メスティン燻製のやり方やレシピ!おすすめ食材&簡単キャンプ飯

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メスティンは、様々な料理に使える人気のキャンプ道具です。

メスティンを使えば、難しいイメージのある燻製も手軽に作ることができます。

 

しかし、燻製を作ったらメスティンに穴が空いたり変形してしまったという失敗談を聞いて、不安になった人もいるのではないでしょうか。

 

そこで今回は、初心者でもできるメスティン燻製のやり方やレシピをご紹介します!

この記事を読めば、メスティンの選び方から燻製に合う食材、メスティンのお手入れ方法までわかります。

おすすめのメスティンや、ダイソーなどの100均で手に入るアイテムも紹介しているので、これからメスティン燻製に挑戦したい方はぜひ参考にしてください。

目次

メスティンは燻製料理やパンを焼く事もできるオススメクッカー

キャンプをする際、あると便利な調理器具がメスティンです。

ご飯を炊いたり、様々な料理に使うことができますが、アウトドア初心者には馴染みの薄いものかもしれません。

 

まずは

  • メスティンと飯盒の違いとは
  • メスティンは幅広い料理が作れる

という基本知識を確認しましょう。

メスティンと飯盒の違いとは

よく耳にするようになったメスティンというキャンプグッズですが、飯盒(はんごう)と何が違うのでしょうか?

飯盒を英語でmesstin(メスティン)と呼び、言い方が違うだけで同じものを指します。

 

ただ、日本に昔からある飯盒はそら豆のような形をしていますが、メスティンは四角くて弁当箱のような見た目です。

アルミ製で、取り外し可能なハンドルが付ついており、中に調理道具などを入れて持ち運ぶケースとしても使用できます。

スタッキング(重ねて収納すること)がしやすいことや、調理が簡単にできることから最近人気が広がっています。

メスティンは幅広い料理が作れる

メスティンがあれば、炊飯器を使わずに美味しいご飯を炊くことができます。

少量のお米でも問題なく炊けるので、ソロキャンプに便利です。

固形燃料やバーナーなどで調理するため、停電の際にも重宝します。

 

メスティンでできることは、ご飯を炊くだけではありません。

煮る・蒸す・焼く等、色々な調理方法に対応でき、燻製も簡単にできてしまいます。

後で詳しいレシピを紹介するので、ぜひ最後まで読んでください。

燻製の種類とメスティンで可能なスモーク法とは?

メスティンを使えば、手軽に燻製を楽しむことができます。

燻製には

  • 熱燻法
  • 温燻法
  • 冷燻法

という3つの種類があることを知っていましたか?

 

ここでは、それぞれのスモーク法の特徴をまとめました。

またこの章では、メスティンは熱燻法が無難な理由も説明しておりますので、合わせてチェックしましょう。

熱燻法

熱燻法とは、80度以上の高温で短時間スモークする燻製方法です。

 

素材の水分が多く残り、ジューシーな仕上がりになります。

小型のスモーカーでも調理できるので、キャンプなどのアウトドアでよく行われる手法です。

保存性はほとんどないので、調理後はすぐに食べなくてはなりません。

食材に火を通すため、チキンや魚などを丸ごと調理するのに向いています。

温燻法

温燻法は最もスタンダードな燻製方法で、販売されている燻製の多くは熱燻法で作られています。

50度~80度くらいの温度で、1~5時間ほどスモークする温燻法。

水分が5割ほど失われるので、熱燻法よりジューシーさは劣りますが、数日~1週間程度保存が可能です。

 

火を通さずに食べるプロセスチーズやナッツなどに向いています。

冷燻法

冷燻法は、25度以下の低温で長時間スモークする燻製方法で、多くは完成まで2週間~数か月かかります。

他の方法と比べると、はるかに長い間保存することができますが、外気温25度以下の時でなければ作ることができません。

温度管理が重要なので、大型のスモーカーが必要です。

 

スモークサーモンや生ハムなどを作る時に向いています。

メスティンは熱燻法が無難

キャンプでメスティンを使って燻製をする場合は、短時間調理が可能なため熱燻法が無難と言われています。

メスティンで長時間燻製をすると、変形する恐れがあります。

 

その点、熱燻法は短時間で完成するのでメスティンでも問題なく調理ができます。

失敗が少なく必要な道具が最小限で済むため初心者向きで、やり方を覚えれば、ちょっとしたおつまみ作りが手軽にできます。

しかし保存は効かないので、作ったものはその日のうちに食べてください。

 

温燻法は時間がかかるので、専用のスモーカーを使いましょう。

冷燻法は、大型のスモーカーが必要なので上級者向けです。

メスティン燻製で必要な道具を用意しよう!

