「カーリースには任意保険もコミコミのプランはないの?」
「カーリースでも任意保険ってそもそも入らないとだめなの?」
カーリースを検討している方で、保険についてこのように思っている方もいるかもしれません。
カーリースが人気である理由の一つとして、車を購入するのとは異なり、月額料金に税金や車の使用料などすべてが含まれているので出費を管理しやすいという点が挙げられます。
しかし、見落としがちなのが「任意保険」についてです。
カーリースの月額料金には、通常「自賠責保険のみ」が含まれており、任意保険は含まないケースが多いです。
任意保険はカーリースの利用の際にはぜひ入っておきたいもの。そうなると、任意保険も一緒に含まれているカーリース業者やプランがあったらうれしいですよね。
そこで、この記事では任意保険込みのおすすめのカーリース業者をご紹介します。
中古車でも対応している業者もありますので、ぜひ参考にしてみてください。
- 任意保険込みのおすすめカーリース
- 自賠責保険との違いと任意保険に加入するべき理由
- 任意保険込みのカーリース月額料金を安くする方法
- 任意保険込みのカーリースを選ぶ際の注意点
▽2021年カーリース部門3冠受賞▽
任意保険込みのおすすめカーリース5選!中古車あり業者も紹介
それでは、さっそく任意保険込みのおすすめのカーリース業者を5社紹介します。
中古車で検討している方もぜひ見てみてください。
サービス名 | KINTO | SOMPOで乗ーる | カーコンカーリース | ニコノリ | コスモMyカーリース |
---|---|---|---|---|---|
任意保険の補償内容 | 対人賠償保険(無制限)
対物賠償保険(無制限) 人身傷害保険 車両保険 |
契約ごとに異なる | 契約ごとに異なる | 契約ごとに異なる | 契約ごとに異なる |
保険等級の引継ぎ | 不可 | 可 | 可 | 可 | 契約保険会社による |
引受保険会社 | 東京海上日動 | 損保ジャパン | 三井住友海上 | 損保ジャパン | 各自加入 |
中古車の有無 | 〇 | × | 〇 | 〇 | 〇 |
KINTO
画像引用元: KINTO公式サイトより
任意保険の補償内容 | 対人賠償保険(無制限)
対物賠償保険(無制限) 人身傷害保険 車両保険 |
引受保険会社 | 東京海上日動 |
保険等級の引継ぎ | 不可 |
中古車の有無 | 〇 |
その他のポイント |
|
トヨタが提供する車のサブスク「KINTO」。
KINTOでは、東京海上日動の一般自動車保険が任意保険として月額料金に含まれています。
契約と同時に任意保険に加入できるため、追加での手続きが不要なのは嬉しい人も多いのではないかと思います。
また、通常年齢が若いと保険料は高くなる傾向にありますが、年齢や運転免許証の色などにかかわらず料金は一定です。
契約期間中に保険を使っても等級が下がる・保険料が上がるといったこともないので安心ですね。
KINTOの大きな特徴として、契約者が許可した人であれば、その方が事故を起こしても補償されるという点があります。
これによって、家族や友人などにも車を貸しやすくなります。
全損や盗難に遭ってしまった場合でも、自己負担なしでカバーできる点も魅力です。
なお、KINTOでは中古車もカーリース可能となっています。
▽手続き不要で任意保険コミコミ▽
SOMPOで乗ーる
画像引用元: SOMPOで乗ーる公式サイトより
任意保険の補償内容 | 契約ごとに異なる |
引受保険会社 | 損保ジャパン |
保険等級の引継ぎ | 可 |
中古車の有無 | × |
その他のポイント |
|
SOMPOホールディングスとDeNAが共同で運営する「SOMPOで乗ーる」。
SOMPOで乗ーるでは、月額料金に追加という形で損保ジャパンの任意保険を契約に組み込むことができます。
リース契約と同時に任意保険が含まれるわけではありませんが、組み込める選択肢があるのはうれしいですね。
特徴として、これまでの保険等級を引き継ぐことができます。
等級が高い方は保険料を安く抑えたまま保険を利用できますよ。
契約期間中に保険を使っても、等級が下がる・保険料が上がるといったこともないので安心ですね。
▽大手損保会社の運営で安心!▽
カーコンカーリース
