格と言えるでしょう。
それらの資格に比べると行政書士の資格は約878時間と少なめですが、試験範囲も広く、法律に関することを多く覚えなければならないので、計画的に効率よく勉強しないと合格することは難しいでしょう。
行政書士とダブルライセンスを目指すなら
試験科目が行政書士と重なる科目の多い、宅建士や司法書士、社労士がダブルライセンスとしてオススメの資格です。
例えば、司法書士試験は、民法や憲法、会社法などの科目が重なります。
行政書士の資格を取得して開業するなら、宅建士や社労士、司法書士の資格を持っていると、請け負える業務が増え事業を拡大できます。
行政書士×宅建士 | 宅建士の資格も行政書士の資格と相性がよいと言われています。 宅建士の仕事は不動産会社での仕事が主で、不動産の賃貸や売買のサポートが行えます。 |
行政書士×司法書士 | 不動産登記や法人登記を行うことができるので、会社設立時の業務を一貫して請け負うことも可能になります。 |
行政書士×社労士 | 雇用保険や健康保険、厚生年金などの手続きを行えます。会社設立時の業務を一貫して請け負うことも可能になります。 |
宅建士の資格は、不動産関係の書類の作成も多いため、宅建士の資格を持っているとできる業務が増えますし、手続きがスムーズに進められます。
社労士は、雇用保険や健康保険、厚生年金などの手続きを行えます。
企業と契約して仕事を行うため、行政書士の資格とともに取得していると会社設立時の業務から、社会保険の手続き、就業規則の作成などもできるので業務の幅を広げられるでしょう。
このように行政書士の資格は司法書士や宅建士、社労士などの資格ももっていると、幅広く業務を請け負うことができるので収入アップにもつなげられるのでおすすめです。
行政書士試験は初心者が独学で合格を目指せるか?
行政書士の試験は初学者が独学で合格をすることは可能です。
ただ、弊社が行なった合格者アンケートによると、合格者の多くが学習経験者であり、行政書士の試験科目と重なる科目の多い、公務員試験や司法書士試験、宅建士の受験経験/受験勉強経験者でした。
アンケートを見ると、試験科目が行政書士と重なる公務員試験の受験者/勉強経験者が行政書士試験を受けていることがわかります。
他にも、科目が重なる宅建士や司法書士試験の受験者/勉強経験者など、すでに資格の勉強の下地がある程度できている人の平均の勉強時間が878時間ということになります。
独学で法律科目を正しく理解することや、効率的に勉強を進めること、継続して学習するためのモチベーションを保ち続けることに不安がある場合は、通信講座を利用することをおすすめします。
独学のメリット
独学で行政書士試験に合格することは可能です。
独学だと自分のペースで勉強が進められるというメリットがあります。
また、予備校のように決まった時間に授業を受ける必要がないので、仕事を持つ人でも隙間時間を見つけて勉強ができます。
そして、最も大きなメリットは、費用が安く抑えられるということでしょう。
予備校や通信教育を利用して勉強すると、数万円から十数万円かかります。
独学だと参考書や問題集を購入する費用を負担するだけですみます。
独学だと出題傾向や重要なポイントを自身で見極めて学習を進めることが重要となります。
独学のデメリット
行政書士の試験範囲は、法令科目や一般知識等科目に分かれており出題範囲が広範囲にわたります。
そのため、過去問題を分析し、頻出問題に絞って効率的に勉強することが大切です。
予備校や通信教育では毎年の試験問題を分析し、合格できる点数を取れるようにカリキュラムが組まれています。
テキストも長年の経験豊富な講師陣が選んだものや独自に作成したものが使われています。
独学だと自分でテキストを選ばなければなりません。どのテキストを選べばよいか悩む人も多いでしょう。
また、科目も多いことからどこからどの順番で優先順位をつけて勉強すればよいかを悩む人もいるでしょう。
このように、参考書を選ぶことも勉強の順序を決めることも、自分で決めて進めなければいけないというデメリットがあります。
独学が向いている人
独学では、自分で使用するテキストや問題集を選ぶ必要があります。
そして、試験日までの学習スケジュールを立てて、自分でスケジュールを管理しながら勉強を進めなければなりません。
また、法改正があった場合にも自身で情報を調べます。
このように、すべての事を自分で調べて、勉強をすすめなければなりません。
そのため、自分で最適なテキストや問題集を選べて、スケジュール管理をしながら勉強をすすめられる人が向いています。
また、少しでも費用を抑えて合格を目指したい人におすすめの方法です。
初心者が合格を目指すなら通信講座がおすすめ
