「中古車が欲しい!」そんなとき、少しでも安く購入したいですよね?1年の内、中古車が安くなる月など、特定の時期はあるのでしょうか?
この記事ではそんな悩みを解決すべく、買い時の月や中古車を年中お得に乗る方法などについて紹介していきたいと思います!
- 中古車が安い月・安い時期
- 中古車が安くなる理由や仕組み
- 中古車を年中お得に乗る方法
中古車の購入を考えている人は、ぜひ参考にしてみてください!
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中古車が安い時期はいつ?買い時の月も紹介
では早速、中古車を安く購入できる時期を紹介していきましょう!詳しい理由や安くなる仕組みについては後述するので、まずは「この時期が安くなりやすいんだ!」ということを知ってもらえればと思います。
この項目では、中古車が安くなるタイミングとして
- 月別
- 車種別
- その他特別な時期
について解説していきます。自分が狙っている中古車に合わせて、最適なタイミングを探してみてください!
買い時の月はいつ?
結論から言うと、中古車が安くなる月は以下の5パターンです。
- 4~5月
- 5月・9月
- 5月・11月
- 8月
- 1月
上記は理由毎に分けたものですが、5月が頻出していますね。実際、5月は中古車が安くなりやすい傾向にあります。
実際に、その簡単な理由とともに、各月の特徴を見ていきましょう!
4~5月は決算期直後&需要減で安くなる!
まず、4~5月は中古車の値段が安くなりがちです。その背景には、3月の需要と供給バランスが関係しています。
一般的に、年度末である3月は車がもっとも売れる時期といわれています。理由として、
- 自動車メーカーの決算時期
- 大学入学や就職など、新生活需要
が重なるためです。自動車メーカーは決算に合わせて売り上げを伸ばしたいため、新車の値段を下げてでも販売台数を稼ぎます。
また、新しい生活に合わせて車を購入しようという需要も高まる時期です。このため、手持ちの車を売って新しい車を購入する人が増えます。
一方、新生活需要の落ち着いた4月は、売られた中古車が多いものの、車を求める人も少ない時期です。
このため中古車ディーラーは、在庫をさばくために中古車の値段を下げる傾向にあります。
これが、4~5月に中古車が安くなる理由です。
5月・9月の大型連休明け
続いて、5月と9月が安くなる理由について紹介します。5月、9月といえば、大型連休「ゴールデンウィーク」「夏休み(お盆休み)」ですね!
こうした連休中は、長距離移動やレジャーを目的として、車の需要が高まります。
しかし連休が明けると、レジャー目的で車を所持していた人やお金を使い果たした人たちによって、こうした車が売り出されるんです。
すると市場の中古車が増え、かつ連休直後という事で車の購入意欲が低下する時期に入ります。
中古車ディーラーはこうしたタイミングで、やはり中古車の値段を下げて在庫をさばこうとします。
5月・11月のボーナス直前
6月や12月は、多くの企業がボーナスを出します。もちろん、そこで働いているサラリーマンやその家族は、ボーナスで何を買おうか、どこに遊びに行こうかと考えだしますよね。
その時期こそ、5月や11月です。「ボーナスが入ったら、それを頭金にして車を買おう!」というご家庭も多いでしょう。
逆に言うと、ボーナスに浮足立っているこの時期は、お財布のひもが固くなりがちです。
結果的に中古車の購買意欲が低下するため、5月や11月は値段が下がる傾向にあります。
8月のお盆
8月には、先祖の霊を祀る「お盆」があります。考え方や捉え方は地域や世代にもよりますが、お盆の時期は祝い事を避けるのが好まれます。
こうした縁起を気にする風習により、8月も車の購買意欲が落ちやすく、値段が下げられるケースが多いです。
また、昨今は夏場の気温が非常に高く、熱中症を避けるために不要不急の外出を自粛するなど、店舗への来客が大きく減少しています。
こうした背景もあり、8月は他の時期ほどではないにせよ、中古車の値段が下がりやすい月といえるでしょう。
1月は年式が古くなる
中古車の販売価格を決める要因のひとつに「年式」があります。これは「当該の車が何年に登録されたか?」を表しており、これを見るだけで車の古さを判断することが可能です。「○年落ち」という言い方をされることもありますね。
この年式は、1月1日に数字がひとつ増えるシステムです。つまり中古車は1月1日を境に1年、書類上で年を取ることになります。
古い中古車ほど安くなることから、年式が上がる1月は中古車全体が安くなるわけですね!