画像引用元: カーコンカーリース公式サイトより
任意保険の補償内容 | 契約ごとに異なる |
引受保険会社 | 三井住友海上 |
保険等級の引継ぎ | 可 |
中古車の有無 | 〇 |
その他のポイント |
|
カーコンビニ倶楽部が運営する「カーコンカーリース」。
カーコンカーリースは、「リースカー車両費用特約付き自動車保険」を別途加入する形で任意保険を契約することができます。
すでに加入している自動車保険からの切り替えに対応しているので、保険の等級はもちろん、保険料の割引も引継ぎ可能なので損をすることがありません。
特徴としては、全損時も自己負担が不要になる点が挙げられます。
通常カーリースで全損事故を起こすと、解約金費用は自己負担となってしまうので万が一の場合も安心です。
ただし、カーリースの月額料金に組み込むことはできないので注意が必要です。
なお、カーコンカーリースでは中古車もカーリース可能となっています。
▽中古車も充実!▽
ニコノリ
画像引用元:ニコノリ公式サイトより
任意保険の補償内容 | 契約ごとに異なる |
引受保険会社 | 損保ジャパン |
保険等級の引継ぎ | 可 |
中古車の有無 | 〇 |
その他のポイント |
|
ニコニコレンタカーを運営する会社による「ニコノリ」。
ニコノリでは、月額料金に追加という形で損保ジャパンの任意保険を契約に組み込むことができます。
特徴として、等級の引継ぎができるほか、期間中に事故をおこしても保険料は変わりません。
また、全損時の中途解約費用もカバーしてくれます。
「全損による解約金費用が自己負担となってしまったら・・・」と考える必要もありません。万が一の場合も安心です。
そして、ニコノリでは中古車もカーリース可能となっています。
▽365日サポート充実!▽
コスモMyカーリース
画像引用元:コスモMyカーリース公式サイトより
任意保険の補償内容 | 契約ごとに異なる |
引受保険会社 | 各自加入 |
保険等級の引継ぎ | 契約保険会社による |
中古車の有無 | 〇 |
その他のポイント |
|
ガソリンスタンドで有名なコスモ石油が運営する「コスモMyカーリース」。
こちらは任意保険は通常別途加入が必要になります。
しかし、コスモMyカーリースの取扱店舗によっては、任意保険の手続きを受け付けていて月額に含めることができる場合があります。
店舗によって対応が異なるので事前にご自身の近くの店舗が対応しているか確認するようにしましょう。
また、保険等級を引き継げる場合もあるので、こちらも事前に確認しておくとよいでしょう。
なお、コスモMyカーリースでは中古車もカーリース可能となっています。
▽ガソリン割引で燃料費も節約!▽
自賠責保険と任意保険の違いを比較
車の運転は、事故なく安全に行いたいものです。
しかし、不測の事態はいつ誰にでも起こり得ます。
万が一の事故の際でも、保険に入っておけば精神的にも経済的にも安心することができますよね。
そのため、保険についてはあらかじめしっかりと理解しておく必要があります。
自動車の運転に関する保険は「自賠責保険」と「任意保険」の2種類に分かれます。
「自賠責保険」は車を運転する人全員に義務付けられたもの、一方で「任意保険」には加入義務はありません。
では、この2つがどのようなものであるのか、より詳しく見てみましょう。
自賠責保険とは
自賠責保険とは、「自動車事故の被害者救済」が目的の保険です。
法律によって、すべての車・バイク所有者に加入が義務付けられています。
そのため、「強制保険」とも呼ばれており、加入していなければ走ることすらできません。
そんな誰もが入らなければならない自賠責保険ですが、補償範囲は「対人賠償」のみにとどまります。
つまり、もし自分が事故を起こしてしまったら、補償の対象になるのは相手方のケガや死亡・後遺症のみで、相手方の車や自分自身のケガ・車、また物損は補償の対象となりません。
また補償金についても被害者1人当たりの上限があるので、それ以上の被害額については自己負担になってしまいます。
なお、カーリースを利用する場合、自賠責保険はリース車を所有するカーリース会社が加入手続きを行います。
そのため、カーリースの契約と同時に自賠責保険へ加入したことになるので料金も別途払う必要はありません。
