あなたは洗濯機をどのぐらいの頻度で掃除していますか?
一般的には、洗濯機の掃除は月に1回の掃除がすすめられています。
ですが、世間には塩素系・酸素系漂白剤・重曹といったたくさんの種類の洗剤や掃除方法があり、どれがご自身に合っているのか、判断するのは難しいですよね。
この記事では、汚れをキレイにする簡単な洗濯機掃除のやり方と洗濯槽のお手入れ頻度について紹介します。
また、塩素系・酸素系漂白剤・重曹それぞれにあった掃除方法や、必要な道具についても解説していきますよ。
洗濯機の掃除は必須!
洗濯機には「どのような汚れが存在するのか」また「なぜ洗濯機は掃除しなければいけないのか」、以下の2つの項目に分けて解説いたします。
- 洗濯機の汚れの原因
- 洗濯機のお掃除が必要な理由
洗濯機の汚れの原因
洗濯機を日常使いしていく中で洗濯機自体が汚れていってしまいます。
代表的な洗濯機の汚れの原因としては、5つ挙げられます。
➀洋服についた汚れです。油汚れや、皮脂、さまざまな汚れが洋服に付着しております。
②石鹸カスで、定量より多くの洗剤や柔軟剤を入れることで、溶け切らず残ってしまいます。
③洗濯機周辺や、洗濯パンに溜まってしまうホコリです。わずかな隙間に入ってしまうホコリは、濡れると掃除しにくくやっかいです。
④水アカで蓄積すればするほど厄介になっていきます。特に、洗濯機内は蓄積されやすい環境です。
⑤ここまで紹介した汚れが赤カビや黒カビとなっていきます。ここまでくると衣服がカビ臭くなってしまったり、汚れ落ちが悪くなったりと日常使いに支障が出てきます。
洗濯機のお掃除が必要な理由
では、なぜ洗濯機の汚れを掃除しなければならないのでしょうか。
洗濯機の汚れは目につきにくい部分ですし、毎日衣服を洗っていると不必要な気もしますよね。
実は、洗濯機の掃除を怠ることで洗浄力が劣ってしまったり、衣服に汚れが逆戻りすることもあります。
洗い上がりの匂いが気になる、汚れが落ちきっていないように感じる、そんな方は要注意ですよ。
洗濯機のお掃除が必要な理由が分かったところで、掃除に必要な洗剤について解説します。
洗濯機の掃除に効果的な洗浄剤はどれ?
洗濯機をお掃除するにあたり洗剤選びは重要なポイントです。
ここでは、3種類の洗剤の特徴とおすすめの商品について紹介していきます。
- 塩素系漂白剤(ハイター)
- 酸素系漂白剤
- 重曹
詳しいそれぞれの説明の前に簡単に3種類の洗剤のメリット、デメリットを表にまとめましたのでこちらもぜひ参考にしてください。
塩素系漂白剤(ハイター) | 酸素系漂白剤 | 重曹 | |
メリット | 赤カビに効く | 目に見えてゴミが取れる | 人体に安全 |
デメリット | 酸素系漂白剤と混ぜると有毒ガスを発生させる | 塩素系漂白剤と混ぜると、有毒ガスを発生させる | 洗浄力が弱い |
塩素系漂白剤(ハイター)
塩素系漂白剤(ハイター)が洗濯機汚れに有効な理由は「次亜塩素酸ナトリウム」が含まれているためです。
この「次亜塩素酸ナトリウム」は殺菌力に優れており、強力な赤カビにも効果が見られます。
キッチンハイターなどでも、代用はできますが、おすすめは洗濯槽専用ハイターのこちらです。
酸素系漂白剤
酸素系漂白剤は、液体タイプと粉末タイプで成分が異なります。液体タイプは「過酸化水素水」を主成分としており、消毒液に使われる成分です。
粉末タイプは、「過酸化ナトリウム」を主成分としており、水と混ぜることで発泡します。
洗濯機の掃除にはこちらの、粉末タイプが適しております。
なぜなら、発泡力を利用し、カビや汚れを削ぎ落とせるためです。目に見えて汚れが浮き出てきますので、達成感を得やすいです。
浮き出た汚れが排水溝に詰まってしまう可能性があるのでドラム式の洗濯機をお使いの方は、対応しているのか必ずご確認ください。
おすすめの粉末タイプの酸素系漂白剤をご紹介いたします。
重曹
重曹は、お菓子や料理作りにも活用されるほど、安全性の高い洗剤です。
重曹の主成分は「炭酸水素ナトリウム」で、弱アルカリ性を持っており、腐敗臭や体臭など酸性の汚れや匂いを撃退してくれます。
そして、水に溶けない性質を持っているため、研磨剤としての役割も果たしてくれます。
