- 自動車ローンの審査内容
- ローンに通過するための対策
- ローンに通過しない場合はカーリースという選択肢もある
また、審査に落ちてしまいローンに組めない場合でも車を手に入れる方法も紹介します。
車の購入を考えている方はぜひ参考にしてみてください。
▽2021年カーリース部門3冠受賞▽
車のローンが通るか調べる方法は2種類!
車のローンが通るか調べるには信用情報の照会や金融機関の仮審査を利用しましょう。
車のローンを組む場合、事前にローンが通るか調べることで安心して審査を受けることができます。
以下では信用情報の照会と金融機関の仮審査について解説していきます。
信用情報を照会する
信用情報とは、クレジットやローンの契約や申し込みに関する情報のことで、クレジットカードの利用履歴や滞納、返済状況、公共料金の支払い情報などが登録されています。
過去の信用情報は、CIC(株式会社シー・アイ・シー)やJICC(株式会社日本信用情報機構)、KSC(全国銀行個人情報センター)で情報開示することができ、以下のような情報を確認できます。
- クレジット情報
- 申込情報
- 利用記録
- 滞納情報
- 法的手続きの有無 等
本人のみ情報開示が可能で、インターネットや郵送、窓口での申請が可能です。
過去の信用情報を知りたい方や、ローンの審査に不安がある方は、審査前に情報開示をしておきましょう。
金融機関の仮審査を利用する
金融機関では、ローンが通るか調べるために利用できる仮審査があります。
仮審査ではローンを申し込む方の年収や勤務年数、借入希望額や現在の借入状況などをチェックされ、本審査に通る可能性があるかどうかを確認することができます。
もしも仮審査に通らなかった場合でも、借入を返済したり年収が上がった場合は本審査に通りやすくなる可能性があります。
仮審査は本審査と比較して審査時間が短く、即日〜数日で結果が分かります。
自動車ローンの審査基準は?
一般的に、自動車ローンの審査では、年収や過去の信用情報をもとに支払い能力があるか判断されます。
ローンの種類によって審査基準は異なりますが、以下のような基準で審査が行われます。
- 年収
- 年齢・雇用形態や勤務年数
- 現在の借入状況
- 過去の信用情報
- その他
ここからは、それぞれ詳しく解説していきます。
1.年収
自動車ローンの審査では、安定した収入を得ていて支払い能力があるかを判断するため、年収は重要な審査項目とされています。
一般的に、自動車ローンの年収基準は200万円以上が目安とされていて、年収が200万円を下回る場合は審査に通る可能性が低くなるでしょう。
また、年収が200万円以上ある方でも、フリーランスや非正規雇用であれば、収入が不安定と判断されて審査に通らない場合もあります。
2.年齢・雇用形態や勤続年数
自動車ローンは数年かけて返済していくので、継続して安定した収入を得ているかどうかを確認するために、勤務年数が審査対象とされています。
一般的には3年以上の勤務年数が目安とされていて、勤務年数が長いほど安定した収入があると判断され、審査に通る可能性が高くなります。
先ほど解説したように年収は重要な審査項目とされていますが、年収が200万円以上ある場合でも転職を繰り返していたり、勤務年数が短い場合は審査に通りにくくなる可能性があるので注意しましょう。
また、自動車ローンでは正社員や公務員であれば安定した収入があると判断され、審査に通りやすい傾向があります。
審査に通りにくい雇用形態としては、収入が不安定なフリーランスや非正規雇用が挙げられます。
3.現在の借入状況
審査ではさまざまな審査項目をチェックしながら、支払い能力があるか判断します。
現在の借入状況は審査に大きな影響を与え、他にもローンを組んでいたり、クレジットカードのリボ払いがある場合は審査に通る可能性が低くなるでしょう。
4.過去の信用情報
先ほど解説したように、信用情報とはクレジットやローンの契約や申し込みに関する情報のことをいいます。
信用情報機関にはクレジットカードの支払い遅延やリボ払いの状況、滞納履歴などの金融取引情報が登録されていて、自動車ローンの審査に大きな影響を与えます。
過去に支払いの遅延や滞納があり信用情報機関に登録されている場合は、支払い能力がないと判断され審査に通らない可能性があるので、事前に情報開示をして登録されている情報を確認しておきましょう。
