弁理士は8士業に入る国家試験です。
弁理士になるには、難関と言われる試験に合格しなくてはなりません。
難易度の高い試験ですが、参考書などを使用し、独学で合格を目指す方もいるようです。
仕事と並行して勉強される方も多い傾向にあり、資格取得のためには勉強の進め方、参考書の選び方などがとても大切になります。
この記事では、弁理士試験におすすめの参考書、独学の難易度や独学の勉強法についても紹介していきますので、ぜひご覧ください!
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弁理士の参考書選びのポイント
弁理士を目指すにあたって参考書選びはとても大切です。
弁理士試験はとても難易度が高い試験になりますので、自分自身に合った参考書を探したいですよね。
勉強期間から試験期間を合わせると、かなりの長期戦になりますので、勉強のモチベーションの維持なども考慮して探していきましょう!
ではどのような選び方があるのでしょうか?
紹介していきますので見ていきましょう。
経験に合わせた参考書を選ぶ
過去の弁理士試験の勉強経験の有無で、自分に合う参考書は変わってきます。
受験を目指す方には、初学者の方から受験経験者まで様々な方がいます。
自分自身のスタート地点に合わせた参考書を選択しましょう!
【初学者の方】:弁理士試験に向けた勉強を全くしたことのない方は、最初に入門書・知財法文書・過去問の3つを揃えましょう。
短答試験には、条件を満たすことができれば2年間の免除制度があります。
そのため、初学者は論述試験や口述試験の対策をする前に、まずは入門書により弁理士試験の学習方法や各科目の全体像を学びましょう。
【勉強経験者】:弁理士の学習経験がある方は、どの程度の学習理解があるかによって勉強の仕方が変わってきます。
短答試験の対策だけでなく、論述試験対策や口述試験対策も並行しながら進めていくことをおすすめします。
自分の環境にあった参考書を選ぶ
独学で弁理士の資格取得を目指す方は、働きながら勉強をしている方が多いようです。
弁理士試験合格までには、約3,000時間の勉強時間が必要と言われています。
忙しい生活環境の中でいかに学習環境を整えられるかとても大切なポイントとなります。
特に働きながら勉強する方向けに、スキマ時間に使いやすい参考書などもあります。
そのように気軽に勉強ができる参考書を準備しておくことにより、通勤時間や仕事の休憩時間などの時間も効率よく利用することが可能になります。
最新版の参考書を選ぶ
弁理士試験では、法律が改正されると改正後の法律が出題されます。
古い参考書のままでは法律の改正に対応できません。
ご自身の受験に向けて、最新版の参考書を選ぶようにしましょう。
最新版の参考書を使用することはもちろんですが、一番は自分自身が勉強しやすいと感じる参考書を選ぶことが大切です。
本屋さんに行きどれを選んだらいいか分からないと、直感で選ぶこともあると思いますが、少し立読みをして参考書の特徴を確認することをおすすめします。
「文章が読みやすい」「イラストが多い」など、自分自身はどのようなものが使いやすいと感じるか、イメージをしてみてください。
弁理士試験の勉強は長期戦となりますので、自分に合った使いやすい最新版の参考書を選びましょう!
弁理士試験に必要な参考書の種類
弁理士試験は難関国家試験の1つです。
弁理士になるためには、この難易度が非常に高い弁理士試験に合格しなければなりません。
学習方法は様々あると思いますが、効率的な勉強ができれば独学でも合格を目指すことが可能な試験です。
独学での勉強を進めるには、参考書選びはとても大切です。
弁理士試験の勉強で必要な参考書を下記で見ていきましょう!
弁理士試験に向けての学習は、多くの事柄を勉強していきます。
弁理士試験の勉強には多種多様の参考書が存在し、大きく分けて4種類の参考書が必要になります。
- 入門書(初学者):本格的な勉強を始める前に、法律の目的などを大まかに理解することができる参考書です。理解がしやすいように、文章が短く、コンパクトにまとめられている物がおすすめです。
- 基本書:知的財産法を理解するために必要なのが基本書です。試験にも実務にも欠かせません。
- 法文集:弁理士試験の勉強は、法に関わる勉強がありますので、法文書はとても大切です。法改正があるたびに改正版が出版されるので、試験に応じた法文集を選びましょう。
- 試験対策テキスト(短答試験、論文試験、口述試験):内容が細かく改正されますので、最新のテキストを選びましょう。また、目を通してみて、分かりやすくまとめられているものを選びましょう。
弁理士試験は出題範囲が広く、学習期間も長期になります。
少しでも勉強をしやすいように、参考書選びはとても大切ですね!