メスティン燻製をやってみたいと思ったら、まずは道具を揃えましょう。

 

必要な道具は以下の5つです。

  • メスティン
  • バーナー・固形燃料・アルコールバーナー
  • 燻製チップ
  • アルミホイル

それぞれの役割や、商品情報をご紹介します。

メスティン

メスティンはスモーカー(燻製器)の役割を果たし、煙を内部に閉じ込めて網の上の食材に煙をかけます。

様々なメスティンがありますが、中でもトランギアの商品が有名です。

 

バーナー・固形燃料・アルコールバーナー

メスティンで燻製をするためには、熱源としてバーナーや固形燃料が必要です。

バーナーには一般的なガスバーナーの他に、アルコールバーナーもあります。

 

アルコールバーナーはガスバーナーに比べると軽量で、コスパが良いのが魅力です。

どんなバーナーでも構いませんが、火力調整ができるものを選びましょう。

固形燃料はバーナーに比べて火が弱く、初心者向きです。

 

 

 

燻製チップ

燻製の香りの素になる燻製チップは、チップ状に加工された木材は燻製料理をするのには無くてはならない重要なものです。

桜やナラなど木の種類ごとに売られていますが、複数の木をブレンドしたチップもあり、直接燃やすのではなくスモーカーを使っていぶすことで煙が発生し、食材に風味をつけます。

木くずを固めたスモークウッドを使うと、チップよりも時間がかかるのでおすすめしません。

 

メスティンで燻製をする際、食材とメスティンの間に空間を作る必要があり、そこで登場するのが網です。

燻製チップの上に置きその上に食材を載せて使うのですが、メスティンの形状に合うものを利用することでより多くの食材を燻製することができます。

最近では100均でも販売しているようなので、お近くにあればチェックしてみるといいかもしれません。

アルミホイル

燻製をすると樹脂によりメスティンが汚れてしまうため、お手入れを簡単にするために用いられるのがアルミホイルです。

メスティンをアルミホイルで覆ってから燻製することで、汚れを防止します。

食材がくっつきにくい商品を選ぶことで、料理への影響が少なくよりお手入れも楽になります。

メスティン燻製の簡単な作り方

道具が揃ったら、実際にメスティン燻製を作ってみましょう。

  • 家で出来る下ごしらえ
  • 燻製する直前にやること
  • スモーク時間は何分?

の順に説明します。

家で出来る下ごしらえ

食材によっては、キャンプ場に行く前にお家でメスティン燻製の下ごしらえをする必要があります。

これをすることで、キャンプ場でスムーズに燻製準備に入ることができます。

 

下ごしらえには「ソミュール液」を使います。

ソミュール液とは、簡単に言うと調味料やスパイスを加えた塩水のことです。

食材をソミュール液に漬け込むことで余分な水分を取り除き、長期保存が可能な燻製を作ることができます。

 

ソミュール液の塩分濃度は10%~30%にするのが一般的です。

塩分濃度が濃いほど食材を長く保存できますが、その分燻製作りが難しくなってしまうので、ここでは初心者向けに「塩分濃度15%のソミュール液」の作り方を紹介します。

<材料 塩分濃度15%>

・水:1000cc
・塩(天然塩):150g
・砂糖(三温糖):70g
・スパイス(お好みのもの):少々

<作り方>

1. 鍋に水を入れて火にかける
2. 沸騰したら材料を全て入れ、弱火で20分ほど煮る
3. 目の細かいザルでこし、常温になるまで冷ます

ソミュール液が完成したら、タッパーやジップロックに入れて食材を漬け込みます。

漬け込む時間は食材によって1日~1週間まで幅がありますので、作りたい燻製のレシピに合わせて調整してください。

長期間漬ける場合は、1日ごとに食材を反転させてまんべんなく漬け込みましょう。

 

ソミュール液は入れるスパイスによって様々なアレンジが可能です。

ぜひ色々な材料を試してオリジナルレシピを作ってみてください。

燻製する直前にやること

キャンプ場につき、いざ燻製をスタートしようと思ったら、直前にやる準備があります。

 

まずは、メスティンの内側をアルミホイルできれいに包みます。

重ねて厚くなったり、穴が開かないように注意して、薄くしっかり包んでください。

燃えた燻製チップは焦げ付きやすいため、こうしてメスティンを保護してあげることが重要です。

 

一握り程度の燻製チップと網を入れ、熱源にかけて煙が出始めたら食材を入れ、あとは蓋を閉めるだけです。

火加減が強すぎるとメスティンに穴が開いてしまうので注意してください。

スモーク時間は何分?