12月末に買うよりも年が明けてから買う方が、品質は変わらず安くなるのでお得といえるでしょう。
車種ごとの安くなる時期は?
月やイベントとは別に、車種ごとに個別で安くなる時期もあります。それが
- 発売から奇数年
- モデルチェンジ・マイナーチェンジ直後
- 冬場のオープンカー
- 春先のSUV
です。狙っている車とこの項目で紹介する時期が重なっている場合、お得に購入できる可能性があります。
ひとつずつ見ていきましょう!
発売から奇数年は車検時期で安くなる
日本は、自動車に対して定期的に保安基準に適合しているか確認する制度、いわゆる「車検」を導入しています。
車検は新車購入から3年目と、それ以降2年ごとに行わなければなりません。つまり、3,5,7,9,11……と、購入から奇数年で車検が発生します。
新しいモデルの車が発売されると、その車種の需要は高まりますよね?つまり、発売年は新モデルが売れやすい時期です。
一方、車検は金銭的負担が発生するため、車検前に車を手放すというオーナーも多数います。
このため、ニューモデルとして発売から奇数年が経過した車種は、車検直前という事もあり値段が下げられていることが多いです。
ただし、この場合は購入後に車検の費用負担が発生することに注意してください!
モデルチェンジ・マイナーチェンジで旧型が値下がりする
「新しいものが好き!」という人は大勢います。自動車も同様で、モデルチェンジやマイナーチェンジに合わせて、今まで乗っていた車を手放して新車に乗り換えるという人も少なくありません。
このため、新型が登場するタイミングで旧型の中古車が値下がりする傾向にあります。
旧型とはいえそれまで最新モデルだったので、最新のモデルに強いこだわりがない限りは、お得に中古車をゲットするチャンスというわけですね!
オープンカーは冬場に安くなる
オープンカーは、冬場に値段が下がります。理由は想像がつきやすいですよね。風を浴びながらドライブを楽しむのに、寒い冬はあまり適しません。
そう考えて、冬前にオープンカーを手放すオーナーも存在します。また、真冬にオープンカーを買おうとする客も少ないため、必然的に値段が下がるわけです。
もし気候や寒さを気にしない、あるいは長く乗っていくつもりなら、冬場が中古でオープンカーを買うのに最適な時期といえるでしょう。
SUVは春先がねらい目
逆にオフロードに強いSUVは、春先がねらい目です。積載量に優れるSUVは、スキーやスノーボードなど、かさばる荷物の多いウィンタースポーツで重宝されます。
その結果、スキーシーズンが終わる春先に手放されることも多く、中古車の供給量が増えるんです。
供給が増え、需要が下がると、必然的に値段は下がります。
もしSUVの購入を検討しているなら、この時期を待ってみるのも手かもしれませんね!
その他の安くなる時期
このほか、特殊な条件として
- 円高の時期
- ガソリンが高騰している時期
は中古車が安くなる時期といえるでしょう。
逆に、半導体が不足している時期は、中古車の値段が高騰する傾向にあります。
タイミングを待ったり狙ったりするのは難しいですが、「今どういう時期なのか」を判断する上で覚えておいても損はないですよね。
円高の時期
日本の中古車は、海外に輸出されています。国内で余った中古車を海外に売って、利益とするわけですね。
しかし円高の時期は輸出による利益が減るため、中古車ディーラーにとって「海外に輸出するくらいなら、値段を下げてでも国内で売ったほうが利益が大きい」という状況になります。
その結果、円高中は中古車の値段が下がってお得に購入することができるんです。
逆に円安時期は海外に輸出したほうが利益を伸ばせるので、国内の価格が高騰してしまいます。
ガソリンが高騰している時期
自動車が走るには、ガソリンが必須です。ガソリン代は、車の所有者にとってもっとも大きな維持費のひとつといえるでしょう。
このため、ガソリンの価格が高騰している時期は「公共交通機関を使うか」と車を手放したり、そもそも車そのものの需要が下がります。
その結果、ディーラーは在庫をさばくために値段を下げざるを得ない状況になるんです。
車が生活の必需品だという人や、燃費を気にするほど走らない人にとっては、中古車を安く入手する絶好のタイミングですよね!
