簿記とは?難易度や仕事内容を初心者にも分かりやすく解説!

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簿記とは聞いたことがあるけれど、具体的にはどういうものか分からないという方も多いと思います。

簿記とは、帳簿に記載するということで「簿記」という用語ができたと言われており、お金の流れを記録することになります。

今回、簿記について、初心者の方にも分かりやすく簿記の難易度や仕事内容についても分かりやすく解説していきたいと思います。

簿記とは、お金の計算や難しい用語も多いのですが、しっかりとコツを掴むことで会社でも家庭でも使えます。

今回ご紹介する記事を、是非参考にしてください。

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目次

簿記とは?

簿記の勉強をするなら、簿記の目的を知っておくと理解しやすいですよね。

簿記とは、簡単に説明するとお金の出入りや物のやり取りを記録するための技術になります。

会社では、簿記の技術を使って日々の取引を帳簿に記帳し会計の基本となります。

しかし、家庭でも役に立ちますし、また、仕組みが分かれば利益や財産などが理解できるようになり、簿記の知識が役にたつでしょう。

以下では、簿記の目的や種類、簿記が役立つ場面についても詳しく説明していきたいと思います。

簿記の目的

簿記とは、お金や物の出入りを記録することで、借金や儲けの増減を表すことになります。

会社では、儲けや財産の状況を明確にするために、簿記の技術を使って会社経営に役立てます。

どれだけの儲けがあって、どれくらの財産があるのか、また、会社が利益を出すために状況を把握するために必要な技術となります。

会社であれば、お金の動きに伴う商品の流れや借金、儲けの増減を記録しておくことで、経営の成績や財政状況を明らかにできます。

また、会社の経営成績や財政状況を明らかにするのが「決算書」となります。

この決算書を作成するために必要な技術が簿記となります。

簿記の技術を身につけることで、企業やお店や家庭でも役立てることができるという訳です。

簿記とは、簿記の検定試験において色々な団体が主催しているのですが、「日本商工会議所」が主催する日商簿記検定試験が最も知られています。

簿記を取得することで、企業やお店で就職や転職にも役立てることができるでしょう。

次に簿記の種類について説明していきます。

簿記の種類

簿記とは、よく耳にはするけれど、具体的には分からない方もいるでしょう。

簿記には、色々な種類があります。

家庭であれば、家計簿をつけ自分や家族だけが分かっていればいいのですが、企業の場合はそうはいきません。

お金の出し入れが頻繁に行われ、誰が見ても分かるようにしなければなりません。

そのため、簿記の知識や技術が必要となります。

まず、簿記とは単式簿記と複式簿記、商業簿記に工業簿記と、簿記にも様々な種類があります。

まずは、簿記の種類について下記で詳しく説明していきます。

単式簿記

単式簿記とは、家計簿や預金通帳など、身近な場面で用いられており、とても分かりやすいお金の記録方法です。

家庭での家計簿のようなものになります。

例えば、企業や家庭でも、お金を使うことで「どこからお金が出てどこにお金が入るか」というお金の流れが生じます。

単式簿記の場合、特別な知識がなくても数字を記入するだけで、お金を使った項目を記入するだけになります。

そのお金の流れでどのような結果が生まれたのかは記載する必要はありません。

単式簿記とは、とてもシンプルな記録方法になります。

複式簿記

複式簿記とは、お金を取引として考えます。

お金の出入りと財産の増減を一緒に見ることができる仕組みになっています。

取り引き先がどうしたのか、なぜこのような取引ができたのか、複式簿記では取引内容を把握することができます。

取り引きを原因と結果の両面から捉えることで、お金の動きを表すことができます。

複式簿記とは、お金の取引の流れを把握することになります。

商業簿記

商業簿記とは、商品を売買する商業経営を対象とした簿記になります。