行政書士試験初心者が合格を目指すときには、通信講座がおすすめです。
初めて行政書士の勉強をするときには以下を参考に勉強をすすめてみてください。
行政書士試験の初心者・初学者が合格を目指す勉強のコツ
- 勉強スケジュールを決める
- 勉強の順番を決める
- 隙間時間を勉強時間に当てる
行政書士試験では毎年頻出する問題があるので、試験の傾向を知って対策し、効率よく勉強することが大切です。
そして行政書士試験は、法令科目と一般知識等科目があり範囲が広いため多くの勉強時間が必要です。
そのため、行政書士の勉強をするときには、初めに勉強のスケジュールを決めることが大切です。
毎日、どれくらいの時間を勉強に当てられるかを考えて、逆算して勉強を始める時期を決めましょう。
通信講座なら毎年の試験を分析してカリキュラムが組まれていて、カリキュラムにそって勉強するだけで合格に必要な勉強ができるようになっています(行政書士通信講座おすすめ16選ランキングはこちら)。
アプリなどで勉強の進捗も確認できるようになっているので、計画的に勉強しやすいでしょう。
初心者が合格を目指すコツ
ここでは初学者が行政書士試験の合格を目指すときのコツを紹介します。
①勉強スケジュールを決める
勉強のスケジュールを決めるときには、まず初めに毎日どれくらい勉強時間が確保できるかを確認し、週の勉強時間数、月の勉強時間数を計算します。
そして、11月の試験日から逆算していつ勉強をスタートすればよいかを確認しましょう。
必要な勉強時間数は、初学者であるかや法律関係の学習経験や職務経験があるかで異なります。初学者の場合は800時間から1,000時間が必要と言われています。
いつ勉強を始めればよいかがわかれば、次にどの科目から順に勉強するかを決めて、試験までにすべての科目が網羅できるように計画を立てましょう。
行政書士試験では民法と行政法の配点が高くなっています。行政法は暗記すべきことも多いため早い時期からの勉強がおすすめです。そのため、初めにこれらの科目を重点的に勉強するとよいでしょう。
そして、行政書士の試験には足切り点があります。この足切り点を下回ると不合格となるので試験範囲を確実に網羅することも必要です。
試験科目のもれがないように計画することが大切です。
たとえば、初めの月は行政法と民法を勉強すると決めます。そして、週に勉強する範囲を決めて、週の勉強範囲を日にちで分割して学習計画を立てます。
このように、初めに一年間の大まかなな勉強の流れを決めて、月、週、日と順番に考えていくと計画がたてやすいです。
ただ、計画を立てても計画通り進まない場合もあります。科目によってはもっと時間が必要になったり、少ない時間ですむものもあるでしょう。
立てた計画は定期的に見直しながら勉強を進めるとよいでしょう。
②勉強の順番を決める
行政書士試験の科目と配点は下記のようになります。
問題形式は、5肢択一式と多肢択一式、記述式があります。
表からもわかるとおり、民法と行政法が問題数も多く配点も高くなっています。そして、記述式の問題も配点が高いです。
そのため、民法と行政法を重点的に勉強することが大切です。
基礎法学や憲法、商法・会社法は、配点が低く、択一式のみなので基本事項にポイントを絞って学習するとよいでしょう。
ただし、行政書士試験では足切り点があります。法令等の科目では計122点以上、一般知識等の科目では24点以上が必要です。
合計で180点以上が必要で180点以下の点数を取ると、足切りとなり不合格となるので一般知識等の科目も基本事項を抑えて勉強しましょう。
科目 | 問題数 | 配点 | |
---|---|---|---|
法令等 (5肢択一式) |
基礎法学 | 2問 | 8点 |
憲法 | 5問 | 20点 | |
行政法 | 19問 | 76点 | |
民法 | 9問 | 36点 | |
商法・会社法 | 5問 | 20点 | |
法令等 (多肢択一式) |
憲法 | 1問 | 8点 |
行政法 | 2問 | 16点 | |
法令等 (記述式) |
行政法 | 1問 | 20点 |
民法 | 2問 | 40点 | |
一般知識等 (5肢択一式) |
政治・経済・社会 | 8問 | 32点 |
情報通信・個人情報保護 | 3問 | 12点 | |
文章理解 | 3問 | 12点 |
③隙間時間を勉強時間にあてる
行政書士の勉強は、法律を覚えることもあり初学者にはすべてが重要に思えて効率的に勉強することが難しい場合があります。
そのため、効率的に勉強をすすめるには通信講座の利用がおすすめです。
通信講座なら試験を分析してカリキュラムが組まれ、それに合わせたテキストが用意されています。
講義やテキストも重要箇所がわかるようになっており、効率的に勉強できることが特徴です。
