オートローンとは?審査の流れや仕組みをわかりやすく解説!

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車を購入しようとする際、「オートローン」という言葉をよく耳にしますよね?実際、マイカーを手に入れる上で、オートローンを利用する人も多いでしょう。

そこでこの記事では、オートローンについて仕組みや審査の流れを詳しく解説していきたいと思います!

どんな種類があるのか、審査でチェックされる項目は何か、またオートローンを利用せずに車に乗る方法も紹介するので、ぜひ参考にしてください!

この記事でわかること
  • オートローンの仕組み
  • オートローンの種類や審査基準
  • オートローンを使わずに車に乗る方法

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この記事の目次

オートローンとは?

オートローンとは、自動車を購入する際に利用できるローン(融資)のことです。社会的地位や収入を審査したうえで、自動車の購入にかかる費用を分割して支払うシステムを指します。

自動車は高額な買い物なので、現金一括払いで購入する人はほとんどいません。オートローンは、毎月決まった額を支払うことを条件に、先行して自動車を手元に置くことができるシステムです。

これによって、高価な自動車でも毎月少しずつの出費で乗ることが可能となります。

まずはオートローンにおける、

  • 仕組み
  • 金利タイプ

について解説していきましょう!

オートローンの仕組み

最初に、オートローンの仕組みを見ていきましょう。

オートローンは、金融機関などから自動車の購入費用を借りるシステムです。

例えば、500万円の新車を購入しようとしたとき、現金一括で払うとそのあと生活していけないですよね?

そこで、オートローンを実施している金融機関などに申し込み、新車の購入費用500万円を貸してくれるようお願いします。すると当該機関が申込者の社会的あるいは金銭的信用を審査し、問題なければお金がおりて新車を手にすることが可能です。

もちろん、この500万円は借りたものであるため、当然返さなければなりません。また、借りていた期間の「金利」に応じて「利息」と呼ばれる対価を上乗せする必要があります。

なので、借り入れた金額を借りていた期間で割り、そこに利息を上乗せしたものを、毎月の返済額として金融機関などに支払うことになります。

オートローンの用途

オートローンは、「自動車」に関係した用途でのみ利用することが可能です。

新車や中古車の購入のほか、車の修理費用や整備費用、運転免許の取得といった自動車に関わる幅広い用途で利用できる場合もあります。

こうした細かい用途については、利用する金融機関や信販会社のプランをチェックしてみてください。場合によっては、購入費用以外には使えない可能性もあります。

オートローンとマイカーローンは何が違う?

「オートローン」と「マイカーローン」という言葉を聞いたことがあるかもしれません。これらはどちらも同じ意味で使われています。

より厳密にいうと、

  • 自動車メーカー系のファイナンス会社:オートローン
  • 銀行や信用金庫、預金金融機関:マイカーローン・自動車ローン

というように、どこから融資を受けるかによって名称が異なるようです。

実際にはどちらを使っても通じるので、豆知識程度に覚えておくといいかもしれませんね!

この記事では、「自動車関係に使える融資」を総称して「オートローン」と呼ばせていただきます。

オートローンの金利タイプ

オートローンには、

  • 固定金利
  • 変動金利

の2種類が存在します。返済の仕方に違いがあるため、自分の生活スタイルや返済プランに合わせて、どちらを選択するか決めましょう!

固定金利

固定金利は、返済開始から終了まで、利率が変わらない金利のことです。

お金の価値は世界情勢や景気などによって、都度変化します。このため、借りているお金にかかる金利も、変動する可能性があります。固定金利はそうした変動を反映させません。

金利が変わらないため毎月の返済額が常に一定となり、返済計画を立てやすいというメリットがあります。

一方、デメリットとしては世界情勢的に低金利状態が続いた場合、最終的な返済総額が変動金利よりも高くなる可能性があります。

変動金利

変動金利は固定金利とは逆に、その時の世界情勢に応じて金利の利率が変動するシステムです。

低金利状態が続いた場合、固定金利よりも返済総額を安く抑えられる可能性があります。

ただし、金利が上がった場合は月々の返済額が増えてしまうため、状況によって負担が変動するというデメリットもあります。

固定金利と変動金利、どちらを選ぶかは自身の収入や返済計画を鑑みて、慎重に決定するようにしましょう!

オートローンの種類|金利の相場や審査難易度が違う?

