車の2台持ちを考えているけど、どんな組み合わせが良いのか、また維持費の目安が気になるという方へ向けて、この記事ではおすすめの車の組み合わせと維持費の目安をご紹介します。
2台持ちのメリットとデメリットを考慮しながら、効率的でお得な選択ができるような内容や、あなたのライフスタイルやニーズに合った最適な2台持ちを実現するためのヒントが詰まっていますので、ぜひ参考にしてみてください。
- 車を2台持ちをするメリットとデメリット
- 車を2台持ちする維持費の目安
- 車の2台持ちにおすすめな組み合わせ
- 車の2台持ちをする際注意するポイント
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車の2台持ちをするメリット5つ
車の2台持ちには様々なメリットがあります。
ここでは特にメリットを感じ取れる5つのポイントを紹介します。
車の負担が分散できる
車の2台持ちをすることで、それぞれの車の使用頻度が下がり、走行距離が減少し、エンジンやタイヤなどのパーツの摩耗が抑えられます。
これにより、部品交換などに必要な維持費やコストの削減、車の寿命を延ばすことができます。
利便性が上がる
車を2台持つことで、利便性が大幅に向上します。
燃費の良いコンパクトカーは通勤や短距離の移動に適しており、維持費も抑えられます。
一方、大型車やSUVは長距離のドライブや家族旅行に最適で、荷物や乗員をたくさん積めます。
また、車種によって運転の楽しさや安全性も異なるため、シチュエーションに応じて最適な車を選ぶことができ、日常生活がより快適になります。
1台が故障しても問題なし
もし1台の車が故障や事故で使用できなくなっても、もう1台の車があるため、生活に大きな支障をきたさずに済みます。
急なバッテリー上がりや事故などのトラブルにも対応できるため、安心して車を利用できるでしょう。
用途によって使い分けができる
生活シーンに応じて車を使い分けることができます。
たとえば、通勤時には燃費の良い軽自動車を使用し、プライベートでは高級感を重視したラグジュアリーカーを利用するなど、目的に合わせて車を選択することで、より充実したカーライフを送ることができます。
さらに、幼い子供がいる家庭では、プライベート用としてファミリーカーを1台用意しておくと、休日に家族で出かける際に快適に過ごすことができ、通勤時にはファミリーカーを使わずに済みます。
状況に応じて車を使い分けることで、日々の満足度も向上させることができるでしょう。
家族での利用が被らない
家族が車を使いたいタイミングが重なるのは頻繁にあるでしょう。
特に、家族の誰かが通勤で車を使っている場合、他の家族は車を利用することが難しいことが多いでしょう。
さらに、家族全員が同じ日に休みであっても、誰かが車で外出すると、他の家族は別の交通手段を利用せざるを得ません。
このような状況では、1台の車しか持っていない家庭では、タイミングの問題で様々な不便が発生します。
しかし、車を2台持っていれば、家族が車を使いたいタイミングが重なっても問題なく対応できます。
車の2台持ちをするデメリット3つ
もちろん車の2台持ちはメリットばかりではありません。
ここでは、車の2台持ちをするデメリットを3つ紹介します。
駐車スペースが余計に必要
車を2台持つ場合、それぞれの車に駐車スペースが必要になります。
住宅地や都市部では駐車スペースが限られているため、2台分のスペースを確保するのが難しい場合があります。
2台目の駐車場を借りる場合は、もちろんその分月々の支払うべき固定費が上がってしまいます。
維持費が高くなる
車の2台持ちでは、税金、保険料、燃料費、車検などのメンテナンス費用といった維持費が2台分かかります。
たとえば、自動車保険のオプションで、セカンドカー割引というサービスを利用し、維持費を少しでも抑えることはできますが、コストの増加は避けることができません。
車の2台持ちは、維持費が高くなり経済的負担が大きくなります。
メンテナンスや管理が2倍になる
2台の車を持つと、それぞれの車のメンテナンスや管理が必要になります。
定期的なオイル交換やタイヤ交換などのメンテナンス作業が2台分必要になるため、手間と時間が増えます。
車の2台持ちをする際の維持費目安
車を2台持ちする場合、維持費が気になるポイントです。
車種や使用状況によって維持費が異なりますが、ここででは各ケースにおける維持費目安を詳しくご紹介します。
車2台持ちの維持費目安の一覧表