実際燻製を始めると、蓋をしたままなので何分待ったら完成なのか不安になると思います。

スモーク時間は短時間にするのがコツです。

大体の食材は5~10分ほどを目安にしますが、チーズは溶けやすいので、3~4分ほどで出来上がります。

 

いろいろな食材を試しながら、一番自分の好みに合う燻製時間を見つけるのも楽しい作業の一つ。

スモークにハマればハマるほど、この燻製時間にこだわりを見せる人が多いようです。

メスティン燻製にオススメな食材は?

メスティンでの燻製は食材に火が通るため、生や半生で食べる食材には向きません。

例えば、スモークサーモンを作ろうと生の切り身を燻製すると、焼き鮭の燻製になってしまいます。

 

そこでおすすめなのが

  • チーズ
  • ベーコン
  • ゆで卵

などの食材です。

チーズ

燻製したチーズは風味が増し、安いチーズでも高級感のある味わいになります。

下準備の必要がないので手軽に調理できるのも魅力のひとつです。

薄いチーズは溶けて形が崩れてしまうため、6Pチーズのような厚みのあるチーズを選びましょう。

また、クリームチーズなどの柔らかいチーズも避けてください。

ベーコン

ベーコンは常温に戻し水分を拭いてから使います。

燻製の香りを楽しみながら肉々しさを堪能するには、ブロックベーコンを使うのがおすすめです。

塊のままでも良いですが、薄く切った方がしっかりと香りがつき、失敗が少ないでしょう。

ハーブやペッパーと組み合わせると、より深い味わいになります。

ゆで卵

自宅で好みの固さのゆで卵を作ってから、キャンプ場に持って行きましょう。

めんつゆやソミュール液などに漬けておくと、より美味しくなります。

燻製する前にはキッチンペーパーで水分を取り除いてください。

うずらの卵の水煮を使っても美味しくできます。

人によっては下味作業を省くため、コンビニで売られている味玉を燻製する人もいるようです。

メスティン燻製の網はダイソー(100均)で代用可能!

引用:ダイソー公式サイト

燻製をするためにメスティンの底網が欲しいけれど、どこで購入すれば良いのかわからない……という人もいるでしょう。

 

実はダイソーの水切り網は、メスティンの底網として使うことができます。

また、ダイソーやニトリでもメスティンが発売されており、価格を抑えながらキャンプ道具を揃えたい人におすすめです。

 

  • ダイソーやニトリのメスティンも人気
  • 100均の固形燃料も燻製に使える!

という項目にわけて紹介します。

ダイソーやニトリのメスティンも人気

引用:ニトリ公式サイトより

ダイソーには様々なサイズの「角バット用水切り網」が売られていますが、これをメスティンの底網に代用できます。

トランギアのラージメスティンには、約18.8㎝×12.1㎝の水切り網がぴったりフィットします。

 

ダイソーにはメスティン本体も売っており、1合用で値段は500円です。

一般的なメスティンは縁に細かなギザギザがあり、使う前にサンドペーパーで削る「バリ取り」という作業があるのですが、ダイソーのメスティンはその必要がありません。

また、ご飯の炊き方の説明書が添付されているので、初心者でも簡単に使うことができます。

別売りで、ダイソーのメスティン専用の網も売られているのも人気の理由の一つです。

 

ニトリにも手ごろな価格のメスティンがあり、ユーザーから「ニスティン」という愛称で呼ばれています。

販売されているサイズは以下の2種類です。

  • 750mlのMサイズ:1290円
  • 1500mlのLサイズ:1990円

どちらも傷がつきにくい硬質アルマイト加工がされています。

内側に水の量を測るメモリがついておりご飯を炊く際とても便利で、ニトリのメスティンもバリ取りの必要はありません。

100均の固形燃料も燻製に使える!