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オートローンの種類 銀行系マイカーローン ディーラーローン 自社ローン 残価設定ローン
金利相場 1~4% 4~8% 0% 3~5%
審査難易度 厳しい やや厳しい やや緩い 緩い

オートローンは、どこから融資を受けるかによって金利の相場や審査の通りやすさが異なります

返済総額を安く抑えたいのか、あるいは可能な限り審査の難易度を下げたいのか、自身の目的によって、どこを選ぶか判断の目安にしてください!

銀行系マイカーローン

銀行をはじめとした金融機関から融資を受けるのが、銀行系マイカーローンです。

ローンの専門家ともいえる金融機関からは、一般的に1~4%という安い金利で融資を受けられるという特徴があります。ただし、審査は4種類の中でもっとも厳しく、「オートローンが通らなかった……」という人も少なくありません。

また、車を購入する際に当該機関に行って手続きをする必要があるなど、やや手間がかかる面もあります。

「少しでも金利を安く抑えたい!」という方は、審査が通る場合に理想的な選択肢といえるでしょう。

ディーラーローン

ディーラーローンは、自動車ディーラーでローンの手続きができるシステムです。

実際に貸し付けているのは販売会社が提携している信販会社ですが、煩雑な手続きなどをディーラーが間に入ってこなしてくれます。このため、「購入」と「オートローン手続き」を同時にできるというメリットがあります。また、審査が非常に速いことでも知られています。

一方、ディーラーローンの落とし穴として、自動車の持ち主がローン返済までディーラーである、という点には注意が必要です。

所有権はディーラーにあるため、実際には「借りている」ような状態であり、金利もやや高額となっています。

自社ローン

自社ローンは、自動車の販売会社が独自に審査し貸し付けるローン形態です。審査するのが金融機関などではなく販売会社なため、審査は通りやすくなっています。

また、「金利0%」といったうたい文句などを掲げてはいますが、実際には車両本体価格に10~20%上乗せされるケースがほとんどです。審査が甘い分、返済総額は高額になるのが実情といえるでしょう。

また、自社ローンの申請には保証人や保証金を求められることも多々あります。

残価設定ローン

残価設定ローンは、「残クレ」などとも呼ばれるローン形態です。

自動車は、時間が経過するほど価値が下がります。この時、残った価値が「残存価値」「残価」です。

残価設定ローンは、残価を除いた金額を、残価に至るまでの期間で割った金額で支払うシステムとなっています。

例えば500万円の新車に対して、「この自動車の5年後の残価は100万円」とした場合、残価設定ローンの返済額は400万円を5年で割った金額です。

残価設定ローンも、車の所有権はディーラーにあり、あくまでも「期間限定で借りている状態」といえるでしょう。

また、最初に設定した期間を満了した場合、乗っていた車はディーラーに返さなければなりません

もしその車を自分の所有物としたい場合、残価を支払う必要があります。先ほどの例では、5年後に残価分100万円を支払うことで、初めて自分の車となるわけですね。

残価ローンのメリットとしては、月々の返済額が残価を除いた分なため、割安になる点です。

ただし、もし最終的に車を完全に自分のものにしようとした場合は、最後にまとまった金額を準備する必要がある点に十分注意してください!

オートローンを選ぶ5つのポイント

では、何を基準にこれら4つのオートローンからひとつを選べばいいのでしょうか?

ここでは、オートローンを選ぶ際に重要な5つのポイントを紹介します。自分の収入や返済プランなどと照らし合わせつつ、最適なオートローンを選択してください!

オートローンを選ぶ際の5つのポイント
  • 利用条件
  • 適用金利
  • 合計の手数料
  • 審査基準
  • 月額の返済料

1.利用条件

まず、オートローンには「利用条件」があります。代表的なものとしては、「年齢」がわかりやすいですね。

多くのオートローンでは、「満18以上かつ、完済時満70歳以下」のような年齢制限が設けられています

上の条件だった場合、当然18歳未満は利用できませんし、65歳の時点で「10年ローン」を組むと完済時に75歳となってしまうため、そのようなプランを選択することもできません。

このほかにも、「年収○○万円以上」「勤続年数○年以上」のような後述の審査基準に近い条件を提示しているオートローンもあります。

こうした条件を満たしていない場合、そもそも審査を受けるまでもなく利用できないので、事前にしっかりと確認しておきましょう。

また、金融機関によっては口座を作らなければいけなかったり、特定のサービスに申し込む必要があるものも。申し込み直前に慌てなくて済むよう、契約書はきちんと読み込んでおく必要があります。