以下で、種類別に参考書を紹介しますので、購入を悩んでいる方や少しでも興味のある方はご覧ください。
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弁理士のおすすめ入門書ランキング
弁理士試験合格を目指す方にとって、参考書選びは重要なポイントとなります。
入門書や基本書など、各ジャンルごとに内容の特徴や口コミ(口コミは旧書、旧改正版も含みます)も紹介していきます。
まずは入門書紹介です。一緒に見ていきましょう!
1位:弁理士試験 エレメンツ (1) 特許法/実用新案法 基本テキスト 第11版 (早稲田経営出版)
1位:弁理士試験 エレメンツ (1) 特許法/実用新案法 基本テキスト 第11版 (早稲田経営出版)/4,620円(税込)
基本テキストの「弁理士試験エレメンツ」は、知識を整理するのに最適な構成となっています。
基本的知識がシンプルに、分かりやすくまとめられている、弁理士試験受験生向けの入門書です。
本書の他にエレメンツシリーズ2、3があり、全3巻で弁理士試験の試験範囲をまとめています。
第1巻には「特許法」と「実用新案法」が収録されています。
- 法令の全体像をつかむことができる:特許法・実用新案法の全体像をつかむために、巻頭に全体のフロー図が掲載されています。
- 一節ごとの要点が分かる:各テーマの始めに「学習到達目標」「目標到達までのチェックポイント」、「他の項目との関連性」が表示されています。学習のポイントを見失うことなく学ぶことができます。
- 節ごとに事例を掲載:第7版より節の始めに「事例問題」、節末に「事例解答」が掲載されている「事例問題」を通じて、これから学習する各節の問題の所在を具体的なシチュエーションが分かる。短答式本試験や論文誌基本試験で出題される事例形式に慣れることができます。
さらに、「事例解答」を参照することで、勉強した内容を具体的な事案に当てはめ問題を解決する一連の流れを確認することができます。
- 本試験合格に必要な重要ワードが分かりやすい:学習する上でキーワードとなる語句が色文字で記載されている。
- 図や表が多く使用されている:図や表を用いており、細かい解説などもあります。視覚からのイメージで学習の理解がしやすい。
- 条文が適宜掲載されている:法律学習の基本となる条文がしっかりと掲載されている。特に重要なものには、色アミで表記されています。
- 豊富な側注:用語の定義や補足説明、判例など、押さえておきたいポイントも多く取り入れられています。
口コミ・評判
勉強する内容によっては、教材の種類が少ない場合があるようですね。
説明も分かりやすく、読みやすいテキストは勉強が捗りやすく時間も有効に使うことができそうですね。
2位:弁理士試験への招待(法学書院)
2位:弁理士試験への招待(法学書院)/2,640円(税込)
口コミ・評判
様々な環境下で合格した方の勉強法やノウハウが記載されているのはとても嬉しいですね。
3位:通勤時間で攻める! 弁理士スタートアップテキスト(中央経済社)
3位:通勤時間で攻める! 弁理士スタートアップテキスト(中央経済社)/3,190円(税込)
「通勤時間で攻める!弁理士スタートアップテキスト」は、弁理士の勉強を始めようと思ったらおすすめの一冊になります。
かなり多くの学習範囲を分かりやすくコンパクトにまとめられています。
忙しい人でもスキマ時間に勉強しやすく細切れになっており、さらに図や表が多く分かりやすいのもポイントです。
以下のような方におすすめのテキストになります。
- 弁理士試験の勉強をスムーズに行いたい方
- 弁理士を目指すか迷っている方、まずはどのような試験なのかを把握したい方
- 企業で知的財産を担当することになったなど、知的財産権について必要な知識を効率的に身に付けたい方
口コミ・評判
弁理士資格を目指す方のほとんどが、働きながら目指す方が多いようですね。
広い勉強範囲も、分かりやすくポイントを絞ってまとめられているので、通勤時間などのスキマ時間も勉強に使用したい方は特におすすめです。
また、図や表なども使用されていて分かりやすくまとめられているので、使い勝手がよさそうですね!