また、未払いがある場合は完済しておくことが大切です。
その他
ローンに通過するためには、他にも以下のようなことに注意しましょう。
- 税金滞納
自動車ローンの審査では、納税証明書の提出を求められることがあります。
税金の滞納は支払い能力がないと判断されるので、審査までに支払うようにしましょう。
- 虚偽申告
年収や勤務年数を虚偽申告することは禁止とされています。
ローンに通過するために嘘の情報を記載しても、自動車ローンでは厳しい審査が行われるので、嘘は必ず発覚します。
信用度も落ち、さらに審査に通る可能性も低くなるので絶対にやめましょう。
- 反社会的勢力とのつながり
ローンの利用者本人が反社会的勢力であったり、家族が反社会的勢力の場合も審査に通る可能性は低くなります。
カーローンの通過率アップ対策6選
カーローンの通過率をアップさせるために事前準備できることはいくつかあります。
- 頭金を多めに準備する
- 保証人を立てる
- 審査前の転職を控える
- 既存のローンを返済しておく
- 同時期に別のローンを申請しない
- 過去の金融事故情報が消えるのを待つ
それぞれ詳しく紹介していきます。
少しでも通過率を上げるために、審査前に対策をしておきましょう。
1.頭金を多めに準備する
審査に通過率を高めるために、頭金多めにを用意しましょう。
一般的に頭金は総支払額の20〜30%が目安とされています。
頭金を多めに準備することで借入額が減り、月々の返済額を抑えることができます。
また、年収に対して借入額が多い場合も、あらかじめ頭金を用意しておくと審査に通る可能性が高くなります。
2.保証人を立てる
保証人は、契約者がローンを返済できなくなった場合に返済の義務があります。
一般的に親や兄弟に保証人を頼むことが一般的とされていて、保証人になるためには審査が必要となります。
- 安定した収入がある
- 勤務年数が長い
- 成人している
- 支払い遅延や滞納がない
- 反社会的勢力ではない
保証人の条件は、契約者の審査条件と大きな違いはなく、安定した収入を得ていて支払い能力があるかを判断されます。
審査に対して不安を抱いている方や、安心して審査を受けたい方は、あらかじめ親や配偶者に保証人を依頼しておきましょう。
上記の条件を満たしていれば問題なく保証人になれます。
3.審査前の転職を控える
自動車ローンは勤務年数を審査対象としていて、勤務年数が長いほど継続して安定した収入があると判断され、審査に有利になります。
正社員や公務員であっても転職を繰り返している場合や、勤務年数が1年未満と短い場合は審査に通らない可能性があるので注意が必要です。
転職は審査に通過したあとやローン返済中にすると良いでしょう。
4.既存のローンを返済しておく
ローンにはカードローンや住宅ローン、教育ローンなどがありますが、自動車ローン以外にもローンを組んでいる方はローンを完済しておくと審査に通過しやすいでしょう。
すでにローンを組んでいる場合、借入額が多いと「毎月の自動車ローンを返済できないのでは」と判断される可能性があります。
しかし、すぐに完済するのは簡単ではないので、一部を返済しておくなどの対策をしましょう。
5.同時期に別のローンを申請しない
自動車ローンと同時期に別のローンを申請すると、返済負担率が高くなり審査に通らない可能性があります。
返済負担率とは、年収に占めるローン返済額の割合のことで、一般的に25〜30%が目安とされています。
返済負担率はすべてのローンの返済額を足して計算されるので、2つの合計が返済負担率を超えないようにしなければいけません。
6.過去の金融事故情報が消えるのを待つ
信用情報が登録される期間は登録内容によって異なり、滞納や遅延、支払状況などは登録情報が消えるまで5年間、自己破産や個人再生に関しては最長10年間も記録として残ってしまいます。
これらの信用情報が登録されている場合は、自動車ローンの審査に通る可能性が低く、金融事故情報が消えるのを待つか、保証人を立てるほかないでしょう。
保証人を立てることが難しい方は、過去の金融事故情報が消えるのを待ち、審査に申込みましょう。
オートローンの審査に落ちたときの対策は?
