洗濯物が乾かない梅雨の時期や冬場に大活躍の除湿機ですが、皆さんは使用していますか?
使っている方もいない方も、除湿機の電気代ってどのくらいかかっているかは意外と知られていないのではないでしょうか。
実は除湿機と一言で言ってもいくつか種類があり、その種類によっても電気代が大きく違うのです。
この記事では、種類別の除湿機の電気代の相場や、種類の違いによるメリットやデメリットについて詳しく解説していきます。
除湿機の方式別の電気代!一番安いのはどれ?
除湿機は、除湿する時の仕組みによって3つの方式に分類されます。
それぞれの方式にはメリットとデメリットがあり、実は、方式によって電気代にも差が出るのです。
どの方式のものが、一番電気代が安くなるのでしょうか?
除湿機の方式別の電気代比較一覧
除湿機の3つの除湿方式を、特徴、電気代、メリット、デメリットを比較して表にしてみました。
1時間あたりの電気代
(機種は一例) |
メリット | デメリット | どういう使い方に向いているか | |
コンプレッサー式 | シャープ CV-N71
1日あたりの最大除湿量7.1L 5.1円 |
比較的電気代が安いこと | 寒いと除湿能力が落ちてしまうこと
動作音が大きめなこと |
夏だけ使いたい、冬は使わない方
冬も使うが設置場所の室温が寒くならない方 |
デシカント式 | パナソニック F-YZU60
1日あたりの最大除湿量5.6L 12.4円 |
除湿能力が周囲の温度に左右されにくいこと | 比較的電気代が高めなこと | 使用する場所の室温が寒い環境の方
(目安は5℃以下になるかどうか※メーカーによって違います) |
ハイブリッド式 | パナソニック F-YHUX90
1日あたりの最大除湿量8.5L 15.0円 1日あたりの定格除湿量6.5L 5.0円 |
温度に左右されずに一年中使えること
コンプレッサー式で除湿できる気温の時は電気代を節約できること |
本体代が少し高めなこと | 一年中使いたい方
どの季節でもしっかり除湿・衣類乾燥させたい方 |
ここからは、その方式による電気代の違いについて詳しく解説していきます。
- コンプレッサー式の電気代
- デシカント(ゼオライト)式の電気代
- ハイブリッド式の電気代
なお、電気代は1kWh単価は27円とし、次の計算方法で求められます。
「消費電力(W)」×「1kWhあたりの電気代(27円)」÷1,000=1時間あたりの電気代
それでは、それぞれの方式の実際の電気代を見ていきましょう。
コンプレッサー式の電気代
コンプレッサー式の除湿の仕組みは、コンプレッサー(圧縮機)の働きで中をキンキンに冷やした冷却部分に、空気中の水分を結露させることによって湿気を取ります。
身近な例で言うと、夏に冷たい飲み物を入れたコップを置いておくとコップの表面に結露して水滴がつくのと同じ現象です。
コンプレッサー式の除湿機のメリットは比較的電気代が安いこと、デメリットは周囲の温度が低いと除湿能力が落ちてしまうことと、動作音が大きめなことです。
周囲の温度が低くならない梅雨の時期には大活躍なのですが、冬も使いたい、なおかつ設置する場所が寒くなる場合には向いていない方式になりますので注意が必要です。
実際の電気代の一例は、メーカーや除湿能力によっても多少違いますが、以下のとおりです。
【例】シャープ CV-N71
1日あたりの最大除湿量7.1L(60Hzで使用の場合)
1時間あたりの電気代は、
190(W)×27(円)÷1,000=5.1(円)
となります。
デシカント(ゼオライト)式の電気代
デシカント(ゼオライト)式の除湿の仕組みは、乾燥剤(ゼオライト)に空気中の水分を吸着させ、その乾燥剤(ゼオライト)をヒーターで加熱した際に水蒸気となった水分が冷やされて水滴になって溜まることで湿気を取ります。
乾燥剤に水分を吸着させ、それをヒーターで乾燥させて、また水分を吸着させて…というのを繰り返して除湿するというわけです。
デシカント(ゼオライト)式の除湿機のメリットは除湿能力が周囲の温度に左右されにくいこと、デメリットは電気代が高めなことです。
実際の電気代の一例は、メーカーや除湿能力によっても多少違いますが、以下のとおりです。
【例】パナソニック F-YZU60
1日あたりの最大除湿量5.6L(60Hzで使用の場合)
1時間あたりの電気代は、
460(W)×27(円)÷1,000=12.4(円)
となり、コンプレッサー式と比較すると高いことがわかります。
ハイブリッド式の電気代
ハイブリッド式とは、その名のとおり上記の2つの方式がどっちも入っているものになります。
コンプレッサー式とデシカント(ゼオライト)式のそれぞれのメリットを生かし、デメリットをカバーしあうようにできています。
夏は主に電気代が安いコンプレッサー式で動き、コンプレッサー式が苦手とする冬はデシカント式で動くので、無駄に電気代がかかることもなく、気温が低くてもしっかり除湿ができるので一年中使いたいという方には特におすすめです。