安全性も高く、小さなお子様がいるご家庭や敏感肌の方で強い洗剤を使うことに抵抗のある方にもおすすめです。
塩素系漂白剤を使用した洗濯槽の簡単な掃除のやり方
塩素系漂白剤を使った洗濯槽の掃除のやり方をご紹介いたします。
- 必要な道具
- 作業手順
必要な道具
塩素系漂白剤の掃除に必要なものは2つだけです。
- 塩素系漂白剤
- 60度前後のお湯
お水でも大丈夫ですが、お湯の方が汚れ落ちがいいので、おすすめは60度前後のお湯です。
お手入れ手順・やり方
実際のやり方を説明していきます。
1、電源を入れ、塩素系漂白剤を定量投入する
まず、電源を入れ高水位に設定。塩素系漂白剤に記載されている通りの分量を洗濯機の中へ入れます。
特に記載のないタイプを使用する場合は、ドラム式では200ml、縦型では500mlです。
今回ご紹介しているタイプのものは、1本使い切りタイプなので全て投入でOKです。
2、60度前後のお湯をバケツなどで汲み、満水まで溜める
60度前後のお湯だとより汚れが落ちやすくなりますが、難しければ洗濯機の給水機能で満水まで溜めます。
ドラム式のものはお湯を入れてしまうと開けれなくなってしまうので、クリーナー投入後、そのまま洗濯ボタンを押します。
3、洗濯を回す
洗濯槽洗浄コースを選択し、そのままスタートします。
お使いの洗濯機に洗浄コースが見当たらなければ、標準コースで洗いから脱水まで行ってください。
終了後、必ず蓋をあけ、洗濯槽を乾燥させてください。これを忘れると、残った塩素系漂白剤が衣類の色落ちの原因となってしまいます。
酸素系漂白剤を使用した洗濯槽の簡単な掃除のやり方
酸素系漂白剤を使った洗濯槽掃除のやり方をご紹介いたします。
- 必要な道具
- 作業手順
必要な道具
酸素系漂白剤のお掃除に必要なものは、5つです。
- 酸素系漂白剤
- 目の細かい網
- 60度前後のお湯
- ゴム手袋
- 洗面器
- 歯ブラシ
100均などで売られているお風呂のゴミをすくう網がおすすめです。
ゴム手袋、洗面器、歯ブラシはあるとより細かい部分のお掃除が可能になりますが、無くても大丈夫です。
お手入れ手順・やり方
1、電源を入れ、満水までお湯を溜める
電源を入れ、高水位に設定。その後、シャワーやお風呂場から60度前後のお湯を満水まで溜めます。
その後、シャワーやお風呂場から60度前後のお湯を満水まで溜めます。
この時、ポットなどで沸かしたお湯と水を合わせても良いですが、温度が高すぎると故障の原因になるため注意しましょう。
2、酸素系漂白剤を定量投入する
今回ご紹介している粉末タイプは、10Lに対して50gが目安になりますが、実際の容量は、お使いになる酸素系漂白剤の裏面をよくお読みください。
3、3分ほど洗濯機を回し、2~3時間放置する
漂白剤を入れ終えたら、最低でも2~3時間放置します。
汚れがひどい場合は一晩おいてください。
洗剤入れや、柔軟剤入れなど細かい部分は、ゴム手袋を装着し、歯ブラシなどで磨いておくと汚れが浮き出てきます。
4、汚れをすくいとり、脱水
しばらく置いておくと、汚れが浮き出てくるので、すくいとります。
何度か、洗濯機を回す→汚れを取るという工程を繰り返しているうちに汚れが浮き出て来なくなります。
汚れが目立たなくなれば、脱水して完了です。
もし、脱水後に汚れが洗濯槽内に付着し、気になる場合は毛羽立ちにくい布などで軽く拭き取りましょう。
ゴミ取りネットを付けたまま、お掃除していればゴミがかなり溜まっていると思いますので、確認を忘れないようにしてください。
全てのお掃除終了後は、必ず蓋を開けて乾燥させてください。
重曹を使用した洗濯槽の簡単な掃除のやり方
重曹を使った洗濯槽の掃除のやり方をご紹介いたします。
- 必要な道具
- 作業手順
必要な道具
- 酸素系漂白剤
- 目の細かい網
- 60度前後のお湯
- ゴム手袋
- 洗面器
- 歯ブラシ
お手入れ手順・やり方
基本的には、上記で説明しております「塩素系漂白剤を使用した洗濯槽の掃除方法」と同様です。
特筆すべき点のみ、ここでは解説します。
重曹は溶けにくく、洗浄力も強くないため容量を守る
重曹は、水に溶けにくい性質を持っているため、入れすぎると洗濯槽内に残ってしまいます。