4位:働きながら一発合格! 弁理士試験究極の攻略法(中央経済社)
4位:働きながら一発合格! 弁理士試験究極の攻略法(中央経済社)/1,980円(税込)
弁理士ってどんな資格なのか。何に役立てることができるのか。
「働きながら一発合格!弁理士試験究極の攻略法」には、試験合格のための難易度はどの程度なのかなど詳しく記載されています。
また、働きながら合格可能なのか、一発合格者の合格の共通点など皆さんが気になることを徹底解説しているテキストです。
科目別の攻略法を詳細に解説されているのも特徴で、難しい条文などの暗記にゴロ合わせや替え歌などでの暗記法なども記載されています。
楽しく勉強ができそうですね!
口コミ・評判
難易度がまた上がっているので、ライバルには教えたくない本だけど、これこそバイブル。
弁理士試験において条例を覚えることはとても重要です。
ですが、暗記だけでなく、条文が設定された経緯まで覚える必要がありますので、特許庁が出している基本書を読むとより効果的な学習が可能になります。
おすすめの基本書を紹介していきます。ご覧ください!
1位:工業所有権法【産業財産権法】逐条解説 第22版(発明推進協会)/11,550円(税込)
口コミ・評判
特許庁の見解が法改正等に応じて更新されますので、それに併せて、回答を作成する側のデーターベースも更新する必要があります。
2位:令和3年特許法等の一部改正産業財産権法の解説(発明推進協会)
2位:令和3年特許法等の一部改正産業財産権法の解説(発明推進協会)/770円(税込)
「令和3年特許法等の一部改正産業財産権法の解説」は、法律第42号として公布された「特許法等の一部を改正する法律」、特許権等の権利回復の要件の変更、特許権等侵害訴訟等における第三者意見募集制度の導入、口頭審理期日等における当事者等の出頭のオンライン化、訂正審判等における通常実施権者の承諾の要件の見直し、特許料等の料金改定などに対応しています。
いわゆる「改正本」で、特許庁の基本書となります。
特許法などの上記改正について、「改正の必要性」「改正内容」「関連条文」という3つの視点から法案を詳しく解説しています。
弁理士試験の勉強としてだけでなく、企業の知財担当者の方々や弁理士、研究者にとってとても大切な1冊です。
口コミ・評判
法律がなかなか覚えることができないので、改正の経緯を学ぶため、記憶の定着の助けとなるように使用しました。
弁理士のおすすめ法文集ランキング
弁理士試験は法律に関わる試験です。
その為、法律についてまとめられている法文書は必須アイテムとなります。
条例について理解しておくことが重要なので、法文書を読み込む必要があります。
おすすめな法文書を紹介していきます。ぜひご覧ください!