中古車が高くなる時期はある?
ここまで、中古車が安くなる時期を紹介してきました。では逆に、中古車が高くなる時期はあるのでしょうか?
この項目では、昨今の情勢で特に気になる
- コロナ禍
- 半導体不足
について考えていきたいと思います!
中古車はコロナ禍で安くなる?高くなる?
コロナ禍は、各種産業に大きなダメージを与えました。自動車産業も同様で、外国の工場が停止する、材料が不足するなどの理由により、納車が遅れるといった深刻な問題が記憶に新しいと思います。
また、三密を避ける、他者との接触を忌避するという傾向から、移動手段として自動車のニーズが高まりました。
つまりコロナ禍は、自動車の供給が十分でないにもかかわらず、需要が大きな時期という事です。
業績不振や収入の低下で車を手放す人も大勢いますが、同時に中古車の需要が大きく伸びたことで、結果的に中古車の値段はむしろ高くなったといえるでしょう。
コロナ禍が収束し、安定した新車の製造・納車が実現すれば、中古車の値段も落ち着いてくる可能性があります。
半導体不足だと中古車は高騰する?いつまで続く?
半導体不足は、中古車の価格を高騰させている原因のひとつといえます。
半導体とは、様々な電化製品に用いられる精密部品のことです。ほとんどの電化製品に使用されているばかりか、年々需要と依存度が上がる、現代になくてはならない存在といえるでしょう。
当然、自動車にも多数の半導体が使用されています。
半導体不足によって新車の製造が遅れたことで、車を手放す人が減るだけでなく、中古車を購入する人が増加する結果に。需要と供給のバランスが崩れた中古車は、価格の高騰が避けられませんでした。
半導体不足の原因として、需要の拡大に加えてコロナ禍やアメリカによる対中制裁が挙げられます。
しかし、2022年後半には各国で半導体の製造環境が整いだすなど、供給面の改善が見られました。
実際2023年に入ってからは、半導体不足による電化製品の納品遅れは軽減されていると感じることが多いのではないでしょうか?
自動車産業についても、2023年には半導体不足を原因とした納車遅れがほぼなくなるという予想もされています。
これが実現すると、手持ちの車を売って新車を購入する人が増えることから、中古車の価格も元に戻っていくのではないかと予想できそうです。
中古車が安くなる理由は?
ここまで、中古車が安くなる具体的な時期について紹介してきました。では、どうしてこうした時期に中古車の価格が下がるのでしょうか?
その理由である、
- 中古車の値段が決まる仕組み
- 需要と供給のバランス
について、解説していきたいと思います。これらの仕組みを覚えておくことで、将来的に発生するかもしれない市場の変化に対して、中古車の価格がどのように変動するか、ある程度予想できるようになるかもしれません。
ぜひ参考にしてみてください!
中古車の値段が決まる仕組み
中古車の値段は、売られた際の状態によって決まります。値段に関わる項目としては、以下の点が主といえるでしょう。
- モデルやグレード
- カラー
- 年式
- 走行距離
- 次回車検までの期間
- 傷や凹みの有無
- 事故や修理歴の有無
- 販売時期(上記項目で解説済み)
- 需要と供給のバランス
モデルやグレード、カラーは純粋に人気なものほど値段が上がり、逆に欲しい人が少ないタイプだと値段が下がります。カラーの場合、万人受けがよく目的問わず使えるホワイトやブラックの人気が高いため、値段が高くなりがちです。
年式や走行距離は、その中古車がこれまでどれだけ使い込まれていたかの目安になります。年式が古ければそれだけ前に作られた車という事がわかりますし、走行距離が長ければ部品の摩耗などにより車体の寿命が短い可能性が懸念されます。
このため、年式や走行距離の数字が多い中古車ほど、安くなります。ただし、先ほども言及したように年式や走行距離が原因で安くなっている中古車は、購入してから長く乗ることができない可能性があります。低価格だからと安易に飛びつかず、自身の使用目的などを鑑みて冷静に判断したいですね!