2.適用金利

金利には、前述した「固定金利」と「変動金利」があります。毎月決まった金利で安定した返済額を選ぶか、状況によって返済総額を安く抑えられる変動金利を選ぶか、自分の収入とよく相談して決定しましょう。

なお、適用される金利の目安は、「仮審査」を受けることで確かめることもできます。実際の金利は審査後に明確になるケースもあるため、「きちんと払えるか不安」という方は、事前に仮審査を受けることで返済額の目安を知ることが可能です。

また、オートローンの中にはキャンペーンに申し込むと金利に割引が適用されるケースもあります。無理なく利用できる条件だった場合は、積極的に利用して金利を安く抑えてみましょう!

ただし、中には「あわせて住宅ローンに申し込むとサービス適用!」といったものもあります。割引に釣られて必要以上の出費になってしまわないよう注意してください。

3.合計の手数料

オートローンは、提供元によってプランやサービス、料金形態が様々です。中でも、手数料は提供元によって金額が大きく異なります。

「事務手数料」として無料から数千円の場合もあれば、借入金額の数%という高額になる場合もあります。

また、「金利が安い」としていながら実際には手数料が高額であったり、逆に「手数料無料」を謳っていても何らかの登録やサービスの利用が求められるケースも。

少しでも安くしたい気持ちはよくわかりますが、しっかりと契約内容を確認し、適正な安さ、適正な理由を見極めたうえで判断しましょう!

4.審査基準

せっかくオートローンを選んでも、最終的に審査に落ちてしまっては元も子もありません。

金利や借入額、審査基準の厳しさを加味して、無理なく審査を通過できる会社・プランを選んだ方が、精神的負担も小さいでしょう。

オートローンにおける一般的な審査基準は以下のとおり。

  • 年収
  • 年齢・雇用形態や勤続年数
  • 現在の借り入れ状況
  • 過去の信用情報

5.月額の返済料

最後に重要なのが、月々の返済額です。せっかくマイカーを手に入れても、毎月の出費が大きくて生活がツラい……なんて状況は避けたいですよね。

月々の返済額は、設定した金利と借入金額、そして借入期間によって決まります。

オートローンには借入期間について

  • 1ヶ月単位で決められる
  • 6か月単位で決められる
  • 特定の年数で固定

のようにプランによって様々です。

例えば、「借り入れ年数3年」のプランでは3年で借入金額とその利息を払いきらなければならないため、月々の返済が高額になります。

そうした計算をあらかじめしておき、毎月無理のない範囲で返済できる計画を立てるよう意識しましょう!

低金利が人気のオートローン4社を徹底比較

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横浜銀行

マイカーローン

損保ジャパン

ジャパンダ・ネットマイカーローン

三菱UFJ銀行

ネットDEマイカーローン

りそな銀行

りそなマイカーローン

利用条件 満18歳以上

完済時満70歳未満

満18歳以上

完済時満70歳未満

前年年収200万円以上

満18歳以上

完済時満70歳未満

前年年収200万円以上

勤続年数1年以上

満20歳以上満66歳未満

完済時満70歳未満

金利 0.9~2.4% 1.90~3.95% 1.50~2.45% 1.900~4.475%
金利タイプ 変動金利 固定金利 変動金利 変動金利
借入可能額 10万円以上

1,000万円以内

20万円以上

1,000万円以内

50万円以上

1,000万円以内

10万円以上

1,000万円以内

借入可能期間 1年以上10年以内 6か月以上10年以内 6か月以上10年以内 1年以上10年以内
保証料 不要 不要 不要 不要
手数料 3,300円 不要 不要 不要
対応エリア 東京都、神奈川県

群馬県の一部

全国 全国 全国
申し込み方法 ネットで完結 ネットで完結 ネットで完結 ネットで完結

金利が低く人気のオートローンを4社、紹介したいと思います!

それぞれメリットや特徴があるので、オートローンを選ぶ際の参考にしてください。

なお、お住まいの地域によっては、今回紹介する4社よりも金利の低い金融機関があったり、地域ごとに金利が異なるローンが存在する場合もあります。

目安や比較の対象として、活用していただければと思います!