反対に、少なすぎると汚れが落ちない場合があります。目安としては、満水の洗濯機に対して1カップ(200cc)が適量です。
洗剤投入口(洗剤ポケット・洗剤ケース・洗剤注入口)・糸くずフィルターの掃除のやり方
ここでは、洗剤投入口や糸くずフィルターといった付属部品の掃除のやり方について解説いたします。
- 必要な道具
- 作業手順
必要な道具
- 洗面器
- 歯ブラシ
- 布
- 塩素系漂白剤
洗剤投入口や糸くずフィルターを洗う際には、塩素系漂白剤を使います。
お手入れ手順・やり方
1、洗剤投入口と糸くずフィルターを洗濯機から取り外す
洗剤投入口は、機種によってさまざまなタイプがありますが、どのタイプも取り外し部品があります。
糸くずフィルターはプラスチックタイプと布タイプがありますが、どちらも乾いた状態で取り外してください。
2、それぞれ、洗面器にお湯と塩素系漂白剤を混ぜたものを入れ、歯ブラシで洗う
糸くずフィルターは、手で取り除けるほこりは乾いた状態で先に捨てておいてください。濡らしてしまうと、ほこりが取り除きにくくなります。
黒い斑点のような汚れはすべて黒カビですので、しっかりと落としてください。歯ブラシで落ちない場合は少しつけてから、擦ってみてくださいね。
洗剤投入口も同様に洗っていきます。
3、本体の洗濯機に付属している部品を掃除する
付属品を洗い終わったら、洗濯機側の部品を洗っていきます。
お湯をかけ、軽く汚れを流れ出したら、歯ブラシで細かい部分を磨いていきます。お湯だけで落ちない場合は塩素系漂白剤をかけて洗います。
4、塩素系漂白剤をお湯できれいに流す
塩素系漂白剤が、残っていると色落ちの原因になりますので、きれいにお湯で洗い流します。
5、標準コースで洗濯機を回す
最後に洗濯機を水量を低く設定し、標準コースで回します。
洗濯パン(洗濯機の下)や壁との隙間の簡単な掃除のやり方
洗濯パンや壁との隙間を掃除するやり方には、洗濯機を動かす必要があります。
まず、洗濯機内の水を全て抜くため、吸水口の栓を閉め、給水ホースを取り外します。
この時、水が溢れ出てくることもありますので、タオルなどで押さえておくきましょう。
給水ホースを外したら、コンセントも抜きます。
次に、洗濯機を左右に揺らしながらゆっくり動かします。今回は、掃除が目的なので、掃除できるだけの隙間ができればOKです。
隙間ができたら、ハンドワイパーや濡らした布で洗濯パンや壁、洗濯機の周りを軽く拭き取っていきます。
洗濯機を戻すときは、先ほどと逆の順番で戻します。
洗濯機掃除の頻度とカビを防ぐ方法
洗濯機掃除はどのぐらいの頻度で行うべきなのか、また、日頃から少し気をつけることでカビを防ぐことができます。
ここでは、気をつけるべきポイントを紹介していきます。
- 洗濯機の掃除頻度は月一が理想
- 洗濯機のフタは開けておく
- 洗濯機に汚れた衣類を入れておくのはNG
- 洗剤・柔軟剤は適量をしっかり守る
- 定期的に乾燥機能を使う
洗濯機の掃除頻度は月一が理想
洗濯機の掃除頻度は、月一が理想です。
洗濯頻度にもよりますが、2ヶ月以上放置すると、洗濯物がカビ臭くなってきます。そうなる前に、洗濯機は定期的にお掃除しましょう。
洗濯機のフタは開けておく
洗濯機のフタは常に開けておきましょう。
洗濯機の中は、かなり湿度の高い状態になっているため、そのまま閉めてしまうと、嫌な匂いやカビの原因になってしまいます。
洗濯機に汚れた衣類を入れておくのはNG
洗濯槽は、雑菌が繁殖しやすい環境です。
そのため、汚れた衣類や濡れたタオルをそのまま洗濯機に入れるのは、NGです。
汚れた衣類は洗濯カゴへ入れ、濡れたタオルは一度干してから洗濯機に入れることをおすすめいたします。
洗剤・柔軟剤は適量をしっかり守る
汚れがひどいとつい洗剤を多く入れてしまったり、柔軟剤を多くいれ香りを強くしたいという方もいるかもしれませんが、容量は守りましょう。
溶け残りは洗濯槽汚れの原因になってしまいます。
定期的に乾燥機能を使う
乾燥機能がないタイプは風乾燥を定期的に使いましょう。
これらの機能を使うことで、湿気を飛ばし、洗濯槽内を乾燥させ、カビの繁殖を抑えることができます。
どうしても洗濯機を掃除してもきれいにならないときはプロの手!