1位:知的財産権基本法文集【令和5年度版】(PATECH企画)
1位:知的財産権基本法文集【令和5年度版】(PATECH企画)/1,936円(税込)
「知的財産権基本法文集」は、特許法、実用新案法、意匠法、商標法、パリ条約など、知的財産権を学習する上で特に重要な国内法および、条約を収録したコンパクトな法文集です。
「ポケットの中の一冊」ということで、知的財産権の勉強、実務に必要な法文を網羅しています。
持ち運びにも便利なので、スキマ時間を使った弁理士試験の勉強にも最適です。
口コミ・評判
とてもコンパクトなサイズで、お尻のポケットにも入ります。
記載されている法律は限定的なので、弁理士試験の勉強のために法文集を買うならんば、もっと分厚いものがおすすめだと思いました。
ただ、日常的な業務においては、コンパクトであるがゆえに常に手元におきやすく感じました。
私の場合は、この法文集は机上にいつも置いています。
他の参考書や審査基準などは、使ったらすぐ引き出しにしまってしまいますので、こちらはとても愛用をしています。
2位:弁理士試験 四法横断法文集 2023年度版 (早稲田経営出版)/5,500円(税込)
「弁理士試験四法横断法文集」は、弁理士試験短答式試験の学習に対応した法文集です。
主に4法「特許法」、「実用新案法」、「意匠法」、「商標法」を並列的に掲載されています。
関連される条文が並んで見ることができるので、横断的に理解できるのが特徴となります。
余白が多いことから、書き込みなどにも適しています。
各法律の構成・制度の有無の確認もでき、整理しながら学習することができる便利な1冊です。
口コミ・評判
3位:令和3年改正知的財産権法文集令和4年11月1日施行版 (発明推進協会)/2,970円
「令和3年改正知的財産権法文集」は、「特許法等の一部を改正する法律」、「著作権法の一部を改正する法律」、「刑法等の一部を改正する法律の施行に伴う関係法律の整理等に関する法律」、「民事訴訟法等の一部を改正する法律」、「民法の一部を改正する法律」などの改正を一部表示しています。
また、「経済施策を一体的に講ずることによる安全保障の確保の推進に関する法律」の内容がまとめて掲載されています。
令和4年11月1日時点で未施行や施行日が不確定の条文は、点線で囲んで表示されており、法ごとに条文が掲載されているなど、目的の条文が見つけやすいところも特徴となっています。
口コミ・評判
2021年の弁理士試験の受験のために、「工業所有権法法令集」を以前買ったのですが、そちらは最新の法改正に対応しておらず、重要な条文の内容が違っていることが所々あり、あまり使い物にならないと思っていました。
短答試験は条文をしっかり理解した上で、過去問をしっかり解くのが重要です。
短答試験では、科目ごとの合格基準があります。
特許法、実用新案法、意匠法、商標法、条約、不正競争防止法、著作権法の科目をそれぞれまんべんなく点数を取る必要があります。
おすすめな短答試験のテキストを紹介します。ぜひご覧ください!
1位:2023年版弁理士試験体系別短答過去問特許法・実用新案法・意匠法・商標法 【過去10年分収録】 弁理士試験シリーズ(東京リーガルマインド)/5,280円(税込)
「2023年版弁理士試験体系別短答問題特許法・実用新案法・意匠法・商標法」は、精緻な解説で合格に直結できるように、詳しく解説されている1冊です。
初学者から学習経験者まで、弁理士試験合格を目指す方のための短答過去問題集になります。
平成25年から令和4年まで10年分の問題を体系別に収録し、令和4年までの法改正に対応しています。
弁理士試験合格者に支持されている過去問の1つになります。
【合格者の方に支持されている理由】
- 徹底した知識の積み上げが可能。問題の項目ごとに分かりやすい解説を掲載しています。
正誤に直結する表現を用い、納得のいく解説が特徴的です。
また、項目ごとの「解法」と「チェック」によって、正誤判断の見極めに必要な実力が学習でき、プラスアルファで得点を伸ばすための情報も掲載しています。
質、量ともに十分な内容となっており、合格までの総合力を学ぶことができます。 - 問題ごとの正答率、レベル表示で実力判定が可能で、問題ごとにLEC独自に集計を行った弁理士試験受験生の正答率を記載しています。
相対的かつ客観的に実力を測定でき、弱点補強ならびに効率的な学習を目指すことが可能です。 - 令和3年までの法改正に対応しており、法改正に関連する項目に【改正マーク】を記載しています。
口コミ・評判
奇問難問の増加により、最近難化傾向にあるとされている短答問題がたっぷり10年分収録されており、独自の解説により短答問題攻略の実力が身につく工夫がこらされている問題集。
2位:弁理士試験年度別短答式過去5年問題集2023年度(早稲田経営出版)/6,600円(税込)
短答式試験を制するには過去問の攻略が鍵となります。
「弁理士試験年度別短答式過去5年問題集」は、過去5年に行われた弁理士試験短答式試験の問題と正解・解説を年度別に新しい順で掲載しています!