任意保険とは
任意保険とはドライバーが自らの意志で加入する保険です。
保険会社によって内容やプランはさまざまですが、自賠責保険よりも広範囲の補償内容であることが特徴です。
自賠責に含まれない「対人賠償」や「対物賠償」「人身傷害・搭乗者傷害」、「車両保険」など補償内容や範囲も多岐にわたります。
特に、対人賠償や対物賠償は補償金の上限が無制限のものもあるので、予測できない事故に対してはこれらは無制限のものを付けておくと安心できるでしょう。
また、自賠責保険にはないものとして、任意保険には相手方との連絡や示談交渉が含まれます。
当事者間でのやりとりはトラブルになるケースもあります。
事故という精神的にも厳しい状況の中、プロである第三者が冷静な判断と対応で交渉してくれるというのは心強いですね。
自賠責保険と任意保険の違い
それぞれの保険について理解したうえで、自賠責保険と任意保険を比較するとどのような違いがあるのか、わかりやすくまとめてみましたので確認してみましょう。
自賠責保険 | 任意保険 | |
【相手】
傷害・死亡・後遺障害 |
傷害:120万円
死亡:3000万円 後遺障害:4000万円 |
対人賠償保険
※無制限あり |
【相手】
車・物・公共物等 |
× | 対物賠償保険
※無制限あり |
【自分】
自分/同乗者の 傷害・死亡 |
× | 人身傷害・搭乗者傷害保険
※無制限あり |
【自分】
自分の車 |
× | 車両保険 |
示談交渉 | × | あり |
このように比較すると、自賠責保険は非常に限定的な保険であることは一目瞭然ですね。
そして、自賠責保険の補償範囲の狭さをカバーする任意保険への加入は必須といっても過言ではないといえるでしょう。
自賠責保険は車の運転において必要最低限のものとなっているので、任意保険でご自分にとって最適かつ必要な補償プランを選ぶようにしましょう。
カーリースの月額料金の内訳は?任意保険は含まれないの?
カーリースの月額料金に、自賠責保険が含まれていることは先にも述べました。
しかし、そもそもカーリースの月額料金には何が含まれているのでしょうか。
ここではカーリースの月額料金の内訳を項目ごとに説明します。
車両本体価格
利用する車を購入するのにかかった費用で、月額料金の最も大きな割合を占めています。
新車価格から残価(残存価格=返却時の車の価値)を差し引いた金額が、カーリースにおける車両本体価格となります。
この費用は、車種やグレードなどによって異なります。
自動車税などの税金
車に乗るには、自動車税・自動車重量税・環境性能割などの税金がかかりますが、これらも月額料金に含まれます。
車を購入する場合であれば、上記の税金を支払うタイミングはそれぞれ異なるため、車にかかる税金の出費を毎月一定にすることはできません。
しかしカーリースはこのような費用も月額料金に含んでいることで、初期費用もかからず毎月定額で利用することができるという仕組みです。
自賠責保険料
自賠責保険は車の利用者すべてに加入が義務付けられています。
そのため、カーリースの利用でも自賠責保険への加入は必須であり、あらかじめ月額料金に含まれています。
補償範囲は「対人賠償」のみと限定的なので任意保険への加入を検討しておきましょう。
登録にかかる諸経費
車の利用には登録が必要であり、「車両登録代行費」「車庫証明書代行費用」「納車費用」などの諸経費が発生します。これらもすべて月額料金に含まれます。
- 車両登録代行費
運輸支局で車両の登録を行い、ナンバー交付を受けるための費用
- 車庫証明書代行費用
車の保管場所を確保している証拠として、警察署から車庫証明書を交付してもらうための費用
- 納車費用
ディーラーから自宅まで納車してもらうための費用
このほか、登録時手数料や仲介手数料なども含まれています。
任意保険料や維持費などプラン次第のものも
冒頭でご紹介したようなカーリース業者では、月額料金に「任意保険料」が含まれているものもあります。
また、通常維持費として別途かかる「消耗品交換」「車検」などの費用がメンテナンスプランとして含まれているプランもあります。
検討しているカーリースのプランがどのような内訳になっているかは、しっかりと比較・確認するようにしましょう。
カーリースに任意保険は必要?