小売業や卸売業など、たくさんの業種が対象となります。

簿記検定の3級は商業簿記で、製造業以外の多くの業種に当てはまるのが商業簿記です。

お金がどう使われて、どんな結果を生んだのか、項目別に細かく記録することになります。

商業簿記とは、完成された商品の仕入れから、販売までのお金の流れをつかみます。

工業簿記

工業簿記とは、製品を製造する工業経営を対象とした簿記になります。

工業簿記の対象は製造業になります。

製品の製造過程においてお金の流れを記録します。

例えば、1つのペンを製造するにしても、原材料費から製造にかかわるスタッフの人件費なども必要ですよね。

工業簿記とは、ひとつの商品が完成するまでに、どれくらいのお金がかかり、全ての項目をチェックすることになります。

商業簿記と比べると、原価の価格や人件費まで把握しなければならないので難しくなります。

製品一つにしても、製品の原価を計算し、その過程や結果を簿記のルールに従って記録していくことが工業簿記になります。

それ以外にも簿記検定に、日商簿記、全経簿記、全商簿記などの種類があります。

これらの簿記検定は主催者が異なり、階級や試験日なども独自で設定されています。

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主催 検定
日本商工会議所 日商簿記(1級・2級・3級・簿記初級)
全国経理教育協会 全経簿記(上級・1級・2級・3級・基礎)
全日本商業高等学校協会 全商簿記(1級・2級・3級)

(2022年11月13日現在)

日商簿記

日商簿記とは、「日商簿記検定試験」で検定を受けることになります。

試験の主催が全国の日本商工会議所になり、1級から簿記初級まであります。

簿記の中では、最も知名度が高い検定になります。

大学生や社会人が簿記の取得を目指すなら、日商簿記がおすすめです。

受験者層が大学生や社会人が多く、就職や転職などの目的で受験する方が多いようです。

簿記試験の中でも、一番受験者数が多く求人にも日経簿記検定を挙げているところも多くあります。

知名度も高く、実務にも使えて、日商簿記はスキルアップにも繋がるでしょう。

全経簿記

全経簿記とは、「全経簿記能力試験」で検定を受けることになります。

試験の主催は、公益社団法人全国経理教育協会になります。

全経簿記の上級は、日商簿記1級と同じく税理士試験の受験資格にも指定されています。

受験者層は、経理を学んでいる学生が多いようです。

企業や税理士事務所では名が知れた簿記になるので、評価も高いようです。

全商簿記

全商簿記とは、「簿記実務検定試験」で検定を受けることになります。

試験の主催は、全国商業高等学校協会になります。

主催が商業高等学校協会になるので、受験者層は商業高校の学生です。

商業高校で学ぶ高校生が簿記の知識を身につけ、高校を卒業後に就職に必要なスキルやレベルを設定されています。

知名度は日商簿記には劣りますが、大学進学や高校卒業後にも役立ちます。

このように、簿記といっても色々な種類があります。

自分にあった資格の勉強が必要となります。

また、3級から2級へ、2級から1級へとステップアップすると、試験科目も増えます。

応用スキルも求められることが多いですが、簿記資格を取得することで、就職や転職にも役立てることができるでしょう。

簿記が役立つ場面

簿記とは、簿記の知識を様々な場面で活かすことができ、経理の仕事においても、一般の会社でも大変役にたちます。

簿記を理解し決算書を読めるようになると、利益や財産を把握できるようになります。

会社が利益をどのようにあげて、財産がどれくらいあるのかが分かるようになり、経済ニュースや経済の動きも分かるようになります。

また、ビジネスだけではなく、株式や起業にも知識が役立ちます。

起業では様々な場面で、数字を評価しなければいけません。

売り上げや、利益、また費用などの数字を、簿記の知識を使って読むことで問題があれば、すぐに対応できます。

事業を拡大させるためにも、何が必要なのか分かるようになります。

このように、簿記の知識を使って様々な場面で役立てていくことができるでしょう。

簿記検定は難しい?