ハイブリッド式のメリットは温度に左右されずに一年中使えること、コンプレッサー式で除湿できる気温の時は電気代を節約できること、デメリットは本体代が少し高めなことです。
実際の電気代の一例は、メーカーや除湿能力によっても多少違いますが、以下のとおりです。
【例】パナソニック F-YHUX90
1日あたりの最大除湿量8.5L(60Hzで使用の場合)
1日あたりの定格除湿量6.5L(60Hzで使用の場合)
1時間あたりの電気代は、
最大除湿量になる運転モードの時 555(W)×27(円)÷1,000=15.0(円)
定格除湿量になる運転モードの時 185(W)×27(円)÷1,000=5.0(円)
となります。
基本的には定格除湿量になるモードでの運転、室温が低いときや衣類を速乾したい場合には最大除湿量の運転モードで動作させることになります。
エアコンと除湿機を併用した時にかかる電気代
梅雨の時期は洗濯物が乾きにくいのに加えて、お部屋の中も湿度が上がってジメジメしてしまう日もありますよね。
蒸し暑い日にはエアコンの除湿でもいいのですが、雨降りの日などはエアコンの除湿機能だと寒くなりすぎてしまう場合もありますよね。
エアコンの除湿機能には「弱冷房除湿」と「再熱除湿」の2種類があり、弱冷房除湿の機種は除湿運転でお部屋が寒くなりすぎてしまうこともあります。
そんな時には、除湿機を併用してみましょう。
除湿機は構造上、運転時に温風が出るので、エアコンと併用することで温度も湿度も快適な状態にすることができます。
そこで気になる電気代ですが、エアコンだけを使用した時と比較すると1か月で約1500円高くなりました。
居室と衣類乾燥するスペースが一緒の方や、雨の日の不快な温度・湿度が気になっているという方は、エアコンと除湿機の併用も視野に入れていただくと良いのではないでしょうか?
番外編・除湿機のメーカー別の電気代
方式別の電気代の目安と特徴がわかったところで、ここからはメーカー別の電気代についてまとめていきます。
- パナソニックのハイブリッド式除湿機の電気代
- コロナのコンプレッサー式除湿機の電気代
- アイリスオーヤマのデシカント式除湿機の電気代
パナソニックのハイブリッド式除湿機の電気代
パナソニックはハイブリッド式とデシカント式の除湿機を販売しており、ハイブリッド式除湿機は現在3モデル販売されています。
除湿能力の高いものから、F-YHUX200、F-YHUX120/F-YC120HUX(量販店モデル)、F-YHUX90となっており、それぞれの電気代は以下のとおりです。
【F-YHUX200】
1日あたりの最大除湿量20.0L(60Hzで使用の場合)
1日あたりの定格除湿量17.0L(60Hzで使用の場合)
1時間あたりの電気代は、
最大除湿量になる運転モードの時 22.4円
定格除湿量になる運転モードの時 9.2円
【F-YHUX120/F-YC120HUX(量販店モデル)】
1日あたりの最大除湿量12.5L(60Hzで使用の場合)
1日あたりの定格除湿量10.0L(60Hzで使用の場合)
1時間あたりの電気代は、
最大除湿量になる運転モードの時 19.4円
定格除湿量になる運転モードの時 6.6円
【F-YHUX90】
前項目参照
コロナのコンプレッサー式除湿機の電気代
コロナはコンプレッサー式の除湿機のみを販売しています。
家電量販店やホームセンターなどの取り扱いルートによって違う型式のものもあるようですが、公式の情報ではHシリーズ、Sシリーズ、Pシリーズの3種類のシリーズで7機種が展開されているようです。
その中から抜粋して3機種の電気代をご紹介します。
【CD-H1821(家電量販店モデル)、BD-H181(一般ルート・ホームセンターモデル)】
1日あたりの除湿量18.0L(60Hzで使用の場合)
1時間あたりの電気代は、約8.4円
衣類乾燥モードでは1時間あたり16.5円
【CD-H1021(家電量販店モデル)、BD-H101(一般ルート・ホームセンターモデル)】
1日あたりの除湿量10.0L(60Hzで使用の場合)
1時間あたりの電気代は、約6.2円
衣類乾燥モードでは1時間あたり14.3円
【CD-S6321(家電量販店モデル)】
1日あたりの除湿量6.3L(60Hzで使用の場合)
1時間あたりの電気代は、約5.8円
アイリスオーヤマのデシカント式除湿機の電気代
アイリスオーヤマでは、コンプレッサー式とデシカント式の除湿機を販売しています。
家電量販店やホームセンター、インターネット通販などで様々な型式のものがありますので、その中でも話題性の高いサーキュレータ機能付きのものと、サーキュレーター機能無しの小型タイプのデシカント式除湿機の電気代について以下でご紹介します。
【IJDC-K80:サーキュレーター機能付き】
1日当たりの除湿量8.0L
1時間あたりの電気代は、約19.4円
【IJD-H20:サーキュレーター機能無し】
1日当たりの除湿量2.2L
1時間あたりの電気代は、約10.3円
除湿機とエアコンではどっちが除湿能力が高い?