1.横浜銀行「マイカーローン」

autoloan-yokohama画像引用元:横浜銀行公式サイトより

横浜銀行による「マイカーローン」は、オートローンの中でも特に金利が低いことで有名です。

ただし注意点として、対応エリアが以下のように限られています。

  • 東京都(一部地域を除く)
  • 神奈川県
  • 群馬県(前橋市、高崎市、桐生市、みどり市)

このため、上記地域に居住、あるいは勤務している人のみマイカーローンを利用することが可能です。

ローンの適用範囲として、

  • 新車や中古車、バイクの購入資金
  • カーアクセサリー費用
  • 車検や修理、保険費用
  • 車庫などの設備費用

が認められています。

車庫の整備や慣れない車検費用に使えるなど、初めて車を持つという人にも嬉しいオートローンですね!

2.損保ジャパン「ジャパンダ・ネットマイカーローン」

autoloan-sompo画像引用元:損保ジャパン公式サイトより

損保ジャパンの提供する「ジャパンダ・ネットマイカーローン」は、低金利ながら固定金利で返済できるオートローンです。

保証料や手数料が不要なうえ、全国で利用できるため多くの人に人気のオートローンといえるでしょう。

借入期間は6か月~10年ですが、6か月単位でしか期間を指定できないことには注意が必要です。

なお、エコカー割キャンペーンも行っており、エコカーの購入に使う場合は金利が1.40~3.45%とさらに安くなります。

3.三菱UFJ銀行「ネットDEマイカーローン」

画像引用元:三菱UFJ公式サイトより

三菱UFJ銀行が提供するのは「ネットDEマイカーローン」というオートローンです。

利用条件の「前年年収200万円以上、勤続年数1年以上」が厳しいと感じるかもしれませんが、後の審査で見られる項目をあらかじめ示しているだけなので、実質は他のオートローンと大きな差はないといえるでしょう。

損保ジャパンと同じく、期間が6か月以上10年以内ではあるものの、「ネットDEマイカーローン」は1か月単位で期間を決めることが可能です。

また、「ネットDEマイカーローン」は「据置タイプ」というプランもあります。

こちらは借入期間が10年固定で、最初の3年間は金利のみ支払うというシステムです。3年間は月々の返済額が安くなり、残りの7年で借入金を返済していくため、子育てや生活環境の変動に合わせた返済プランを立てることができます。

4.りそな銀行「りそなマイカーローン」

画像引用元:りそな銀行公式サイトより

りそな銀行が提供する「りそなマイカーローン」は、柔軟な利用条件が魅力的なオートローンです。

契約時に満20歳以上満66歳未満という、他者よりも厳し目な条件はあるものの、継続収入があればアルバイトやパートでも申請することができます

このため、より多くの人にチャンスのあるオートローンといえるでしょう。ただし、収入があっても学生の場合や、専業主婦・主夫の方は利用することができないので注意してください。

また、返済期間は1年単位でのみ決めることができます。細かなプランは立てられませんが、長期的な返済計画が立てられる人にはおすすめのオートローンですね!

オートローンの返済額シミュレーション

では、実際にオートローンを利用すると、月々の返済額はどの程度になるのでしょうか?

ここでは目安として、

借入金額

  • 100万円
  • 200万円
  • 300万円

金利

  • 2%
  • 3%
  • 6%

借入年数

  • 3年
  • 5年
  • 7年
  • 10年

の条件でシミュレーションしました。ぜひ返済プランの参考にしてください!

返済額以外の維持費も想定しよう

なお、自動車にはオートローンの返済だけでなく、各種税金や車検費用、ガソリン代をはじめとした維持費がかかります。

「オートローンの返済額がこれくらいなら大丈夫だろう」と考えていても、特定のタイミングで大きな出費が発生するのが一般的です。

オートローンを組む際は、こうした維持費の発生もしっかりと加味し、あまりギリギリの返済プランを立てないよう注意しましょう!