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簿記とは、種類が複数あるとお伝えしましたが、ここでは最も知名度の高い日商簿記検定に関する内容をご紹介していきます。

簿記試験の難易度や、合格率も参考にしてください。

簿記検定の難易度

簿記検定とは、日本商工会議所が主催する簿記の検定試験になりますが、簿記の難易度は実際どれくらいなのかをご紹介していきます。

簿記では、級によっても難易度が大きく異なります。

各級それぞれの難易度をみていきたいと思います。

簿記3級

簿記3級の合格率は、平均40%前後になります。

3級なので簡単だと思わずに、しっかりと対策を取りましょう。

簡単だと安易に考えていると、試験に落とされてしまうこともあり得ます。

甘くみずに、準備をしてから試験に挑みましょう。

簿記2級

簿記2級の合格率は8~30%で推移しており、平均20%前後になります。

2級であれば、高度な商業簿記や工業簿記のスキルを身につけていることになります。

近年は、出題範囲が改訂され、1級で出題されていた問題が2級で出題されるようになり、合格率も低めになっています。

しっかりと対策をとり、試験に挑みましょう。

簿記1級

簿記1級の合格率は10%前後で推移しています。

極めて高度な簿記の技術が必要です。

難関の国家資格と同じレベルといえます。

しっかりとスケジュールを管理し、試験まで計画的に学習することが求められます。

このように、簿記とは、各級によっても難易度が異なります。

簿記検定の合格率

簿記検定試験については、級によっても難易度が大きく異なるため、各級をそれぞれみていきたいと思います。

簿記3級

簿記3級の合格率は27~67%で推移しており、平均40%前後です。

下記の合格率をみると、比較的高い合格率になっているようです。

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簿記3級 受験者数(申込者数) 実受験者数 合格者数 合格率
161回 43,723名 36,654名 16,770名 45.8%
160回 52,649名 44,218名 22,512名 50.9%
159回 58,025名 49,095名 13,296名 27.1%
158回 58,070名 49,313名 14,252名 28.9%
157回 70,748名 59,747名 40,129名 67.2%

参照元:日本商工会議所

簿記2級

簿記2級の合格率は8~30%で推移しており、平均20%前後です。

下記の合格率をみると、3級と比べると難しくなっているようです。

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簿記2級 受験者数(申込者数) 実受験者数 合格者数 合格率
161回 16,856名 13,118名 3,524名 26.9%
160回 21,974名 17,448名 3,057名 17.5
159回 27,854名 22,626名 6,932名 30.6%
158回 28,572名 22,711名 5,440名 24.0%
157回 45,173名 35,898名 3,091名 8.6%

参照元:日本商工会議所

簿記1級

簿記1級の合格率は10%前後で推移しています。

下記の合格率をみると、大変難しい試験になっています。

しっかりと対策をとり試験に挑まないといけないようです。

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簿記1級 受験者数(申込者数) 実受験者数 合格者数 合格率
161回 11,002名 8,918名 902名 10.1%
159回 11,389名 9,194名 935名 10.2%
158回 9,310名 7,594名 746名 9.8%
157回 7,785名 6,351名 502名 7.9%
156回 10,078名 8,553名 1,158名 13.5%

参照元:日本商工会議所

このように、簿記とは各級によって対策が違ってきます。

それぞれ、目指す級に合わせた対策を取り、合格を目指していきましょう。

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簿記試験の概要

簿記とは、前述したとおり、様々な種類があります。

最も知名度が高く、社会人の方が受けることが多い日商簿記について説明していきます。

ここでは、日商簿記について、試験の日程や受験資格、試験科目や簿記ネット試験についても説明していきますので、是非参考にしてください。

簿記試験の日程

日商簿記3級

日商簿記3級は、基本的な商業簿記を習得し、小規模の会社の企業活動や会計実務など、経理関連の書類を適切に処理を行うことを目的としています。

従来は、統一試験方式でしたが、2020年12月からネット試験方式が導入され、試験内容に変更があります。

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試験日程 ・統一試験方式

6月:第2日曜日

11月:第3日曜日

2月:第4日曜日

・ネット試験方式

随時実施

試験形式 統一試験方式:ペーパーによる記述式

・ネット試験方式:パソコンによりインターネット解答式

試験時間 60分
試験会場 商工会議所が設けた高校や大学などの教育施設
合格ライン 100点満点中70点
試験科目 商業簿記
受験料 2,850円(税込)

参照元:日本商工会議(2022年11月13日現在)