また、予備校のように決まった時間に学校に通う必要がなく、いつでも自分の好きな時間に勉強ができるので、サラリーマンのようにまとまった勉強時間が確保できない人におすすめです。
スマホを使ったeラーニングのシステムを導入している通信講座もたくさんあるので、通勤の電車の中や昼休み、待ち時間など少しの隙間時間にもスマホを使ってどこでも勉強が可能です。
このように、通信講座では隙間時間を活用して勉強できる環境が整っています。
以下で合格した人はどのようにして勉強時間を確保したかをアンケートから見てみましょう。
自分にあった通信講座をみつけて受講すると、効率よく勉強できて行政書士合格が目指せるでしょう。
通信講座のメリット・デメリット
ここでは通信講座を利用するメリットとデメリットを紹介します。
通信講座のメリット
- 合格までのスケジュールが確率されている
- 最適な勉強の順番が整っている
- 合格に必要な勉強内容がまとまっている
通信講座では、毎年の試験問題を分析し、カリキュラムが組まれています。
独学だとどの分野から勉強すればよいのか、どれくらいのペースで勉強を進めるとよいのか迷う人も多いでしょう。
通信講座なら、効率的に学習できるようにスケジュールが組まれていて、その順番に勉強するとすべての内容が効率的に勉強できるようになっています。
そのため、必要な部分が勉強できていなかったり、試験までに必要な範囲が勉強できなかったりすることもありません。
また、行政書士の試験問題は出題範囲が多いので、試験に頻出する問題を効率的に学習することが合格点をとるためには必要です。
通信講座なら毎年の試験の分析も行われて、その内容を反映した授業内容やテキストです。
このように独学に比べて効率的に合格を目指せるというメリットがあり、同じ行政書士を目指す仲間ともつながれることからモチベーションを維持しやすいというメリットもあります。
通信講座のデメリット
- 独学よりも費用がかかる
- 学習が思ったように進まないことも
通信講座は、さまざまなテキストや授業動画やアプリなど勉強のためのシステムが用意されています。
そのため、選ぶ講座にもよりますが数万円から数十万円かかります。
このように費用が独学よりも多くかかることがデメリットです。
また、通信講座と独学どちらにも言えることですが、行政書士試験の勉強は長期間継続して勉強を行うためモチベーションの維持が大変です。
通信講座を利用すると、同じ講座の人たちとつながれるようになっていて、お互いの学習の進捗状況が確認できたり、励ましあえたりしてモチベーションの維持に役立つサポートがいろいろと用意されています。
初学者の場合、分からないことがでてきたり、勉強の進み具合に不安を感じることもあるでしょう。
通信講座なら、カリキュラムもしっかりとしていますし、問題をすぐに解決できるシステムもあります。
効率よく勉強して最短で行政書士試験合格を目指すなら通信講座の利用がおすすめです。
フォーサイト行政書士通信講座
引用元:フォーサイト
項目 | 内容 |
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教材の特徴 |
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授業の特徴 |
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サポート体制 |
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割引制度 | バリューセット3は合格しなかった場合の全額返金制度あり |
価格 |
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合格率 | 38% |
教育訓練給付制度対象講座 |
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フォーサイトの多くの合格者の声からもわかるとおり、合格率38%という高い合格率が魅力の通信講座です。
テキストは紙とデジタルのテキスト両方が用意されています。フルカラーのテキストで図表やイラスト、フローチャートがあり、記憶に残りやすく、早く正確に覚えられるように工夫されています。
また、テキストには問題の難易度が記載されており、勉強するべき問題が一目でわかるので重要なポイントに的を絞って学習できます。
時間の目安も記載されているので、どれくらいのスピードで問題を解けばよいのかもわかります。
右に問題、左に解説が書かれているのですぐに答え合わせができることも勉強がしやすいポイントとなっています。