エアコンの除湿には2つの種類があります。
1つは「弱冷房除湿」、もう1つは「再熱除湿」です。
弱冷房除湿はその名のとおり、室内機の熱交換器を冷やし、そこに室内の水分を結露させて除湿された空気をそのままお部屋に戻すので、弱く冷房をするような方法で除湿します。
除湿機で言うとコンプレッサー方式と同じですね。
一方再熱除湿は、水分を結露させるところまでは同じ仕組みで、除湿された空気を室内に戻す際に、室温と同じ温度に暖めてから戻します。
ですので、冬の除湿や、梅雨の雨天時で肌寒い日でも有効に使える除湿方式になります。
ただし、再熱除湿の場合は除湿した空気を室温に戻すのに電気を使いますので、電気代は高めになります。
以上の2種類のエアコンでの除湿と、除湿機での除湿を比較してみましょう。
エアコン(弱冷房除湿)
ダイキン S40YTRXP |
エアコン(再熱除湿)
日立 RAS-X40L2 |
除湿機(コンプレッサー式)
コロナ CD-H1821 |
|
1時間あたりの除湿量 | 0.42L | 1.46L | 0.75L |
消費電力 | 120W | 795W | 310W |
1時間あたりの電気代 | 3.2円 | 21.5円 | 8.4円 |
1.0L除湿するのにかかる電気代 | 7.6円 | 14.7円 | 11.2円 |
上の表のような結果になりました。
除湿能力・電気代共に、
エアコン(再熱除湿)> 除湿機(コンプレッサー式) >エアコン(弱冷房除湿)
という結果に。ただし、エアコンの除湿能力に関しては、上記は一例となりますので、機種によっても差はあると思います。
電気代が最も安いのは弱冷房除湿のエアコンの除湿ですので、除湿の能力がそれで足りる場合はエアコンを使用するのが良いでしょう。
今ついているエアコンの除湿方式が弱冷房除湿で、エアコンの除湿では足りない!という方、もしくは、今ついているエアコンの除湿が再熱除湿で、電気代を安く抑えたい方には、除湿機を使用するのがおすすめです。
除湿機と衣類乾燥機ではどっちが服が乾きやすい?