車検までの期間も同様に、注意が必要なポイントです。車検直前の中古車は安くなりますが、結局は購入後に車検費用が発生してしまいます。後々、車検にかかったお金を計算してみたら意外と割高だった……なんてことにならないよう、しっかりとその後の車検費用込みで比較検討しましょう。
傷や凹み、事故や修理歴は精神面で安くされる傾向にあります。縁起や気分を重視する人は「事故を起こした車」として忌避することがあるためです。また傷や凹みは、純粋に見た目にも影響するため、車検と同じく購入後に修理費用が発生するかもしれません。
見た目や事故歴なんか気にしない!という人にとっては、単純にお得に手に入れられるチャンスなので、自分の気分と相談して決めましょう。ただし、事故によって部品が損傷・摩耗しているなどの場合は、長く乗れない可能性もあります。事前に「どういった事故だったのか?」「どれだけの修理や部品交換がされているか?」などはきちんと確認する必要があります。
販売時期による価格変動は先ほど解説したので、最後にもっとも重要な「需要と供給のバランス」について解説していきます!
需要と供給のバランス
中古車が安くなる時期でたびたび、「需要」と「供給」の話題を出しました。これは、中古車の値段を決める重要なファクターだからです。
需要とは、「それを欲しがる人」のことを指します。中古車の需要が高い、需要が伸びている、といわれた場合は「中古車を欲しがっている人がいっぱいいる」と読み替えることができます。
供給は「それがどれだけ市場にあるか」を指した言葉です。中古車の供給が追い付かない、と言われれば「中古車が足りていない」という事ですし、中古車の供給過多は「中古車の在庫が余っている」という意味になります。
基本的に物の値段は、「欲しい人が買えない」場合に高くなり、「余っているけど売れない」時に安くなります。
- 需要 > 供給:値段が上がる
- 需要 < 供給:値段が下がる
これが、時期や月ごとに中古車の値段が変動する理由です。
例えば、中古車は4月に安くなると紹介しました。その理由を需要と供給の面で見ると、次のようになります。
- 3月が決算期のため新車の購入が増える:中古車の供給↑
- 新生活に向けて車を購入する人が増加する:4月の自動車需要↓
- 需要 < 供給 となり中古車が安くなる
このように、世間的に車が必要とされる時期は中古車の価格が上がり、車を使わない時期になると安くなるというのが需要と供給のバランスです。
コロナ禍や半導体不足で中古車の価格が上がるのも、自動車の供給が減っているのに需要が高まったことが原因ですね!
この仕組みを覚えておくことで、「今の情勢は車の需要が低いな」「今は中古車の供給が多いタイミングだ」という時期を狙って、お手頃価格の中古車に出会うことができます。
ぜひ参考にしてください!
中古車が安い時期の注意点
中古車を購入する際、少しでも安く手に入れたい、というのは当然の心情です。ただし、安いのには理由がある場合もあります。
それを知らずに飛びついてしまうと、結果的に損をする可能性もあるので十分に気を付けたいですよね!
ここでは、安い中古車を購入する際の注意点を紹介したいと思います。
希望の車種が品薄で手に入らない可能性がある
まず、中古車が安い時期はそれを狙って買いに来る人も多いため、中古車の取り合いになります。
いくら供給過多で価格が下がっていたとしても、希望の車種やグレード、カラーが残っているとは限りません。
「少しぐらい高くてもこの色がいい!」という人によって、安くなる時期を待たずに売れてしまう事もあります。
どうしても欲しいモデルやカラーがある場合は、値下げを待たず早めに決断するのもひとつの手です。
人気の車種やカラーはそもそも値下げ率が低い
また、人気の車種やカラーは、そもそもあまり値下げされないケースもあります。これは需要と供給のバランスを考えれば納得できるでしょう。
人気という事は、需要が高いという事です。また、手放す人も少ないため、中古車としての供給も少ない可能性があります。このため「需要 > 供給」となり、値下げ率が渋いことが多いです。
もし目当ての人気車種、カラーがあった場合は、値下げを待っているうちに他の人にとられないよう、やはり早めの決断が吉という場合もありますね!