動画講義も1コマが15分以下ですので、通勤中や昼休み、就寝前の隙間時間を利用してコツコツ勉強できます。まとまった勉強時間がとれない人にもおすすめです。
サポート体制も整っており、わからない問題や疑問点は24時間質問を受け付けています。
もちろん、eラーニングのシステムも充実しておりスマホやタブレットなどを使って、いつでもどこでも勉強できます。
バリューセット3のコースなら、不合格の場合には全額返金制度があるので次年度の試験に備えられます。
バリューセット1と2は教育訓練給付制度が利用できるので、こちらも費用を抑えて受講が可能です。
フォーサイトを実際に使った人の口コミ
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アガルート行政書士試験講座
引用元:アガルートアカデミー
項目 | 内容 |
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教材の特徴 |
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サポート体制 |
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割引制度 |
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価格 |
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合格率 | 令和3年度 42.14% |
教育訓練給付制度対象講座 | なし |
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アガルートを実際に使った人の口コミ
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そんなときにすぐに相談できたり、疑問点を解決出来たりすることは、勉強をスムーズに進めるためには重要です。
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ユーキャン行政書士講座
引用元:ユーキャン
項目 | 内容 |
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教材の特徴 |
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授業の特徴 |
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サポート体制 |
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割引制度 | なし |
価格 |
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合格率 | 2011年から2020年の合格者数 2,908人 |
教育訓練給付制度対象講座 | 教育訓練給付制度(一般教育訓練)対象講座 |
ユーキャンの行政書士講座は、63,000円と10万円以上の費用が必要な講座に比べるとリーズナブルです。
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ユーキャンを実際に使った人の口コミ
まとめ
ここの記事では、行政書士試験に合格するにはどれくらいの勉強時間が必要であるかや、どのようにすると合格できるかを解説しました。
合格者アンケートからわかる行政書士合格の勉強時間
- 行政書士試験の合格までの勉強時間の目安は約878時間
- ただし学習経験の有無による差が大きく300〜2000時間と開きがある点に注意
- 1日の平均勉強時間は1〜5時間
- 勉強期間は最短で6ヶ月
- 会社員や初学者の場合は数年かけて合格を手に入れることも視野に入れる
初学者が行政書士試験に効率的に合格を目指すなら、
初学者が行政書士試験に効率的に合格を目指すなら
- 最初に学習スケジュールを立てる
- 効率的な勉強の順番を決める
- 隙間時間を有効活用して勉強に当てる
が重要です。
効率的に勉強したい場合は、これらが整っている通信教育を利用するのも1つの方法です。
過去問題を分析した効率的に勉強できるテキストが用意されていて、最適な学習スケジュールが用意されていますし、質問対応や添削指導、カウンセリングなどのサポートも行っており、快適に勉強ができる環境が整っています。
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