2台の車を持つ場合、事前に毎年かかる維持費を確認しておくことが重要です。
車の維持には保険料、税金、メンテナンス費用が必要です。
さらに、車種によって維持費が変わるため、注意が必要です。
各車種ごとの維持費は以下のようになります。
コンパクトカー | 軽自動車 | |
---|---|---|
自動車税 | 1万800円 | 3万500円 |
自動車重量税 | 1万2,300円 | 1万6,400円 |
自賠責保険 | 9,865円(24ヶ月の金額から1年分) | 1万5円(24ヶ月の金額から1年分) |
任意保険 | 8万円 | 8万5,000円 |
点検費用 | 1万5,000円 | 1万8,000円 |
車検費用 | 2万5,000円 | 3万円 |
駐車場代 | 14万4,000円 | 14万4,000円 |
ガソリン代 | 8万3,148円 | 10万3,836円 |
年間総額 | 38万113円 | 43万7,741円 |
*上記の金額は、あくまで目安となります。
軽自動車2台の場合の維持費
まずは、軽自動車2台の場合の維持費を見ていきましょう。
軽自動車2台持ちの場合の年間維持費は以下のとおりで。
項目 | 維持費 |
---|---|
税金 | 3万円~ |
車検代 | 8万円~ |
保険代 | 6万円~ |
ガソリン代 | 8万円~ |
駐車場代 | 12万円~ |
年間総額 | 27万円~ |
ガソリン代に関しては、月間の走行距離によって費用が変動するため、一律の金額を示すことは難しいですが、1リットルあたり約150円で算定することが目安です。
自動車の任意保険は法的に義務付けられているわけではありませんが、加入することを推奨します。
もし事故が起こった場合、高額な賠償金を支払わなければならないことがあります。
自賠責保険は賠償金を最大3,000万円まで補償しますが、人身事故での賠償金が1億円を超えることもあり、その場合一生賠償金を支払い続けなければならないことがあります。
このようなリスクを考慮すれば、毎月一定額を支払って任意保険に加入することは必要不可欠です。
普通車2台の場合の維持費
普通車を2台持ちした場合の年間維持費は以下のとおりです。
項目 | 維持費 |
---|---|
税金 | 9万円~ |
車検代 | 10万円~ |
保険代 | 12万円~ |
ガソリン代 | 15万円~ |
駐車場代 | 12万円~ |
年間総額 | 58万円~ |
普通車2台の場合、年間の維持費は約60万円にもなります。
普通車は広いスペースと快適さが魅力ですが、軽自動車よりもコストがかかるため、必ずしも2台とも普通車である必要はありません。
どちらか一台を軽自動車にすることをお勧めします。
軽自動車と普通車2台の場合の維持費
軽自動車と普通車2台の場合の維持費は以下のとおりです。
項目 | 維持費 |
---|---|
税金 | 6万~ |
車検代 | 9万円~ |
保険代 | 6万円~ |
ガソリン代 | 9万5,000円~ |
駐車場代 | 12万円~ |
年間総額 | 42万5,000円~ |
自動車の維持費は、排気量や重量が大きければ大きいほど高くなる傾向があります。
駐車場代は変わりませんが、燃料費、自動車税、重量税、車検費用などは高額になります。
維持費を抑えるためなら軽自動車を推奨しますが、個人の生活スタイルによっては、軽自動車が小さすぎると感じることもあります。
家族で出かける際などは、軽自動車よりも普通車の方が適しているため、必要に応じて車種を選ぶことが重要です。
車を2台持ちする前に考えたい所持の仕方
車を2台持ちすることを考えているものの、不定期にかかる費用が気になる方も多いはずです。
そんな場合、もう一台の車を購入する代わりに、車の利用が便利になる別の方法を検討してみてください。
たとえば、月額の出費を一定にできるカーリースやレンタカーやカーシェアリングが挙げられます。
カーリースは、自動車税や車検代などの維持費が含まれているため、車に関する支出を月々一定金額にしやすくなります。
レンタカーやカーシェアリングは、乗りたい時間だけ車が利用できるサービスなので、利用頻度を抑えれば、購入時と比べて費用もかかりにくいです。
車の2台持ちにおすすめな組み合わせ
ここでは車の2台持ちにおすすめな組み合わせを理由も合わせて紹介します。
紹介する組み合わせは
- 普通車と普通車
- 普通車と軽自動車
- 軽自動車と軽自動車
- 普通自動車と電気自動車
の4種類になります。参考にされてみてくださいね。