除湿機【パナソニック ハイブリッド式除湿機 F-YHUX120/F-YC120HUX(量販店モデル)】と衣類乾燥機【日立 DE-N60WV】で比較してみましょう。
パナソニック F-YHUX120(量販店モデルはF-YC120HUX) | 日立 DE-N60WV | ||||
衣類の量 | 2.0kg | 2.0~4.0kg | 4.0~6.0kg | 3.0kg | 6.0kg |
乾燥時間の目安 | 衣類乾燥「速乾」モード
約75分 |
衣類乾燥「標準」モード
90~300分 |
衣類乾燥「標準」モード
300~480分 |
「標準」コース
120分 |
「標準」コース
200分 |
電気代 | 約24円 | 約10~33円 | 約33~53円 | 約64円 | 約108円 |
まとめると以上のような結果になりました。
時間だけ見ると衣類乾燥機の方が速く乾きますが、よりハイパワーな分、電気代は高くなります。
2.0~3.0kgの衣類の場合は、除湿機の方が低コストで時間も短くなることもありますので、毎日の洗濯物の量が多くないご家庭や、朝に干して帰宅するまでずっと干しておくご家庭では除湿機の方が電気代を抑えることができるのでおすすめです。
一気にたくさんの量をなるべく短時間で乾燥させたい場合や、毎日ではなくどうしても乾かないときだけ緊急的に使用したい場合は、衣類乾燥機がおすすめです。
除湿機の電気代を節約する方法
除湿機の電気代を安くするために大事なことは、
無駄を省くこと
これに尽きます。
ではどのようにして、無駄を省いたらいいのでしょうか。
以下で詳しく解説していきます。
- 電気代の安いタイプの除湿機を使用する→お部屋のサイズ、使う季節に合ったものを選ぶ
- 運転モードを変更する→自然に乾燥する手助けとして除湿機を使う
- サーキュレーター・扇風機と併用する→衣類に風を当てることで速乾性アップ
- 窓をあけてこまめに換気する→湿気を逃がすことでお部屋の湿度を下げる
- 除湿効果のあるものを利用する→あらゆる手段でお部屋の湿度を下げる
電気代の安いタイプの除湿機を使用する
前の項目で解説したとおり、除湿機は除湿方式により3種類に分類されます。
それぞれの方式ごとにメリット・デメリットがあるので、ご自分の使い方にあったものを選ぶようにしましょう。
例えば、夏しか使わないのに、敢えて電気代の高いデシカント式を選んでしまうのはナンセンスです。
本体代が安いからと言って、使用状況を考えずに選んでしまうことの無いようにしましょう。
また、使用するお部屋のサイズに合ったものを選ぶということも、電気代を考えるうえでは重要です。
除湿能力が高いものは、早く除湿はしてくれますが、長い時間作動すればその分電気代が高くなります。
もし能力の高いものを選ぶ場合は、湿度に応じて自動停止するものや、衣類の乾燥状況を見て自動停止してくれるものを選ぶと良いでしょう。
運転モードを変更する
速乾モードや強モードは、もちろん衣類を速く乾かしたり、お部屋の湿度を速く下げることができますが、その分消費電力は大きく、電気代も高くなります。
どうしても早急に湿度を下げたいときや、すぐに衣類を乾燥させる必要がある時以外は、標準モードや音控えめモード、弱モードにして運転することで、消費電力を抑えることができます。
こちらも前の項目と重なりますが、無駄な運転を省くことが節電のポイントになります。
サーキュレーター・扇風機と併用する
衣類を速く乾燥させるためのポイントは、風を当てながら除湿をすることが重要です。
洗濯物を干すときに、衣類と衣類の間になるべく間隔を開けて干した方がいいと言われるのはこのためです。
ですので、サーキュレーターや扇風機と併用して除湿機を運転する時間をなるべく短くすることで電気代を安く抑えることができます。
サーキュレーターや扇風機の電気代は、1時間あたり約1円以下という安さですので、併用することによって電気代が逆に高くなるということはありません。
窓をあけてこまめに換気する
締め切った部屋は湿気がこもりがちですので、雨の日以外は窓を開けてこまめに換気することでお部屋の湿気を逃がしてあげるのも除湿機の電気代を抑えることにつながります。
1時間に5分間程度が目安で、それ以上長く開けると逆に湿度が上がってしまうこともあるので注意しましょう。
換気する際は、可能であれば対角線上にある2か所の窓を開けて、空気の通り道を作ることでより効率よく換気ができます。
除湿効果のあるものを利用する
置くだけで除湿効果があると言われているもの
- 新聞紙
- 段ボール
- 炭
- 水を入れて凍らせたペットボトル
- 重曹
- 盛り塩
- 除湿剤
これらをお部屋に置くことで湿気を吸い取ってくれる効果が期待できます。
除湿機ほどの能力はありませんが、少しでも除湿機の電気代を抑えるためには少しばかりの手助けにはなるかもしれません。
【種類別】除湿機おすすめ6選
除湿機の種類による違いとメリット・デメリットが分かったところで、それぞれの種類ごとにおすすめの機種をピックアップしましたので、これから購入を検討される方は是非参考にしてみてください。
- 電気代が安い|コンプレッサー式
- 通年安定除湿|デシカント式
- いいとこどり|ハイブリッド式
電気代が安い|コンプレッサー式
コンプレッサー式なのに1℃から除湿可能?!「冬モード」搭載の万能除湿機
この機種のおすすめポイントはなんといっても「冬モード」。
このモードのおかげでコンプレッサー方式が苦手とする寒いところでの除湿が可能になっています。
なんと、コンプレッサー方式なのに室温1℃から除湿ができるという優れモノです。
コンプレッサー方式の電気代の安さを生かしつつ、低温だと除湿できないというデメリットを解消したこのモデルは、コスパ最強だと思います。
外形寸法は比較的大きめになりますので、大きさを気にしない方、低コストで除湿能力の高いものをお求めの方に特におすすめです。
コンパクトタイプでもプラズマクラスターで消臭効果付き!