弁理士試験では、「過去に出題された問題の類似問題」が非常に数多く出題されています。
これらの過去問をマスターしておくことで、本試験合格により近づくことが可能です。
しかし、法改正や国際的な条約の改正も頻繁に行われるので、すでに勉強が進んでいる人にとっては、あまり古い過去問を解くことは効率的ではないかもしれません。
「弁理士試験年度別短答式過去5年問題集」は、最新の情報を網羅し、効率的に学習することのできる直近5年分の過去問に絞り込んで掲載されています。
口コミ・評判
弁理士のおすすめ論文試験対策テキスト
論文試験とは、長文の解答を記述する試験です。
問題文の誘導に沿って、記載すべき文章を組み立てながら作成していきます。
そのため、論文試験を解くには解答を構成する文章のブロックを予め記憶しておくことが必要になります。
青本など基本書の記載をもとに自分で準備してもいいのですが、正確な記載などを追及していると時間がかかります。
そのため、文章のブロックを分かりやすい形で、まとまとめている参考書があればとても便利です。
おすすめの参考書を紹介していきます。ぜひご覧ください!
1位:弁理士試験 論文式試験過去問題集 2023年度 【平成25年度~令和4年度の10年分の過去問題と解説を収録】(早稲田経営出版)
1位:弁理士試験 論文式試験過去問題集 2023年度 【平成25年度~令和4年度の10年分の過去問題と解説を収録】(早稲田経営出版)/7,150円(税込)
「弁理士試験論文式試験過去問題集」は、弁理士試験の論文式試験の過去10年分が掲載されています。
論文式試験は短答式筆記試験とは違い、絶対的な正解はないと言えます。
論文の組み立てや、おさえるべき内容をつかむことが、難しく「何をどうやって記述したらよいのか分からない」という受験生に向け作成されています。
【構成と特長】
- 問題文の読み方:問題文を読む際に着目すべき点、注意すべき点を明示しました。
- 答案構成:答案を書き始める前に組み立てるべき「骨組み」の部分を明らかにしました。
- 模範答案:目指すべき答案を掲載しています。
- 解説:答案作成におけるポイントをまとめました。
「弁理士試験論文式試験過去問題集」を利用することで、論文の組み立て方を身に付け、弁理士試験合格を目指しましょう。
口コミ・評判
2位:弁理士試験 論文マニュアル(1)特許法/実用新案法第4版(早稲田経営出版)
2位:弁理士試験 論文マニュアル(1)特許法/実用新案法第4版(早稲田経営出版)/3,850円(税込)
「弁理士試験 論文マニュアル」は、弁理士試験論文試験対策の論点完全網羅型のテキストです。
初めて論文を書く方から、論文学習に行き詰っている方まで、「論文の書き方」と「論文に必要な知識」を学習することが可能です。
「論文の書き方」と「論文に必要な知識」を詳しく解説しており、知識の抜けを埋めることができます。
初学者から経験者まで様々な受験生に対応した「弁理士試験 論文マニュアル」を利用することで、基礎力・実践力を身につけることが期待できます。
【構成と特長】
- 「テーマ」と「模範答案」で構成されており、シンプルなつくりで繰り返し学習ができます。
- 模範答案のなかに示されている「暗記ポイント」と「重要ポイント」を
十分に理解することで、その設問で問われていることが良く分かります。 - 各設問の前に「論文の書き方」と「事例問題の攻略法」を読むことで、
論文試験の取り組み方のヒントが分かります。
口コミ・評判
一問一問模範答案と重要ポイントが明示してあり、確かにこの2冊を暗記すれば合格はできると思います。
もちろんそれ自体は論文本試験にも短答にも必須ではあるのですが、逐一重要ポイント以外の文量が多量であり、模範答案も問題数も膨大です。例問題などの本試験論文対応はLECの予想問題や過去問集を中心に解き、こちらは基本書を読み終えて短答をそれなりにこなした方や、論文の論点整理を別角度から行いたいという方にオススメです。
実際、重要ポイントとして明示されている部分は短答でよく正誤が問われやすい部分であり、始めの論文の書き方も大いに参考になりました。知的財産法の基本書や解説書のような立場で読むと良いでしょう。
ただし、全くの初学者が読んでも何が重要か分からないでしょうから、短答を最低でも5回は過去集をこなしてから読み進めると知識が活きてきます。論文対応の参考書としてはあまり他になく、解説書としての質は非常に高いので、これをベースとしつつ、本番のような事例問題を中心とした予想問題集を発行して頂ければとてもありがたい次第です。
弁理士のおすすめ口述試験対策テキスト
口述試験対策として、どれだけ条文の暗記や模擬試験に時間を費やすことが可能かとても重要です。
論文試験後に合格した者に対して、口述試験が行われます。
論文試験の合否が気になると思いますが、できるだけ論文試験すぐ後から少しずつ対策を始めていきましょう!