普通車と普通車
普通自動車2台と言っても、新車を2台揃えるとかなりの費用がかかり、維持費やメンテナンス費用、税金、保険料などが膨らみます。
ただし、普通車と言っても様々なタイプの車種があります。
走行性能を重視したクーペ車や室内の広さや積載量にこだわったSUVやミニバンなどがあります。
たとえば、趣味で2シーターのオープンカーや古い車を持ち、もう1台をハイブリッドカーまたはミニバンとする組み合わせもあります。
趣味の車1台だけでは家族は納得しないかもしれませんが、もう1台を実用的な車にすることで、趣味重視の2台持ちも現実的な選択となります。
普通車と軽自動車
普通車と軽自動車の組み合わせは、維持費のバランスが良く、効率的な選択となるでしょう。
家族で乗ることができるミニバンやSUV、コンパクトカーなどの普通車を一台持ち、もう一台の軽自動車を近距離での利用を中心に、燃費性能が高く経済性の高い車種を選ぶと、賢明な組み合わせです。
また、近年では軽自動車のオープンカーやSUVタイプの車種も販売されています。
軽自動車は税金や保険料が安く、燃費も良い上にパーツ代も安いため、維持費を抑えられます。
軽自動車と軽自動車
どうしても2台の車が必要だが、購入費用や維持費をできるだけ抑えたい場合、軽自動車2台持ちという選択肢も検討できます。
軽自動車だと長距離移動時には不向きで、乗員数に余裕はないものの、税金や保険料が安くなるのは大変魅力的です。
しかし、最近の軽自動車はパワーも十分であり、室内空間も広く、長距離ドライブでなければ特に不満は感じにくいでしょう。
アウトドア活動にも対応できる軽スーパーハイトワゴンと、日常使いに適した軽セダンを組み合わせることで、使い分けが可能であり、利便性も向上するでしょう。
普通車と電気自動車
近年、非常に人気な電気自動車とガソリンエンジン搭載の普通車という組み合わせも一つの選択肢です。
電気自動車だけでは長距離走行時のバッテリー切れが心配ですが、遠出はガソリン車を使い、近場の買い物や送迎には電気自動車を利用することで、不便を感じることは少なくなります。
また、電気自動車は災害時に家庭用電源として活用できる点や、燃料費が高騰している現状で自宅で充電が可能であることから非常に経済的です。
さらに、電気自動車の購入には補助金が適用されるため、購入費用も予想より抑えられます。
車の2台持ちをするために費用を抑えるコツ
ここでは、車の2台もをするために費用を抑えるコツを6つ紹介します。
保険会社のセカンドカー割引を利用
保険会社によっては、2台目以降の車両に対して割引を適用する「セカンドカー割引」を実施しているところがあります。
セカンドカー割引は、複数の車を所有している人が新たに保険に加入する場合に、自動車保険の等級を高いレベルからスタートできる割引制度です。
保険会社の等級や車種など条件によって割引率は異なりますが、1割から4割程度保険料を抑えることができます。
どちらか片方を中古車や軽自動車にする
普通車の新車を購入する場合、車種によっては200万~500万円程度の購入費用がかかります。
それに対して、中古車を選ぶと100万円以下で購入できることもあります。
一括払いでもローンでも、購入費用が100万円程度違うことから、節約方法として非常に効果的ですが、50万円以下など市場価格と比べて非常に安い車は避けるべきです。
安いと思える車でも、耐用年数が短かったり予期せぬ欠陥があったりして、結局維持費や手間がかかることがあります。
中古車を選ぶ際は、しっかりと実車確認を行い、購入しましょう。
安い駐車場を探す
車の2台持ちをする際、駐車場料金は大きな負担となります。
安い駐車場を見つけるためにも、自宅や職場周辺の駐車場を調べたり、駐車場比較サイトやアプリを利用して、安い駐車場を探しましょう。
意外と近くに安い駐車場が見つかる場合があるため、定期的に検索する癖をつけておきましょう。
燃費のいい車を選ぶ
ガソリン代は車の維持において最もコストがかかる部分です。
燃費のいい車を選ぶことでガソリン代や環境への負担を軽減できるため、長期的に見て経済的です。
ガソリン価格は変動するため、燃費が良い車を選ぶことで、給油の回数を減らすことができます。
給油回数が減れば、その分ガソリンを節約でき、コストを抑えることが可能です。
できるだけ大切に乗る
車を大切に扱い、定期的なメンテナンスを行うことで、修理費用や車の寿命を延ばすことができます。