シャープと言えばプラズマクラスターと言っても過言ではないですよね。
幅約30cmととてもコンパクトながらも、1日最大7.1Lの除湿能力を持つこのモデルは、ただ除湿するだけでなく部屋干し衣類のイヤな臭いを抑制しながら衣類を乾燥してくれます。
さらに、衣類に付いた汗臭を消臭、そして衣類やお部屋に付いたタバコの付着臭までも分解・除去の効果もあるということなので、驚きですよね。
コンパクトながらも機能の詰まったシャープのこのモデルは、においが気になる方や、一人暮らしや二人暮らしの洗濯物が少なめのご家庭におすすめです。
通年安定除湿|デシカント式
サーキュレーターと除湿機が一緒になった衣類乾燥特化型
サーキュレーターと除湿機を1台にまとめてしまうという画期的な除湿機です。
特に衣類乾燥をメインに考えている商品なので、消費電力はやや高めの数値ですがその分速く乾かすことができます。
お部屋の除湿目的の方にはおすすめできませんが、衣類乾燥だけをしたいという方には、サーキュレーターの電源を別でとる必要もないですし、1台分の場所さえあれば設置できますので、便利に使えるのではないでしょうか?
首振りの角度も50°、70°、90°の3段階から選べるので、洗濯物の量に合わせて調節できるのもうれしい点です。
どこにでも置けるコンパクトさ+ナノイーで部屋干し臭抑制にも効果大
場所を取りたくない、冬も衣類乾燥させたいという方におすすめなのが、パナソニックのこちらのデシカント式除湿機です。
非常にコンパクトで取っ手もついているので、日によって設置場所を変えたり、除湿したいお部屋に移動したりして使うことができます。
こちらのモデルはナノイーも搭載されているので、部屋干しの臭いが気になるという方にもおすすめです。
また、デシカント式は電気代が高めというデメリットがありますが、この除湿機には「カラッとセンサー」と「エコナビ」がついているので、機械まかせで無駄を省いて節約してくれるのもうれしいポイントのひとつです。
いいとこどり|ハイブリッド式
1年中使いたいならこれ!2kgの衣類を75分スピード乾燥
夏も冬も使いたい方に最もおすすめなのがハイブリッド式の除湿機です。
ハイブリッド式除湿機は2021年の夏現在、パナソニックとシャープだけで発売されてます。
パナソニックではハイブリッド式だけでも能力別に3機種のラインナップがあり、その中の中間のモデルがこのF-YHUX120/F-YC120HUX(量販店モデル)です。
165cmのワイド送風で、衣類乾燥時には多めの衣類でも広く全体に風を当てることができるため、より効率よく乾かすことが可能です。
迷ったらこれを選んでおけば間違いない!イチオシのモデルです。
今までにない衣類の真下に置けて場所を取らない「低背コンパクト」モデル
ハイブリッド式のおすすめ機種2つ目は、コンパクトなこちらのモデルです。
今までになかった高さが低いデザインで、洗濯物を干した真下に置くことができ、場所も取らずスッキリ、しかも効率よく衣類乾燥ができる機種です。
ハイブリッド式でコンパクトなモデルはこのモデルが出るまではなかったのですが、この機種なら、一人暮らしでコンパクトなものが欲しい方や、除湿機にあまりスペースを取られたくない方で、かつ一年中使いたいし、性能は妥協せずに選びたいという方もご満足いただけるのではないでしょうか。
他にもこちら(【2021】除湿機おすすめ人気ランキング!梅雨の湿気&部屋干しにはコンプレッサー式が◎ )でおすすめの除湿器を紹介しています。
電気代が気になる方は電力会社の見直しを
除湿機にもさまざまな種類やモデルがあることがおわかりいただけたでしょうか?
ご自分の使い方(使いたい時期や季節)や生活スタイルに合ったものを選んでいただくのに、この記事の内容が少しでも参考になればうれしいです。
ここに一つでも当てはまる人はこの機会に電力会社の見直しをしてみるのもいいかもしれません。
- 電気代を安くしたい人
- 節約がしたい人
- 生活費や光熱費を安くしたい人
- 地球環境が気になる人
- 再生可能エネルギーに興味がある人
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