おすすめのテキストを紹介していきます。ぜひご覧ください!
1位:弁理士試験口述試験過去問題集2023年 (早稲田経営出版)
1位:弁理士試験口述試験過去問題集2023年 (早稲田経営出版)/6,600円(税込)
「弁理士試験口述試験過去問題集」は、10年分の口述試験をQ&A形式で再現しています。
以前は“落ちない試験”と言われていた口述試験ですが、近年は合格率が低下しているようです。
口述試験で、基本的な知識を正確に答えられず苦戦するように、理解している内容であっても、それを口頭で答えることは、想像以上に難しいものです。
「弁理士試験口述試験過去問題集」では、口述試験を突破するために、過去問をQ&A形式で学習し、実際の試験の現場でどのように問われるのか、どのように答えるべきか、理解を深めていきます。
平成25年から令和4年までの直近10年分の口述試験を実際の受験生の証言をもとに再現し、最新の法改正と難易度にあわせて加筆修正もされています。
試験本番で正確に答えられるように、弁理士の口述試験をよく理解できる過去問題集です。
口コミ・評判
2位:弁理士試験口述試験バイブル第8版(早稲田経営出版)
2位:弁理士試験口述試験バイブル第8版(早稲田経営出版)/5,280円(税込)
「弁理士試験口述試験バイブル」は、弁理士試験の口述試験対策を行っている方へ向けた口述対策テキストです。
口述試験は、試験対策を十分にしていないと安心して受験出できない試験になっています。
合格のための、的確な口述試験対策のポイントは、知識を正確に覚え、それを人前で口述することに慣れることがです。
「弁理士試験口述試験バイブル」は、過去の出題を徹底分析し、重要なテーマに絞り込んで解説したテキストになっています。
単独でも、誰かに試験官を務めてもらっても学習できるよう工夫されており、インプット・アウトプットの両方に対応可能です。
万全の口述試験対策で、弁理士・口述試験に向けた学習を効率よく進めていきましょう。
口コミ・評判
弁理士は独学で合格できる?
弁理士試験に合格するために、独学での合格は割合としては難しいですが、不可能ではありません。
弁理士試験の学習をするための予備校・通信講座の利用者が、多く合格をしていますが、少数ですが、独学でも合格をしている方はいらっしゃいます。
下記で弁理士試験の難易度や合格率、受験に向けた勉強時間などを、詳しく紹介していきます。ぜひご覧ください!
弁理士試験の難易度・合格率
弁理士試験の合格率は、例年6%~10%と言われています。
この合格率だけを見ても、難易度が伝わるかと思います。
ではなぜ難易度が高いのか、特徴を4つ紹介します!
- 試験の種類が多い:短答式試験・論文式試験・口述式試験の3種類あります。前記2つは筆記試験で残りは面接試験になります。
- 5択のマークシート試験:法律が絡む内容のため、正確な理解が要求される。出題形式に関わらず、深い知識を問われます。
- 専門用語が多い:専門用語への理解力が必要になります。特に法律初心者にとっては、非常に難しく感じる可能性があります。
- 忙しい環境での勉強との両立が難しい:受験者のほとんどが、働きながらの受験になります。その為、どれだけ勉強時間が確保できるのかとても重要になります。
合格率や難易度の高い理由を見て特徴が分かりましたか?
次に弁理士試験合格に向けた、勉強時間を見ていきましょう!