定期的にお掃除をしていても、ご自身でできる範囲には限界がありますよね。
一生に一度ではなく、月に一度は最低限行うわけですから「自分では面倒だな」「もっときれいに掃除したい」って感じてしまうことだってあると思います。
そんな頑張り屋さんのあなたには「定期的に業者に洗濯槽クリーニングを依頼する」ということも選択肢の一つとして必要であると考えます。
ここでは、業者にお願いするクリーニングについて以下の2点をご紹介していきます。
- 洗濯機クリーニングで徹底的に洗浄
- 洗濯機クリーニングを利用したお客様の声
洗濯機クリーニングで徹底的に洗浄!
ここまで、なるべく故障リスクや人体への被害の少ない洗濯槽の掃除のやり方や、お手入れ方法や注意点をご紹介してきましたが、最後は自己責任になってしまいます。
- 既に数年以上放置してしまって自力で行うには恐ろしい
- 定期的に掃除は行っているけれど、さらにきれいにするためプロの手を借りたい
- 毎回自分で行うのは正直めんどくさい
という方に、おすすめなのがプロの手を借りる業者の洗濯機クリーニングです。
業者のクリーニングでは、洗濯機を分解し、洗濯槽を取り出し、洗浄してくれます。
洗濯機の分解は専用器具が必要であったり、少しのミスで故障に繋がったりと、高等技術が必要な作業になり、ご自身で行うのは大変難しいです。
ここはプロに任せた方が賢明と言えます。
また、洗濯槽を取り出し、クリーニングを行うと99%殺菌できると言われています。
業者クリーニングの流れとしては、まず依頼したい業者に見積もり依頼をかけます。
その後、必要事項をWEBや電話で回答し、日程調整し、当日作業してもらうという形になります。
料金は、
- 縦型洗濯機で15,000円~20,000円
- ドラム式洗濯機は20,000円~25,000円
が目安です。
作業時間は、縦型洗濯機で1.5時間〜3時間、ドラム式で3時間〜4時間ほど。
リスクや綺麗になる手間を考えると、想像していたよりも意外と安価だと感じられる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ご自身の洗濯機クリーニングのお値段が気になるという方は、まずはお見積りを取られてみてください。
わたしのおすすめはお掃除サービスで有名な「ダスキン」です!
ダスキンでは、最初にしっかりとお客様のご意見を聞き、無料でお見積もりを出してくれます。
シンプルでわかりやすい料金プランなため、初めて利用する方も安心できると定評があります。
「キレイにしたいけど、手間暇がかかって大変」という方はぜひ無料見積もりを取っていただき、お掃除スケジュールを立ててみてくださいね。
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※契約せずにご相談だけでも大丈夫!
洗濯機クリーニングを利用したお客様の声
まとめ
本記事では
- 洗濯機の掃除の必要性と理由と原因
- 洗濯機の掃除に効果的な洗浄剤
- 塩素系・酸素系漂白剤・重曹を使用した洗濯槽の簡単な掃除のやり方
- 洗濯機掃除の頻度とカビを防ぐ方法
- プロに頼む洗濯機クリーニング
について、まとめてみました。
洗濯機の掃除に効果的な洗浄剤の特徴は以下の通り
- 塩素系漂白剤(ハイター):赤カビに効く
- 酸素系漂白剤:目に見えてゴミが取れる
- 重曹:人体に安全
最後に「キレイにしたいけど、洗濯機の掃除は手間暇がかかって大変」という方はプロの手を借りて、ピカピカにすることもできます。
お見積りは無料でできますので、あなたに合ったお掃除スケジュールを立ててみてくださいね。
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