安い理由を確認する
『中古車の値段が決まる仕組み』で解説しましたが、中古車の値段は様々な要因で決まります。需要と供給バランス、時期的なものだけでなく、他の要因で安くなっている場合は、それをきちんと確認しなければなりません。
安いから、と安易に飛びつくと、かえって損をしてしまう可能性があります。なぜ安いのか、どこかに問題やトラブルがないか、しっかりとチェックするとともに、はっきりとディーラーに聞くことも重要ですね。
特に注意したいのは、先ほども解説した
- 年式、走行距離
- 車検までの期間
- 事故歴や傷凹みの有無
でしょう。
年式・走行距離を確認する
繰り返しになりますが、年式や走行距離は、中古車を購入する上で絶対に確認が必須な項目です。古い車、多く走っている中古車はそれだけ安く売られますが、一定のリスクも存在します。
「故障しやすい」「寿命が短い」というだけでなく、単純に維持費が高くなる可能性もあるんです。
例えば年式について、13年を超えた自動車は増税の対象となります。これは、古い自動車ほど環境への負荷が大きいためです。
「13年落ちの中古車が安い!」と購入したけど、税金は上がるし燃費は悪しといった状況で、結果的に維持費が高くついてしまうケースも。
また走行距離では、一般的に10万km~12万kmが問題なく走れる距離といわれています。これを超えると、足回りの消耗品に寿命が来て交換をする必要が出てくるかもしれません。
年式が若くても、前のオーナーがかなり走る人だった場合、この走行距離が思いのほか伸びていることもあります。すると、安く購入出来ても次回車検時に大量のパーツ交換を求められ、結局は高くついてしまうなんてことも。
一般的な自動車の寿命として、
- 年式は13年
- 走行距離は10万km
という事を念頭に、自分がどれくらいその中古車に乗るつもりか?どれくらいの距離を走りそうか?を加味して購入の判断材料としましょう!
保証内容や現物を確認する
保証内容や現物確認も重要です。現代ではネットだけで中古車を購入出来てしまいますが、いざ手元に来たら何らかのトラブルがあった、なんてケースもよくあります。可能な限り、自身の目でチェックしておきましょう
確認項目として、次回車検までの期間は金銭に直結する問題です。購入直後に車検時期が来ると、せっかく安く買った意味があまりないかもしれません。
また、事故歴や修理歴、傷や凹みの具合によって、購入後に修理費用を負担しなければいけない可能性もあります。そうしたことを含め、購入後の保証やアフターケアなど、ディーラーにきちんと確認を取りましょう。
販売業者によっては、様々なサービスやサポートをしてくれるところもあります。中古車を安く手に入れることも重要ですが、何より大切なのは安全・安心してドライブを楽しむことです。なんのサポートもないようなトラブルが予想されるディーラーよりも、多少値段が上がってもきちんと親身に対応してくれるディーラーを選ぶのが、後々気持ちよく車に乗ることが出来そうですよね。
カーリースで中古車を年中お得に乗る
中古車を年中お得に乗る方法として、カーリースを利用するという手があります。カーリースは車のサブスクとも呼ばれ、購入とは異なるメリットが多数あるんです。
目的や金銭的な都合を考慮しつつ、中古車を乗る際の選択肢を増やす意味でも、知っておいて損はないと思います。
ここではそんなカーリースについて、詳しく紹介していきますね!
カーリースとは?
カーリースとは、毎月一定の料金をリース会社に支払うことで車に乗れる「車のサブスク」です。
月額料金は、車両本体価格から契約終了後の車の残価を差し引いて、税金や保険料などを足し、契約月数で分割して算出します。
車の所有者はリース会社、使用者が契約者になるため、契約終了後は車の返却が前提とされているのが特徴です。
「定額で自動車をレンタルできるサービス」とイメージすると、わかりやすいかもしれません。
カーリースには、新車だけでなく、よりリーズナブルな中古車を対象としたものもあります。
年中お得に中古車に乗る方法として、有効な手段なんですよね!
▽2021年カーリース部門3冠受賞▽
カーリースのメリット
そんなカーリースですが、購入(ローン)にはない特別なメリットが多数あります。
主なメリットは以下のとおり。
- 定額で利用できるので急な出費が発生しない
- 頭金や初期費用が不要
- 法人・個人事業主なら経費に計上可能
- 個人でも高級車に乗れる
順番に解説していきましょう!