たとえば、適切なタイヤを選び空気圧をこまめに調整したり、オイル交換を含む定期的な点検が重要です。
できるだけ大切に乗ることが長く車を使い続ける秘訣になりますよ。
購入ではなく「保有」できる車にする
購入ではなく、カーリースやカーシェアリングなどのサービスを利用して、「保有」することで、大きく費用を抑えることができます。
車を購入すると一度に大きな費用がかかりますし、車の維持費も継続的にかかってきます。
しかし、リースやカーシェアリングのようなサービスを利用することで、初期費用を抑えることができます。
また、サービスによっては維持費や保険料も含まれていることがあります。
特に、カーリーリースの場合は、一定期間ごとに新しい車に乗り換えることができるので、常に新しい車に乗ることができます。
車の2台持ちをする際注意するポイント
車を2台持ちする際には、いくつかの重要なポイントに注意する必要があります。以下は、その主なポイントです。
車2台分の購入費用を考える
2台の車を持つ場合、1台の車を所有するときに比べて、購入費用が2倍になることを考慮する必要があります。
特に、ローンで購入する場合、返済の負担が大きくなるため、注意が必要です。購入時には、毎月のローン金額を計算し、生活費を圧迫しないように考慮することが重要です。
車を購入する際には、車両価格以外にも法定費用やその他の費用が発生します。新車の場合、車両価格の約10%~20%の費用が必要になることがあります。
そのため、2台目の車を購入する際には、十分な資金が用意されているかを確認し、返済計画をしっかり立てることも重要です。
車2台分の維持費を考慮する
車を2台持つと、維持費も2倍になるため、注意が必要です。
車の維持に関連する費用には、自動車・任意保険料や自動車・自動車重量税、オイル交換などのメンテナンス費用が定期的に必要となります。
さらに、車を利用する際にはガソリン代も発生します。
これらの費用を把握し、購入する際は予算に組み込むことが必要です。
2台分の駐車場代がかかること
自宅が持ち家で2台分の駐車場があるなら問題ありませんが、アパートやマンションに住んでいる場合は、2台分の駐車場代が発生するので注意が必要です。
また、住んでいる地域によっては、駐車場を見つけるのが難しいことがあります。
郊外に住んでいると、複数台を駐車できるスペースが比較的見つかりやすいですが、都心部では自宅近くに空きスペースがないこともあります。
そのような場合、2台目の車を自宅から遠く離れた場所に駐車することになり、毎日利用する人にとっては不便を感じるかもしれません。
よくある質問
ここでは、車の2台持ちに関するよくある質問について紹介します。
車の2台持ちは年収いくらあれば余裕?
車を2台持つために必要な年収は、車種や環境によって大きく異なるため一概には言い切れません。
たとえば、2台の軽自動車と2台の乗用車では、維持費が大きく変わることは誰でも理解できます。
車を2台持ちたいと考える人の多くは、家族の生活のために必要であることが理由です。
夫婦がそれぞれの生活で使用するケースが一般的でしょう。
その場合、目安として年収500万円あれば2台持ちができるでしょう。
年収500万円の家庭では、250万円が車の購入に適した金額となります。
250万円であれば、2台の車を購入することが可能です。
一台あたり約125万円で2台の車を購入することができれば、日常生活に十分便利な車を手に入れることができます。
カーリースはやばいって聞くけど本当?
カーリースについて、「やばい」という評判を耳にすることがありますが、カーリース自体は全く悪いものではありません。
カーリースがやばいと言われている理由は主に以下のようなデメリットがあるからと思われます。
- 中途解約すると違約金が発生する
- カスタマイズや改造に制限がある
- 走行距離の制限
車をたくさんカスタマイズしたい方やカーリースで遠出をしたい方などは、あまりメリットを感じないかもしれませんが、カーリースをうまく活用すれば下記のようなさまざまなメリットや魅力もあります。
- 家計の管理がしやすい
- 貯金0円でも新車に乗れる
- 費用を心配することなくメンテナンスを受けれる
カーリースを利用する際は、ニーズやライフスタイルに合っているかどうかを慎重に検討し、契約内容を理解した上で利用することが重要です。
そうすれば、購入するよりもお得に車を利用できるでしょう。
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