簿記2級

簿記2級は、3級の内容を含む商業簿記について、さらに深く問われます。

商業簿記だけではなく、工業簿記についても知識を問われるので対策をしっかりと取る必要があります。

簿記2級では、資格取得をすることで経理や財務の業務をこなすのに必要な知識が得られるので、是非、2級取得を目指していきましょう。

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試験日程 ・統一試験方式

6月:第2日曜日

11月:第3日曜日

2月:第4日曜日

・ネット試験方式

随時実施

試験形式 統一試験方式:ペーパーによる記述式

・ネット試験方式:パソコンによりインターネット解答式

試験時間 90分
試験時間 商工会議所が設けた高校や大学などの教育施設
合格ライン 2科目の合計70点以上

商業簿記60点満点・工業簿記40点満点

受験料 4,720円(税込)

参照元:日本商工会議所(2022年11月13日現在)

簿記1級

簿記1級では、商業簿記や工業簿記の内容に加えて、さらに会計学や原価計算などの問題が出題されます。

会計基準や会社法などの法律に関しても、経営的な視点から分析できるようになり、極めて難易度の高い試験になります。

1級を取得すると、就職や転職にも有利になります。

また、1級を取得していると、税理士試験の受験資格も得られます。

税理士や公認会計士などの資格に興味があり方は、簿記の取得から初めていくのもいいと思います。

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試験日程 6月:第2日曜日

11月:第3日曜日

※1級は年2回の実施になります

試験形式 ペーパーにより記述式

※2・3級とは異なり、ネット試験は導入されていません

試験時間 180分

・商業簿記・会計学:90分

・工業簿記・原価計算:90分

試験時間 商工会議所が設けた高校や大学などの教育施設
合格ライン 合計70点以上

※1科目ごとの得点が40%以上でなければいけません

受験料 7,850円(税込)

参照元:日本商工会議所(2022年11月13日現在)

簿記1級から3級までの試験日程はこのような日程になっていますが、ネット試験では随時受付もしています。

具体的な試験日や申込方法などは、公式ホームページで確認をしてください。

このように、簿記とは、各級でも違いがあります。

2級、3級ではネット試験に対応していますが、1級試験は対応していません。

また、試験範囲なども違いがありますので、いきなり1級を目指すのではなく、最初は、2級、3級から目指して簿記について理解を深めていきましょう。

受験資格

日商簿記検定では年齢・性別・学歴・国籍などの制限は一切ありません。

どなたでも受験することができます。

また、1級・2級・3級と級が分かれているのですが、最初に3級から受ける必要はなく、2級・1級から受験することも可能です。

また、1級と2級、または2級と3級といった連続する級を併願受験することも認められています。

どなたでも受験することができるので、自分のタイミングで挑戦してみてはいかがでしょうか?

試験科目・合格基準

簿記試験の科目や合格基準についても説明していきます。

簿記1級・2級・3級の試験科目・試験時間・合格基準は以下の通りです。

簿記3級

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簿記3級試験科目 商業簿記の1科目で出題数は5問
試験時間 試験時間は60分で途中休憩なし
合格基準 全体の70%以上の得点で合格

(2022年11月13日現在)

簿記2級

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試験科目 商業簿記・工業簿記の2科目で出題数は5問
試験時間 試験時間は90分で途中休憩なし
合格基準 全体の70%以上の得点で合格

(2022年11月13日現在)

簿記1級

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試験科目 商業簿記・会計学・工業簿記・原価計算の4科目
試験時間 1級の試験は前半と後半にわかれおり、前半は商業簿記と会計学の2科目で、試験時間は90分。

後半は工業簿記と原価計算の2科目で、試験時間は同じく90分。

間に15分の休憩時間があり。

合格基準 全体の70%以上の得点で合格となる。

しかし、1科目ごとの得点が40%以上が必要。

(2022年11月13日現在)

簿記ネット試験について

簿記ネット試験とは、新型コロナウイルスにより、開始されました。

2020年12月より、簿記ネット試験が始まり、2級・3級であれば、指定日を除くほぼ毎日、受験が可能になります。

1級試験は、簿記ネット試験は受験できません。

従来通りのペーパー試験になります。

簿記ネット試験は、合否がペーパー試験であれば2~3週間かかるのに対し、即日結果が分かります。

また、こちらの記事で簿記ネット試験について詳しく説明していますので、是非参考にしてください。

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簿記検定を取得するメリットは?