引用:ダイソー公式サイトより

燻製に使う固形燃料も100均で手に入ります。

 

ダイソーの固形燃料は1個25gで、3個入り100円で販売されています。

1個の燃焼時間は20~23分で、底面がアルミ箔で覆われているため、受け皿がなくても使用できます。

キャンドゥにも同様の商品がありますが、こちらはアルミ箔で包まれておらず、燃焼時間は約15分と短めです。

セリアには20gが5個入りの商品と、30gが3個入りの商品があります。

燃焼時間は20~25分と持ちもいい上、ダイソーやキャンドゥのものより容量が多く、コスパが良いと言えます。

 

キャンプシーズン中は25gの固形燃料で十分ですが、寒い季節は30gの方が良いでしょう。

固形燃料は開封するとすぐに劣化してしまうので、一度で使い切るか、ジップロックなどに入れて保管してください。

直射日光と暑さに弱いので、冷蔵庫での保存がおすすめです。

メスティン燻製の空焚きで穴や変形に注意!

メスティンで燻製調理をする場合、メスティンに穴が開いたり、変形してしまう危険もあります。

少しの変形ならばまだ使えますが、穴が開いてしまってはもう捨てるしかありません。

せっかくのメスティンを駄目にしてしまわないよう、注意点を確認しておきましょう。

燻製で起きるメスティンの変形に注意!

メスティンの素材であるアルミニウムは熱伝導率が良いことで知られていますが、融点が低く、他の調理器具と比べると低温で溶けてしまうという欠点があります。

ご飯を炊く時など、メスティンの内部に水が入っていればそこまで高温になりませんが、燻製では「空焚き」状態になり、アルミが溶けてしまうのです。

 

変形を防ぐためには、バーナーの弱火か固形燃料を使い、加熱箇所を変えながらじっくりと熱すると良いでしょう。

バーナーパッドを使うと、耐熱性のメッシュで炎を分散させることができます。

以上の点に注意して、熱によるダメージを軽減することで変形を防ぎましょう。

メスティンの燻製汚れの落とし方

続けて知っておきたいのは、メスティンの燻製汚れの落とし方です。

燻製汚れに限らず、直火で使用するので汚れやすいのでお手入れの仕方はチェックしておきたいポイントです。

 

メスティンを洗う時は、柔らかいスポンジと中性洗剤を使いましょう。

金属製のタワシや研磨剤入りのスポンジは、細かい傷をつけてしまうので使わないでください。

こびりついた汚れは、水につけてふやかしてから落とします。

 

うっかり焦がしてしまった場合は、お酢で煮込むのがおすすめです。

焦げが浸かるくらいの水を入れ、お酢を大さじ3杯ほど入れて沸騰させ、20分煮込んだら火を止めて、冷めるまで置いておきましょう。

その後、割りばしでこすって焦げを落とし、中性洗剤で洗うときれいになります。

 

それでも落ちない時は、お酢と一緒に中性洗剤も入れて煮込み、煮込んだ後に1~2日天日干しをしてください。

メスティン折りで燻製汚れを防止できる?

メスティン折りとは、クッキングシートをメスティンの形にそって折ることです。

内側にクッキングシートをセットすることで、メスティンを汚さずに調理ができます。

焦げつきやすい炊き込みご飯や煮物をつくる際に便利です。

 

折り方を解説していたり、台紙をダウンロードできるサイトがたくさんあるので、気になる方は探してみてください。

しかし燻製の場合は、メスティンをアルミホイルで覆ってしまうので、クッキングシートは不要です。

メスティンのサイズや選び方

メスティンといえばトランギアのものが有名ですが、他にも多くのメーカーで販売されています。

たくさん種類があって、どのような基準で選べば良いのかわからないという人もいるでしょう。

 

そこで

  • メスティンを選ぶ時のコツ
  • 初心者におすすめのメスティンランキング

を紹介します。

メスティンを選ぶ時のコツ

サイズ

メスティンには、スモールサイズ、レギュラーサイズ、ラージサイズの3サイズがあります。

スモールサイズは1合炊き、レギュラーサイズは2合炊き、ラージサイズは3~4合炊きです。

大きなものの方が料理はしやすいですが、携帯性は劣ります。

 