先ほど紹介した対策をしていても審査に落ちてしまうことがあります。
その場合は対策をして再申請したり、ローンを変更したりしましょう。
- 落ちた原因を解消して再申請
- 審査基準の異なるローンで申請
- 安い車種に変更して申請
それぞれ解説していくので、審査に落ちた方は参考にしてみてください。
落ちた原因を解消して再申請
オートローンに落ちる原因としては、以下のようなことが挙げられます。
- 年収に見合っていない
- 収入が不安定
- 信用情報に傷がある
- 他にもローンを組んでいる
ローンを組む場合は、毎月無理なくローンを返済できるように年収に見合った車を選ぶことが大切です。
収入が不安定な状況や信用情報に傷がある場合は保証人を立てたり、別のローンを返済するなどの対策をすれば、再申請で審査に通る可能性は上がります。
審査に落ちてしまっても、対策をしながら再申請してみましょう。
審査基準の異なるローンで申請
ローンには銀行ローン、ディーラーローン、自社ローンがあり、それぞれ審査基準が異なります。
- 銀行ローン
銀行ローンは、銀行や信用金庫などの金融機関が提供する自動車ローンのことで、金利の低さが最大のメリットといえます。
銀行ローンの金利は1〜4%が相場とされていて、金利が低い分、年収や勤務年数などが厳しく審査されます。
- ディーラーローン
ディーラーローンは、ディーラーが提携している信販会社から借入をして、信販会社に返済していきます。
車の購入時にローンを申し込むことができ、銀行ローンと比較して審査が緩く、審査に通りやすいというメリットがあります。
しかし審査に通りやすい分、金利は4〜8%と高いので銀行ローンよりも総支払額が多くなるでしょう。
- 自社ローン
自社ローンは販売店が自社で提供しているローンのことで、販売店独自の審査基準で支払い能力があるかを判断するため、銀行ローンやディーラーローンよりも審査に通りやすいことが特徴です。
過去の信用情報は審査対象とならないので、他のローンで審査に落ちた場合でも、自社ローンであれば審査に通る可能性があります。
また、自社ローンでは金利がつかないことがメリットとされていますが、金利がつかない分、車両本体価格に手数料が上乗せになることが一般的とされています。
その場合、銀行ローンやディーラーローンよりも総支払額が多くなる可能性があるので、仕組みをよく理解したうえで利用するようにしましょう。
安い車種に変更して申請
オートローンの審査に落ちる原因としては、年収に対して借入額が多いことが挙げられます。
前述の通り、返済負担率は年収の25〜30%が目安とされています。
希望する車が返済負担率を上回っている場合は審査に落ちる可能性が高くなるので、同じ車種でもグレードを下げたり、安い車種に変更し、借入額を減らしてみましょう。
自分の年収に見合った車種を選び、無理なくローンを返済することが大切です。
自動車ローンの審査・入金までの流れ
自動車ローンは初めに購入する車種を決めてからローンの申し込みや審査を行います。
- 購入する車種・グレード決定
- 見積もりをもらう
- ローンの種類を決定
- 頭金・借入額・返済期間を決定
- ローン審査の申し込み
- 審査通過後、入金
それぞれ詳しく解説していきます。
1.購入する車種・グレード決定
予算に合わせて購入する車種やグレードを決めます。
同じ車種でもグレードによって価格が大きく異なり、オプションなどを追加すると予算を超えてしまったということも少なくありません。
無理なく返済ができる予算内で決めましょう。
2.見積りをもらう
購入する車種が決まったら、見積もりをもらいます。
販売店によって見積もり価格が異なる場合があるので、複数の販売店で見積もりをもらうと比較がしやすいでしょう。
複数の販売店で見積もりをすることで、価格交渉に繋がり、少しでも価格を抑えて購入できる可能性があります。
3.ローンの種類を決定
先ほど紹介した通り、ローンには銀行ローンとディーラーローン、自社ローンがあります。
それぞれ審査基準や金利などが異なり、総支払額にも差があります。
メリット・デメリットを理解したうえで、どのローンを利用するか決めましょう。
4.頭金・借入額・返済期間を決定
まとまった費用を用意できる場合は、頭金を入れて借入額を減らしましょう。