ここでは、簿記資格を取得するメリットについて説明していきたいと思います。

簿記とは、資格を取得することで就職や転職、それ以外にも起業やさまざまな場面で活かすことができます。

下記にて詳しく説明していきたいと思います。

あらゆる職業で活躍できる

簿記とは、就職や転職において大変有利になる資格と言われています。

履歴書に簿記資格を取得していると記載すると、様々な業界で活躍できる資格になります。

また、その業界でも簿記資格は有利になるでしょう。

経理の仕事では簿記の知識は必要不可欠といっても過言ではありません。

営業職であったとしても、お金の流れを読む力があることで、商談に繋げることができるでしょう。

あらゆる職業で簿記の知識を使うことができるので、様々な場面で活躍が期待されますね。

日常生活でも使える

家計簿をつけていて、つけ方が分からなくて途中で挫折してしまったり、長く続けられなかった経験がある方もいると思います。

簿記の知識があれば、日常生活で買い物をしたレシートを記録することは簡単にできるようになります。

簿記とは、日常生活でも役立てることができる知識になるでしょう。

簿記を学ぶことは、家庭での資産と負債を管理することに役立てることができますね。

日常生活でお金の流をイメージできるようになるので、様々な場面で役にたちます。

例えば、住宅の購入や、保険の契約や見直し、また人生での大きな買い物を上手にするために、家庭でのお金の流れを把握することは大切です。

大きな買い物をする時は、決断がいりますが、お金の流れを家計簿などで適切に把握することで生活でも役立てることができますね。

また、人生においてお金の流れを把握し役立てることで、お金に対しての心配も少なくなり、豊かな生活を過ごせることができるでしょう。

簿記を活かして仕事でも役立つ

簿記資格は就職や転職に有利になります。

簿記とは仕事でも大変役立てることができますが、それぞれみていきたいと思います。

企業などでは、簿記を研修に取り入れているところもあるようです。

企業ではお金の流れが頻繁におきるので、企業の財政状況と、経営成績を把握する際に、簿記の知識は必要不可欠といっても過言ではありません。

簿記の知識を使い、財政管理や経営分析力が身につきます。

商品を作るにも、コストがどれくらいかかったのか、利益はどれくらいなのかを把握するためにも簿記の知識は役立ちます。

事務職や経理の現場では、「伝票起票や整理」「入出金管理」「財務諸表の作成」で簿記の知識が役立ちます。

会計業務では、「会社の財務管理」「収支管理」「予算編成」「金融関連情報の収入や分析」「資金調達」「資金管理」などでも簿記の知識が役立てることができます。

営業職では、簿記の知識を活かして、売り上げやコストについて数字を具体的に説明できるので、営業マンとして信頼を得ることができるでしょう。

企画職では、簿記の知識を使って、損益や利益などを具体的に数字を出して企画することができます。

新しい企画や、既存の事業での見直しでも、簿記の知識を使って状況を分析することが出来るようになります。

それだけ、簿記資格を持っていると、仕事でも役立てることができます。

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簿記の勉強法は?

簿記試験を受験する場合、ライフスタイルに合わせて自分にあった学習方法を選びましょう。

独学や通信講座を利用する場合でも、勉強時間は変わってきます。

しかし、3級から基礎をしっかりと学んでいくことをおすすめします。

簿記に独学は可能?