ソロキャンプメインの人は、スモールサイズかレギュラーサイズがおすすめです。

使い方に合わせて、サイズを選びましょう。

メモリの有無

メスティンの中に計量メモリがついているモデルは、お米や水の量を測ることができて便利です。

バリ取りやシーズニングが必要か

バリ取りやシーズニングが必要なメスティンが多いですが、このような作業を面倒に感じる人もいるでしょう。

アルマイト加工など焦げつき防止の加工がされているメスティンなら、シーズニングの必要はありません。

バリ取りが不要なモデルもあるので、購入する際にチェックしてください。

初心者におすすめのメスティンランキングTOP3

通販サイトAmazonと楽天で高評価をつけられている、ソロキャンプにおすすめのメスティンをご紹介します。

1位5P、2位4P、3位3P、4位2P、5位1Pとし、合計ポイントでTOP3を出しました。

  • trangia(トランギア) メスティン TR-310 9点
  • MiliCamp MR-250 Pro メスティン 4in1セット 5点
  • ホシマル印 アルミホシマルメスティン  4点

ただしノーブランドの商品は除いています。

No.1 trangia (トランギア) メスティン TR-310

Amazonと楽天ともに人気だったトランギアのメスティンが人気ランキング第一位に選ばれました。

バリ取りの必要がありますが、赤いハンドルがお洒落で人気があります。

ただし価格変動が激しいようですので、購入の際はご注意ください。

No.2 MiliCamp MR-250 Pro メスティン 4in1セット

こちらのMilicampが出しているメスティンセットは、Amazonで評価が高かったセット商品が人気ランキング第二位に選ばれました。

メスティン、網、収納袋、ハンドルカバーがセットになっているのですぐに使用できます。

中にメモリが付いており、バリ取りやシーズニングは必要ありません。

No.3 ホシマル印 アルミホシマルメスティン

こちらのホシマル印の商品は、楽天で評価が高かったメスティンです。

熟練の職人によって造られる安心の日本製で、バリが無く、アルマイト加工のためシーズニングも必要ありません。

手間がかからないところが評価され、人気ランキング第三位に選ばれました。

メスティンのお手入れ!シーズニング方法

シーズニングとは、アルミの表面に酸化被膜という薄い膜をまとわせることです。

メスティンのシーズニングをすることで、焦げや黒ずみ、アルミ臭を緩和することができます。

 

ただし、シーズニングは毎回じゃなくても問題はなく、必要な時に行います。

この章では

  • シーズニングをするタイミング
  • 失敗しないシーズニングの方法

を紹介します。

シーズニングは毎回じゃなくてOK

メスティンのシーズニングを毎回する必要はありません。

そもそも、鋳物のスキレットなどのように必須のものではなく、やっておいたほうが色々とメリットがあるのでおすすめされているのです。

<メスティンをシーズニングするメリット>

  • 焦げが落としやすい
  • アルミ独特の匂いが緩和される
  • 酸化して黒くなるのを防げる

お手入れのしやすさと持ちを良くするためのひと手間ですので、毎回やる必要はなく、効果が弱まったと感じたら行ってください。

アルマイト加工がされたメスティンは、すでに酸化被膜がある状態なのでシーズニングの必要はありません。

失敗しないメスティンシーズニングの方法

それでは早速、失敗しないメスティンシーズニングの方法をご紹介したいと思います。

まず最初にコツをご紹介しますが、メスティンのシーズニングは、お米のとぎ汁で煮込むと失敗しません。

 

メスティンが浸かるくらいのお鍋とお米のとぎ汁を準備します。

メスティンにゴム製の取っ手がある場合は、劣化するので外しておきましょう。

メスティンを中性洗剤で洗ってから、とぎ汁と一緒に鍋に入れ沸騰したら弱火にして、15分ほど煮込みます。

その後メスティンを取り出し、冷めてから水で軽く洗います。

 

急に冷やすと変形の恐れがあるので、自然に冷ましてから洗ってください。

酸化被膜が落ちないよう、シーズニング後は洗剤を使わないようにしましょう。

メスティンで作る簡単キャンプ飯の人気レシピ11選

先輩キャンパーにアンケートをとり、メスティンで作る「燻製レシピ」を聞きました。

その中でも人気だったレシピ11選を紹介します。

またメスティンの使い方の基本のきである、メスティンを使った米の炊き方について説明します。

メスティンで作る「燻製レシピ」

<材料 4人前>
  • 卵 4個
  • めんつゆ 250cc
  • 水 250cc
  • スモークチップ 一握り(5-6g)
<作り方>

【前日から当日の朝に行う下準備】

  1. 鍋に卵が隠れるくらいのお湯を沸かす
  2. お湯が沸いたら、常温に戻した卵を入れて中火で6分半ゆでる
    ※たまごのお尻(膨らんでいる方)を軽くスプーンで叩いておくと割れづらい
  3. 時間になったら鍋のお湯を捨て、お水でしっかり冷やす
  4. 冷えたゆで卵の殻をむく
  5. めんつゆと水を合わせてタッパーに入れ、その中に4の卵を投入して一晩寝かせる
  6. キャンプ当日の朝、つけつゆから取り出ししっかりと水気を拭き取る