弁理士の勉強時間
弁理士試験合格のために必要な勉強時間は、約3,000時間必要と言われています。
弁理士試験受験者びは、初学者の方、学習経験者の方様々な方が受験します。
なので必要な勉強時間数や勉強量は人によって異なります。
勉強時間数を見ると、勉強する内容の多さや難易度が分かると思います。
上記でも説明しましたように、法律が絡む内容になりますので、文面の言い回しが難しく感じたりと難易度が高くなります。
また、法律の勉強が初学者の方と経験者の方とでは、進み具合も違いますので必然的に勉強時間数も変わってきます。
平日の勉強が3時間、休日に8時間の勉強ができると2年以上かかることになります。
勉強時間の確保と聞くと、連続的に時間を確保しなければいけないイメージがあります。
連続的に勉強時間が取れない場合は、通勤電車の中や少しだけ早起きをして、少ない時間を長期的に利用することにより勉強時間の確保がより可能になります。
ご自分に合った勉強の仕方を見つけて、勉強時間の調節を行いましょう!
弁理士の独学の勉強法
ここでは、弁理士試験に独学で合格を目指す方のために、独学での勉強法や勉強のコツを紹介していきます。
参考にしてみましょう!
- 試験日までのスケジュールを組む:弁理士試験は勉強から試験まで長期的な期間を必要とする試験です。勉強する科目も多くありますので、計画的な勉強期間のスケジューリングやモチベーションの維持なども含めてスケジュールを組みましょう!
- 参考書を読み込む:スケジュールを組むことができたら、とにかく参考書やテキストを読込みます。法律関係の知識が必要になりますので、とにかくまずは理解することが大切です。生活環境が忙しい方は、通勤時間などのスキマ時間を使うことによって、有効的に勉強時間の確保が可能となります。
- 過去問に挑戦する:参考書やテキストを勉強し、ある程度理解ができたらとにかく過去問を解きましょう!弁理士試験は類似問題が多く出題される傾向にありますので、問題をとことん解きましょう。
上記3つの事柄について詳しく説明していきます!
1.試験日までのスケジュールを組む
独学での学習をするにあたって、一番最初にすべきとても大切なことです。
弁理士試験の勉強時間は、年単位の長期的なものになります。
勉強の進め方もそうですが、長期的な学習の中でモチベーションの維持も大切になってきます。
モチベーションを維持しながら、毎日少しずつコツコツと勉強を進めていくためには、スケジュール管理がとても大切です。
もし万が一計画的に進められなかったことも考えて、少し余裕を持ったスケジュールを組みましょう。
2.参考書を読み込む
しっかり考えてスケジュールを組んだら、とにかく参考書を読み込みます。
法律関係の用語などの知識ですので、言い回しが難しかったり、難しい言葉など沢山出題されます。
理解をしていないのに、なんとなくで進めると後々大変なことになりますので注意が必要です。
まずは、理解することがとても大切になりますので、とにかく読み込み分からないことは後回しにせず、とことん調べて優先的に理解するようにしましょう。
3.過去問に挑戦する
参考書の内容の理解ができましたら、過去問に挑戦して試験の出題傾向を掴みましょう。
弁理士試験は、近年類似問題が多く出題されています。
多少言い回しや出題傾向も変わる場合がありますが、過去問をとにかく解いて試験の感覚に慣れましょう。
ですが、出題される問題は試験当日まで分かりません。
過去問を使用する際は、法改定などに対応してしている一番最新の過去問を使用しましょう。
独学に不安を感じたら、スケジュール管理が整った通信講座や、学校に通って勉強する予備校も検討してみましょう。
\弁理士の通信講座をチェック!/
\弁理士の予備校をチェック!/
まとめ
ここまでいかがでしたでしょうか?弁理士試験合格に向けた各科目の参考書や独学の難易度などについて詳しく解説してきました。
弁理士試験に関連する参考書は多くあります。
独学で合格を目指す方は、長期的な学習期間も考えて参考書選びはとても大切な選択になります。
もちろん自分自身が使いやすいもの、分かりやすい説明の物を選ぶと同時に、モチベーションの維持などにも気を配っていきましょう!
また、弁理士試験の難易度から見て、初学者の方や独学が不安な方は、通信講座や予備校を利用することで、より分かりやすい勉強法が得られるのでおすすめです!
\今すぐ!種類別おすすめ参考書を確認する/
知的財産管理技能検定2級に合格したので、1級を取得するために勉強を始めたところ、教材がなさすぎて断念しました。