定額で利用できるので急な出費が発生しない
カーリースは、毎月定額の料金を支払うことで利用できます。逆にいうと「ある月だけ出費が大きくなる」という事は基本的にありません。
中古車をローンで購入した場合、自動車税や自動車重量税など、ある月だけ出費が大きくなることがありますよね?カーリースは車の所有者がリース会社となっているため、こうした維持費の発生がありません。
より厳密にいうと、こうした維持費が月々の定額料金に分割されているケースがほとんどですね。
このため、カーリースは毎月の出費額が計算しやすく、急な出費に焦る必要がないという大きなメリットが特徴です。
頭金や初期費用が不要
また中古車をローンで購入する場合、頭金として車体本体価格の20~30%を支払うのが一般的です。このため、ボーナスを待つなど時期的な制約が出てしまいがちですよね。
一方カーリースの場合、利用初月から一定額のため、最初にまとまったお金を準備する必要がありません。
「月々の支払いは問題ないけど、一気に大金を準備するのは難しいな……」という方にはうってつけの選択といえるでしょう!
法人・個人事業主なら経費に計上可能
カーリースが、法人や個人事業主に人気なのをご存じでしょうか?その理由は、毎月の定額費用を経費に計上できるからなんです。
「仕事の都合で車を使いたい」という方も、経費に計上すれば節税に繋がるため、非常にお得に中古車に乗ることができます。
個人でも高級車に乗れる
また、カーリースが注目されている理由として、個人でも高級車に乗れる点が挙げられます。
一般的に高級車に乗ろうとすると、頭金の準備と維持費に悩まされてしまいますよね?しかし前述の通り、カーリースは頭金が不要であるばかりか、毎月の利用料金が一定額です。
このため、プランの選び方によって、無理なく高級車を乗り回すことができます。憧れのスポーツカーや値の張るキャンピングカーなど、「人生1度は乗ってみたいよな」という自動車がある場合は、ぜひカーリースの利用を検討してみてください!
中古車を貰えるカーリースプランも!
カーリースは、あくまでもリース会社から車を「借りる」というサービスです。契約期間中は自分のものとしていつでも好きな時に乗ることができますが、期間終了時には返却が求められます。
しかし、リース業者によっては「もらえる」プランを用意しているところもあるんです!
「もらえる」プランを利用した場合、契約期間満了時に今まで乗っていたリース車をそのまま自分のものにすることができます。
頭金不要、毎月定額、急な出費なしで最終的に自分のものになるため、「非常に出費計算のしやすい購入」と捉えることもできますね!
なお、もらえるプランを採用しているリース業者は限られているため、「最終的にもらいたい!」と思っている方は、事前にチェックが必須です。
画像引用元:定額カルモくん公式サイトより
▽もらえるプランも!▽
Q&A
最後に、中古車を安く購入する上でよくある質問に回答していきたいと思います。
お得で快適な中古車ライフを手にするためにも、ぜひ参考にしていってください!
1年でどれくらい値下がりする?
中古車の値下がり幅として、1年で30%というのはよく聞く数字です。
仮に新車が500万円で販売されていた場合、
- 1年目:350万円
- 2年目:245万円
- 3年目:172万円
- 4年目:120万円
- 5年目:84万円
と、5年目に100万円を切る計算になります。
ただし、人気車種や発売して間もないモデルは値下げ幅が小さいこと、走行距離や状態によって変わることなどから、一概にこのとおりとはいきません。
おおよそ1年に10~30%の範囲で下がっていく、くらいの認識で間違いないでしょう。
中古車の在庫が多い時期はいつ?
中古車の在庫が増えるのは、新車の需要が高い時期や、車を手放す人が増える時期です。このため、
- 決算で新車購入需要が高まり、新生活需要が落ち着く4~5月
- 大型連休明けの5月、9月
に中古車の在庫が増えます。狙っている車種やカラーがある場合は、この時期に中古車ディーラーに足を運んでみてはいかがでしょうか?
半導体不足だと値上がりする?
自動車にも、数多くの半導体が利用されています。このため、
- 半導体が不足すると自動車の生産ができない
- 新車の納車が遅れるので自動車の買い替えが発生しにくい:中古車供給↓
- 新車の代わりに中古車を買う人が増える:中古車需要↑
となるため、需要 > 供給によって中古車の価格が高騰します。
ただし、2023年は徐々に半導体不足が解消されています。これによって、中古車の価格も次第に落ち着いてくるものと予想できますね!
中古車は何月に買うのがお得?
中古車を安くお得に購入するには、5月が狙い目です。
新生活やゴールデンウィークによる需要が落ち着き、ボーナスを控えた5月は、在庫も多く欲しい車種を安く手に入れるチャンスといえるでしょう。
中古車の購入を検討している場合は、まずは5月を目安にスケジュールを立ててみてはいかがでしょうか?