カーリースには自賠責保険しか含まれないのが一般的です。
任意保険は自身で入るか、任意保険があらかじめ組み込まれたカーリース業者を選ぶ必要がありますが、そもそも任意保険は絶対に必要なのでしょうか。
結論としては、「任意保険は加入するのが圧倒的におすすめ」といえます。
その理由を以下で解説しますので、早速見てみましょう。
カーリースの修理費用は自己負担
カーリースは、事故による車の破損は契約者が修理費用を負担します。
カーリース会社に負担はしてもらえず、程度によっては高額な費用が請求される可能性もあります。
任意保険に加入して入れば、その費用も補償されるので安心です。
全損・廃車・盗難の違約金が大きい
カーリースは、リース車が全損して使用不可の状態になると、廃車となり強制的に契約は終了となります。盗難の場合も同様です。
その場合は違約金が発生し、場合によっては中途解約による手数料等も加算されかなりの高額請求となる可能性もあります。
任意保険に加入していれば、全損や盗難であってもこれらの費用を補償してくれるため、安心できます。
事故以外のトラブルでも活用できる
車を利用していると、事故以外でもパンクやオーバーヒート、ガス欠、脱輪、キーの閉じ込みなど、大小さまざまなトラブルに遭遇することもありますよね。
最近では、多くの任意保険にロードサービスが付帯しています。
こうしたトラブルの際に、すぐに駆け付けて対応してくれるロードサービスが利用できるのは精神的にも安心できてうれしいポイントです。
任意保険込みのカーリース月額料金を安くするには?
任意保険込みのカーリースを選ぶと、その分の保険料、つまり月額料金も高くなりますよね。
しかし、「なんとか月額料金は抑えたい!」という方も多いと思います。
任意保険を組み込んだ場合でも、月額料金を抑える方法を以下3つご紹介します。
- 運転者を限定する
- 走行距離に制限を設ける
- 等級を引き継ぐ
順番に見ていきましょう。
1.運転者を限定する
任意保険は運転者の範囲を限定できます。
そのため、範囲を「本人のみ」に限定することによって保険料を安くできます。
その他の選択肢としては、「家族限定」、「本人・配偶者限定」があります。
家族がリース車を利用しないのであれば、本人限定で問題ないでしょう。
具体的には、本人限定にすることで7~8%ほどの割引になると言われています。
本人以外も頻繁に運転するという場合は、先にご紹介したKINTOのように、運転者が許可した相手であれば適用されるというものを検討するとよいでしょう。
2.走行距離に制限を設ける
カーリース契約自体のプランにも走行距離の制限がある場合がありますが、同様に任意保険にも走行距離制限があります。
そもそも運転する距離が短いという場合は、確率的に事故を起こす可能性も下がるため、保険料は安く済むということですね。
走行距離の範囲に応じた保険料が選べるので、運転頻度があまり多くない場合は走行距離制限をつけることで月額料金を安くできます。
3.等級を引き継ぐ
任意保険料は、等級が高いほど保険料の割引率も上がっていく仕組みです。
保険期間1年間、無事故で保険を使わなければ、次の年は等級が1つ上がります。一方で、他人の物や車を壊すなどの事故で保険を使うと等級は3つ下がります。
等級は1~20の20段階で、通常は6等級から始まります。
しかし、任意保険は自分が6等級であっても同居親族が20等級であれば、20等級を引き継ぐことができるのです。(ただし、引き継ぎには条件達成が必要な場合あり)
同居親族の等級が高いのであれば、等級の引継ぎもぜひ検討してみてください。
任意保険込みのカーリースを選ぶ際の注意点
任意保険込みのカーリースを選ぶ際、どのようなことに注意しておけばよいのでしょうか。
近年のカーリース需要増加に伴い、多くの業者があるため迷ってしまう方も多いと思います。
失敗しないためにも見ておくべき注意点を確認しておきましょう。
補償の適用範囲はどこまでか?
まず見るべきポイントは「補償の適用範囲」です。
自賠責保険では補償の範囲が限定的であるため、任意保険の加入が安心だとお伝えしてきました。
しかし、せっかくの任意保険でも補償範囲が思っていたものと違っていたら本末転倒です。
以下の3つがご自身の条件を満たすものであるか確認してから選ぶようにしましょう。
賠償責任保険
賠償責任保険は、以下の2つを指します。
- 対人賠償保険・・・例)相手方にケガをさせてしまった
- 対物賠償保険・・・例)相手方の車を破損させてしまった
相手方のケガの治療費や、車の修理費用を支払わなければならなくなった場合に補償されます。
特に、対物賠償保険は任意保険でしか補償されません。
また、対人賠償保険についても自賠責保険の補償額を上回る金額になる場合が多いので必ずチェックするようにしましょう。
人身傷害保険
人身傷害保険は、運転者自身や同乗者のケガや死亡に補償される保険です。
こちらも自賠責保険では補償範囲の対象外なので、任意保険で備えておきたいですね。
治療費だけでなく、事故のケガにより働けなくなった場合にその期間の収入も補償してくれます。
車両保険
車両保険は、自分自身の車が破損した場合に修理代が補償される保険です。
こちらは事故の場合だけでなく、故障や自然災害、盗難、いたずら、当て逃げなど、自身に過失のない状況で車に修理が必要になった場合でも補償されます。
特に、カーリースでは返却際の原状回復が必要なので、この点からも任意保険に加入しておけば安心です。
等級や割引は引継ぎできるか?