100万円の返済シミュレーション

では早速、オートローンで100万円を借り入れた際の返済シミュレーションを見ていきましょう。

なお、この記事ではボーナス返済を加味せず、完済まで金利が一定であるものとして計算しています。

■借入年数:3年

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金利 2% 3% 6%
月々の返済額 28,643円 29,082円 30,422円
返済総額 1,031,148円 1,046,952円 1,095,192円
利息の総額 31,148円 46,952円 95,192円

■借入年数:5年

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金利 2% 3% 6%
月々の返済額 17,528円 17,969円 19,333円
返済総額 1,051,680円 1,078,140円 1,159,980円
利息の総額 51,680円 78,140円 159,980円

■借入年数:7年

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金利 2% 3% 6%
月々の返済額 12,768円 13,214円 14,609円
返済総額 1,072,512円 1,109,976円 1,227,156円
利息の総額 72,512円 109,976円 227,156円

■借入年数:10年

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金利 2% 3% 6%
月々の返済額 9,202円 9,657円 11,103円
返済総額 1,104,240円 1,158,840円 1,332,360円
利息の総額 104,240円 158,840円 332,360円

当然ではありますが、借入年数が長くなるほど月々の返済額が安くなる代わりに、返済総額が大きくなっていきます。

金利6%で10年かけて返済すると、元金よりも30万円多く支払う必要が出てきますね。

この辺りは、自身の収入や人生設計などを鑑みて、慎重に判断しましょう。

200万円の返済シミュレーション

続いては200万円を借り入れた場合の返済シミュレーションです。

■借入年数:3年

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金利 2% 3% 6%
月々の返済額 57,286円 58,163円 60,844円
返済総額 2,062,296円 2,093,868円 2,190,384円
利息の総額 62,296円 93,868円 190,384円

■借入年数:5年

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金利 2% 3% 6%
月々の返済額 35,056円 35,938円 38,666円
返済総額 2,103,360円 2,156,280円 2,319,960円
利息の総額 103,360円 156,280円 319,960円

■借入年数:7年

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金利 2% 3% 6%
月々の返済額 25,535円 26,427円 29,218円
返済総額 2,144,940円 2,219,868円 2,454,312円
利息の総額 144,940円 219,868円 454,312円

■借入年数:10年

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金利 2% 3% 6%
月々の返済額 18,403円 19,313円 22,205円
返済総額 2,208,360円 2,317,560円 2,664,600円
利息の総額 208,360円 137,560円 664,600円

借入額が大きくなると、金利によって利息がどんどん大きくなります。

いい車に乗りたいから、と無理なオートローンを組んでしまうと、中・長期的に生活が苦しくなってしまうケースも。

返済にかかる期間や返済総額をよく確認し、後悔しない選択をしたいですね。

300万円の返済シミュレーション

最後は300万円を借り入れた場合の返済シミュレーションです。

■借入年数:3年

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金利 2% 3% 6%
月々の返済額 85,928円 87,244円 91,266円
返済総額 3,093,408円 3,140,784円 3,285,576円
利息の総額 93,408円 140,784円 285,576円

■借入年数:5年

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金利 2% 3% 6%
月々の返済額 52,584円 53,907円 57,999円
返済総額 3,155,040円 3,234,420円 3,479,940円
利息の総額 155,040円 234,420円 479,940円

■借入年数:7年

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金利 2% 3% 6%
月々の返済額 38,303円 39,640円 43,826円
返済総額 3,217,452円 3,329,760円 3,681,384円
利息の総額 217,452円 329,760円 681,384円

■借入年数:10年

横にスクロールします

金利 2% 3% 6%
月々の返済額 27,605円 28,969円 33,307円
返済総額 3,312,600円 3,476,280円 3,996,840円
利息の総額 312,600円 476,280円 996,840円

この金額になると、条件によっては100万円近い利息を支払うことになります。

とはいえ、新車を購入する場合は借入額も高額になりがちです。自身の収入や今後の人生設計によっては、中古車なども視野に入れつつ、上手にオートローンを活用しましょう!