 

【メスティン燻製レシピ】

  1. メスティンを覆うようににアルミホイルを敷き、その上にスモークチップを置く
  2. その上に100均で売られている網を置く
  3. 網の上に準備しておいた味玉を乗せる
  4. アルミホイルで軽く覆ったメスティンの蓋を上から被せる
  5. チップの真下に火があたるようにバーナーで加熱をする
  6. 10分ほど加熱をして完成

このメスティン燻製レシピのおすすめポイントは、いろんな食材で簡単に短時間でできることです。

ここでは味玉を作りましたが、コンビニなどで売られている味玉を使えばさらに準備が簡単になります。

前の章にも記載しましたが、6Pチーズやソーセージ・ベーコンなどもおすすめです。

凝ってくれば、魚介類やスモークチキンなどにチャレンジする人も多くいます。

 

また、レシピの中にあったとおり、メスティンにはアルミホイルを巻くことを忘れずに!

メスティンにアルミホイルを撒いておくことで、汚れを防止することができます。

本体部分に巻くアルミホイルは、少しくしゃくしゃにして、メスティンと網のあいだに隙間を作ることができます。

簡単にできるメスティン燻製レシピを習得して、いろんなメニューにチャレンジしてみてください。

メスティンを使った米の炊き方

これまで燻製の方法について述べてきましたが、メスティンの1番メジャーな使用方法はご飯を炊くことです。

ここでは、メスティンを使った基本のご飯の炊き方を紹介します。

また、先輩キャンパーのおすすめレシピも載せていますので、ぜひ参考にしてください。

基本のご飯の炊き方

<材料 2人前>
  • 米:2合
  • 水:360CC
<作り方>
  1.  米をといで、水と一緒にメスティンに入れ、30分ほど浸水させる
  2.  弱火にかけ、蓋に重石をのせる
  3.  パチパチ音がしてから30秒で火を止める(着火後約10分)
  4.  タオルを巻いて逆さまにし、30分蒸らす

米1合に対して水は180ccを基準とし必要な分を作りますが、メスティンの容量に注意しましょう。

 

自宅で米をとぎ、浸水するところまでやっておくと、キャンプ場に着いてすぐ調理ができます。

火加減や時間は天候などによって変わりますが、なるべく弱火にすると良いでしょう。

5分くらいで沸騰し、水が吹きこぼれてきますが蓋を開けるのは我慢して、その後、パチパチ音が聞こえてきたら30秒後に火を止めます。

固形燃料の場合は、燃料が燃え尽きるまで放っておけばちょうど良い具合に炊けるので初心者にはおすすめです。

メスティンで作る炊き込みご飯

<材料 2人前>
  • 米:2合
  • しいたけ:2個
  • ピーマン:1個
  • にんじん:1/2本
  • すき焼きの割り下:適量
  • 水:適量
<作り方>
  1. ラージメスティンにすき焼きの割り下(適宜水を足す)と米を入れて30分ほど浸水させる
  2. 具材を細かくカットしてメスティンに入れる
  3. 火にかけ、吹きこぼれたら弱火で10分ほど炊飯する
  4. 火をとめて10分ほど蒸らす