もう一点見るべきポイントは、「等級や割引の引継ぎ可否」です。
任意保険込みのカーリースは、すでに加入している任意保険の等級は引き継ぐことができない場合があります。
せっかくこれまで加入していた保険で高い等級であっても、引き継げないとなると躊躇してしまいますよね。
中には等級の引継ぎが可能で割引までもそのまま引継ぎができるリース会社もありますので、慎重に比較して検討するようにしましょう。
なお、任意保険込みのカーリースへ乗り換える場合は、加入中の任意保険は「中断手続き」を行います。
この中断手続きによって一時的に保険を止めることができ、中断を申請してから10年以内であれば等級を再度引き継ぐことが可能なので覚えておきましょう。
任意保険込みカーリースのメリットとデメリット
ここまで、カーリース利用における任意保険の重要性や、任意保険込みのカーリース業者についてご説明してきました。
では、任意保険込みのカーリースのメリットデメリットはそれぞれどのようなものがあるのでしょうか。
順番に見ていきましょう。
メリット
まずは、任意保険込みのカーリースのメリットについて見てみましょう。
保険料も月々定額
通常は別途支払いが必要になる任意保険ですが、カーリース費用に含められれば毎月定額の出費としてまとめることができます。
車に関する支払いとして一括セットにできるので、家計管理がしやすくなるでしょう。
選ぶ手間がなく手続きが簡単
任意保険に別途加入するとなると、多くの保険会社から比較検討をしたり手続きに時間がかかったりと労力を要します。
しかし、任意保険込みであれば、カーリースの手続きと合わせて一度で済みます。
補償内容についてもあらかじめ決まっている部分も多く、迷う必要もありません。
事故を起こしても保険料が変わらない
任意保険では等級が定められており、1年間無事故で保険を使わなかったければ1等級上がる仕組みになっています。
等級は上がるほど保険料は安くなり、保険を使うと等級が下がるので保険料も高くなります。
しかし、任意保険込みのカーリースは、仮に保険を使っても保険料が変わらないため月額料金も一定のままとなります。
デメリット
次に、任意保険込みのカーリースのデメリットについて見てみましょう。
保険会社や補償内容を選べない
任意保険込みのカーリースでは、補償内容があらかじめ決まっていることが多いので自由に内容を決められない可能性があります。
不要な補償が入っていてもアレンジが効かないこともあり、必要な補償内容のみの保険料より高くなってしまう場合もあります。
等級の引継ぎ不可な場合がある
任意保険込みのカーリース業者すべてが保険の等級を引き継げるわけではありません。
これまでの等級より下がると、基本的に保険料は上がります。等級が引き継げるリース会社と比較すると、その分料金は高くなってしまう可能性があります。
Q&A
最後に、任意保険込みのカーリース業者についてよくある質問をまとめました。
検討されている方は、ぜひ参考にしてみてください。
オリックスカーリースに任意保険込みのプランはある?
オリックスカーリースには、任意保険は基本的には含まれていません。
月額料金に組み込むことは可能ですが、等級の引継ぎは不可となります。
任意保険料込みプランと別途契約プランは相場的にどちらがお得?
どのような補償内容を希望するかによって答えは変わってきますが、相場的には任意保険は別途契約したほうがお得と考えられます。
なぜなら、任意保険込みのカーリースは不要な補償が組み込まれている場合もあり、別途自分に必要な分だけの補償内容で契約した方が安く抑えられる可能性が高いからです。
手厚い補償を考えている方は組み込まれている場合でもあまり変わらないかもしれませんが、料金重視であれば別途の契約も検討してみるとよいでしょう。
カーリース専用の任意保険はある?
カーリース専用の任意保険はソニー損保や三井住友海上などの大手損保会社で提供しています。
例えば、ソニー損保が提供するカーリース用任意保険では以下のような特徴があります。
- 等級の引継ぎ可能
- リースカー車両費用特約あり
- 走行距離が短いほど保険料は安くなる
これ以外にもさまざまなオプションを付けることも可能で、ダイレクト型自動車保険でも19年売上トップという実績があります。
会社によって料金・補償内容は異なるため数社で比較検討するとよいでしょう。
▽2021年カーリース部門3冠受賞▽