簿記試験を独学で合格することも可能ですが、その場合、対策も必要となります。

まず、簿記試験は範囲も広く、難関の試験であることは間違いないです。

独学で勉強する場合、費用が抑えられることが一番のメリットといえます。

お金をかけられない方や、スケジュール管理が得意な方に独学での学習が向いているでしょう。

一人でコツコツ勉強をしないといけないため、モチベーションを維持しないといけません。

独学でも受験も可能ですが、時間の管理やモチベーション維持が難しい場合は通信講座や学校に通うこともおすすめです。

簿記に合格する勉強時間

簿記に合格するためには、各級によっても違います。

初学者か独学での学習なのか、また通信教育などを利用するかなどでも違ってきます。

それぞれの状況によって勉強時間は違ってきますが、おおよその勉強時間について期間や目安などを説明していきます。

簿記3級

簿記3級に合格する目安は150~200時間と言われています。

初学者の場合と、少し勉強したことがある人では、時間が変わってきます。

また、ライフスタイルによって勉強時間が確保できない人もいるかもしれません。

1日3時間確保して学習できる方は、約3~4ヶ月程度の計算になります。

仕事や授業で簿記について勉強したことがある人は、もっと短い時間での合格が狙えることが可能になると思われます。

簿記3級の場合、商業簿記の基礎的な知識を問われます。

経理業務で仕事をしたことがある人は、経験が役にたつでしょう。

また、経済学部や商学部出身で、授業で簿記の知識を学んだことがある人は、もう少し短い時間での学習でも合格を狙うことができるでしょう。

自分のライフスタイルに合わせて、通勤時間や休憩時間を使って勉強したり、コツコツと積み上げて知識を定着していきましょう。

簿記2級

簿記2級に合格する目安は、350~500時間と言われています。

1日3時間学習できるなら、4~6ヶ月程度の計算になります。

また、簿記3級を取得した人であれば、もう少し時間を短縮することが出来るでしょう。

簿記2級の場合、3級で学習した商業簿記以外に、新しい項目を覚える必要があります。

より実務に近い内容になっており、3級の知識を完全に身に付けていないと、2級は難しいと感じるでしょう。

もし、2級の勉強をしていて、どうしても分からない場合、一度3級の問題に戻って復習し直すのもいいと思います。

また、2級では工業簿記が試験範囲に含まれます。

どうしても、難しい用語や新しく覚えないといけない知識が必要になります。

しっかりと学習計画を立てて準備を整えておくことが大切です。

簿記1級

簿記1級に合格する目安は、800~2000時間と言われています。

1日3時間学習したとしても、9ヶ月~2年という歳月を割かなければいけません。

簿記1級では、試験科目も多く、より深く理解を求められます。

難易度も高い試験なので、学習を日々の生活に取り込み、コツコツと学習していきましょう。

また、簿記2級を取得した人であれば、もう少し時間を短縮することができると思います。

仕事をしながら勉強をするには、スケジュールの管理が必要になりますが、隙間時間を使って学習を進めていきましょう。

1日のうち、どれくらい勉強できるのか試験日から逆算して何か月かかるのかを把握しておきましょう。

自分のライフスタイルに合わせた学習方法で、どれくらいの時間を確保し、必要な勉強時間を明確にすることがポイントです。

学習計画を立てるときは、少し時間に余裕をもって計画を立てておきましょう。

もし、学習を進めていくうちに難しくて思うように進まない場合や、急な用事で勉強が出来ない場合に時間に余裕があると安心です。

焦らなくてもいいように、体調不良の時は休息を取り、復習をしたり、試験までに間に合うように、余裕をもった計画を立てましょう。

おすすすめの勉強方法

次におすすめの勉強方法について説明していきたいと思います。

  • インプットはテキストを読み込む
  • アウトプットは問題集や過去問を解く
  • 毎日少しずつコツコツと

おすすめの勉強方法として、インプット・アウトプットが必要になります。

分からない内容があると、なかなかインプットできないかもしれません。

しかし、諦めずにコツコツと学習を進めていくうちに、コツが掴めてきます。

テキストを何度も繰り返し読み込みましょう。

最初は分からない用語や説明の意味が分からないことが出てくるかもしれません。

1回目は分からなくても、2回目、3回目とテキストを読み込んでいくうちに少しづつ分かるようになります。

そして、全体が分かるようになると、一気に理解度が深まります。

そして、次にアウトプットを行います。

問題集や過去問を何度も解いていきましょう。

最初は、問題を解けないこともあるかもしれません。

しかし、間違えたところを、次に問題を解く時には間違えないようにしていきます。

何度も問題を解いているうちに、問題の傾向や、自分の苦手分野が分かります。

そのため、何度も繰り返し問題を解いていきましょう。