お好みの具材を入れて、オリジナル炊き込みご飯を作るのもおすすめです。

いろんな食材で楽しめるから、お子さんとワイワイ盛り上がりながら作ってみてもいいかもしれません。

メスティンで作るパンレシピ

<材料 2人前>
  • 強力粉 150g
  • 塩 ひとつまみ
  • 水 約90cc
  • ドライイースト 3g
  • 砂糖 15g
  • バター 20g
<作り方>
  1. お水を沸かしてぬるま湯にして、ドライイーストを投入ししばらく置いておく
    ※発酵すると泡立つのでそれまで様子見
  2. ジップロックに強力粉と塩を入れて振り、しっかりと混ぜる
  3. 2の中に砂糖と泡立った1を投入し、ある程度全体が混ざるまで揉む
  4. 3にバターを投入し、全体に混ざるように揉み潰しながら10-15分ほど捏ねる
  5. 生地にまとまりがでてきたら、ジップロックから取り出しクッキングシートで包んでメスティンに投入
  6. 焚き火で火加減を調整しながら、40度くらいで30分放置(一次発酵)
  7. 生地を二等分か三等分し、一度グーで押してガスを抜いてから丸める
    ※閉じ口を下にして置いておくといい
  8. 濡れ布巾を上からかけて15分休ませる(ベンチタイム)
  9. メスティンに合わせてクッキングシートに切り込みを入れ敷き詰める
  10. 8の生地を少し伸ばしながら引っ張り、端を底の中央部分にまとめるようにしながら成形する
  11. 9のメスティンに10の生地を並べる
  12. 焚き火で火加減を調整しながら、40度くらいで30分放置(二次発酵)
  13. 12の生地に濡れ布巾を上からかけて15分休ませる(二回目のベンチタイム)
  14. しっかり直火にあてながら15分くらい焼く
    ※たまにメスティンをひっくり返すと両面キレイな焼き目がつきます
  15. 焼き上がったらメスティンから取り出し、10分ほど休ませて粗熱を取って完成

一見、行程が多いように感じますが、キャンプ地で生地を捏ねるは結構楽しくてあっという間にできてしまいます。

ファミリーキャンプなどの場合は、捏ねる行程をお子さんに任せることができるので、親子でキャンプ飯作りができ、非常に人気のレシピです。

ジップロックを使うことで手が汚れてしまうことを最小限にすることができますし、クッキングシートを敷いておけばメスティンの汚れも抑えることができるのでおすすめです。

メスティン×缶詰レシピ

<材料 2人前>
  • 焼き鳥缶:一缶
  • 玉ねぎ(薄くスライス):4分の1個
  • 白だし:大さじ2
  • 水:50ml
  • 卵:2個
<作り方>
  1. メスティンに卵以外の全部の材料を入れる
  2. 火にかけて、玉ねぎに火が通ったら溶き卵を入れる

ポイントは、卵の量を2個にすることです。

卵に火が完全に通る前に火から下ろすことで、ふわふわの親子丼になります。

メスティン×固形燃料でパスタ

<材料 2人前>
  • パスタ:200g
  • ハーフベーコン:10枚
  • 塩コショウ:適量
  • 水:300ml
  • パセリ:少々
  • ニンニク:適量
  • オリーブオイル:大さじ4杯
  • 赤唐辛子:4個
<作り方>
  1. 赤唐辛子を輪切りにする
  2. ハーフベーコンを1cm間隔で切る
  3. ニンニクをスライスする
  4. メスティンにオリーブオイルを入れて火にかける
  5. ニンニクを入れて、炒める
  6. ハーフベーコン、赤唐辛子を入れて、炒める
  7. パスタを茹でる
  8. パスタの上に、炒めた具材を乗せ、パセリ、コショウをかける

ハーフベーコンをしっかり1cm間隔で切ることで、ほどよい食感が残ります。

キャンプめしのパスタは、簡単でありながら映えるのでインスタなどにもよくUPされている料理です。

コツを掴めばいろんな食材で作ることができるので、ぜひ挑戦してみてください。

メスティンでデザートレシピ

今までメイン料理ばかりをご紹介してきましたが、メスティンで作れるのはそれだけではありません。

メスティンで作れるデザートレシピを2種類紹介します。

キャンプ飯のラインナップにデザートレシピがあると、それだけで幅が広がるのでぜひチェックしてみてください。

プリン

<材料 2人前 小さいメスティン1つ分>
  • 上白糖 70g
  • 水 小さじ4
  • 卵 3個
  • 牛乳 200ml
  • 生クリーム 100ml
  • 三温糖 適量
<作り方>
  1. ボウルに卵を割って砂糖と牛乳と生クリームを加えしっかりと混ぜます
  2. 小さいメスティンに、ザルでこしながら1のプリン液を投入し蓋をします
  3. 大きいメスティンの底にキッチンペーパーを敷き、その上からプリン液が入った小さいメスティンを入れます
  4. 大きいメスティンに水を入れます(小さいメスティンが入った状態で下から2cmくらい)
  5. 大きいメスティンに蓋をして、バーナーにかけます
  6. お湯が沸騰してから10分ほど火にかけ続け、その後火からおろして10分蒸らします
  7. 蒸らしが終わったら大きなメスティンから取り出し、熱を取ります
  8. 小さいメスティンが冷めたら蓋を開け、表面に三温糖をまぶしてバーナーで炙りカラメルを作って完成です