オートローンを利用する手順

続いて、オートローンを利用するまでの手順を紹介します。オートローンの申請から納車までの流れは、おおむね以下のとおりです。

  1. 購入する車を決めてカーローン会社に申し込む
  2. 審査を受ける
  3. 契約手続きをする
  4. 融資・納車

ひとつずつ解説していきましょう。

購入する車を決めてカーローン会社へ申し込む

まずは購入する車を決定します。この時、具体的なグレードやアクセサリー、カラーをある程度決めます。

オートローンは申請時に見積書が必要なため、実際の金額を明確にしておかなければなりません。

とはいえ、この時点で完全に決めるわけではなく、細かなアクセサリーなどは後々変更しても問題ないケースがほとんどです。

見積りが出来上がったら、必要書類とともに目当てのカーローン会社に申し込みましょう。

審査を受ける

審査には、仮審査と本審査の2段階を求める業者もあります。いずれもチェックされる項目はほぼ同じなため、利用したいローン会社の指示に従って進めてください。

審査では、信用情報の照会などにより時間がかかる場合も。即日を謳っているローン会社もあれば、1~2週間を要する金融機関もあります。

また、土日を挟むと時間がかかるケースもあるため、急いでいる場合は余裕をもって申し込むようにしましょう。

実際に審査が始まると、無事に通過できることを祈るのみです。目当ての車をお迎えできた時のことを考えながら、結果を待ちましょう。

契約手続きをする

審査に合格すると、確認を兼ねた電話がかかってくることが多いです。契約内容に誤りがないかなど、最終的な確認をすると、契約手続きが完了します。

ローン会社から自動車の販売店へ連絡してくれることがほとんどですが、こちらからも販売店に連絡し、この後必要なものを確認しましょう。

カスタムの多い自動車を注文していた場合、細かな仕上げはこの連絡が入ってから取り掛かるケースもあります。

なるべく早く手元に届くよう、すぐに連絡を入れておくとスムーズです。

融資・納車

契約完了から実際に融資を受けるまで、おおむね6営業日かかるとされています。

頭金の振り込みなど、当初の契約に気を付けながら、夢に見たマイカーの納車を待ちましょう!

オートローン審査でチェックされる4つの項目

オートローン審査でチェックされる項目
  1. 年収
  2. 仕事(職業・勤続年数・雇用形態)
  3. 信用情報
  4. 借り入れ

オートローンを申請した際、審査でチェックされる項目を紹介します。

中には申請前に気を付けておくこともあるため、ぜひ事前にしっかりとチェックしておいてください。順番に解説していきましょう!

1.年収

オートローンにおいて、年収は重要な審査項目です。オートローンは数年にわたって毎月きちんと返済していく必要があるため、安定した年収があるかどうかは最初にチェックされます。

一般的に、年収が200万円あれば審査は通りやすいといわれています。ただし、フリーランスや非正規雇用の場合、年収が200万円以上あっても「翌年以降は安定しているかわからない」として審査に落ちるケースも。

こうした業種や業態の方は、アルバイトやパートでも申し込めるタイプのオートローンを選ぶ必要がありますね!

2.仕事(職業・勤続年数・雇用形態)

年収に関わる判断材料として、職業の情報も重要です。安定して年収を得られ続ける業種なのか、唐突に契約を切られて職を失うような雇用形態ではないかチェックされます。

また、一般的には勤続年数が長いほど給料が上がっていき、安定しやすいと考えられています。逆に勤続年数が短いと、「転職が多く収入が不安定」と判断され、審査に通りにくくなるケースが見られます。

もし仮に転職を考えている場合は、オートローンの審査が終わるのを待ってから行動に移すのが安心です。

3.信用情報

信用情報とは、対象者が過去に金銭的なトラブルを起こしていないか?というものです。

クレジットカードや公共料金の支払い遅延、過度なリボ払い、消費者金融をはじめとした借金といったデータは、すべて信用情報として登録されています。

「うっかり電気代を振り込み忘れて、慌てて払いに行った経験がある」という程度であれば問題にはなりませんが、度重なる遅延や延滞料金の未払い、通告無視など悪質な過去があった場合、審査に通るのはかなり厳しいといえるでしょう。

もし自分が該当していないか不安だ、という場合は、事前に仮申請を利用するという手もあります。

4.借り入れ

オートローン申請時に、他のローンがあると審査に通りにくくなります

収入とのバランスにもよりますが、「住宅ローン」+「オートローン」であれば、一般的な借り入れのため問題とはなりにくいです。

逆に「クレジットカードのリボ払い」のようなトラブルになりやすい借り入れや、いくつものオートローンに申請していると、審査に通るのが厳しくなりかねません。

オートローンの審査に申し込む際は、こうした借り入れを可能な限り返済しておくのが重要です。

オートローンの審査に落ちたときの対処法5選

残念ながらオートローンの審査に落ちてしまった場合、まだ打てる手はあるかもしれません。

諦めずに、できる限りの手段を講じてみましょう。ここでは審査に落ちたときの対処法として、次の5つを解説します!