また、試験日から遡って、勉強時間のスケジュール管理をすることが重要です。

まず簿記の内容を理解するためにテキストの内容を理解し、繰り返し問題を解いていくことがポイントです。

平日は仕事が忙しく学習せず、休日だけ学習するという場合、なかなか知識が定着しにくく、忘れてしまうこともあります。

休日にまとめて学習するのではなく、毎日少しずつでもコツコツと勉強をすることで理解が深まります。

通勤時間や、隙間時間を見つけて毎日短時間でも勉強をしていきましょう。

まずは、自分にあった学習方法が大切ですが、テキスト選びも重要です。

下記で、テキスト選びについてもご紹介していきます。

おすすめのテキスト

簿記試験のおすすめのテキストを選ぶポイントがあります。
  • 最新の出題範囲や最新情報が掲載されている
  • 図やイラストを使って見やすい
  • 初学者でも分かりやすく説明してある
このように、テキストはどういうものを選ぶのかが重要になってきます。
最新で、出題傾向など試験対策を新しい情報が記載されているテキストを選びましょう。
また、図やイラストを使って、分かりやすく説明してあるものを選ぶといいでしょう。
文章量や、見た目が使いやすいかどうかを確認しておくといいと思います。
自分にあったテキストを選ぶことで、モチベーションもあがり、学習していても楽しく学習を進めていけます。
簿記を学ぶには、まずはテキストを読み込み、専門用語を知ることが大切です。
用語や基礎を知らないまま学習を進めても、いつかつまづいてしまいます。
専門用語を調べたりして、基礎を理解することが重要です。
下記で詳しくおすすめテキストをご紹介していますので、是非参考にしてください。

初心者におすすめ!簿記の通信講座

簿記試験は、範囲も広く初心者の方は難しいと感じる方が多いようです。

また、初心者の方だけでなく、3級から2級へ、2級から1級とレベルがあがっていくうちに、難関試験と言われるほど、かなり難しくなっていきます。

独学で難しいと感じる場合や、働きながら学習を進めていくのが厳しいと感じる人には通信講座を利用するのがおすすめです。

簿記試験の合格を目指して通信講座を選ぶポイントを、下記で詳しく説明していきます。

簿記の通信講座を選ぶポイント

簿記では難しい用語もあり、分からないことが出てくることもあるでしょう。

その点、通信講座では、難しい用語を分かりやすく説明してあったり、簿記試験の出題傾向が効率よく学べることがメリットといえます。

独学と違って、費用はかかってしまいますが、初心者でも分かりやすく学習を進めていけるでしょう。

通信講座を選ぶには、重要なポイントがあります。

  • テキストや教材
  • 学習サポート
  • カリキュラム
  • 実績
  • 価格

このように、自分にあったものを選ぶのがになポイントになります。

テキストや教材は見やすく、整理された構成がどうかなどが重要です。

読みやすいだけでなく、理解しやすいように工夫されているかどうかも大切です。

また、学習サポートについても会社によって様々です。

分からないことを質問できるかどうか、また、テキストや講義の内容に質問がある場合、対応してくれるサポートがあるといいでしょう。

また、学習サポートという面では、講義をスクーリングしていたり、オンライン講義などのサポートもあります。

そういう点では、学習サポートも付いていると安心ですね。

カリキュラムでは、学習を進めていくうえで、どのようなカリキュラムがあるかも調べておきましょう。

テキストだけが送られてきて、学習を進めていくのでは、モチベーションも上がらず、独学と変わらないと感じることもあります。

学習をどのように進めていくか、演習問題をどれくらいするのかなど、分かりやすく示されているかも必要です。

どのようなカリキュラムが準備されているのかも注意しておきましょう。

また、実績については、公表している会社もあれば、公表をしていない会社もあります。

公表の有無は、会社にとっても自信の表れであるといえます。

受験生の合格率や、簿記講座の運営歴なども判断基準の一つにするといいでしょう。

そして、価格についてですが、安いからといって選ぶのではなく、サポート体制や、テキストの内容をしっかりと熟考して選びましょう。

リーズナブルだからと選ぶのではなく、合格に必要な情報を知り、的を絞った教材で学習を進めていけるよう、通信講座を選んでいきましょう。

是非、時間を有効に使うためにも自分にあった通信講座を選びましょう。

簿記おすすめ通信講座ランキング

簿記のおすすめ通信講座をランキングの上位3位をご紹介します。

下記で詳しく説明していきます。

第1位:スタディング

引用元:スタディング

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項目 内容
価格 簿記2級 19,800円
簿記3級 3,850円
2級・3級セット 22,000円
教材 オンライン講座(映像/音声あり)
スマホ対応デジタルテキスト
サポート スケジュール管理機能
勉強仲間機能
質問対応なし
キャンセル、返金不可