借入額を減らすことで月々の返済額を抑えることができます。
また、毎月無理なく返済できる返済額を考えて返済期間を決定することが大切です。
ローンの契約後は返済期間の変更ができないので、「支払いが厳しくなった」「返済額が多くて困っている」のような事態にならないように注意しましょう。
5.ローン審査の申し込み
決定したローンに審査の申し込みをします。
審査の申し込みはWebや契約するディーラー、銀行窓口などで行うことができます。
本人確認書類や所得証明書、納税証明書、見積書など、ローンによって必要書類が異なるので、事前に準備しておきましょう。
銀行ローンは1週間程度、ディーラーローンは即日など、審査に要する時間もそれぞれ異なります。
6.審査通過後、入金
審査に通過したら「契約したことに間違いがないか」「契約内容は合っているか」などの電話があります。
契約後、各ローン会社から借入金が振り込まれるので、毎月の返済に滞りがないような計画を立てましょう。
ローンが組めない、審査に通らない人が車を手に入れる方法
ローンが組めなかった場合、車を持つことを諦めてしまう方も多いかと思いますが、ローンを組まなくても車に乗れる方法があります。
車の購入といえば一括購入かローンが一般的でしたが、近年は新しい車の乗り方として「カーリース」が人気を集めています。
カーリースは、利用者が希望する車をリース会社が購入し、利用者は毎月一定の料金をリース会社に支払うという仕組みです。
車両本体価格から契約終了時の車の下取り価格(残価)を差し引いて、契約月数で分割して月額料金を決めるので、車の維持費が一定になるというメリットがあります。
以下では、ローンが組めない場合に車を手に入れる方法として、カーリースについて紹介していきます。
カーリースの方がローンよりも審査が甘い?
カーリースの方がローンより審査が甘いということはなく、カーリースでも契約前に必ず審査が行われます。
ローンとカーリースの審査に大きな違いはなく、年収や勤務年数、信用情報などをもとに支払い能力があるか判断され、問題がない場合はリース契約ができます。
しかし、信販会社を通さずに審査を行う自社審査であれば、過去の信用情報などが影響しないため審査に通りやすいと言われています。
過去の信用情報が理由で審査に落ちた方でも、自社審査であれば現在の状況から支払い能力を判断するため、審査に通る可能性が高くなるでしょう。
カーリースなら頭金不要
カーリースは頭金なしで車に乗ることができます。
ローンの組む場合は頭金を用意することが一般的ですが、カーリースは頭金不要なため、契約時にまとまった費用を用意する必要がありません。
「まとまったお金を用意できない」「頭金なしでも車に乗りたい」という方にもカーリースはおすすめです。
カーリースは月額料金が安い
各リース会社のプランにもよりますが、月々1万円代という安さで車に乗ることができるリース会社があります。
一般的に月額料金には以下のような項目が含まれています。
- 車両本体価格
- 自動車税
- 自動車重量税
- 自賠責保険料
- 環境性能割
- 手数料
- 消費税
カーリースでは上記の内容を契約月数で分割して支払う仕組みなので、契約期間が長いほど月々のリース会社が安くなり、手軽にカーライフを始めることができます。
ローン審査に落ちたけどカーリースで新車をゲットした人の口コミ
負債も無くなり金融ブラックリストからも卒業したんで中古車でも買おうかなとローン審査を受けたら落ちた(^_^; ひょっとしたらとカーリースの審査を受けたら通り、今日台風の中、納車されたよん ミライースの新車!
引用:Twitterより
過去の信用情報に傷がある場合は、ローンの審査に落ちる可能性が高いとされています。
信用情報機関に登録されている情報は、登録内容にもよりますが、5〜10年間は記録として残るので、審査前に情報開示をしておきましょう。
他にも、「遅延や滞納が原因でローン審査に落ちたけど、カーリースの審査には通過した」という声も見られました。
ローンの審査に落ちてしまい車の利用を諦めている方は、カーリースの利用を検討してみてください。
頭金が不要で毎月一定の支出で車に乗ることができるので、手軽にカーライフを始めることができますよ。
▽2021年カーリース部門3冠受賞▽