  • 現金一括で購入する
  • 親族からお金を借りて購入する
  • 期間を空けて申し込む
  • 購入する車のグレードを下げる
  • カーリースを利用する

1.現金一括で購入する

もっとも手っ取り早いのは、オートローンを利用せずに購入する方法です。

もし手元にまとまったお金がある場合、現金一括で支払ってしまえば、オートローンの審査を受けるまでもなく車を手に入れることができます。

とはいえ、それだけのお金を用意するのはなかなか大変ですよね……。あくまでも「お金はあるけどフリーランスだからか審査が通らなかった。仕方ないし一括で買うか」というスタイルの人が取れる、特殊な方法と捉えていいかもしれません。

また、無理に一括購入することで、その後の生活が苦しくなる場合は、他の手段を試すようにしましょう。

2.親族からお金を借りて車を買う

同じく現金一括払いで車を買う方法ですが、自分の貯金だけではなく、親族などからお金を借りて購入費用に充てる方法もあります。

親族間の信用が必要ですし、あまりに高額だと関係にひびが入る可能性もあるかもしれません。

自分と相手の間柄や仲の良さなどを慎重に考慮し、無理のない程度で相談してみるのも手ですね!

3.期間を空けて再度申し込む

審査に落ちた理由が信用情報だった場合、時間を置くことで不利な情報が消えて審査に通るケースもあります。

例えば、返済の遅延などいわゆるブラックリストと呼ばれる記録は、完済後5~10年で消えるといわれています。

また、消費者金融からお金を借りた場合は、すぐに返済しても6か月は残るという話も。

もしこうした経験があった場合は、それだけの期間を空けて再度、申し込んでみましょう。

4.購入する車のグレードを下げる

年収と借入額のバランスが悪くて審査に落ちた場合、借入額を抑える方法も有効です。

車のグレードを下げて本体の購入費用を抑えれば、より現実的な借入額にすることができます。

すこし贅沢なグレードにしていた場合はぐっと我慢し、借入額や返済期間といったプランを見直したうえで再度、申し込んでみましょう。

5.カーリースを利用して車に乗る

「今すぐに車が必要」「どうしてもこのグレードがいい!」という場合には、カーリースを利用するという手もあります。

カーリースはオートローンに比べると審査のハードルが大きく下がります

もし審査に落ちてしまった場合や、親族を頼れない場合には、カーリースという手段も検討してみましょう!

オートローンを利用せずに車に乗る方法|カーリースが人気の理由と注意点

 

カーリースとは、毎月一定の料金をリース会社に支払うことで車に乗れる「車のサブスク」です。

月額料金は、車両本体価格から契約終了後の車の残価を差し引いて、税金や保険料などを足し、契約月数で分割して算出します。

車の所有者はリース会社、使用者が契約者になるため、契約終了後は車の返却が前提とされているのが特徴です。

「定額で自動車をレンタルできるサービス」とイメージすると、わかりやすいかもしれません。

このカーリースについて、

  • オートローンとの違い
  • 人気の理由
  • 注意点

を紹介していきたいと思います。取れる選択肢を増やすためにも、ぜひしっかりチェックしてみてください!

オートローンとカーリースの違い

オートローンは、金融機関などからお金を借りて車を購入し、毎月借りた分のお金を返済していくシステムです。

一方でカーリースは、毎月定額を支払って車を借りるシステムとなっています。

カーリースの場合は車の所有者がリース業者なため、月々の支払額はオートローンに比べて安価なことがほとんどです。

プランにもよりますが、税金なども月額料金に含まれていることが多く、出費が常に一定であるという大きなメリットが魅力といえるでしょう。

ただし、カーリースはあくまでも借りている状態なため、特殊なプランでない限りは期間満了時に乗っていた車をリース業者に返却しなければなりません。

カーリースが人気の理由

カーリースは車を利用したい人にとって、人気急上昇中のサービスです。

特に、全体的な出費を抑えたい人や、期間限定で車を利用したい人にとっては、オートローンよりもお得に車に乗れるケースも。

例えばカーリースは、1年といった短期間のみ利用することもできます。通院や長期出張など、生活に合わせて期間限定で車を所有できるので、使い勝手がいいですよね。

このほかにも、カーリースには数々のメリットがあります。

残価設定があるので車体価格が割安

まず、カーリースには残クレのように、残価設定が適用されています。つまり、返却時の残価を差し引いた金額でレンタルできるという事ですね。

車両本体価格を全額負担しなければならないオートローンに比べると、カーリースは車両本体が割安です。

また、全体的な費用が抑えられることで、カーリースの審査はオートローンよりも緩いのが一般的です。

頭金・初期費用がゼロ円で車に乗れる

オートローンの場合、最初に頭金として車両本体価格の20%前後を支払わなければなりません。300万円の新車の場合は、およそ60万円が初期費用としてかかるわけですね。

一方で、カーリースはこうした頭金が一切不要なため、初月から事前に決定した月額料金のみで乗り始めることができます。

最初から大きな出費が発生しないため、気軽に利用を始めることもできますね!