(2022年11月13日現在)

スタディングでは、業界最安値で学ぶことができます。

WEBでの学習できるので、パソコンやスマホ、また、タブレットでの学習が可能です。

通勤時間や、隙間時間に学習できるので、効率よく学ぶことができます。

また、無料でお試しの講義を受講することもできます。

事前に、どのような講義があるのかも知れるので、事前に確認しておくといいと思います。

下記にて詳しく説明していますので、是非参考にしてください。

\業界最安値の授業料!スマホ学習にも対応/

第2位:フォーサイト

引用元:フォーサイト

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項目 内容
価格 簿記2級 31,800円2級過去問解き方講座 7,800円(別料金)
簿記3級 16,800円
2級・3級セット 56,400円
教材 コンパクト・フルカラーテキスト
高品質の講義動画
サポート スマホ学習サービス
eラーニング「ManaBun」システム
質問対応あり(有料)
キャンセル、返品可能(条件付き)

(2022年11月13日現在)

フォーサイトは、リーズナブルな価格でありながら、圧倒的な合格率の通信講座になります。

テキストはフルカラーで見やすく教材の見やすさ、理解しやすい構成と高い評価を得ています。

そのためか、合格率も高い数字になっています。

簿記3級の場合、全国平均の合格率の1,84倍(2022年6月簿記試験の実績結果)になります。

簿記2級の場合、全国平均の合格率の3,1倍(2022年6月簿記試験の実績結果)になります。

運営の実績や、高い合格率といった面でもおすすめの通信講座になります。

下記にて詳しく説明していますので、是非参考にしてください。

\圧倒的な合格実績/

第3位:大栄(DAiEi)

引用元:大栄(DaiEi)

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項目 内容
価格 簿記3級 ForYou合格コース・ネット試験 53,790円/税込(受講料+教材費)
簿記3級 SkiP 58,850円/税込(受講料+教材費)
簿記3級・2級 ForYou合格コース・ネット試験 168,190円/税込(受講料+教材費)
教材 オンデマンド講義(映像/倍速機能あり)
テキスト
答案練習18回
①ForYou答練(講義のチェックテスト+ひとりひとりに合わせた練習問題)
②模擬試験(大栄予想問題)
③直前答練(大栄予想問題)
サポート 質問対応あり(個別)
個別カウンセリングあり
モチベーション診断
契約内容書面の到着後、8日以内ならキャンセル・返品可能

(2022年11月13日現在)

大栄(DAiEi)は、全国100以上の都市部に通学教室をもつ大手の資格スクールになります。

大栄(DAiEi)は、徹底サポート体制により、継続して学習することが可能です。

通学講座と通信講座があり、通学の場合は全国に教室数が多く通学に便利です。

通信講座でも、オンラインなのに通学講座のような手厚いサポートがついています。

大栄(DAiEi)は、続けられることを重要視しており、通信講座でありながら教材で勉強して終わりではなく、カウンセリングや学習プランを策定など、徹底したサポートがあります。

\スキのない学習で合格を目指す/

おすすめ通信講座のランキング3位までをご紹介しました。

おすすめの通信講座については、下記にて詳しく説明していますので、是非参考にしてください。

まとめ

今回、簿記について初心者の方にも分かりやすく説明してきました。

簿記とは、経理の仕事に就く人や自営業の人だけでなく、就職や転職にも有利になる資格になります。

また、スキルアップにも繋がり、簿記の資格を取得することで簿記の知識を使いあらゆる業種で求められるスキルになります。

簿記検定を受験する際は、自分にあった学習方法で合格を目指していきましょう。

是非、簿記試験を取得し生活や就職・転職にも活かしていってくださいね。

\簿記の通信講座おすすめランキング/

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