キャンプ場でもできるデザートレシピですが、見た目はクリームブリュレのような高級感あるプリンになってくれます。

定番の焼きマシュマロやスモアもいいですが、メスティンを使えばデザートレシピも豊富になるので、ファミリーキャンプにはおすすめです。

ケーキ

<材料 2人前 小さいメスティン1つ分>
  • 卵 1個
  • 牛乳 170ml
  • ホットケーキミックス 1袋
<作り方>
  1. ボウルに卵と牛乳を入れよくかき混ぜます
  2. 1にホットケーキミックスを投入しさらにかき混ぜます
  3. メスティンの本体側と蓋両方にクッキングシートを敷きます
  4. 2を3の中に投入して、とろ火で10分焼きます
  5. その後、メスティンをくるくる回しながら全面から火を入れていきます
    ※厚みがあるので、じっくり1時間くらいかけて焼くとふわふわのケーキができます
  6. つまようじなどで刺して、生地が付いてこなければ完成です

火加減によっては多少焼き時間が変わるので、ある程度したら様子を見てみてください。

火を強くしてしまうと、生地が分厚い分、表面だけ焼けて中が生!ということになってしまうので、とろ火がポイントです。

お料理が終わったあとの残った炭で焼くと無駄がないのでおすすめです。

 

全方向から火を入れることで、メスティンの厚みの分だけふっくら膨らんだパンケーキは、写真よりもダイナミックで食べごたえ十分な映えスイーツになります。

メスティンの蓋で焼肉

<材料 1人前>
  • 豚バラ肉:70g
  • 玉ねぎスライス:1/8個
  • 焼肉のたれ:適量
<作り方>
  1. メスティンの蓋にメスティン折りのキッチンペーパーを敷く
  2. 玉ねぎと肉を入れて火にかける
  3. 火が通ったら焼肉のたれをかける

メスティンは全体を使うばかりではなく、蓋をフライパン代わりにすることもできます。

 

今回は豚肉を使った焼き肉にしましたが、肉の種類や量は、お好みで調整してください。

玉ねぎを肉の下に入れることで、水分が出て焦げつきにくくなります。

 

写真はコッヘルの蓋ですが、同じようにメスティンの蓋でも作れるので、自分が持っているクッカーで試してみてください。

メスティンで作る簡単おつまみ

メイン料理・主食・デザートと来たら、やはりお酒のお供のおつまみも抑えておきたいところ。

最後はメスティンで作る簡単なおつまみレシピを2種類紹介します。

本当に簡単な手順で、料理初心者であってもできるメスティンおつまみなので、ぜひ挑戦してみてください。

枝豆アヒージョ

<材料 4人前>
  • 枝豆:300g
  • ニンニク:4欠
  • オリーブオイル:大さじ1
  • 塩胡椒:少々
<作り方>
  1. ニンニクの皮を剥いて薄切りにする
  2. メスティンにオリーブオイルをひいて、ニンニクを揚げ焼きにする
  3. 枝豆を入れてニンニクとオリーブオイルと混ぜる
  4. 塩胡椒を振る

とっても簡単なメスティンおつまみですが、さらにおいしくするポイントはニンニクをカリッと揚げることです。

より香ばしく美味しいおつまみになり、さらにお酒も進むこと間違いなしです。

手羽先とうずらの卵のビール煮

<材料 3人前>
  • 手羽先:200g
  • うずらの卵:一袋(茹でてパックに入ったもの)
  • ビール:1缶
  • はちみつ:大さじ½
<作り方>
  1. メスティンに材料全てを投入
  2. 火にかけ煮込む(様子を見てフタをずらし、吹きこぼれを調整)

下ごしらえの必要がなく、メスティンに入れて煮込むだけで美味しいおつまみメニューが出来上がるのでおすすめです。

煮込むビールに黒ビールを使用すると、コクがアップします。

メスティン燻製を極めてキャンプ飯の幅を広げよう

メスティン燻製のやり方やレシピをご紹介しました。

メスティンを使えば、誰でも手軽に美味しい燻製を作ることができます。

手ごろな価格のメスティンもたくさんあるので、ぜひこの機会にメスティン燻製に挑戦して、キャンプ飯の幅を広げましょう。

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