また、高級車やキャンピングカーなど、頭金が高額になりがちな車種を諦めている人にとっても、カーリースが有効です。カーリースには様々な車種がラインナップされているため、こうした高級車も、頭金なし・定額料金で乗ることができます!

月額費用だけで支払管理が楽

自動車を購入すると、各種税金や車検などによって、急な出費が発生しますよね?

カーリースはこうした維持費も月額料金に加味されていることが多いため、利用期間中は常に毎月同じ金額を支払うだけなんです。

急に出費が大きくなる月がないので、毎月の家計を管理しやすく、人生設計にも優しいといえるでしょう。

カーリースの注意点

魅力的な条件の多いカーリースですが、注意が必要な点もいくつか存在します。

こうした注意点もしっかりと把握したうえで、利用の参考にしてもらえればと思います!

途中解約ができない

カーリースは基本的に、途中解約できません

最初に「3年契約」など期間を決めたら、その期間中は利用と支払いを続ける必要があります。

また、「この車気に入ったからもっと乗っていたい!」という場合にも、延長ではなく再契約が必要になるケースが一般的です。

ただし、最近では様々なプランが登場しており、例えば「免許返納による途中解約が可能なオプション」「契約満了時に乗っていた車を貰えるプラン」など、様々な運用形態が用意されています。

走行距離制限がある

カーリースには、プランによって走行距離に制限が設けられています。

一般的には利用期間が短いものほど距離制限が厳しく、期間が長くなるにつれて制限が緩くなります。

「短期間で長距離走りたい!」という場合には、距離制限オーバーによって超過料金が発生するケースも。

どれくらいの距離を走りそうか、カーリースを利用する前に、あらかじめ想定しておく必要がありますね。

契約終了時に原状回復する必要がある

カーリースはあくまでも車を借りている状態です。このため、契約満了時には返却しなければなりません。またこの際、原状回復、つまりもとの状態に戻すことを求められます。

このため、傷や凹みは修理してから返却するか、返却時に修理費用が請求されます。

また、多くのプランでは車体の改造などが認められていないことにも注意が必要ですね。

よくある質問

最後に、オートローンについてよくある質問に回答していきたいと思います。

夢のマイカーを手にするためにも、ぜひ参考にしていってください!

1.複数業者でローン審査を申し込んでも大丈夫ですか?

複数業者でのローン審査はおすすめしません

オートローンの審査を受けると、信用情報に記録が残ります。つまり、同時に複数のローン審査を申し込むと、すべて記録され審査時にそれを見られてしまいます。

オートローンは「お金を借りる」というシステムなので、「同時期に複数の会社からお金を借りようとしているのか?」と判断されると、審査に通りにくくなるのはイメージが付きやすいですよね。

逆に仮審査は情報が残らないため、不安なら仮審査までで止めて置き、本番の審査は本命1本に絞りましょう!

2.オートローンの審査に必要な書類は何ですか?

オートローンの審査を申し込むうえで必要な書類は、一般的に以下の3つです。

  • 購入予定の車の見積書
  • 身分証明書
  • 源泉徴収票など年収の分かるもの

年収がわかる書類としては、源泉徴収票のほか納税通知書や所得証明書、自営業の場合だと確定申告書なども認められます。

3.オートローンの審査からどれくらいで借り入れができますか?

オートローンの提供元によって大きく異なるため、一概にはいえません。

オートローンは申請後、審査、融資という流れで進みます。

審査は「即日」を謳っているローン会社もあれば、「1~2週間」かかる金融機関もあります。

また融資の場合は、金融機関の「6営業日」であるケースが多いです。

土日に審査をしてくれるかなどにもよりますが、最短で1週間、長い場合は半月から1ヶ月ほどを見ておけば問題ないでしょう。

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